ポキ・ポキと折れてしまうガラスのヒゴ。
息を凝らしながら、何とか編んでいきます。
籠の中でも、一番シンプルな「四海波」の編み方で、籠が出来ないか遣ってみます。
底辺になる、四ツ目編みの部分でも、縦・横の距離が近くなると、ガラスに負担が掛り、底の部分で、もうガラスが折れてしまいます。
そろりそろりと、丁寧に底編みを終え、今度は起こしていきます。
ちょっとでも、変な形にねじってしまうと折れます。無理な負荷がかかると折れてしまいます。
「まさに、ガラスに触る様な」と云う、表現がありますが・・・・・
実際に、ガラスに触っているのですから。。。
ガラスの表面に塗料をコーティーングした方が良いのでは?
厚さをもう少し増やして、0.015ミリにした方が良いのでは?
違う素材を組み合わせて、ガラスだけに負荷を掛けるのは無理なのでは?
と、色々と問題点が出てきました。
やはり、竹と同じように編むことは無理です。
少し、方向を修正しながら作っていく事に為りました。
二人がかりで、丁寧に、丁寧に、
しかし、時々「ピキ!」と云う音が聞こえます。
よく見ると、何処かのガラスが折れた音です。
本当に息を凝らして編みとは、こんな事ですな。
このガラスの籠作りは、ガラスのヒゴの厚さを変えたり、コーティングして持ったりして、試作が続きました。
つづく、
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