その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

たぁちゃんとタバコ。【第2章】

2005-02-27 04:51:36 | その名も、たぁちゃん。
第1章で、喫煙家になるまでを書いてきたが、第2章では、愛煙家になるまでを書いていきたいと思う。

【第2章】

僕は、かくして、喫煙者となったわけだが、コレッといったタバコが無かった。マルメンライトから始まったタバコは、キャスターマイルドにかわり、なぜか、またメンソールに戻って、当時新発売だった、マイルドセブンアイスブルーなんて物を吸ったり、キャビンとは何ぞや、といろいろ試してみた。何しろ、タバコをおいしいと思ったことが無いまま、喫煙者としてタバコを吸っていたので、自分のタバコというものが見つからなかったのである。

とあるとき、大宮の駅から、1分ほどの距離にある小さなタバコ屋の前で、気になるタバコを見つけた。その名はキャビンプレステージ。100sの、つまり、ロングのキャビンで、箱が凝っていていて、見るからに豪華なのだ。値段が、当時の価格で、300円。まだマイルドセブンが250円のころだ。確かに高い。高いということは、うまいに違いない。そう思い、早速買ってみた。
ロングのタバコというのは、普通のサイズのタバコよりも吸う力が要る。普通のサイズになるまでの2センチほどが、普通よりも力が要るのである。だから、慣れるまでは、タバコを吸うのに、疲れてしまったが、長いというだけで、なんかこう、リッチというか、偉くなったような気分さえ味わえた。

予備校の数学の授業が終わったときに、講師に「いいタバコ吸っているね~」と言われ、なかなかいい気分だったことから、ますますこのタバコが気に入った。が、そこらにある自販機では手に入らないので、面倒ではあった。
結局、気取っている感じで、逆にカッチョ悪く感じてきたので、大人っぽいタバコをいろいろ試すようになった。

僕は大学に受かり千葉で一人暮らしをすることになった。まず、コンビニのアルバイトを始めたのだが、そこで、僕は運命的な出会いをした。それは、マイルドセブンスペシャルライトだ。聞いたことがない方も多く、「スペシャルってなんだよ(#゜Д゜)」と言われてしまうこともあるのだが、誰も吸わないようなマニアックなタバコかというと、そうでもないのである。たまに吸っている人を見かける程度だ。小さな自販機では手に入らないが、3台ぐらい自販機が置いてあれば、売っている可能性もあるタバコで、BOXしかないので、10円高い260円だった。その箱がいかしていて、金の文字の筆記体で、「Special Light」と書かれているのである。
なんとも、スペシャルではないか。僕は、このタバコのデザインと、「スペシャル」な響きに惹かれて、スペシャルライトの愛煙家となった。いや、味も確かにスペシャルなような気もするし、僕だけが許された、スペシャルなようにも感じられる。むしろ、タバコにとってのスペシャルが僕なのではとさえ思っている。そして、「スペシャルライトを見たら、僕を思い出してください・・・。」という名ゼリフを僕は残した。

最近、マイルドセブンはデザインを一新したのだが、スペシャルライトだけはデザインを変えず、白いケースに、青のライン、そして、金の「Special Light」の文字がある。
現在値段は、280円。スペシャルライトの愛煙家をたまに見かけることがあるが、やはり、このスペシャルな感じが好きなんだろうなぁと思ってしまう。

こうして、今でも、僕はスペシャルライトの愛煙家なのではあるが、前回書いたように、ここ3ヶ月ほどは1本も吸っていない。

いったいコレはどういうことなのか、次回「第3章」で述べていきたいと思う。