部屋の模様替えをした。夏バージョンである。
僕の部屋は2部屋あって、2Fがスタジオミッキー、1Fがオアシスという名前がつけられている。
スタジオミッキーには、シンセサイザー、電子ピアノ、エレキギター、MTRといった音楽機材や、パソコン、コンポ、CD棚、テレビ、ゲーム機などが設置されていて、たぁちゃんのホビーブースだ。
オアシスにはタンス、立派な本棚、ネコの部屋つきとトイレ、ガラクタども窓に付けるタイプのクーラー、何故か大型冷蔵庫まであり、寝るのも1Fだ。こちらは、たぁちゃんのライフブースだ。
このようにコンセプトがあるのだがどちらの部屋も決して広くはないので、荷物でごったがえし、いつからかこのコンセプトは失われ、1Fは物置、2Fは機材に囲まれた生活空間、スタジオオアシスになってしまった。
冬はこれでも良かった。が、夏はこれでは無理なのである。クーラーだ。スタジオオアシスにはクーラーがない。1Fでガンガンにクーラーをつけても、冷気は上に上がってこないのだ。熱帯夜にはクーラーがないと辛すぎるので、生活空間を1Fに戻すべく、夏バージョンへの部屋改造計画を施行した。
なかなか大掛りな作業になり、僕にとって大変珍しい2連休を模様替えで費やした。いらない洋服、ガラクタ、本、とにかくいらないもの大処分でごみ袋を9つを作った。捨てるのが苦手なのでその名のとおりごみの山を眺めては、物思いにふけるのである。
ふむふむ、ごみというのは、ごみ箱に捨てただけでは、「捨てた」とはいえないのだな。そもそも「ごみ箱に捨てる」というあとは他人任せの言葉があるから、僕は真のごみ捨てが苦手で、山を構築してしまうわけだ。「ごみ箱に隠す」とか、「一時保管」とか、「ごまかし」程度の表現だったら、ごみ箱に入れただけで捨てた気にならないで済むかも知れない。
そうして、布団も1Fに降ろし、クーラー付き居空間「新生オアシス'05夏」が完成した。ごみ山もねっ。