「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ファミ劇太陽放送11/29=殿下が交通事故!?当り屋の兄と盲目の妹の悲劇/ボスの最もやるせない事件

2019-11-29 05:46:24 | ファミ劇日誌
11/29のファミ劇太陽放送です。


【CS】

▼ファミリー劇場HDリマスター版 ジーパン編


11/29(金)
6:30~7:30
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/ジーパン刑事編#107
ファミリー劇場HD(CS)


11/29(金)
7:30~8:30
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/ジーパン刑事編#108
ファミリー劇場HD(CS)


第107話 49.08.02 光のなかを歩め (殿下)

ゲスト:柏木由紀子
 柴田侊彦
 中井啓輔
 片山滉 橋本恵美子 金井進二

脚本:柏倉敏之
監督:木下亮

深夜、殿下の運転する覆面車の前に、突然男が飛び込んできて倒れた。相手はパチンコ屋の店員・大坪修治で、彼の怪我はかすり傷程度で済んだが、彼は島の信号無視を主張した。
病院へ運ばれた大坪は、無断で退院。殿下は大坪のアパートを訪ねて目の不自由な妹の由紀に会う。由紀によると修治は近く会社から目の手術費用を借りてくれることになっているという。
やがて交通事故の目撃者が現れ、殿下に過失が無かったことが証明され、修治は補償金稼ぎの当たり屋だったことを認めたが、殿下は由紀に同情して、無罪放免ということになった。
ところが、あるスーパー・マーケットで強盗殺人事件が発生、現場付近に捨てられていたタバコの吸殻から修治が一味の仲間だと割れた。
やがて由紀のもとに修治から手術費用が工面できたとの連絡が入ったが、由紀は兄に自首させようと思って出かけたが・・・・。


「もっとも優しい刑事・殿下」の基礎は市川森一さん脚本の「刑事の指に小鳥が・・・」が基なのですが、恋人・麻江が登場してから、事件関係者に同情していく殿下像というのがボチボチ出てきて、この作品含めたあたりからそれが加速していった感じがあります。
非常に甘い感じではありますが、それが太陽の一つの魅力として確立していきますが、今回はこの頃復活しつつあった殿下の惚れっぽさも加味されて、本作はほろ苦い仕上がりになっています。
それに冒頭では刑事としては窮地に落とされる「人身事故」(結果的には当たり屋の仕業)を扱っており、殿下自身も不運に見舞われる部分もあり、殿下にはつきものの「兄妹」というキーワードもあったりして、この比較的早い段階から殿下主演編の王道を踏んだ作品になっていると思います。

しかし、柏木さんの盲目で健気な女性像はなかなか良いです。



第108話 49.08.09 地獄の中の愛 (ボス)

ゲスト:田口計
 谷岡行二 菅本烈子
 五藤雅博 青沼三郎
 粕谷正治 吉中正一 山尾範彦

脚本:播磨幸治
監督:木下亮

麻薬中毒の少年が、オートバイの暴走事故で死亡した。ボスは、麻薬を扱う戸川を徹底的マークするよう一係に指示。
戸川を尾行した長さんと殿下は、戸川がゴルフ場で若い女性連れの中年の紳士が取引らしき動きをした為、紳士もマークしたところ、男は貿易会社の社長・津森泰造であることが判った。
ボスは津森の名前を聞いて顔を曇らせる。
若い女性の方は津森の娘で城南大生の恵で、さらに取引らしき動きをした時に受け渡されてマッチ箱からヘロインが検出され容疑は確定的になる。
ボスは自らの母校である城南大学に赴き、バスケットボール部の後輩、キャプテンの北沢良と会う。彼は恵と婚約を交わしており、ボスはその仲人を頼まれていた。
ボスは、良に「恵はお前だけが頼りだ」と厳しい顔つきでいうものの、良は何の事なのか解らなかった。さらに仲人の件も断ってしまう。
自分の懇意にしている後輩たちを巻き込んでいるこの事件にボスは悩みながら、本格的に捜査が開始させた。戸川と津森の取引に張り付いたものの、津森は逃げ、戸川は大金の入ったアタッシュケースごと拘束したものの、肝心の麻薬は津森を見つけ調べたものの出てこなかった・・・・。

太陽史上でも不幸話ランキングでは上位に入る勢いのやるせなさが残る作品です。
ボスの後輩が絡み、自分の父が犯した「犯罪」を自らの身でさらけ出そうとする娘の姿は壮絶です。
それに、いままで幸福だったカップルがどん底に陥れられるのも辛いところですが・・・・。
城南大学バスケット部員はアクション系常連俳優さんの巣窟という見どころもありまして(^_^;)
吉中正一さんはどう見ても大学生には見えない・・・(困

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