「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

なぜ保留された?「人形の部屋」

2012-07-20 07:10:05 | コネタ
#189「人形の部屋」。
クライマックスの七曲署屋上で肩を落として佇む長さんが小さく映る高層ビル群の景色をパソコンの壁紙にしたいという衝動に駆られた太郎フェチ諸氏は居られたと思います。

この作品、当初の予定は#178(12月放送、台本も同じ)で制作されたのにもかかわらず3か月近く放送が保留されていました。確かにテキサスの革ジャンが#188で戻ったタイミングからいけば違和感はないかもしれませんが、明らかにボスやボンは髪型が前後で繋がってないし(^_^;)
このあたりの放送順は結構調整が入ったようで、「親と子の條件」が年末「訣別」が年始に放送予定だったようです。

保留の間、長さんの「アリバイ」があったり、そのあたりの主演バランスを取った感じは無いので、何か別な理由があったのか・・・ちょっとした謎です。

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ジーパンを倒した女性の正体は・・・

2012-07-20 02:10:37 | ビバ!チバテレビ
【ビバ!チバテレビ】

特番が入りやすいこの時期にちゃんと放送してくれるチバテレに涙(^_^;)ですが、
太陽40周年のタイミングでは良い作品が放送される感じですね。

第61話 48.09.14 別れは白いハンカチで (ジーパン・ボス)浜美枝 黒部進 内田勝正

麻薬密輸容疑の男を追っていたジーパンは対象を捕えたその時、不意を突かれ昏倒する。
目覚めた彼の負傷した手にはハンカチ、そしてかすかに残る香水の残り香・・・
それを追うジーパンは、ある大使館に出入りする謎の女性をキャッチする。

麻薬Gメン・村岡房江の再登場は前回以上にミステリアスさをかもし出しています。また大使館や非道な麻薬組織が絡み、村岡自身も危機的状況に陥りますが・・・。

マカロニとの絡みは淡い「男女の駆け引き」が見どころでしたが、今回は最強と自負していたきらいがあるジーパンを倒した女性という部分でのジーパン本人の興味的な部分がクローズアップされますが、話的にも一段とハードになり、かつ多国籍な雰囲気を醸し出すいつもとは一味違った作品になっています。

ネタバレ、ファミ劇日誌はコチラ↓

http://pub.ne.jp/taiyokebu/?entry_id=3652008

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狙われたピアニストを不屈の精神でガードする一係

2012-07-20 01:54:42 | 日テレプラス日誌
また変な時間に眠れなくなったけぶでございます。

メールのご返事は順次書かせていただいていますが、相当溜めてしまったので長い目で見てやってください<(_ _)>
そういえば、掲示板の方も全く手を付けてません(^_^;)

【日テレプラスへのおさそい】

500回・・・直前に交代劇があったため派手ではないものの当時の藤堂チームのチームワークを描く、

第500話 57.03.19 不屈の男たち (チーム)北村総一郎 宮部昭夫 吉野佳子

パリの殺し屋が日本のピアニスト・吉行を狙っていたことが偶然判明、いつ帰国するかわからない吉行の家で起こる奇妙な空き巣事件、その吉行の帰国を知らせる電話機に盗聴器が・・・。
ガードにあたる一係であったが、吉行を送迎中に襲われロッキーが負傷する。
その最中、吉行はリサイタルを強行すると言いだし、トレーニングの為ジョギングを始めたが、またも刺客に襲われ庇ったラガーが刺されてしまう・・・
殺し屋に狙われる理由とは?
リサイタルで何が起こるか?

自らの信念でリサイタルを強行する吉行、けが人を出しながら「大人しくない」対象をガードする藤堂チーム、その両者の葛藤も見どころです。

それに、当時はまだ「知る人ぞ知る」存在だった北村さんの好演も見逃せないところです。


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隠れた「新時代到来」

2012-07-20 01:30:43 | 日テレプラス日誌
【日テレプラス日誌 2012】

#494「ジプシー刑事登場!」

今では10周年記念あたりの大人事異動のほうが太陽の区切りとして印象付いている感じですが、
このスコッチ→ジプシーへの交代は当時ハッキリとしたターニングポイントだったと思っています。
それまでの、それこそテキサス時代から延々と続いていた黄金期の太陽を背負っていたのが私の中ではスコッチで、そのスコッチが番組を去ったことはかなり大きな出来事でした。
さらに1981年の裕次郎さんと沖さんの休演から続いていた「逆境感」の終焉にも思えて・・・。

三田村さんの登板は考えると沖さんの後継としては必殺で直結したアイデアとしては素直な感じで、必殺ファンにはすんなり受け入れられた感じがします。多分、裕次郎さんの復帰が決まった段階から沖さん降板と三田村さんの登板が水面下で行われていたと思いますが、おそらく三田村さんの撮影参加の12月末まで3か月程度しか準備の時間がなかったのではないかと思います。
それゆえ、台本の決定稿サブタイトルが「鉄人刑事登場」だったり、登場編であるものの新任刑事の活躍中心ではない内容だったり(これは三田村さんのスケジュールに寄るところも大きかったかもしれません)、そもそも交代劇が冬に行われるという、太陽としては初めてのタイミングだったり、ジプシーのテーマが作成されなかったり、異例尽くしの登場編という印象があります。
おそらく想定はスコッチ復帰満2年の3月末放送分で沖さんが降板、4月に三田村さんが登板というのがあったのではないかと考えられます。偶然か必然だったのか、ジプシーの真の主演編である「ジプシーの涙」は4月放送だったので、あながち私の妄想でも無いような気がします。

そんな感じのジプシーですから、初期設定もスコッチをベースにして当時の風潮(大卒とかミニクーパーが愛車だとか)を加味したものでしたが、実際は右胸心と片肺(内臓が左右逆)・確信60%でも行動に移すが100%になるまで人には言わない・所轄を転々としている・凄腕の刑事・おまけの人生・・・という部分しかしばらく語られない非常にミステリアスな人物になりました。

元々刑事で転勤してきたキャラクターは前任署で手掛けた事件を引きずったケースが多くありましたが、ジプシーはそれすらなく、登場編自体は実際にはチーム編の様相を呈しています。
さらには出番が少ないボスとジプシーの絡みがほとんどない、登場編としてはかなり異例の作り方になっており、それらは逆に違和感を際立たせている感じです。
ただ、あまり細々と登場編でジプシー自体を説明したとしたら、後のキャラクター性の変化に相当矛盾が生じたと思うと、もしかするとジプシー自身に「触らない」でニュートラルに構えていたのが逆に狙いだったのではないかと。

と、いろいろ妄想してしまう登場話です。

ただ、ジプシーのインパクトは非常に強烈だったのは確か。

基本的には籠城強盗事件ですが犯人が人質に化けるという荒業的展開に、ゴリさんと長さんを現場の長として置き、山さんはその事件を裏から洗うという、当時の一係チームらしいフォーメーションにジプシーを突っ込んで際立たせたところは、出演シーンが制限されるジプシーをいかに印象付けるかというところでの苦肉の策だったと思います。

*OP変更
スコッチ復帰以来、実に1年10か月ぶりにOPが全面変更。
ボスは国際放映構内で、主に新宿での撮影のようですが、撮影スケジュールの関係で結構バラバラに撮影された感じです。12~1月の撮影の為、画面がシャープに仕上がっています。
ドックのポジション変更が際立ちますが、ロッキーの件は結構ファン諸氏には私同様遺恨があった人が多かったようです。
ただ、各シーンは歴代OPの中でも「決まっている」感じはトップクラスだと思います。

*決まっていなかった?ジプシーの拳銃
OPやフォトセッションではS&Wハイパトを使用、冒頭の癖試しシーンではコルト・ローマン、スナック突っ込み以後はコルト・パイソンと、今までにない流転です。
このころのキャラクター設定には拳銃設定も考慮に入っているため、登場時にこれだけ変更するのは異例です。
もしかすると、間に合わなかった?

*インパクトとサービス
ジプシーは今までの新任刑事には決定的に無かった「セクシー」さがかもし出されています。
革スーツに冬にもかかわらず素肌が露出したシャツの着こなしは三田村さんの気合いを感じさせます・・・(というよりは、女性ファンサービス?)
さらに冒頭のスナックにコロナで突っ込むシーンも三田村さんご本人の運転。

*これもサービスか?
意外と無いのがシャワーシーン。それまでは自宅のボスぐらいしかなかったと思います。
ここで、ジプシーの傷跡確認となるわけですが・・・・
これで判明したのがロッキーはシャンプーで髭を洗っていることと、素顔が色白ということ(^_^;)

*これもインパクト
ジプシーの専用的に使用される「97-11」セリカSTの真っ赤な覆面車(^_^;)
既に高級志向にシフトしていた時にかつての覆面車主流であった中間グレードをもってきたのは結構嬉しかったりしたものです。

*現場の長、ゴリさん
現場のリーダーだったゴリさん、あるようでない一発発砲してまた弾込めするシーンなども見られたり、ゴリさん百面相がさく裂していますので、顔のサンプリングにはもってこいです。

*ドックとラガー
今までは先輩と後輩という間柄でしたが、この話を皮切りにこの二人の距離がお友達的に短くなっていきます。

*ロッキーの髭
OPとセット撮影はまだ髭の面積が多いロッキーもロケシーンでは相当カットしています(髪もカット)。
次回は頬の髭がもっと小さくなっていきます。
素顔を見せたいという木之元さんの工夫だったらしいので、最終シーズンということで思い切られたと。


ロケ地:
ポテトロード(新宿二丁目)→コロナが突っ込む店内は特設セット(国際放映構内)
「美彩堂 矢追支店」世田谷区船橋4丁目、建物は現存します。(ほしいもさんが果敢に現認)
区民会館はドア形状から国際放映の建屋と思われます。
フェニックスは砧5丁目?
新宿中央公園周辺
大蔵運動公園

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