風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

99 浅草金竜山

2007年01月31日 | 今昔 江戸名所百景 
99 浅草金竜山

この絵は雷門(風雷神門)から雪に覆われた静かな浅草寺を描いている。
正面に仁王門、右に五重塔を望んだものである。

(〟-_・)ン?と思ったあなたは浅草通。
現在の五重塔は、戦災で焼けた後に左側に作られました。

雷門に吊り下げられた提灯は、新橋の信徒から奉納された物で「しん橋」と書いてある。
雷門の正式名称は「風雷神門」
浅草寺の総門で、元々は駒形堂付近あった。




現在雷門は観光客が平日・休日問わずに多い。
数々のドラマの舞台や、テレビのロケ地にも成っているので、
知名度、人気は江戸時代も今も変わらないのかもしれない。
時代屋という人力車屋が浅草界隈を駆け巡っている。




浅草寺の縁起によると、推古天皇36年(628)に漁師の檜前浜成(ひのくまのはまなり)と竹成の兄弟が
駒形(駒形堂吾妻橋)辺りの宮戸川で投網を打って漁をしていたところ1寸8分(5.5㎝)の黄金の仏像が網にかかった。
後に、大化元年(645)にこの地方を巡錫していた勝海上人が
この話を聞き観音堂を建設しその仏像を祀った。

浅草寺の山号金龍山は、その昔、天から金麟の龍がここへ舞い降りてきた事に因んで付けられたという。

浅草寺は、歴史も古く、寺の裏には奥山と呼ばれる遊興場があり
北には吉原が、北東には猿若町が有り、江戸中で最も人気の高かった寺である。


雷門の詳細はこの→サイトに詳しく載っています。


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