Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

Monte Cristo Sandwich

2006-10-04 | cigar
 Salt Spring Islandのシンボル的カフェ・Tree House Cafeで昼ご飯を食べた。Richie &マル夫妻と妻、そして私の4人は席へ着き、どれにしようかメニューとにらめっこ。すると見慣れない、それでいながら馴染みのある名前が付けられているサンドイッチが目に入った。その名もMonte Cristo Sandwich。
 
 Montecristoと言えばHabana cigarの代名詞。Cohibaが登場するまではCubaのトップブランドだった銘柄。中でもMontecristo No.4は人気があり、モンテと言えばNo.4と言っても過言ではないほどポピュラー。文句無しに世界のベストセラーだ。しかし、メニューにあったのはMontecristoではなくMonte Cristo、モンテとクリストが離れている。はて、このサンドイッチはいったい…するとマルちゃん(フランス系カナダ人)がこう言った、

「これは昔からあるサンドイッチだよ、卵に付けたパンをグリルするんだ。ボクの大好物!」
 
 それは旨そうだ。いや、cigar smokerなら注文しないわけにはいかない。目の前で大好物だと言う人がいるのもお構い無しに私はMonte Cristo Sandwichを注文した。
 
 運ばれてきたそれは…巨大だった。分厚いパンに挟まれたハム、スイスチーズ、トマト…それはまるで布団(笑)

 パンがこのサンドイッチの特徴だ。ちょうどフレンチトーストに具が挟まっている感じとでも言えばわかりやすいだろう。シロップ抜きのフレンチトースト、そのサンドイッチ。

 ソフトな歯応え、ふんわりとしていながら重い…ボリューム満点のサンドイッチは文句無しに旨かった。
 
 どうやらこのサンドイッチのルーツはフランスらしい。
croque madame(クロックマダム)とかcroque monsieur (クロックムッシュ)とか呼ばれるホットサンドをアレンジしたものらしく、すでに1940年代にはLAにあるレストランのメニューに載っていたそうだ。

 オリジナルはベーコンとチーズと鶏肉を使うらしいが、ポイントは具ではなくやはりパンだろう。卵に浸し、バターでグリル(或いはディープフライ)すること、これがMonte Cristo Sandwichの全てだと言える。店によっては上から砂糖をふりかけてあったり、メイプルシロップが添えてあったりするらしいので、まさにフレンチトーストで作ったサンドイッチである。

 さて、このサンドイッチの語源については諸説あるようで、どれも決め手に欠ける。最も単純な理由として挙げられているのが前述のcroque monsieur。croqueとmonsieurの順番を逆にし、更にもじったものだという説。もしそれが本当であればcigarのMontecristoとは何の関係もないということになる、しかし…

 休日のブランチにMonte Cristo Sandwich、腹を満たした後にMontecristoを燻らす…cigar smokerなら一度は試してみるべきだろう。きっと合うはずだ。

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2 コメント

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Unknown (ピエール塩澤)
2006-10-12 23:57:26
オレも見かけたら絶対にオーダーしますよ。



そいえば、アメリカのビザかマスターでMonteのカードがありますよね。

ロゴマーク入りです。

欲しいですね~。
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えっ、そんなカードが?  (taji)
2006-10-14 00:05:51
あるんスか…知らなんだ。

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