北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

笑顔の戦い

2014-07-19 14:29:46 | 日記
居間の染みだらけになったカーペット。

気にはなっているのだが交換するのは一仕事。
フローリングの全面に敷いてあるわけではないが、それでも家具の大部分を動かさないと交換できない。
それに染みの大部分は 「私の責任だ」 と口を揃える女どもへの敵対意識からも自分から「交換したい」とは言い出せない。

しかし、ついに我慢の限界。
「カーペット、汚れたから替えようか」と提案してみたら、大賛成の家内ルンバ。
「替えても良いけれど、直ぐに汚さないでよね」なんてイヤミを言われることもなく家具屋へ。
戦いは いつも女の口から始まるのだが、退院したばかりで弱っているからか 優しさが感じられる。
入院していて穏やかになったのかも知れない。

家具屋では、意見が衝突することもなくスンナリと色も種類も決定。
一番染みの多かったソファーエリアには「家庭で洗濯できます」と書いてある洗濯用ネットまで付属した小さめのカーペットを重ね敷きすることでも意見が一致。
(おおっ、何だ? 今日は衝突がないぞ~)と仲良し夫婦はルンルンで帰宅

数日後、カーペットの交換作業。
外した古いカーペットは 玄関周りに使うので欲しいと云っていた車屋の所長テルテルも加わって (と云うより主戦力だ) 全員が頑張る
とは云ってもルンバは片手がまだ不自由なのでスリスリ娘が掃除機もモップも持って大活躍。
チームワーク抜群で重い家具も次々と動かして交換終了。

フカフカのカーペットは何とも気持ちが良いし部屋が新しくなった気分だ。
これからは、この新品に粗相をした者は記録に残るので最大限の注意が必要だ。

数日後、家内ルンバが目の前でポテチをブチマケタ。
でも私は悲鳴を上げたり非難したりはしない。
すぐに掃除機を出して綺麗に吸ってあげた。でも、笑顔になってしまうのは何故だろう
次には、私が乳酸菌飲料を倒した
幸いにも二重にしたカーペットの上だったが、雑巾とテイッシュで拭き取るルンバは妙に嬉しそうだった

この笑顔の戦いがいつまで続くのか・・・・嵐がいつ吹き荒れるのか・・・・
不気味だが、今のところ平穏ではある。

夏がやってきたらしい

2014-07-17 21:40:33 | 日記
今日は久しぶりの晴れ。いや薄曇りかもしれない。
が、気温は上がって 何と21度になった。
暑い、夏だ~~

半袖でも恥ずかしくない気温にやっと到達。
9月に釧路へ来る予定のJちゃんを案内する予行練習も兼ねて湿原展望台横の遊歩道を歩くことにした。


一周2.5kmほどの木道先端にあるサテライト展望台はかなりお勧めだ。
左手から時計回りに進むと木道の傾斜も緩く 先端の展望台まで車いすでも行くことができるが、今日は右から入る難コースを進むことにした。


なぜか木道上を沢山のクジャク蝶が乱舞している。


急な下りの階段を四苦八苦して降りた先にあるのは、上下動の激しい吊り橋。


そして上りの階段が続きミニフィールドアスレチックを感じさせる木道だ。


そして先端にあるサテライト展望台。
まるでアフリカの大地を思わせる広大な草原が眼下に広がる。






この先は傾斜の緩い木道なのでホイホイと歩いて出発地点へ到着。

少し歩き足りないので、先の恩根内ビジターセンターへ車を走らせる。


ビジターセンターから湿原内へも木道が延びているのだ。


適当な距離2kmのコースを選んで歩く。


途中に湿原の紹介を兼ねてミニ問題が書かれた板が立てられていて、一つ進むと前の問題の解答が書かれていると云うシステムだ。


湿原の植物にも動物にも知識のない私には難易度が高いが、ここで知識を得ておくと後日案内するJちゃんに豊富な知識(笑)を披露できるので一生懸命記憶しながら歩く。
案内板によると、ビジターセンター脇の木道付近は、昔、馬で引くトロッコ軌道の跡と書かれていた。
廃線前に私が乗った時には確か気動車で牽引されていたように思うので、ビジターセンターの人に確認したら開通数年後に馬から気動車になったとのこと。
まだボケていないことを知ってホッとした。

友 遠方より来たりて・・・・・去る

2014-07-12 19:00:50 | 日記
昨日までの豪雨が嘘のような晴天。 台風一過と云うヤツだ。
今日帰ってしまう京都のK御夫妻をホテルへ迎えに行く途中、昨日は見えなかった阿寒岳が見えるのを確認して少し嬉しい。
「やっと晴れてくれたか・・・」と云う気持ちだ。

真っ直ぐ空港へ向かうのも物足りないので、港湾地域を通って京都には無い漁港の雰囲気を感じてもらい、
ついでに島が一つもない水平線の広がる太平洋を見せたくて 道の駅「恋問(こいとい)」へ寄ったのだが、
この辺りだけは何故か霧が立ち込めて見えるのは目の前の波打ち際だけ。


かなり残念なのだが、それでも二人はカメラを手に ハマナスの花や波と戯れる若者にレンズを向けている。


よく見ると、若い男女は上から下まで濡れて寒そう。
どうやら海へ入ってきた様子。気温は何とか20℃まで上がったが釧路の海の水は冷たいし台風の余波で波も高いままだ。


「もう少し若かったら体で温めてあげられたのにね」と若いオネエチャンに云ったら「うん、温めてぇ~~」と手を広げて寄ってきた。
しかし、その横には臨戦態勢のオトコがいるので近寄れない気弱な私。


今度はもう一人のオネエチャンが勢いよく駆け出して海へダイブ。


荒れる波間で手を振ると入水自殺にしか見えないが、時々泳いでいる気配。


ホントに溺れたら、マウスツーマウスの役を絶対に譲らないぞとスタンバイしていたが、残念ながら元気に陸へ上がってきた。


濡れた服を何処で着替えるのか訊いてみたら「車の中」と云う返事。
「シャッターチャンス狙っていたんでしょ」と云う屈託のない可愛い笑顔に、今の若者の明るさを見た思いだ。

道の駅で土産物を買った御夫妻を我が家へ案内。無理に団子を食べさせて さらに近くの店で豚丼を腹に詰め、腹パンパンにして空港へ。


そして空港前で荷物を下してあっけなくサヨナラ。
丹頂鶴を見せてからと思ったのだが時間もなく、お土産も渡さないままのお別れだった。
悔しさの残る別離。ハグも握手もチュッも無し。

先ほど、大阪の伊丹空港へ無事到着のメールが入った。
飛行機嫌いの私は、とにかく無事地上に降りたのを確認できてホッとした。
台風の中でも事故なく走れたのが良かった。
また、来てくれるかなぁ~。摩周湖を見てもらいたいんだよね。

何か、気が抜けてしまったなぁ~~

霧の霧多布

2014-07-11 20:46:10 | 旅行
K御夫妻を案内して東北海道を走り回ったが、台風の影響で屈斜路湖も摩周も厚岸も霧多布も雨と霧の中。
それでも、走っている車の中では 思い出に沢山の花が咲く。
二人とも前方を注視してお互いの声しか聞こえないから、ジジイ同士の顔を見なくてもすむし、声だけは昔のままだ。

逆に食事をする時に対面するテーブルに座ると悲惨だ。
帽子を取ると悲惨に冗談がプラスされるので、お互いの顔を見るのが耐えられなくなり、視線を外すことが多くなる。

それでも「うん、旨い」と感激しながら味わってくれた「蕎麦寿司」に一安心。
本当は、もっともっと食べて欲しいものがあったのだけれど 摩周湖と共に次回に持ち越しとしよう。

とにかく天候には恵まれなかったけれど楽しい数日だった。
「迷惑をかけたのでは」と恐縮していたけれど、楽しんだのは私の方。
もちろん疲労はあるが それよりも体調が少し回復したように感じる。

カメラを持って軽快に動き回る後ろ姿を見て、「案内して良かったなぁ」と心から思った。
想像以上に喜んでくれるので、こちらも嬉しくて仕方が無い。
食べ物を仲良く分け合いイチャイチャする二人を見て(クソッ)と思うのだが、それ以上に (良い人に巡り合えて良かったね) と思ってしまう。

遠慮なんかしないで絶対に また来てほしい。
神の湖「摩周湖」を見せたいのだ。
感激の涙を流して欲しいのだ。
そして また特典付の名刺を奥様に・・・・・

友人来釧

2014-07-09 21:54:05 | 日記
「ブロ友」のK御夫妻が釧路空港へ降り立った。


とは云っても旦那は京都の学校に通っていた時の同級生。同じ寮で暮らしたこともある「同じ釜の飯を食った仲」だ。

雌阿寒岳に登り釧路へ戻って来たら私が湿原を案内する予定でいたが、空港から阿寒湖畔への路線バスが3時間待ちらしい。
(よしっ、阿寒湖まで送ってあげよう) と軽い腰を上げる。

しかし空港へ着いたのは良いが・・・・約40年ぶりなので、お互いに顔が崩れているだろうから見分けられるか自信がない。
顔が弛んでいる上部分的に膨らんでいるので、迎えに来ていることを知らせなければスルーされてしまうかも知れない。

頼みの綱は変化していないであろう身長だけと云う情けなさなので、ガラス越しに到着ロビーの荷物台に集まる人を凝視しても・・・・見分けられない。
仕方が無いので「空港に迎えに来ている」とメールしてみたら・・・・あの人かも・・・・と思っていた人が急に携帯を出してソワソワ。
そしてガラスにくっ付いている私に大きく手を振った。

別人のようになったジジイ同士が再開を喜び、昼食後せっかく晴れているので阿寒まで直行はもったいないと湿原一周を決定。
奥様とは初対面だが、後席から時々聞こえる「・・・・そうやなぁ~」と云う柔らかい京都弁?が懐かしく妙に色っぽく耳に心地よい。
壇蜜よりも危険な香りが車内に満ちる。

友人の奥さんに心を惑わされないように注意しながら隠れ観光スポットも次々に案内。


釧路湿原にあまり期待感を持っていなかったK君も車を停める度に興奮してカメラを手に動き回る。


K君はカメラと登山が趣味だが、何と奥様も同じ趣味とか。二人で一眼を持ってシャッターを押しまくる姿が何とも羨ましい。
嫉妬心を込めて後ろ姿を隠し撮りして自分を慰める。




翌日の雌阿寒岳登山は快晴で素晴らしかったとメールが来た。
明日は摩周と屈斜路湖を案内する予定。
そうそう、ジェームスと握手できる特典付の名刺を渡すのを忘れていた。
旦那は無視して奥さんに渡そう。