「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

それぞれの孤独に挑む、ゴリさんとボン

2013-02-02 07:03:38 | ファミ劇日誌
#525なんですが・・・
DVDとは一味違って、放送となると何とも言えない臨場感があるのは何故でしょうか。
成るべく見ないようにはしているのですが、それでも20回以上は観ていると思います・・・。
しかし、これほど凹むのは、恐らくVTRリリース以来だと思います。

60分バージョンだと、あれよあれよと時間が過ぎていきますが、やっぱりSP版はそのカットされた部分が非常に味わい深いので、完成形なんですよねまさに・・・・。
60分版だと、山さんの絡みやラストが削られていますが、あそこがもう涙腺を刺激します・・・。
ボスや山さんの表情を観ているだけで辛いです。

画像についても、VTRとは違い明るい・・・当時はもっと光が鮮明だったと思います。
ゴリさんの最期はやたらに眩しかった印象が今でも残っています。(その代り殉職シーンは記憶が飛んでいますが・・・)

とりあえず、こんな感じでもろに凹んでいます。
多分、もう一節書くと思いますが・・・・。


【ファミ劇へのおさそい】

こちらでは、まだまだゴリさんは活躍します(当たり前ですが・・・)
そういう意味では逃げ場はありますね・・・当時も確か再放送に逃げ場を見出していたと思います。
やっぱり、ゴリさんが居ないと太陽は締まらないなぁ・・・というのは正直ありますし、その印象が残っているために、#525を観ると当時の心境に戻ってしまいます。
ある意味、最終回ですからね。
ファミ劇で#525のHDリマスタが放送されるのは、順調にいけば3年近く後のことなので、しばらくはゴリさんに放送電波上は会えるという変な安心感を今頃感じる俺って一体・・・。


さて、あすのファミ劇・スコッチ登場編。
孤独な若者と、ゴリさんそしてボンの捜査・・・。


第231話 51.12.17 孤独 (ゴリさん)三ツ木清隆 栗田ひろみ 池田鴻

孤独な若者の相手にするのはゴリさんは結構前後通じて多かったりしますが、今回は犯罪を犯し、他人に成りすましている若者が相手になります。
三ツ木さんとの共演はこれ以後2回ありますが、今回のみ犯罪者で後は警官ですが、今回の三ツ木さんの抑えた演技は結構見どころだったりします。芸達者な方なので、あまり違和感はありません。

よくゴリさんは直情型の熱血漢という誤解をされますが、確かに感情の起伏は激しいものの、繊細な部分も持ち合わせているという、結構複雑な性格の持ち主ですが、今回もその繊細さを生かし、絵の中から事件解決の証拠を導き出します。

そんなゴリさんの繊細さと、さらに一歩進んだベテラン的な感覚がゴリさん自身の持ち味を深くしている部分で、この頃からそれが強く表れていると思います。

 
第232話 51.12.24 新しき友 (ボン)森川正太 荒井武宣 宇田川智子  

それまでの太陽歴史的には変革が起きた1976年の締めはボンが担当します。
クリスマスイブに放送されたこの作品、やはりいつもの太陽年末作品に沿ったほろ苦い余韻の残る作品です。

森川さん演じる竹中、ボクシング好きで実は人好きで寂しがり屋でありながら、ちょっとストイックさがあるためになかなか友人が出来ない。そんな男が事件の当事者となってしまうわけで、今の方がどこにでも居そうな若者像です。
そこに人好きのボンが現れたというのは、ある意味救いではないかと。

確かに切ない作品ではありますが、ボンの「明るさ」で何となくホッとするラストだと思います。

ボクシングやアドレス帳を現代のスマホやネットやゲームと変換してみると、普遍性のあるテーマではないかと感じ、興味深く一味違った見方ができるのではないかと思います。


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