高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

キティちゃん、35周年! 2

2009年02月09日 07時32分22秒 | もんく

「自分で売った場合に、何も苦労していないサンリオが70%も取るというのは理不尽な話で、当然なことだ。」「では、間違いの30%では無いと言う事は、どういう条件になるのですか?」と聞くと

「生産者様に出荷価格を決めて頂き、その価格は変わりません。後、希望上代価格を仰って頂き、サンリオと協議して決めていきます」と言う。「仮に、卸し価格が10000円で希望上代価格が15000円だと、66%の卸価格になるがそれでも良いのか?」 「先日の話とまったく違った条件になったのだが、本当にそれで良いのか?」と問い詰めると「大丈夫だ」と言う。あまりにも、今度は生産者に有利な条件にころっと代わり、かえって不信感が募ってきた。

この企画が進んだら「NODO」という雑誌で発表することになるのだが、その雑誌に載せる掲載料が発生するのだ。その直ぐ後に、担当者が言い出して来たのが、「支払いの件ですが、2月5日の一括払いにされますか?分割にされますか?」と言ってくる。

「冗談じゃないぞ!まだ、作品も決まっていないのに、サンリオの商品確認も出ていないのに、先に支払いを要求するのか?ふざけるな!」結局、あまりにも、ころころ変わるいい加減さと不信感で一杯になり断った。

これは「新手の詐欺?」なのか?「こういった企画を餌に、雑誌の広告業者の勧誘なのか?」 はたまた、もし、本当に現実の企画としたら、サンリオの名を借りて、生産者の気持ちをもてあそんでいるだけの事である。1月末に突然電話をかけてきて、企画を提出して欲しい。作品の撮影は3月中です。そして、2月の5日に先に掲載料を払ってくれ! なんて、  そんな、簡単に工芸品が出来ると思っているのか? コツコツと物つくりをしている職人たちを食い物にしようとしているのか、ふざけた話であった。 本当に腹が立つ!

竹工房オンセ

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