Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

パイプに興味を持つまで~Part1

2005-05-13 | パイプに興味津々
 なぜ私がパイプに興味を持ったのか?それを話す前に、これまでのタバコ歴について述べておく必要があるだろう…
 
 最初にタバコというものを体験したのは14歳の時だった。もちろんシガレットのことだ。誰にでも経験があるだろう、いたずら半分というヤツである。友達と集まり、大人に隠れて吸った。確かマイルドセブンだったと思う。すでにタバコの味を知っていた友人に吸い方を教わり、初めて火を着け、煙を肺に入れた。クラクラした。しかし、旨いと思った。これがタバコか…こんなに旨いのか、これじゃぁ大人はやめられないわけだ。14歳の私は思った。
 
 しかし当時の私は不良になり切れない普通の中学生だった。自分で買う勇気もなく、いつも友達に貰って吸っていた。そしてそれはほんの少しの間だけだった。大人のまね事をしたかっただけであり、決して夢中になることはなかった。実際、高校生の時はただの一度もタバコを吸っていない。再びタバコと出会うのは、高校を卒業してからである。お気に入りの銘柄はセブンスター。最初はいろいろな銘柄を試したが、結局セブンスターに落ち着いた。
 
 多くの銘柄がそうであるようにセブンスターも時々別のバージョンを発売したが、私の味覚に合う物は無かった。中でも酷かったのがセブンスターEX、これは最低だった。周囲にはセブンスター派が多かったが、こんなのセブンスターの風上にもおけねぇ、という意見がほとんどだった。この失敗がトラウマとなったのかセブンスターの別バージョンは長い間発売されなかったと記憶している。
 
 マイルドセブンとセブンスターは名前こそ似ているがまったく違うタバコである。そしてセブンスター派にはマイルドセブンを嫌う人が多い。マイルドセブンを吸うぐらいならタバコ無しで過ごすゼ、そういう姿勢の人が多い。もちろん私もその中の一人だった。着実にファミリーを増やしたマイルドセブンと違い、セブンスターはいつまでたってもセブンスターだけだった。他に浮気をしない(正確には"出来ない"だが…)ことがセブンスター派の誇りでもあった…と言ったら大げさか?(笑)
 
 そこに投入されたのがセブンスターカスタムライトである。EXでの失敗を糧にして登場したカスタムライトはセブンスターの味を保ち、尚且つ軽くするという、ありそうでなかったテイストのタバコだった。これは旨い!当時、セブンスターと比べ20円高かったが私は銘柄をカスタムライト変えた。
 
 それ以来カスタムライト一筋となった私は確実に喫煙本数を増やし、少なくとも日に40本、徹夜や徹マンなど、起きている時間が長くなれば更に…世間で言うヘビースモーカーとなったのだ。
 
 そんな私に転機が訪れるのは2001年。
カナダに移民したことがきっかけで、タバコとの関係が変わってゆく。