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気になる友達

2019-05-26 20:09:42 | 医療
気になる友達
  学生時代よりの何十年もの付き合いで家族ぐるみで親しくして居る友が2年前の5月に脳梗塞で倒れた。彼自身からの電話で入院している事を知らされ、すぐさま病院へ見舞に行った。
  彼は年々衰えていく私より丈夫で、他の2人の友達より一番元気だった。他の2人の友人は、1人は肺癌で亡くなり、1人は足腰弱ってあまり歩けない状態だった。メールで容体を問い合わせると、いちいちメールしてくるなと拒否されたので、その後は年賀状だけの付き合いで様子は分からなくなっています。
  彼は一番元気だったから、1年に1回は難波か梅田で会っていた。その元気な彼が倒れたのは私にとってショックでした。倒れて2週間後に家族からではなく彼からの電話で入院している事を告げられました。言語は多少ろれつが回らないところもありましたが、発見が早かったので点滴で回復出来た、との事でした。見舞で詳細を聞くと足での歩行も腕も異常無く、脳もほぼ大丈夫で会話に支障ない、左手の指が動かない。今後はこれのリハビリに掛かるとの事でした。3週目の見舞の時はリハビリ病棟に移り、暫くして退院したとの知らせ。今後は週2回の通院でリハビリを続ける、とメールで知らせてきました。そして、その年の12月に天王寺で会い、昼食を共にしました。
  その後、メールで交信していましたが、昨年末からメールが届かなくなりました。何かあったのかと彼のホームページを見ましたら、更新も途切れています。Internetに繋がっていなければ、このホームページも削除されるかも知れないと思い、急いでDownloadし、CD上でホームページが再現出来るようプログラムを組み直し、CDに保存し、覚悟を決めて電話をしました。
  出て来たのは本人で元気そう。そこで彼の自宅近くで会おうかと問えば、難波なら出られるとの事。そして次の日、難波で昼食を一緒にし、メールが返ってきたから何かあったのかと思ったと言えば、プロバイダーを替えた、それがなかなかうまく繋がらない、との返事でした。それを信じ、作ってきた彼のホームページのCDを渡して別れました。それから数か月、メールは復旧せず、朝公園へ出掛けると、彼にSMSメールを一方的に送り続けていました。ところが最近、送り続けていたSMSメールに返信がありました。と言っても返信ボタンを押しただけの空メール。それだけでも、いつも返事は無いけれど読み続けてくれている事がわかり、嬉しく思いました。脳梗塞で倒れ、リハビリを続けていますが、左手の指が、どうしても治らず、とうとうパソコンをあきらめ、Internetも繋がなくなったのでInternet経由のメールが出来なくなりました。携帯の電話番号に送るSMSメールに、あまりにも反応が無いので先日、文字は書かなくても良いから、このメールを見たら送信をクリックしてくださいと書きました。そしたら直ぐに空メールの返信をしてくれたのです。携帯で文字を書くのは手間が掛かるし、馴れないと出来ない事。空メールでも返信ボタンを押してくれれば良しと思って居ます。このあとは、短文でも返信が貰えたら、と思うのですが、先ずは根気よくリハビリをして、認知症にならないよう、頑張ってくれるだけでも有り難いと、SMSメールを送り続けています。ガンバレ!!!


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