潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編
手術18日目第3話「甘酸っぱくてほろ苦い青春のメモリー」
入院日記は再びバレンタイン話に…。
【生チョコ】
バレンタインデーということで、母親がチョコを持ってきた。青いリボンのついた袋には生チョコが入っているらしい。
ひとりになって、病室でコソコソとチョコの包装を外す。
なるほど、典型的な生チョコだ。
ロンギヌスの槍のような楊枝をチョコにぶっ刺す。
うわっ!
柔らかくて取れない…
病院内が暑すぎて、生チョコがホイップクリームみたいになってる。
必死に持ち上げようとブスブス刺していると、あれよあれよと言う間にブロック型だったチョコが、嗚呼、生チョコが…、生○○コ!!みたいになっちゃった(ノ△T)
○○コのことは忘れて口に入れると、グニャ~ンとただ甘ったるいだけのチョコクリーム。
嗚呼、大好きな生チョコが、生チョコが、まずいっす!
うぅ、こんなはずじゃないのに…(ρ_;)
No! 思い出してしまったぞ、ビターな思い出を。
―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―
【ビターな思い出】
中学一年のバレンタインデー。 どういうわけか本命チョコを頂いた。買ったものではあったが、どでかい(う~ん、A4サイズくらいだったかなぁ)の箱に入っていた。
家で開けると、箱の半分を占める大きなハートのチョコと、ハート型と樽型の小さなチョコが8つぐらいずつ入っていた。
でかいハートを食べるのは気が引けたので小さいのから食べることにした。それもハート型はやっぱり気が引けたので樽型から。
…うわっ!?
なんじゃこりゃ。ま、マズイ( ̄○ ̄;)
正確にはビターチョコだったんだけど、当時ビターチョコなんて食べたことなかったし、その存在すら知らなかったから、甘くないチョコの衝撃だった。
それじゃ、こっちの小さいハートは?と恐る恐る口に入れると、ふわ~んと甘い、よく知っている味のチョコだった。ミルクチョコだったわけ。
問題は…手のひらと同じぐらいでかいハート型のチョコだ。
…色が黒い
小さいハート型と樽型とでは色が違うことに気づいていたが、大きなハートは樽型のチョコと色が近い。
…まさかコイツもマズイのか?
ハートを真っ二つに割る行為は如何なものかと思うが、でかいので仕方ない。
パキーン!!
そして、ガブッ!
マズイ…(ノ△T)
なんだこのチョコは、っていうか、これはチョコなのか?
それ以前に、コレ、嫌がらせなのか?
むむむ…、一口だけかじった真っ二つのハートの残骸と、大量の樽型爆弾。
初めてのビターな味がどうしてもダメで、これ以上食べれない。
でも、捨てたら親に見つかってしまう。食わずに捨てたことより、チョコをもらったことを知られたくない。
仕方ない。こんな時はビックリマン方式しかない。
ビックリマン方式…食わないお菓子を学習机の引き出しの奥に隠す(…何度親の逆鱗に触れたことか)
こうして、真っ二つのに割れたハートは引き出しの奥にしまわれ、さらに粉々になるのであった…。
―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―
【青いリボン】
で、今回親からもらった生チョコは隠したり捨てたりせずに、後日、家に持って帰ってもらうことにした。
青いリボンがなかなか可愛いので、一緒に入院しているネコのぬいぐるみの耳に着けてみた。
へへ、なかなか可愛いでしょ(*^o^*)
…ねこ、お守り抱っこしてます。
【18日目終了】
手術18日目第3話「甘酸っぱくてほろ苦い青春のメモリー」
入院日記は再びバレンタイン話に…。
【生チョコ】
バレンタインデーということで、母親がチョコを持ってきた。青いリボンのついた袋には生チョコが入っているらしい。
ひとりになって、病室でコソコソとチョコの包装を外す。
なるほど、典型的な生チョコだ。
ロンギヌスの槍のような楊枝をチョコにぶっ刺す。
うわっ!
柔らかくて取れない…
病院内が暑すぎて、生チョコがホイップクリームみたいになってる。
必死に持ち上げようとブスブス刺していると、あれよあれよと言う間にブロック型だったチョコが、嗚呼、生チョコが…、生○○コ!!みたいになっちゃった(ノ△T)
○○コのことは忘れて口に入れると、グニャ~ンとただ甘ったるいだけのチョコクリーム。
嗚呼、大好きな生チョコが、生チョコが、まずいっす!
うぅ、こんなはずじゃないのに…(ρ_;)
No! 思い出してしまったぞ、ビターな思い出を。
―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―
【ビターな思い出】
中学一年のバレンタインデー。 どういうわけか本命チョコを頂いた。買ったものではあったが、どでかい(う~ん、A4サイズくらいだったかなぁ)の箱に入っていた。
家で開けると、箱の半分を占める大きなハートのチョコと、ハート型と樽型の小さなチョコが8つぐらいずつ入っていた。
でかいハートを食べるのは気が引けたので小さいのから食べることにした。それもハート型はやっぱり気が引けたので樽型から。
…うわっ!?
なんじゃこりゃ。ま、マズイ( ̄○ ̄;)
正確にはビターチョコだったんだけど、当時ビターチョコなんて食べたことなかったし、その存在すら知らなかったから、甘くないチョコの衝撃だった。
それじゃ、こっちの小さいハートは?と恐る恐る口に入れると、ふわ~んと甘い、よく知っている味のチョコだった。ミルクチョコだったわけ。
問題は…手のひらと同じぐらいでかいハート型のチョコだ。
…色が黒い
小さいハート型と樽型とでは色が違うことに気づいていたが、大きなハートは樽型のチョコと色が近い。
…まさかコイツもマズイのか?
ハートを真っ二つに割る行為は如何なものかと思うが、でかいので仕方ない。
パキーン!!
そして、ガブッ!
マズイ…(ノ△T)
なんだこのチョコは、っていうか、これはチョコなのか?
それ以前に、コレ、嫌がらせなのか?
むむむ…、一口だけかじった真っ二つのハートの残骸と、大量の樽型爆弾。
初めてのビターな味がどうしてもダメで、これ以上食べれない。
でも、捨てたら親に見つかってしまう。食わずに捨てたことより、チョコをもらったことを知られたくない。
仕方ない。こんな時はビックリマン方式しかない。
ビックリマン方式…食わないお菓子を学習机の引き出しの奥に隠す(…何度親の逆鱗に触れたことか)
こうして、真っ二つのに割れたハートは引き出しの奥にしまわれ、さらに粉々になるのであった…。
―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―
【青いリボン】
で、今回親からもらった生チョコは隠したり捨てたりせずに、後日、家に持って帰ってもらうことにした。
青いリボンがなかなか可愛いので、一緒に入院しているネコのぬいぐるみの耳に着けてみた。
へへ、なかなか可愛いでしょ(*^o^*)
…ねこ、お守り抱っこしてます。
【18日目終了】