「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

追悼・雑記+サンテレビ太陽放送10/20=山さん自身が「これから」を想像させた誘拐事件

2024-10-19 09:13:22 | 放送予定

=追悼・雑記=

▼西田敏行さんご逝去・・・・・・・・・・・・・
大山のぶ代さんと同じく、西田さんは西田さんでしかなく、初めて小職が認識させていただいた時の西田さんと晩年の西田さんに何ら変わりがなかったという方でした。
なので、何の役をやっている西田さんではなく、西田さんが何の役をやっているという感覚なので、これってスターさん特有の感覚なんですよね。それぐらい、我々世代には「西田敏行」という看板が大きい存在だったと思います。
CMも含めて、何をやるときも全力投球であり愉しんでいるというところが、吸い込まれていく部分だし、小職としてはやっぱり特命課の陽さんだし、池中玄太VS楠公さんのケンカで魅了されているわけで。
その勢いを確かに晩年は衰えたとはいえ、生涯貫いた感じもあるし。
だからこそ、今の段階で藤岡弘、さんとの共演が見たかった・・・・・。

いや、本当にお悔み申し上げる次第です・・・・・。
ご冥福をお祈りいたします・・・・・・・・・・・・・・・・・。

▼コロンボ総統氏がつきとめた、#409のロッキー聞き込み先のこじゃれたビル。(新宿2丁目)
・・・・ヒゲ「だんしゃく」・・・・<お粗末!

▼『踊る』が令和の世の中で踊っている。(・・・・これはあくまでも私見です。)
別段問題はないのだけれども、太陽をひきあいに出すのだけは止めてほしいなぁ・・・と常々思っています。いや、比較する方が無粋だとも思っています。
『踊る』はあくまでも、警察「ギョーカイ」ドラマであり、ジャンル自体が新規軸なので、これはこれで愉しむべきであって、企画意図に太陽否定があったのは事実だけれども、かといって寄せていった経緯もあるわけだから、これはこれなんですよね。
いや、この比較を行うのがメディアなんですよね・・・というか、当時のフジ制作側もそうだったんですが、太陽ファンに喧嘩売ってるのか!というムーブにもなって、これが『踊る』の損をしている部分だったりします。君塚さんだってそれは望んでいなかったのではないかと。
なんとなく織田さんの気持ちが判らなくもない。青島を10年間ずっと演じていてご自分の分身みたいになっているのであれば、復活もあるでしょうけど・・・・。
いっぽう港署が何度も復活するのは、のべ1年半のTVシリーズでのチームワークが未だに活きているからこそかと思います。チームお互いにリスペクトを感じますし。
『踊る』はそれが感じられないかなぁ・・・・ここにもあるんですよね。
簡単に言ってしまえば、現場の様々な「密度」といったらいいか。名作ドラマの枠は超えていない。太陽も特命課も城西署も西部署も横浜港署もその名作ドラマ枠から超えた、ある意味作り手も観るほうも思(私)念が結果的に注入されている濃厚さがあるんですよね。なので、『踊る』含めたトレンディドラマ系はワンクールだし、なかなかそこまで辿り着かないので、本放送や再放送を1回見て、それでいいやと思っちゃいます(^_^;)
個人的には、『踊る』もその枠内かなぁ・・・。いや、長ければ良いというわけでは無いですが、長くなるとそれだけ思(私)念が注入されていくわけですし。

 

前置きが長くなり失礼いたしました。


さて、10/20サンテレビ・太陽放送。
養子の絡む事件に、同じ境遇の山さんが挑む#219 を放送
学生が誘拐され、容疑者は実の兄。 兄は大学を補欠合格したものの、父から入学金をもらえず、今は別居して予備校に通っているが、あまり父の事を良いようには思っていない。 さらに、その兄は養子であることがわかる。 実子である弟、養子の兄、その兄に厳格な態度をとる父。 その家族にある意味シンパシーを感じる山さんは、山さんなりの見方で事件を解決します。 山さん主演作の「血の繋がらない家族」というテーマのはしりになった作品です。

山村「変わりはしない!何も変わりはしないんだ。それが兄弟っていうものじゃないか。それが!・・・・ずっといっしょに暮らしてきた家族ってもんじゃないか!!親子ってもんじゃないか!!!」


【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

10/20(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第3話)
サンテレビ1(地上波)

第219話 51.09.24 誘拐 (山さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      
      
矢島明子/木村理恵
     関悦子 小椋基広

ゲスト:田中明夫 
  南条弘二
  島田妙子 金井進二、東郷晴子
  藤井つとむ みやけみつる 高間恭子 高橋淳
 湯浅順之 石橋幸 鳥井忍 関虎実 小林淳一 上地宝
 セキトラ・カーアクション

脚本 小川英 鴨井達比古

監督 児玉進

 誘拐された高校生の兄が養子であったこと、その兄が誘拐に関わっていると疑われたことから、山さんの辛い捜査が始まります。

それまで、高子が緩衝剤になって山さんの息子(今作では洋一、復帰後は隆)養子ということはあまり突っ込んでは扱われませんでしたが、高子死後、山さんの家族を扱う場合どうしても避けて通れないテーマになりました。
露口さんは家族を扱う事よりも、山村の刑事としての活動を描いてほしいという要望があったようですが、山村家の家族を扱う事で、山さん自体を「スーパーマン刑事」にさせなかったという作り手の姿勢も見えます。
現に、高子にしても洋一=隆にしても、山さんの弱点として有効に活用された印象があります。
それが最終的に結晶化したのが殉職編だった・・・というのが、私の印象です。

今回登場する家族は実は非常にいい家族ですが、その良さが誤解を招いてしまったという部分もあり、山さんには非常に考えさせられた事件だったようです。
何となく、この事件がきっかけで洋一=隆を溺愛していくようになった感じもします。
それと同時に血の繋がらない家族というあり方を再確認したといったほうが良いかもしれません。

今回はセキトラ・カーアクションの関虎実さんが演者としてもカーアクションでも活躍されます。

*代々木3丁目にあったサンドリア(#111など結構頻繁に使用される地)、現在はアートネーチャー本社があるとか。
*代々木ゼミナール
*新宿サブナード
*山村邸は大体砧、年々豪華になっていく(^_^;)
*新宿ステーションビル=現:ルミネエスト
BGMは「酒場にて」江利チエミさんの歌声ではないようです。
石川さゆりさんのカバー?

=山村家メモ=

高子の生年月日 昭和19年6月1日

洋一=隆の生年月日 昭和50年9月10日

この段階では西尾晴夫・ひろみ夫婦の二男となっている。

山村邸の家政婦さんは#215で初登場。演じるのは関悦子氏。


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