「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

マミーと夏子の友情/山さんが見た夫婦の打算

2013-11-29 06:16:56 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・ブルース登場編は、

第588話 59.02.03 夏子という女 (マミー)

ゲスト:片桐夕子
 鹿内孝
 浜田晃 檀喧太 
 監物房子 加奈けい子 大木史朗 荒瀬寛樹
 野川ひとみ 竹内靖 金野恵子 藤田博士 秋元政志

脚本:小川英 尾西兼一
監督:鈴木一平

新宿のビジネスホテルで元総会屋の政経リサーチ社長・板倉が射殺された。
阿多蔵は大阪の高官と暴力団・響組の癒着をネタに東京のマスコミに売ろうとして上京してきて殺されたことが判り、一係では響組の雇った殺し屋の犯行と考えた。
目撃者の証言で、犯人は女を食い物にして生きている神原らしいことを突き止め、さらに小料理屋のママ・小森夏子のヒモ同然の暮らしをしていたことが判り、マミーは夏子をマークすることになる。
ところが尾行中のアクシデントで手に怪我を負ってしまい、前を歩いていた夏子がそれに気付き声をかけてきて店に連れて帰り傷の手当をしてくれた。さらに令子の様子を見て店で働かないかと誘ってきた。令子は当惑したが、渡りに船と店を手伝うことにした。
一方、神原は板倉が所有していたネタの書いた手帳と響組幹部の指紋が付いた凶器をネタに、響組に対し殺しの報酬の他に2千万を渡すことを要求していたが、響組は神原を亡き者にしようとチンピラに襲わせたが失敗、傷を負った神原は夏子の店に逃げ込んだ・・・。

どうしようもないヤクザな男と、人好きで疑う事を知らないような夏子、なぜこの二人が繋がっているのか困惑しながら夏子をマークするマミーは、当初はあくまでも刑事として夏子を見ていたのが次第に夏子に友情を憶えていきます。
夏子には片桐夕子さん。
太陽ではストイックな役柄が多く、それらが印象に深く残る方なのですが、今回については自然体な感じがなかなかに心地いい雰囲気を出されています。
ということで、マミーと夏子の二人の舞台という感じで、寒い時期に酒のツマに観るには良い作品だと思います。


第589話 59.02.10 共謀 (山さん)

ゲスト:寺田農
 田島令子
 保積ペペ 池田鴻 
 日恵野晃 監物房子 久遠利三 藤野ゆき
 吉田太門 藤井章人 村松まさし 阿部秀正 大島光幸

脚本:長野洋
監督:高瀬昌弘

ドックたちは偶然にある裏通りに駐車中の車内から佐枝子というホステスの絞殺死体を発見した。
その時、その車の近くに居た車が怪しいと睨んだものの、無関係だった。
佐枝子は20歳で高校を中退して水商売に入り、現在は高級マンションに居住、男関係も派手で、さらに親しくなった相手に飽きると、関係をバラすと脅し金を強請っていたため、大勢の人間に恨みを買っていた。
山さんはその中から大東物産の営業課長・田島をマーク、佐枝子の事を気に入っている会社の重役に関係を言いつけると脅されていた。
だが、田島には事件当夜アリバイがあり、部下と自宅で麻雀を徹夜でやっており死亡推定時刻には大阪にいる妻・由紀子と長電話をしていた。
完璧なアリバイだったが、山さんはなにか不自然さを覚えた。
田島と由紀子は人もうらやむおしどり夫婦という評判だったが、服飾デザイナーの由紀子が大阪に店を出すことで対立していたという。麻雀をやっていたメンバーによると、電話の為に書斎に入った田島が由紀子と言い争う声が洩れていたという。
山さんはその声はテープレコーダーのもので、夫婦は共謀して佐枝子殺しを計画したのではないかと推理したが・・・・。

久々の山さん推理・アリバイ崩し編、最終的には焦点は田島夫婦の「愛情」に移っていきます。
ただ、この田島夫婦はステレオタイプの「仲の悪い夫婦」ではなく何を基軸に繋がっているかが本作のミソになっており、その夫婦間の打算を山さんが暴いていく格好になります。

その夫婦に寺田さんと田島さん(^_^;)を迎えますが、このキャスティングがハマってます。
さらにこういう大人な内容でも、息抜き的な場面も多々あり、楽しめます。
しかし、あぶ刑事の監物さんの連続出演、後で気付いてびっくりしました(^_^;)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 太陽放送予定 2013.11.28号... | トップ | テキサスとある犬との出会い »

日テレプラス日誌」カテゴリの最新記事