その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

上を向いて歩こう

2011-02-16 20:22:22 | 潰瘍性大腸炎-入院日記6-大腸全摘出手術編
潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術8日目~15日目第5話「日々是憂鬱5 - 上を向いて歩こう」


【14日目(2/10)】


最高に鬱な週末を迎えることが確定している。3連休を前にして何の検査もない。


世間では、いや外の世界では3連休は大雪に見舞われるらしい。きっと憂鬱に思っていることだろう。その点、病院は暖房が24時間効いているし、寝ているだけでいいのだから安泰だ。


でも…


《鼻からの管と共に過ごす3連休!》

 …最悪だ。


ナニもない1日。
朝から、ただ憂鬱だ。


朝の回診。


…(°□°;)…。


開いた口が塞がらないというのは、こんなときのためにある。

 …ん?前回も同じこと書いたな


…(°□°;)…!?


先「今日は鼻の管抜こうか」


マ(°□°;)ジ??


僕「今…ですか?」

先「そうそう」

僕「こ、ここで?」

先「そうそう。胃までの管と同じで抜くだけだから。170cmと長いからちょっと大変だけど」


管を入れたときの苦しみがよみがえる。レントゲン室で吸引しながら抜いていくものだと思っていたが、あっさり抜くだけらしい。


僕「あ、あれを…」

絶対に吐くぞ。慌てて看護師さんに僕の相棒を取ってもらった。相棒…ガーグルベースだ。

ヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルヌルうっヌルヌルヌルヌルおえっヌルヌルうごヌルヌルヌルヌル~うえっ!


終わった…(-o-;)


喉と鼻の奥に違和感が残っている。涙と鼻水とでムズムズするが、ものすごくスッキリしている。


顔を上げることができる。


 上を向いて歩こう
 涙がこぼれないように


これで満足に顔を洗える。2週間ぶりに髪の毛を洗える。薬もスムーズに飲める。日記もかける。ナニもかもできる!


遂にオレの時代が来た。


そこで目薬持って待機している山本高広さん!上を向いて~どうぞっ!!


キタ(゜∀゜)ーー!!


「笑顔の《たぁちゃん》さん初めて見た」に類する言葉を、看護師さんからたくさんもらった。

ずっと眉間にシワを寄せて不幸な《考える人》だったからなぁ(^_^;)


【15日目(2/11)】


外はすっかり雪化粧。日が照り返して眩しい。 清々し朝だ。


…(°□°;)…。


朝の回診にて…【つづく】、


【日々是憂鬱シリーズ終了】


 …もう大丈夫!!退院に向けて帆を上げよう。上を向いて歩こう。涙がこぼれても。

鬱の七拍子

2011-02-16 12:59:02 | 潰瘍性大腸炎-入院日記6-大腸全摘出手術編
潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術8日目~15日目第4話「日々是憂鬱4 - 鬱の七拍子」


【12日目(2/8)】


今日はレントゲンすらない。管を抜くのは明日に期待するいかない。


ナニもする気になれない。


憂鬱だ。

一日中憂鬱な気分でいそがしい。


薬の効果で便が多少固くなりつつあり、管がつまるようになった。すぐにお腹が張って苦しい。自動で排出するはずなのに、苦しくなったら管をいじくって流したりする。それでダメなら看護師にも注射器で引いてもらう。

 …次から次へとホントに参る。



【13日目】

「今日こそは!」

朝一のレントゲン、今回も気合いを入れて挑む。


水曜日の回診は、主治医でもあるM部長だ。
「鼻の管はもうちょっと辛抱してくださいね」


p(´⌒`q)


その代わり、お尻の管を外すことになった。管を外すと今まで流れていたこの大量の排便(水)をトイレで出さなきゃならない。

トイレが瀕回になって大変と言われた通りなかなか忙しい。

便といっても水だから油断するとすぐ漏れてしまう。

一番キツいのは、おしっこだけができないこと。小便器でおしっこすると必ず漏れ出す。途中で止められないからツラい。


この先、うまくコントロールしていくことができるか不安でたまらない。


えっ!?

明日レントゲンなし!?

今週は金曜日が祝日だから、木曜の明日レントゲンとらなかったら月曜日までお預けってことになる。…最悪だぁ。

管を外せるかもって話から一週間過ぎたし、更に3連休明けとは…。


最高、最強に《鬱》!!


鬱鬱鬱!
鬱鬱鬱!
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱!

鬱鬱鬱!
鬱鬱鬱!
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱!

鬱鬱…


 …手書きでやったら間違いなく腱鞘炎になるな。


み~~~んな、だ~いっきらいだぁ~


バカヤロー!!


【つづく】

CAN YOU CELEBRATE?

2011-02-16 07:58:29 | 潰瘍性大腸炎-入院日記6-大腸全摘出手術編
潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術8日目~15日目第3話「日々是憂鬱3 - CAN YOU CELEBRATE?」


【11日目(2/7)】

 遠かった 怖かった
 でも時に素晴らしい~♪

んー、そんな夜はなかったけれど

 永遠ていう言葉なんて
 知らなかったよね~♪


…長かった。

週明けに管を外す予告をされてから眠れぬ夜を3夜過ごしてきた。

そして、ついに来た。

待ち焦がれた月曜日が来た。

目薬さして、キターー!!

織田裕二も、キターー!!


「お願いします!」

朝一のレントゲンに気合いを入れて挑む。

朝の回診にて

「レントゲン見て管を抜けるか検討しましょう」


吐き気もないし、お腹の張りもない。

 …勝ったな(^_^)v

あとはひたすら夕方の回診を待つばかり。

遅い、遅い。
日が暮れた…。

ヤるなら早くヤってくれ。


ようやく、先生が二人やってキターー!!



…(°□°;)…。


開いた口が塞がらないというのは、こんなときのためにある。


先生1「あと2,3日は様子見る必要があるね。まだ腫れているんだよ」

先生2「抜くのは簡単なんだけど、入れるのは大変だからね」

先生1「また、あれ、やりたくないでしょ?」

(ρ_;)


吸引する機械は電源オフでも微かに吸ってくれるのだが、今回、この機械自体を取り外した。鼻から出ている管は栓をされて胸元で束ねてポケットに入れることになった。


 …いったい何のために鼻から管を入れているんだ(涙)


無意味じゃん、苦しいだけじゃん、もしもの時のためなんて言うけど、こんなとき大概もしもはおきないし、一日中管で苦しむ毎日なら、悪くなったときにもう一回入れた方が楽な気がするし、あーもういやだー、しかも、2,3日様子見るってことは、少なくとも明日は抜かないってことだし、あー、僕はいったい何で入院してるんだっけ、もう何がなんだか分からなくなってきた、んもう、はあはあ(息切れ)


 …まだ悪いんじゃ仕方ないか


あぁ、このまま憂鬱な日々が永遠に続くような気がする(ノ△T)


 永遠ていう言葉なんて
 知らなかったよね~(-.-;)


きゃにゅせれぶれー?

祝えねーよ!!(-"-;)

【つづく】

これは…拷問!?

2011-02-16 00:14:25 | 潰瘍性大腸炎-入院日記6-大腸全摘出手術編
潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術8日目~15日目第2話「日々是憂鬱2 - これは…拷問!?」



【9日目(2/5)】


土曜日。病院が休みだから検査とかもないし進展もない。これが日曜日までの2日間続くのだから、憂鬱極まりない。


また、土日はあらゆる患者に多数の見舞い客が訪れて煩わしい。

場所を移してくれればいいのに、苦しんでるときに同じ病室で騒がれるのはツラい。


とにかく土日は嫌いだ。


ただ、この日おしっこの管を抜くことになった。大事なところに入っている管、最近痛みを感じるようになってきた助かった。

×××の先から管が出ている姿がどうにも痛々しくて、初めて見たときはゾッとして、長いこと寒気がしたものだ。


うっ、うぅっ(涙)


抜くときに、普段痛みを感じるはずのないところが、一瞬だが絶望的な痛みを発する。


そして、長いこと違和感。もう使い物にならないんじゃないか…(^_^;)


あとはナニもする気になれないので、ひたすら時間が過ぎるのを待った。


【10日目(2/6)】


憂鬱な日曜日。ホントに何もない1日。ただボケっと明日を待つ長い1日なるな(鬱)。


ところが、今まで水を飲むことも許されなかったのが解除された。


(≧∇≦)わ~い


「それで、今日から薬が始まります」


(゜∀゜;ノ)ノえっ?


「粉薬で飲みづらいと思うけど、がんばって」


約4000mlの点滴をして1日2500ml近くが排便に回っているため、水分の吸収を良くする薬を飲むことになった。


唾を飲み込むのさえキツいのに…これは、拷問かナニかですか?(-.-;)


 …まぁ粒よりは飲みやすいかも?


薬を口に入れ…


 オエッ


ムリムリムリムリ~!!


「喉が、喉が…」


口を大きく開けられないし、上も向けないぞ(汗)


絶対ムリ~

…だけど飲まないとなぁ、良くならなかったらいつになっても管抜いてもらえない。。。

ティースプーンに少しずつ乗せて口に運ぶ作戦。苦くなかったのがせめてもの救いで、なんとかうまくいった。


それにしても、水に全然溶けない粉だから喉ごし最悪。


「喉が、喉が…」


うぅ、管さえ抜ければ(涙)


しか~し、明日までの辛抱だ( ̄∀ ̄)


【つづく】