CASIO 世界初の小型純電気式計算機「14-A」を発明
各リレーのOFF/ONをそれぞれ2進法の0、1に対応させて、演算を行う論理回路を作っているのだが、“天才”俊雄は独自に考案した配線で、小机サイズに収納できるわずか341個のリレーに14桁まで四則演算を行わせることに成功した。
定数も5桁の数字を3組まで記憶できるなど、最先端の機能を実現。1万個以上のリレーを使用した当時の大型コンピューターと同等の計算能力を持ち、一般企業でも手軽に導入できるサイズであり、歯車式のようにガチャガチャと大きな音が出ないことも高い評価を得た。
http://emira-t.jp/ejinden/1775/
「14-A」は現在も樫尾俊雄発明記念館(東京都世田谷区)に動作する状態で保存・展示されている。幅1080mm、高さ780mm、奥行445mm。重さは約140kg