Snow Dolphin

大切な友へ…

言葉 ゲーテ

2004-12-22 | ちと堅い話
私は名言集を含め「言葉」がとても好きな奴だったりする。
今夜会社から帰宅して見ていたページに以下の素敵な「言葉」を見つけた・・・

In jedes gute Herz ist das edle Gefuehl von der Natur gelegt,dass es fuer sich allein nicht gluecklich sein kann, dass es sein Glueck in dem Wohl der andern suchen muss.
Goethe

すべての人のやさしい心の中に、気高い感情が天性によって与えられている。
それは、自分だけ幸福になることはできない、他の人たちの幸せの中に自分の幸福を求めずにはいられない、という感情である。
ゲーテ

皆さんはどう感じるだろう。。。
とても直感的に感じつつ理解の出来る言葉だと私は思う。

昨今、世の中を見ているとこの「気高き感情」が稀薄になりつつあり、又社会がその感情を排泄しようとさえ感じるときがある。
全ての人がこの「気高き感情」を有効に発揮すればCS(顧客満足)などという言葉さえ本来必要ないのだが、忘れかけているが為に勘違いしている人が多くなってきているのも事実だ。
例を挙げよう。
ある日一人で食事に行き店員に「お一人様ですか?」と聴かれ「はい」と答えた瞬間に「新規一名様ご案内~!」と店内に響き渡る声で叫ぶ。
私は気にしないが気にする方も世の中には存在する。 きっと「活気のある店作り」をモットーにしているのだろうがお客にとっては決して良いサービスでは無いときもある。
「活気のある店」とは本来お客様が満足し楽しく過ごした結果なのだ。 その為にはお客様の「幸福」を見いだす事が必要なのだがその「気高き感情」を忘れているのだろう・・・

特にこの感情の欠如は首都圏を含む大都市で多く見受けられ、得てして経済や文化の中心地だったりする。(非常に悲しい現実だ・・・) 大都市の文化はいずれ地方都市も脅かし影響を与えてしまい「負の連鎖」を生む結果にも繋がりかねない。

私はこの「気高き感情」を持ち続けて生きたいと再認識させられた言葉です。