台湾体験ー片倉佳史のブログ

台湾在住のフリーランスライター片倉佳史のブログです。台湾関連のニュースや情報交換は台湾特捜合同掲示板でどうぞ。

池上一郎博士文庫

2005-08-18 01:48:26 | Weblog
屏東県竹田郷にある池上一郎博士文庫。本日はここを切り盛りしておられる劉耀祖さんとお会いする機会に恵まれました。台北市内でおいしい客家料理が食べられるお店を紹介してくださいとリクエストしたところ、民生東路にある一軒へ連れて行ってくれました。お店の方は苗栗出身の客家の方で、劉さんとの会話も客家語。しかし、コミュニケーションこそスムーズなものの、お互いの客家語にはかなりの違いがあるのだとか。

僕は客家料理の中に見られる地域性というのに興味がありますが、高雄県美濃の客家料理はとりわけ独特なものがあるようです。以前、美濃で食堂に入った際、全く見たことがない野菜があり、調理してもらったことがあります。台北はもちろん、ほかの地域でもこの野菜を見たことはありません(現在、詳細を調査中)。

今回、屏東県の客家語に定着した日本語というのを聞きました。一つは「ひょろひょろ」、もうひとつは「かりかり」です。前者は痩せた人を形容し、後者はなんと、お菓子の名前だとか。来週屏東へ行ったときには、かりかりがどんなお菓子か調べてきます。

http://www.a-eda.net/asia/ikegami_np.html
↑以前、岐阜新聞に寄稿した池上文庫の記事です。竹田駅については拙著『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』(戎光祥出版)でも紹介させて頂きました。