Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

1年間を振り返る~タバコ編

2006-06-06 | pipe
 Vancouverも暖かくなり、最近は庭での一服が増えた。或いは車で出かける時もパイプである。ちびちびと吸いながら運転、火が消えたらパイプをドリンクホルダーに置き、信号待ちなどで止まったらまた火を着ける…散歩しながらのパイプ喫煙も何度かやってみたが、これは駄目だった。歩く振動が気になったり、風が気になったりしてどうも上手くいかないのだ。今の私は最低でも座っていないと駄目なようである。こんな感じで2本あるパイプを交互に使い、日に2ボウルから3ボウルというのが最近のペース。"パイプは冬の方が旨い"とよく言われるが、ココでは暖かくなるとパイプの出番が増える。

 これまでに吸った銘柄はそれほど多くないが、大まかに言えばヴァージニア、ラタキア、着香。この順番が今の好みである。ラタキアと着香…今私は二つに分けたが、言ってしまえばラタキアも着香モノ、他の物で香り付けが出来ないからラタキアというタバコを使っているという言い方も出来る。となると、私はタバコ本来の味をストレートに感じる事の出来る物が好きだと言えそうだ。ただし、ラタキア物の代表とも言えるNight Capだけは別格。これは確かにラタキアが強いが、タバコの味が消されていない。パイプタバコはブレンドが命だということをしみじみと感じさせてくれる素晴らしい銘柄だと思う。そのNight Capを除けばヴァージニアが一番、ラタキア二番…なんと言っても旨いのはヴァージニアだ。
 
 もっとも、タバコの味を引き出せない私に原因があるという可能性もかなり高い。これはこの先経験を積み、喫煙技術が向上すれば印象は変わるだろうし、そうなればなったでまた新しい発見があるだろう。私自身、その変化を感じる日が来る事を楽しみにしているのだ。更に、私自身の好みも日々変化しているわけだから、このランク付けに全く意味は無い。あくまでも"今の気分"だと思って欲しい。
 
 事実、最初にハマったのはラタキアで、世間で評判のいわゆる旨いと言われるラタキア入りの銘柄を集めた。その後ヴァージニアにハマり、その中でも今、夢中になっているのはフレーク。今度はフレークを集め始めた。あの形状はタバコの旨味を長期保存するために生み出された最良の形、フレークこそがパイプタバコの神髄なのではないか?そう考えている…些か大げさではあるが、これも私の"今の気分"である。お陰でヴァージニア以外のタバコの減りが物凄く遅い。(レビューが書けていないのもそのせいだ)

 そんな私ではあるが、パイプ喫煙1年を記念してあることを思いついた。些細な事だが、これこそが今の自分に相応しい…そんなことである。