老人の寝言

頭の体操

国技

2009-01-13 11:19:53 | 雑感

今週始めの11日の日曜日から大相撲初場所(東京両国国技館)が始まりました、朝青龍が進退を賭けた相撲など話題豊富な発進です。 そこで思い出したことですが『国技』という言葉です辞典では(その国を代表する特有の武芸・競技・技芸)日本では相撲であるとありました。 その言葉からすると柔道も国技ではないでしょうか、今はオリンピックに組み込まれていますが本来日本特有の格闘技と思われます、このような競技と似たようなものが他所の国にあるかは分かりませんが相撲・柔道は国技と云えると思います。  何時の頃から外国人力士が入って来て今では上位を独占しております、反面嬉しいような気もしますが何か情けなく感じるところもあります、国技と言うからには日本選手ももう少し頑張って欲しい気がします、万年大関が精一杯のところです、これは何の所為か横綱審議会の先生方にお伺いしたいものです。         素人の私なりに考えますと第一に彼等のハングリー精神に学ばなければならないとおもいます、国を出て来てここで成功しなければと言う崖っ縁に立たないとあそこまで精神的な逞しさは今の日本人には無いでしょう、戦後60年世界第2の経済大国になりそこまでしなくても充分喰えるようになりました。  戦中・戦後を振り返った時余りにもその様変わりに戸惑いを覚えます、私も兵隊の経験がありますが極限の状態に追い込まれれば可也のことまで出来るものです、かつての小野田少尉の例もありますがあそこまで行かなくても戦後は誰しも随分と生活を圧迫され辛抱を強いられたものでした、その為にそれに耐える事は誰しも避けられません、あの苦しみがあったればこそ今の繁栄が約束されているのです、その繁栄の中で育った子は矢張り耐久力に乏しいのではないでしょうか。  例えば不時着して無人島に流れ着いたと仮定します、その時必ずしも老人が先に死ぬとは限りません、何故ならば年配者はそれだけの経験と知恵があります、此の頃ではバーベーキューの火も起こせない若人が居ます、メーカーではそれを見越して着火の良い木炭を売っています、こんな物でキャンプファイアーを楽しんだ人達には到底こんな非常事態は乗り切れません。  話は飛躍しますが上は総理から我々一般市民に至るまでそんな危機意識をすっかり忘れてしまっています、戦後日本では水と空気は只だと信じそんな大事な落とし穴が口を開けているとは想像していません。  相撲界に限らず政治の世界に至る広い分野で平和ボケになってしまいました、日本人は賢い頭脳を持っていますが一億総評論家になってしまいました、リーダーシップを持った強い政治家が出てこないことにはドンドン後進国に追い抜かれて行ってしまいます、一日も早くそんな人物の出現を待っています。     我々も我慢すべきは我慢しなければなりません、何時まで経っても今の世界不況からの脱出は不可能です、私共は自国を愛する事すら出来ていません、ここら辺で我々も考えを変えないと[Change] 本当に駄目になってしまいます。 頑張りましょう。                                 


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