「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ファミ劇太陽放送2/1=山さんが遭遇したマイホームを奪われた男と家族の悲痛/マカロニ、親しい巡査の死で執念の捜査

2019-01-31 23:35:59 | ファミ劇日誌
さて、2/1のファミ劇太陽放送です。

山さんとマイホームを詐欺にあって奪われた家族の交流、マカロニ親しい巡査の死と無軌道な若者犯人一味の追跡にシンコが巻き込まれ・・・と、ビターな物語が続きますが、2作ともそれだけでは終わらない魅力を秘めた作品です。


【CS】

▼ファミリー劇場HDリマスター版 マカロニ編

2/1(金)
6:30~7:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#26
ファミリー劇場HD(CS)
第26話 48.01.12 みんな死んでしまった (ゴリさん)☆九州ロケ


2/1(金)
7:30~8:30
=再放送=[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#28
ファミリー劇場HD(CS)
第28話 48.01.26は 目には目を (ボス・マカロニ)


2/1(金)
19:00~20:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#29
ファミリー劇場HD(CS)


2/1(金)
20:00~21:00
[HV]太陽にほえろ! HDリマスター版/マカロニ刑事編#30
ファミリー劇場HD(CS)



第29話 48.02.02 奪われたマイホーム(山さん夫婦)

セミレギュラー:町田祥子
ゲスト:下條正巳
 高品格
 本山可久子 伊藤めぐみ 
 天坊準 上野山功一
 早川研吉 新井一夫 小坂生男 高橋義治

脚本:石松愛弘
監督:山本迪夫


山さんと妻・高子が買い物をしていたところ、中年の女性が男を捕まえてくれと叫ぶ現場に遭遇、つかさず山さんが追っていくと葉村商事という会社に逃げ込んだ。そのままなだれ込んだ山さんだったが、今逃げ込んだ男は消えていて、引き下がるしかなかった。
一方、捕まえてくれと叫んだ女性は高子の前で心臓発作を起こし、病院へ担ぎ込まれ、家族に連絡がとれ、女性=寺川君子の夫と娘の悦子が駆けつけてきた。
山さんは事情を寺川に訊くと、3年前になけなしの退職金を前借りしマイホームを購入したが、いざ引っ越してみると自分たちの家に見知らぬ男が居て、ここは葉村商事のものだと言い張った。現に登記上所有者は葉村商事になっていたため、どうすることもできなかった。先ほど逃げていた男がその時家を売りつけ、3年間行方をくらましていた不動産屋の福野だった為、そして今日、偶然街中で福野を発見した君子が、病弱な身体をおして追いかけたのだ。
その話を聞いて山さんは激怒、事情が分かっていれば、もっと葉村を追及したのにと悔やんだが、寺川は山さんに感謝したものの、悦子は3年前の警察が何もしてくれなかったことが原因で警察を信用していなかった。
山さんは何とかこの不動産詐欺事件を解決したいと思ったが、捜査一係に所属する身分としては受け持ちが違う為、山さん自身は何もできないことが歯がゆくて仕方なかった。
福野は寺川家以外にも3件の詐欺事件を起こし、5千万以上の現金を持って姿をくらましていた
山さんは手が出せなかったが、福野が葉村のもとへ逃げ込んだことで、福野が匿われていると考えた寺川は葉村を尾行したところ、あるマンションにたどり着いた。
その一室に福野の姿を確認した寺川はその部屋に侵入、格闘になってしまい、思わず寺川は福野を壺で殴りつけて、福野がポケットに所持していた300万円と手帖を奪い逃げ去った。
翌日、福野の遺体が屋外で発見された、殺人事件ということで一係の出番だが、仮に葉村のようなクロウトがもし福野が邪魔になって殺害したとしても、争って鈍器で殺害するなどの殺しはしないと判断したボスは、詐欺被害者も捜査対象にするという、山さんは複雑な思いを抱いたが・・・・。

山さん夫婦が偶然出会った中年夫婦が巻き込まれたマイホーム詐欺事件、それが殺人へと発展し・・・・解決するため山さんが汗をかきます。
まだ『文吾捕物絵図』のイメージが強かった露口さんをそのまま山さんのイメージにダブらせたような初期・山さん像を象徴するような、山さんの熱い捜査が展開されます。
それにしても、中年男子としては身に詰まされる話ではあります・・・・。
ゲストには「まさに」という配役ですが、高品さんはまだ悪役のイメージの方が強い時期、ちょっと「丸さん」以後の穏やかさはまだ無かった時期だと思います。



第30話 48.02.09 また、若者が死んだ (マカロニ・シンコ)

ゲスト:水谷豊  石田信之
 小沢直平 木下ゆづ子 川上夏代
 内田武樹 森本三郎 片野由紀子 辻シゲル 岡本隆 戸塚孝
 高樹蓉子 山田禅二

脚本:長野洋 永岡忍
監督:山本迪夫


宿直当番のマカロニにのもとに、親しい野口巡査から現在捜査している殺人事件の犯人についてのタレコミ情報を持った男が派出所に現れたと連絡が入った。
そのネタである犯人の田舎は既に一係で抑えており、山さんが張り込みで出張っていたが、新しい事実が掴めるかもしれないため、マカロニは派出所へ向かった。
マカロニが寄り道をしているうち、野口巡査はパトロールの時間の為、マカロニに会わず出かけた。
光ストアー付近で、一万円札が落ちているのに気づいた野口巡査は、札を拾い上げてすぐそばの車に尋ねようとした途端に拳銃で撃たれたが、野口もつかさず車の方に発砲、車は逃走しようとしたが、又戻ってきて、野口に止めの一弾を放った・・・・。
その頃、銃声を派出所で聴いたマカロニらは現場に駆け付けたが、野口は既に息絶えて、犯人も逃走していた。
強盗事件で巡査の殉職という事態、さらに止めをさすなどという非情な犯人たちの手口に、マカロニら一係の刑事は怒りを覚えながら捜査に当たることとなった。
野口は刑事の適性検査に合格したばかりで、生涯平巡査だった父より偉くなったと母親に喜びの電話を入れたばかりだったが、だからこそ落胆と怒りを隠しきれないマカロニを野口の母は敵討ちを考えて死に急ぐような行動をしないよう諭した。
やがて、強盗に使用された車が発見され、女性の毛髪と多量の血痕がみつかったことから、犯人は複数であり、かつ一人は野口が放った銃弾で重傷を負っていることが判明した。
盗難に遭った場所は、横浜のセーラー通りの近辺で、GIなど外国人のたまり場であるため、拳銃の横流しが噂されているバーもあったが、マカロニはそのバーへ単身乗り込んだが、店のものに袋叩きに遭って、更に追っつけやってきたゴリさんも参戦し騒ぎになってしまった後、ボスは彼らを叱り、これ以上マカロニが勝手なマネをした場合は捜査から外すと言い放った。
その穴埋めに殿下がバーに客として何気なく侵入、頻繁に店を休んでいる美樹というホステスの情報を掴んで、不在の自宅を張り込んだ。
一方で犯人グループは怪我人を抱えて逃走しているので車が乗り捨てられた現場周辺の薬局や病院を長さんとマカロニが捜査してまわった。
その現場周辺が馴染みの土地であるシンコはボスに協力を申し出たが拒否されたが、彼女は引き下がらず単独で聞き込みに回り、馴染みの女医の病院で姿を消した。
どうやら、女医と間違えられ強盗犯人グループに拉致されたようだ。
緊急事態発生ということで、手っ取り早い唯一の手がかりである美樹の部屋をボスの命令でゴリさんと殿下が捜索、光ストアー関連の品が発見され、さらにシンコが拉致された病院でも光ストアーの冷凍車が目撃されていたことから、そもそも強盗グループに光ストアーの関係者が居て手引きしたのではないかという推理が成された。
必死にシンコの行方を捜すマカロニたちは、シンコが「道しるべ」として残したと思われるあるものを発見した・・・・。

豊さんゲスト2回目、今回はマカロニの同期・野口巡査を殺してしまう若者の役です。しかも心に傷を持つ複雑でストイックな役柄を熱演しています。
怒りに燃えるマカロニと、犯人グループの兄弟と仲間の兄弟のような一体感、シンコが医者に間違われ、犯人の兄の治療に当たるというのも見どころですが、1973年の撮影はじめの一作なので、ボスの顔がかなり黒いです。(ハワイ帰り)、また九州ロケと正月を経ているためか、一係のチームワークもかなり自然な感じになっているのも感じ取れるのではないでしょうか。

自動車事業部には、殿下がフィアットのターンを失敗し、縁石に乗り上げて、下回りとフェンダーを破損してしまうところも見どころかも・・・(^_^;)
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