ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

オリオン座 / ラグの写真詩

2022年01月07日 | ラグの写真詩
左肩の
ベテルギウスは500光年
右足の
リゲルは850光年
こんな言葉と数字で
子どもたちは宇宙を旅する

星の数ほど ・・・
例えれば例えるほど
過去と未来が遠のいてゆく
大人の旅はそんなもの

ラグの詩

これは『 癒文の泉(詩のシェアリング会)』12月のLINE開催(お題は「星」)に発表した詩です。

【 作者コメント 】
冬の星座「オリオン座」
そんな代名詞で子どもの頃、冬の夜空を純粋に見上げていた~ 1つ1つの星に物語を感じ、遠く宇宙を旅していた気分だったような ・・・
それが、大人になるに連れて、世界は広い~宇宙は果てしない~といった建前でわかったフリをして、何に対しても本質から逃げて行くようになり、興味や好奇心も薄れ、凡人で終わってしまう人生 ・・・ 虚しいね~ それでいいの?というお話です。

散歩する女 / ラグの写真詩

2022年01月07日 | ラグの写真詩
工場が見渡せる築港
ふらっと海際を散歩する女
物憂げな表情で
時々こちらを振り返る

お茶でも ・・・
と声を掛けてみた
下世話は似合わないタイプ
淡々と話すが冷たくない

束の間、
一緒に過ごしただけなのに
昔から互いに知り合いのような
妙な錯覚に襲われた

もう会うことは無いだろう
そう思いつつ手を振り別れた
何故か、
心胆に愛念を残す女だった

ラグの詩(男と女の話)