★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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【本】流星の絆

2010-06-30 15:36:50 | 本【小説・日本】
         『流星の絆』         東野圭吾         講談社
【comment】
面白かったんだけど、、、、とってもとっても言い難いことをいうと、、、個人的には、


 なんか安っぽいドラマみたいな話って思っちゃった~(言っちゃったぁ~・汗)

っていうか、この小説はドラマ化されているんですね。例によってドラマは未見ですが。
ドラマだったら結構面白いのかもしれないなぁ~

 
 -story-
惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹、有明功一、泰輔、静奈。
「兄貴、妹は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
14年後―彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった―


読み始めは面白かったですね。
小学6年生のお兄ちゃんを筆頭とした、4年生、1年生の仲良し3兄妹が、夜中に家を抜け出して流星を見に行っている間に、洋食屋を営む両親が何者かに惨殺されてしまう―
その悲劇たるや、、、お涙頂戴物です。ボーボーですよぉ~うるうる
有明功一、泰輔、静奈の幼い兄妹は、引きとり手のないまま過酷な施設暮らしをすることになる―

ところがですね、まず拍子抜けしたのは、その施設での様子などが一切描かれていないことなんですね。3人の人間形成に大きく影響する場面だと思うんだけど、そこをすっ飛ばして、いきなり大人になっちゃいます。
で、、、大人になった3兄妹は、なんと“詐欺師”になっちゃってるの~~~ぬなっ
・・・・・・・う~~~~~んここでイキナリどん引きした私。
頭脳明晰の功一が計画を立て、美人の静奈がターゲットの男を落とし、何にでも化けられる変幻自在の泰輔が静奈をサポートする―この完璧なチームワーク=兄妹の絆で大金を巻き上げる―という詐欺行為に共感出来ず、面白さが半減したのよ~
両親を殺されて、さぞかし苦労多き人生を送っただろうことは想像に難くないけど、よりによって詐欺師にならなくても、、、どう~してもその状況を、たとえ小説のご都合としてもホイホイと受け入れられない自分がおりました。
まぁ~それでも読ませる力はバリバリおありの東野作品ですから、のこのこ読んだわけで、、、

いよいよ両親を殺した憎き犯人の登場とあいなります。
金を騙し取る目的で近づいた洋食チェーン店の御曹司が、実は両親を殺した仇の息子だったんですね~
しかも静奈が御曹司に惚れちゃうわけだぁ~
ふむふむ、、、ここら辺のメロドラマ的展開には結構惹きつけられましたね(照)愛憎ドロドロの出来過ぎのシュチュエーションに燃えるんです、主婦は(笑)
だけど、3人が復讐のためにやっていることがイマイチ安直だったり、仇の息子が超いい人過ぎるたりすると、妄想全開主婦がいきなり現実主義主婦に変身してシラケ気味に(笑)、、、

そうなると、ヒネリがあって単純にはいかなかった仇に「なるほど~」とは思っても、そこからの展開に対して、「最終回で無理矢理辻褄合わせてハッピーにしちゃってるドラマみたい」とか思っちゃったりして~我儘主婦です(笑)

と、、、言い難いことをズバッと言っちゃいましたが(汗)、この話はドラマ向けかもですね♪
 

おお~功一が二宮和也、泰輔が錦戸亮、静奈が戸田恵梨香ですか~
   ふむふむ、、、ハマり役っぽいですね    (3点)
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デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~

2010-06-28 18:18:38 | 映画【た行】

レンタルで鑑賞―
【story】
MI6の諜報員だったレイ(クライヴ・オーウェン)は、フリーランスの産業スパイに転身する。彼はNYでトイレタリー用品の新興企業エクイクロム社のために、宿敵B&R社を探るスパイチームの一員として働いていた。そこでライバル社に潜入中の情報提供者クレア(ジュリア・ロバーツ)と接触しようと試みるが―
     監督 : ト二ー・ギルロイ 『フィクサー』

【comment】
ジュリア・ロバーツが好きー
少し前の『チャーリー・ウイルソンズ・ウォー』ではイマイチ魅力が出ていなかった気がしたし(汗)、『バレンタインデー』では出番が少なかったけど、
今回は主役だし、スパイ物だし、期待しちゃったんだけど、、、
 
う~~~ん悪くはない。悪くはないんだけど、、、そんなに良くもないって感じ?普通の映画だったかなぁ~

元スパイが、その腕を駆使して大企業から情報を盗もうとする―っていうクライムサスペンス的な脚本は練ってあったし、過去と現在を交互に見せる構成もなかなかだったし、そこにコメディ要素も加わっていたし、スタイリッシュな映画っぽくもあったんだけど、、、どうも中途半端で面白味に欠けた気が、、、
   
さて、元CIAのクレアは、今はエクイクロム社に雇われ、B&R社にモグラとして潜入している。
レイは元MI6。やぱりエクイクロム社に雇われている。
二人は5年前にドバイで知り合いベッドを共にした仲だが、それにはCIAの仕事が絡んでいたっていう曰くつき。
その二人がひょんな形で再会し、協力してエクイロム社のためにB&R社の情報を盗まなければならないのだ。
そんな折、B&R社が世界を驚かす新製品を開発したという情報が入るが―

まぁ~入り組んだ脚本ですので、ストレートにはいきませ~ん(笑)
クレアとレイが実は共謀していたり?、恋人同士っぽかったり?、、、だけどお互いスパイ根性が身についているので、どこに真意があるのか分かったものじゃーない。
二人の思惑のどれが本物で、会社の誰が何を考えていて、新製品の情報とはどういう物で、、、最後に笑うのは一体誰か?っていうなかなか面白そうな展開なのよ。それなのにイマイチ乗れず、ハラハラやドキドキもないわけよ(汗)
 
で、、、個人的には、脇を固めるエクイロム社の社長、ポール・ジアマッティもB&R社の社長、トム・ウイルキンソンもいい役者さんなので、何かやってくれる―って期待しちゃったし、オープニングのお茶目な喧嘩シーンが面白かったので(笑)、もっともっと二人に登場してもらって、クセのある弾けた見せ場があっても良かったと思ったなぁ~

それと、有能だったらしい元スパイ、クレア&レイのやってることが、そんなに素敵に見えなかったのがイタイかも。それに、肝心なところで間抜けなんだも~ん。ラストのどんでん返しにも驚くどころか予想がついてしまったわん。いっその事、もうちょっとコメディ色で押した方がインパクトがあったかも、、、

 
でね、あまり言いたくないんだけど、、、私、今回のジュリアを見て、、、ちょっと精彩を欠いているように思っちゃったのよ。
クライヴはすごく良かったんだけど、ジュリアが元気なく見えて、何を考えているのか分からないところがあったの。
スパイなのでそれでいいのかもだけど、個人的には、もっと爆発したり、弾けたり、オーバーアクションだったり、、、のジュリアが見たかったし、その方が面白くなったと思うなぁ~
                                        (3点)

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タクシードライバー

2010-06-25 15:08:08 | 映画【た行】

友人にDVDを借りて鑑賞―
【story】
ベトナム帰りの青年トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、夜の街をタクシーで流しながら世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィ(シビル・シェパード)と親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる―
     監督 : マーティン・スコセッシ  『シャッターアイランド』

【comment】
1976年に制作された当時は観ていないが、それから数年後、地元の映画館で何故かリバイバル上映かなんかされていたのを、確か誰かと観に行っている。
で、、、その時には本作の良さを全く分からなかった私ハハ

今回、久方ぶりに鑑賞してみたのは、最近、昔ピンとこなかった映画の良さに今頃やっと気が付くことに妙~に新鮮味があって一種のマイブームになっているからだ(笑)

ということで、再見したわけだが、、、う~む、、、やっぱりあんまりピンとこなかったみたいですぅ~残念ながら
 
ベトナム戦争で海兵隊だったトラヴィスは26才。
名誉除隊をしたが、することもなく、不眠症と頭痛に悩まされている。
どうせ眠れないのだから―と、タクシードライバーになるが、同僚とも上手く馴染めない。
そして、暴力や犯罪にまみれたNYの街に苛立ち、雨がそんな人々を洗い流してくれないか―と感じている。

 
そんなトラヴィスには密かに想いを寄せる女性がいた。
次期大統領候補者の事務所に勤める美しいべッツィだ。
何度も彼女をこっそり盗み見ていたトラヴィスは、ある日彼女に話しかけてデートに誘ったが、ポルノ映画に連れていったために嫌われてしまう。
 
失意のトラヴィスは、偶然知り合った12才の娼婦アイリス(ジョディ・フォスター)に、そんな仕事を止めて実家に帰るように促す。
そんな折、トラヴィスは、不法に銃を手に入れて自己鍛錬をはじめるが―
 

本作を観るにあたっては、“ベトナム戦争”を背景に考えなければいけないらしい。
確かにそれを抜きにすると、「何なのよ~これ」状態になりかねないと思う。昔の私はまさにそうだった。
今回は、ちゃっかりその情報を仕入れた上での鑑賞だったので、ベトナム戦争によって何らかのダメージを負った孤独な男の説明し難い精神状態、思考回路、異常行動などを表現し、その結果を皮肉で見せているのね~と、納得しながら観られたのだが、、、
う~~~む、、、
鑑賞後、いの一番に頭に浮かんだのが、「何故に初デートでポルノなのよ?トラヴィス
だったりして~(汗)
いや~~~スミマセンです。この期に及んで本作の良さが分からんで。
 
だけど、映画を再見して良かった―と思えた。
だって、やっぱりロバート・デ・ニーロはハンパなくいい男で、途轍もなく演技が上手いということをまたまた思い知らされたからだ。
あまり社会性のない孤独な青年が、徐々に壊れていく姿が異様にサマになっている。
戦争については一言も触れず、ただ「海兵隊だった―」のセリフしかないけれど、戦争を体験した若者の多くが形の無い狂気に苛まれていたであろうことを静かに見せつけてくれた。

それから、出ていたことを全く忘れていたジョディ・フォスターのアイリスも良かった。
天才と謳われただけあって上手い、上手い・・・
驚いたのは、タクシーの客役でスコセッシ監督が出演していたことだ。若かったなぁ・・・

残念ながら私の好みの映画ではないけれど、名作と言われている本作なので、未見の方は一度鑑賞されてみては?
もしかしから男性が惹かれる空気が流れているかもしれない。
 
ところで、男性が惹かれる―といえば、Wkiにこんなことが載っていた。Wkipediaのページ

要約すると、≪映画『時計じかけのオレンジ』を観たアーサー・ブレマーが、1972年に大統領選出出馬を狙っていたジョージ・ウォレスの暗殺を図り逮捕された。ブレマーは日記を記しており、その日記が出版され、その日記をモチーフにして『タクシードライバー』の脚本がポール・シュナイダーによって書かれた。そして、『タクシードラーバー』に影響されて、1981年にジョン・ヒンクリーが、ジョディ・フォスターの気を引こうとレーガン大統領暗殺未遂事件を起こした―≫

いやはや、、、話題作とは大変なものだなぁ~ 
『告白』に勝手に変な影響を受ける人がいないか心配になってきた  (3点)

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ザ・ウォーカー

2010-06-22 17:45:15 | 映画【さ行】
デンゼル主演の期待の新作だったんだけど・・・
【story】
世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ(デンゼル・ワシントン)。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が現れ―
     監督 : アレン・ヒューズ アルバート・ヒューズ 『フロム・ヘル』

【comment】



   超~~~辛口感想です。
      しかも、いきなり物語の核心に触れています。
   未見の方やこの映画をお好きな方はスルーして下さい



         




    
座頭市かいっっっ
・・・・・はぁはぁはぁ・・・いや、チョイ取り乱してしまいました・・・

あんまりガックリときたもので、、、個人的にはツマラナイ映画でござったんですの。
 

実は、予告を観た時点で、「たった一冊しか残っていない大切な本となると・・・きっと“聖書”だな―」と予想をつけておりました。
そして、「それをひたすら西に運ぶとなると・・・まるで経典を求めて旅する“西遊記”っぽいノリだな」とも思っておりました。
だから、もしかして宗教色が強いかもなぁ~って想像したんだけど、デンゼルとゲイリーだから、きっとフツウじゃないと踏んだのですが、、、
うう~~~む

まぁ~映像は美しかったです
大きな戦争でほとんどの人類が滅びてしまった近未来。
荒廃した地球なのに、人々もバッチイのに、灰色や青が基調になったような色彩が綺麗で思わず魅せられました。
それに、相当体重を絞った感のあるデンゼルのアクションも良かったですね。
とにかくカッコイイのですよ~
元々渋い彼の、目にもとまらぬ速さの剣さばきやアクションは見事で見事で、、、「お前はもう死んでいる―」と言いだすんじゃないかと思う程でした(笑)

でもなぁ~お話が陳腐だったと思うなぁ~
 
まず、本を狙うゲイリーの役どころなんだけど、、、
う~~~ん、、、彼だからこそ、荒っぽいことをして人々を支配してきたカーネギーにも存在感があったけど、、、
う~~~ん、、、結局は“井の中の蛙”でしかなかったのねぇ~と思うと、彼のやってることってバカみたいで(あら、言い過ぎ・汗)
それに、ラストのところで、本を前にして期待を膨らませてからガックリ―ってシュチュエーションが、まんま『フィフス・エレメント』で笑えたりして・・・
 
あと、キレイどころのソラーラ(ミラ・クニス)ですが、、、
まぁ~お綺麗でしたね。
最後は何で旅するのかイマイチ意味不明でしたが(汗)
 
それにしても、デンゼル演じたイーライですが、、、一体何者だったんでしょうね。
神の声を聞いたとなると、まるでジャンヌ・ダルクみたいですが、、、原題では彼の名前は“ELI”で、旧約聖書に載っている預言者からきているみたいですが、、、ピンとこないわ~そういう設定されても(汗)
だいたいさ、しょっちゅう“声”が聞こえてるらしいのに、30年もかかってやっと助け合いの精神が分かるって何よ。

それから、彼は、目指している西に何があるかは分からなかったみたいだけど、、、う~~~ん、、、その目的地についてもちょっと違和感があったなぁ~
だってさ、そこらじゅうで人間が野蛮になっちゃってて、学ぶ環境になくて、字も読めない、何の知識もない状態でいるのに、文化がどうしたこうした言われてもねぇ、、、
考え方次第なんだろうけど、個人的には、まず、生き残っている人々をしかるべき状態に置いて人間らしく生活させるのが先決でしょう―って思ってしまったな。まずは、衣食住だろうと。

・・・・・ということで、アッシにはちっともピンとこなかったんでござんす  (2点)                         
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【本】ポール・スローンのウミガメのスープ

2010-06-20 11:04:25 | 本【その他】

        水平推理思考ゲーム『ポール・スローンのウミガメのスープ』
        ポール・スローン+デス・マクへール     エクスナレッジ
【comment】
皆さんは、
“水平推理思考ゲーム”ってご存じですか?

恥ずかしながら私は知らなかったんですよ~
で、、、少し前に、友人に、有名らしい『ウミガメのスープ』の問題を出題されまして、見事にハマってしまいましたの、ドンピシャリと

友人から他に、『腕を送った男』や『戦争から帰還してスグに自殺した男』とかの問題も出題されたんですが、時間をかけて解いていくのが楽しくて、、、本があると聞いた私はいそいそと買っちゃった次第です(笑)
まぁ~ハッキリ申し上げて、本はそんなに面白い問題ばかりではなく(汗)「何よ~これじゃーツマンナイじゃんぷんぷん」って感じちゃったのですが、、、多分、本の意図と外れて、一人でチャチャッと読んじゃったのがイケナイと思うのですが、、、それでも今回、是非“水平推理ゲーム”についてはプッシュしたいな―と思ったので~す

さて、さっきから申し上げております“水平推理思考ゲーム”ですが、≪出題者が出した問題に、解答者が何回も質問を重ねて答えを導き出すもので、解答者は、出題者が「はい」「いいえ」「関係ありません」と答える質問しか出来ません。≫回答者は想像力を働かせて、突拍子もなく思える問題に論理的な答えを見出すのです。
この本には、その“水平推理思考ゲーム”の問題が81問載っています。

私は、最初に“ウミガメのスープ”の問題を出された時には、あまりにも変なクイズなので、何が何だかサッパリで、、、答えを探るために質問をしろ―と言われても、何を質問していいかが分からない―という無知の無知状態でした。
でも、時間をかけてだんだん先が見えてくる時の快感たらなかったんですね。
答えが閃いちゃった時なんて超~気持ち良かった~(笑)

ちなみに“ウミガメのスープ”の問題ですが、
≪男がレストランに入り、メニューから「ウミガメのスープ」を頼んだ。それを一口食べた彼はレストランを飛びだし、持っていた拳銃で自殺してしまった。なぜだろう?≫
というものです。
うふふのふ~~~解かりますか?どういう答えか。
皆さんにもこの名問題を解いて貰いたいわ~

ところで、この本には載っていませんが、トンチのような簡単な問題を出しますので、お時間のある方は考えてみてね~

≪男がバーに入っていって水を頼んだ。バーのマスターは、いきなり銃を取り出して男に向け空砲を放った。男は「ありがとう―」と言ってバーを出た。なぜだろう?≫

質問があったらコメント欄にどうぞ♪バーの問題の解答は後日追記しま~す。

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セブン

2010-06-16 15:45:00 | 映画【さ行】

レンタルで鑑賞―
【story】
キリスト教の≪7つの大罪≫になぞらえた奇怪な殺人事件をベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と新任刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追うが―
     監督 : デヴィッド・フィンチャー 『ベンジャミン・バトン数奇な人生』

【comment】
       これぞ紛う方なき傑作だぁ~

・・・とか言いながら、実は公開当時(1995年)に観た時には大嫌いだったのである(汗)
だってぇ~あまりにも可哀想なんだもん、可愛いブラピが。
・・・という訳で、“ニ度と観たくない映画”のリストに入れていた本作だが、今回観直したのは、少し前に「ブルースが可哀想だ」って理由で苦手だった『12モンキーズ』の傑作さに気付いたので、もしかしたらコチラも面白いかも―って思ったからだ。

で、、、観て良かったよぉぉぉ~(感涙)
昨今の映画では残念ながらなかなか感じることが出来ない完成度の高さに、溜飲が下がる思いがあった。
ダークでスタイリッシュな映像(時々暗過ぎる画面に眠気もきたが・汗)と、秀逸な脚本、俳優の演技の確かさに感動したわ~
 コチラはミルズ刑事。とある大都会の殺人課に赴任してきたばかりで、経験は浅いが仕事に対して意欲的で、若いせいか、血気盛んで感情的なところがある。
 ミルズの妻、トレーシー(グウィネス・パウトロー)。夫が希望した任地になかなか馴染めずにいる。

 定年を1週間後に控えた刑事、サマセット。冷静で非常に知性的な彼は、緻密な捜査をする優秀な刑事だが、経験の多さ故か厭世的な面もある。
 
ミルズの着任早々、太った男がスパゲッティーに顔を埋めた状態で発見される。
検死の結果、死因は、頭に銃を押しつけられ、食べ続けることを強制された―というもので、サマセットは、「これは、何らかの意図を持った殺人で、これが始まりだろう―」と推測する。
 
翌日、金に汚いと評判の弁護士が殺された。
シェイクスピアの『ベニスの商人』になぞらえて、自分の肉を1ポンド切り取ることを強要された―とみられる死体のそばには≪強欲≫という血文字が書かれていた。
2つの殺人に関連性を見つけたサマセットは、「この殺人は、キリスト教の≪7つの大罪≫をなぞらえたもので、これからも殺人が続く」と確信するが―

 
さて、暗さが少々気になる作品ではあるが、恐らく妥協を許さぬ徹底した拘りで凝りに凝ったと思われるこのサスペンスは、今尚色褪せず、鮮烈な主張をもって映画の醍醐味っちゅーものを味あわせてくれる傑作だ。

まず、モチーフとなったキリスト教の≪7つの大罪≫は、≪大食≫≪強欲≫≪怠惰≫≪憤怒≫≪高慢≫≪肉欲≫≪妬み≫のことだが、これがいい。
その大罪になぞらえて起こる殺人事件は、どれもさほど奇をてらった見せ方をしているわけではないが、映像の暗さも手伝ってか、人間の暗部を思い知らされているようで、みぞおちの辺りがシクシクする恐ろしさがある。

そのモチーフの良さと相まって、事件を捜査する二人の刑事の対比のさせ方も非常に上手い。
未来に希望を抱いている若き刑事の、罪なき浅はかさや危うさを“動”をもってブラピが好演すれば、日常的に起こる異常な事件や人々の無関心さに嫌気がさし、半世捨て人になっている孤独な男を“静”をもってフリーマンが渋く演じる。
また、脇を固める俳優もとてもいい。
以前観た時には、「なによ、この人ったら可愛くな~い」とか思っちゃったグウィネスだが(ファンの方スミマセン・汗)、目立ち過ぎない存在感が自然でいいと気付いた。
そして、犯人役の俳優さんだが、、、素晴らしいの一言だ。(出演をシークレットにしていた過程があるそうなので名前は伏せておく)
出番が少ないのに、圧倒的な存在感でとうとうと語る狂人なりの哲学には、背筋が寒くなると同時に一瞬でも「なるほど」と思わせるような力があるのが恐ろしい。

で、、、以前観た時に嫌いになった最大の理由である驚愕のラストだが、、、
どうしようもなく絶望的で、遣る瀬無くて、悲しくて、「うっそ~~~こんなラストなんて嫌ぁ~」と地団駄踏んじゃったラストを今回は気に入ってしまった。
「うわ~このラストってスゴクいい」と興奮した。
15年の時を経て、ここまで考え方や趣味が変わるって何者よ、私って気もするが(笑)

『アポロ13』のオファーを断り、撮影途中で左手を骨折しながら本作に臨んだブラピの代表作の一つに間違いない―
   未見の方は是非大好きな『ファイトクラブ』の感想も書きたいな(4.5点)
                                          

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【本】猫を抱いて象と泳ぐ

2010-06-14 09:07:57 | 本【小説・日本】

       『猫を抱いて象と泳ぐ』       小川洋子       文藝春秋
【comment】
去年、某TV番組に本の評論家さんたちが出演し、本作を大絶賛していたので、是非読んでみたい―と思っていた。

私は、小川さんの本を『博士の愛した数式』と『薬指の標本』くらいしか読んだことはないが、それでも小川さんが独特の世界観をお持ちの作家さんだとは感じている。

この『猫を抱いて象と泳ぐ』も、やはり小川さんならではの世界観があり、そして、全編で壮大な一編の詩でもあるかのように感じた―

  -story-
後に、リトル・アリョーヒンと呼ばれることになる唇に産毛が生えた物静かな少年は、ある日、廃車になったバスでマスターと出会い、チェスを教わることになる。
その後、リトル・アリョーヒンは、運命に導かれて、自動チェス人形の中に身を潜めながらチェスを指すようになるが―


さて、こういう独特の世界観のお話は、それこそ読む者の感性に合うか合わないかで大きく好き・嫌いが分かれてしまうと思う。
私は、正直に言うと、、、“合わない”方に属してしまうかもしれない。

読み始めは、物凄く引きこまれたのだ。
主人公の少年の過酷で寡黙な運命と、彼独自の想像力の世界に荘厳なものすら感じ、時折胸を押さえ、物思いに耽りながら読んだ。
とにかく言葉の一つ一つが美しく、哀しく、とても不思議な味わいがあり、この世界に浸っていることが心地良かった。
口が閉じられた状態で生まれた少年,デパートの屋上の象,壁に挟まれたミイラ,おばあさんの布巾,プールで溺死した男,廃車になったバスに住む、太り過ぎた心優しきマスター,猫のポーン,盤上と盤下で繰り広げられるチェスの調べ、、、
ここで登場する人物や小さなエピソードの数々は、意味をなさないようでいて、全て心にしっくりときて、、、優しいお酒に酔うような感覚でいい時間を過ごせた。

だが、、、途中から、具体的に言えば、リトル・アリョーヒンをチェスの世界に導いてくれたマスターが死んでしまってから以降、少しずつこの世界に浸っているのが苦痛になってしまった。
意味のなさないようなエピソードに全て意味があり、いや、主人公の人生にとって意味があり、一つ一つ繋がっていく様に、「ああ、、、そういうことか、、、」と思いながらも、何故か
寂しくなっていってしまったのだ。

そして、優しいのに残酷で、温かなのにひんやりとして、密やかなのに意固地で、美しいのに仄暗い、、、そういう感覚に囚われて、だんだんと遠巻きに物語を眺めている自分がいた。

思うに、きっと私はリトル・アリョーヒンに幸せになって貰いたかったんだと思う。
幸せの物差しは個人個人によって違うものだから、彼自身は、己の人生を決して不幸とは思っていなかったのだろうが、凡庸な私は、偉大なマスターにも、11歳で成長を止めた小さなリトル・アリョーヒンにも、肩に鳩を乗せたミイラにも、、、手で触れるような温かな幸せを感じて貰いたい思いでいっぱいになってしまった。
彼が口を閉じて生まれてきたこと、唇に脛の皮膚を移植して毛が生えてしまったこと、小さな体を使って人形でチェスをすること、、、それには皆幸せになるための理由があった―って展開の方が好みだったのだ(笑)

だが、私の望むような幸せは、きっとこの本の持つ詩集のような美しさを消してしまうのだろう。
そして、控えめなリトル・アリョーヒンの生き様こそ琴線に触れる方が数多くいらっしゃるのだろう。
                                       (3点) 

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アイアンマン2

2010-06-12 10:33:35 | 映画【あ行】

『ゾディアック』の時は、な~んとも思わなかったけれど、『アイアンマン』そして『シャーロック・ホームズ』でシッカリとハマってしまったロバート・ダウニー・Jrに会いた~い
【story】
自らが“アイアンマン”であることを明かしたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)だが、トニーの勝手なヒーロー行為は問題視され、国からパワードスーツの受け渡しを命じられる。そのニュースを憎悪に満ちた目で見つめる男“ウィップラッシュ”(ミッキー・ローク)は、一撃で金属を真っ二つにする武器を観につけ、トニーの前に現れる―
     監督 : ジョン・ファヴロー 『アイアンマン』

【comment】
   いいの、いいのぽりぽり  
ロバート・ダウニー・Jr演じるトニー・スタークのお茶目っぷりが見られて、アイアンマンの派手なパフォーマンスを見られれば、少しくらいストーリーがガタガタでも・爆
 
という事で、ナイスなオヤジキャラで大人気のトニーは健在でしたよ~
天才でナルシストで自己中、ファーストフードに目がなく、無類の女好き。素直じゃないけどホントは寂しがり屋のトニーは、巨大軍事産業の社長で、自ら作ったパワードスーツを装着し悪と戦うアイアンマン。
 
誰よりも信頼する秘書ペッパー(グウィネス・パルトロウ)に支えられ、、、
 
でも、肉感的な美女(スカーレット・ヨハンソン)にピピッとスケベ心を抱き、、、
 
アイアンマンを引き渡せ―ってしつこい政府や、アイアンマン並みの開発に躍起になっている他のライバル社ハマー(サム・ロックウェル)に対しては、強気でケチョンケチョンに突っ撥ねる。

なんたって、僕ちゃんはセレブで社長で正義の味方アイアンマン。世界の平和は僕ちゃんが守る。僕ちゃんは平和の民営化に成功したんだゾ~矢でも鉄砲でも持って来~いって感じで意気揚々なのだ。
でもちょっと心配の種が、、、過去の事件で損傷を負った心臓を守る装置が血液に毒素を送っている、、、このままじゃ僕ちゃん死んじゃう
 
そんなトニーとスターク社に只ならぬ恨みを抱き、復讐を誓う男イワンがロシアにいた。

さて、トニーの運命やいかに―

 
とにかくトニーのキャラは見ているだけで楽しくなっちゃうわ~小ネタで笑わせてくれるし。そこには満足かな。
ただ、今回お話がゴチャゴチャし過ぎで、尚且つ浅~いので、何となくロバートの持ち味に頼り過ぎなんじゃーないかなぁ~的な気持ちが起きちゃった。
 
お話のポイントは、、、
*トニーの健康不良
*新たな敵イワンとの確執と対決
*ライバル社ハマーの悪巧み
*親友ローディ大佐(ドン・チードル)との喧嘩
*謎の美女登場
*ペッパーとの関係
*謎の男フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の企みとトニーの父の願い
ホント盛り沢山なのよ。

だけど、トニーの危機的健康不良は肩透かしなくらい簡単に回避出来ちゃうし、イワンに関しても、折角ミッキー・ロークが奥の深そうな人物を演じていたのに上手く活かされていなくて残念だったし、親友との喧嘩の件はバカバカしくって・・・だからローディがパワードスーツを着ることがイマイチしっくりこなかったかな。
それにハマーの扱いが雑で、あまりにもアホ丸出しで可哀想に思ったな~
スカちゃんは綺麗でカッコ良かったけれど、そんな大層な謎でもなかったし、パパも何をどう考えていたのかサッパリ分かんなかったわん。

ってな感じでチョイ消化不良は否めなかったので、ドッ派手な戦闘シーンにプチ興奮はしても、なんというか、、、盛り上がらないのよ、気持ちが。
やっぱりトニー演じたロバートに頼り過ぎだったんじゃーないかしら?『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の時のジョニーのジャック・スパロウの扱いを思い出しちゃった。
 
                                  
あっ、、、そうそうトニーの部下役で結構出番の多かったこの方って監督さんだったのね~出たがりなのかしら?(笑)
 
さてさて、ブツブツ言いながらも、こういうアメコミアクション映画は好きなので、そこそこ面白かったかな。
エンドロール後にワンシーンあって、きっと次回作への伏線なのね。
ますますゴチャゴチャするかも的な心配はあるけれど、楽しみにしようっと(3.5点)

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告白

2010-06-09 20:15:00 | 映画【か行】

苦手な分野の話だと踏んで、2009年本屋大賞を受賞した湊かなえさんの原作は未読。
映画もノーチェックで観る気はなかったが、評判がいいようなので、悩みに悩んだ挙句恐る恐る観に行ってみた―
【story】
とある中学校の1年B組、終業式後のホームルームで、担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです―」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく―
     監督 : 中島哲也 『嫌われ松子の一生』 『パコと魔法の絵本』

【comment】
      なんてスゴイ映画だっ
                 
(5点) 
                              (*但し、好きってわけではない) 
                                    
今気がついたが、原作が未読どころか、中島監督の作品までも未見の私。
よくぞ「観よう―」と決心したよなぁ~偉いゾ私(笑)

とにかく、この映画が観る者を引きつける吸引力
はハンパない。
こんなにグイグイと引き込まれた映画は久しぶりだ。
どんなに面白い映画でも、ちょっと中だるみや違和感があったり、勝手な判断で「このシーンいらないなぁ~」なんて思ってしまったりする文句タレ子の私だが、この映画に関しては無駄なシーンが1秒もなかった。
原作にどこまで迫っているか知る由もないので、映画だけで語らせて頂くと、見事な脚本だったと思うし、それを鬼気迫る演技で見せてくれた役者さんたちには脱帽だし、映像も、音楽も文句のつけようがなかった。
本作は、完璧なる衝撃作で稀にみる傑作
だと断言したい―
 
物語は、自分の愛娘を殺された教師、森口の“命の授業”という名の復讐譚であるが、その顛末を森口からはじまる5人の登場人物の告白という形で見せている。
私としては詳しく内容を語りたいところだが、ここは敢えて割愛したい。
このピタゴラスイッチ並みにスゴイ復讐の負の連鎖の物語を下手に説明したくないのだ。

そこで、主な登場人物について少しだけ書いておく。

まず圧倒的に凄かったのは森口を演じた松さんだ。
何の感情もない声で、淡々と語る時の表情が空恐ろしい。
娘を殺され、鬼と化してしまったであろう森口を彼女ほど上手く表現出来る人はいないだろう。
 
KYの熱血教師、寺田役の岡田君。
基本は善人なんだろうが、ただ自分の理想だけに一生懸命で周りが見えていない愚かな教師を好演していた。
ちなみに寺田は今後どうなるのだろう?教師人生はお仕舞いだと思うが、、、彼は負の連鎖に巻き込まれた被害者だと思う。
 
息子を溺愛する母親役の木村さん。
息子がしでかしたことが何であれ、自分の息子こそが可哀想だとか、家の子はいい子だとか言って、悪いことは全部周りのせいにする―所謂モンスターペアレントを恐ろしいまでに好演。

また、犯人役の少年A、少年B、少年Aに想いを寄せる少女の演技も素晴らしかった。
よくぞこんな難しい役を堂々とこなしたな―と驚くほどだった。
更には、クラスの他の生徒たちの好演もこの映画の欠かせない財産だと思う。
 
さて、鑑賞後暫し呆然自失状態で、何が何だか分からない思考が頭を忙しく駆け巡りっぱなしであるので、言いたいことが纏まるのに3カ月はかかりそうだが(笑)、とりあえず、どうしても一言言いたいのは、
「この映画は映画としてスゴイが、決してここに出てくる人々に共感したわけではないし、“これが今の子どもたちの抱える現実だったら怖い―”的な危機感を抱いたわけでもない」ということだ。
これは、原作者と監督が作りだした架空の世界であり、究極のフィクションで(だからこそ“事実”と断定しきれない“告白”という形が活きるんだと思う)、ここに何らかのメッセージなんかを感じ取っちゃー逆に危険だと思うのだ。

個人的には、ここに出てくる教師も、生徒たちも母親たちも、もしかしてこういう状況の人やこういう考え方の人っているかも―の境界線のラインからはみ出していて、それ故に脱・人間になり、モンスターと化した物体だと思った。
その境界線はあやふやだが、確固たるラインであって、それを超えるのは人間であるとなかなか出来ないはずだと思うのだ。
だから、過保護だと子どもがダメになる―とか、虐待するとこうなる―とか、携帯世代はどうだ―とか、思春期の心の闇は恐ろしい―とか、そういう単純なものではないと思っているし、そういう枠でこの映画を観なかった。

私がこの映画に満点評価をつけたのは、この映画に心酔したわけでも好きだからでもないのだ。
ただ、この物語が持つ魔力と映画だけに出来るマジックの絶妙な化学反応に参っちゃったせいだ。
恐らく評価は分かれると思うし、その評価するポイントも人それぞれ違うと思うが、私のように観ることを躊躇している方は、是非チャレンジしてみて欲しい。
間違いなく経験したことのない衝撃を受けるだろう―  (5点)

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’10.5にDVD等で観た映画★気ままにサクッとご紹介★

2010-06-07 20:50:00 | 旧作映画ミニ紹介

レンタルなどで観た映画の一口感想も回目で~す
『ホースメン』
 監督:ジョナス・アカーランド 出演:デニス・クエイド チャン・ツィイー
≪ブレスリン刑事(デニス・クエイド)は、猟奇的な連続殺人事件を担当することになる。遺体は極太の釣針で宙につるされ、現場には「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残されていた―≫
こういう猟奇的殺人事件を扱ったサスペンスは大好きなので、それなりに観れましたが、、、
オチを考えると、ここまで猟奇的な殺し方や死に方が必要だったかな?なんて思ったり、チャン・ツィイーが出る必要もなかったかな~なんて思ったり。あと、予想が出来ちゃったけど、犯人が灯台もと暮らし過ぎだろう・・・と思ったりしました(汗)
もっと面白く出来たんじゃーないかなぁ~ (3点)

『存在の耐えられない軽さ』 監督:フィリップ・カウフマン 出演:ダニエル・デイ=ルイス ジュリエット・ビノシュ レナ・オリン
≪“プラハの春”の時代、ドンファンで優秀な外科医トマシュと田舎娘テレザ、奔放な画家サビナが辿る愛の悲劇―≫
約3時間もあったけど(汗)、最後まで引き込まれました。説明し難い良さがこの映画にはあったなぁ~鑑賞後かなり余韻に浸ってしまいました。
で、、、心にくっきり跡を残した何か哲学的なテーマを探るために原作を買ったので、ボチボチ読んでみます(笑)
 (4点)

  『パイレーツ・ロック』
 監督:リチャード・カーティス 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン ビル・ナイ
≪1966年、イギリス。クールなDJたちが24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局とロックの規制をしようとする政府の攻防が始まった。高校を退学になったカールは、一番ホットなラジオ局がある船に乗船したが―≫
これはサントラがいいでしょうね。聴き覚えのあるロックの名曲がずっと流れていて、沢山の登場人物の群像劇を盛り上げてくれて、なかなか面白かったです。個人的には、イケメンを発見してテンションが上がってしまった(笑)の写真のトム・ウィズダムです。 (3点)

『タイムライン』 監督:リチャード・ドナー 出演:ポール・ウォーカー ジェラルド・バトラー
≪時空間転送装置の事故により14世紀にとり残された父親を救出するために、息子とそのチームが英仏戦争の真っただ中に飛び込むが―≫
原作はマイケル・クライトン。彼の小説は面白いですよね~一時凄くこりました。
で、、、以前観た映画なのですが、その時はあまりピンとこず、、、今回ジェラルド・バトラーを再見したい一心で観てみました(笑)
そうしたら、、、結構面白かった
主役はポールなんだろうけど、バトラーの方が見た目もキャラのエピソードも主役っぽい。いっその事バトラーが主役で、もっと彼に時間を大幅に割いた方がより面白くなったかも。
 (3.5点)
  
ステキ~
あれれ、、、後半いい男紹介みたいになってしまった(笑)

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SEX AND THE CITY 2

2010-06-04 18:41:50 | 映画【英・数字】

 SATCのTVドラマシリーズが大好きですっ
・・・と、2年前の初の映画化の時にも言いました(笑)
前作は、また4人に会えた喜びで感極まったし、お話もとても面白かったので大満足
で、、、2作目もスッゴク楽しみにしていました。4人を見るだけでパワーを貰えるのよ
 前作『SEX AND THE CITY』の感想で、4人について少し紹介しているので、よろしければ記事をみてみて下さいね

【story】
ビッグ(クリス・ノース)と結婚したキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)。あれから2年が経ち、幸せなはずの彼女を揺さぶるハプニングが発生。 そして、サマンサ(キム・キャトラル)、シャーロット(クリスティン・デイビス)、ミランダ(シンシア・ニクソン)も新たな局面を迎えていた。そんな中、4人は砂漠の国へと出掛けるが―
     監督 : マイケル・パトリック・キング

【comment】
さて、映画化第2弾ですが、、、
    SATCファン限定映画・・・かも?!
あらら、、、身も蓋もない言い方でスミマセン(笑)

でも、前作よりも今回はファン向けの要素を濃く感じちゃいました。
私はファンなので、勿論楽し~く映画を観れましたが、4人の個性や今までの軌跡を知らない方には少し退屈かもしれないなぁ~
 

さて、↑写真の左から、ミランダ、サマンサ、キャリー、シャーロット。
4人はソウルメイトと呼べるほどの大親友
 
ライターのキャリーは、すったもんだの挙句(笑)ビッグと結婚。ハッピーな二人だけの生活を送っていたはずなんだけど、、、何か物足りない。するとビッグが、「週に2日、別々に過してリフレッシュしよう」なんて提案してきた―

うん、うん、この二人、、、今後も色々あるでしょうねぇ~(笑)2年も仲良しでいることの方が奇跡だ(笑)
で、、、私としては、ビッグが妙に普通で大人しくて爺むさくなったのがチョイ不満だったかな。
それなのにキャリーは昔と変わらぬままで、全く生活臭というものがない。羨ましいけど、もう少し通常の日常生活みたいなものも必要になるかもなぁ~なんて思ったな。キラキラだけだけだと疲れるよ、キャリー(ああ~庶民の感覚でスミマセン・汗)
 PR会社社長のサマンサ。彼女の目下の敵は更年期障害。サプリを飲みまくって、自分の体に52歳ではないと言い聞かせてるけど―

自分らしく生きているサマンサは相変わらず輝いていたわ~私はサマンサが一番大好き
今回も火照りながらセクシーに男性とイチャついてくれています(笑)サマンサにはずっとそのままギラギラでいて欲しい
 弁護士のミランダ。優しい夫と理解ある子どもに支えられて、職場で出世しようと頑張っているけど、女性にはなかなか厳しくて―
 不妊症を乗り越えて念願のママになったシャーロット。だけど、子育ては思うようにはいかなくて―

ママさんのミランダとシャーロットが本音を吐露するところが良かったです~
私も母親として共感出来ることろが多々あったので、思わずジーンとしちゃったなぁ~
 
さてさて、ちょっと今の生活に詰まった4人は、サマンサのツテで砂漠の国アブダビへとゴージャス旅行をします。
ここはね~今回の見せ場なんだろうけど、ただ無駄にゴージャスなだけってところもあるので(笑)、もう~SATCの同窓会というかお祭り騒ぎって感じで許したいドタバタですね~

思うに、今回、脚本にさして盛り上がりがないんですよね。ゲイ友の結婚式から始まって、4人の日常、そして非現実的なセレブ旅行―と、物語の流れに何ら感動的なものはないんです。ちょっとそこが残念かな。
 でも、キャリーの元恋人エイダン(ジョン・コーベット)の登場は嬉しかったですぅ~
ゲスト出演程度なんだけど、それでもドキドキしちゃった~昔を思い出して。
 エイダンとは哀しい別れがあったのよねぇ~私はエイダンとキャリーこそお似合いだと思ったんだけど、キャリーにはやっぱりビッグだったようで、、、

ところで、ファンとしては、ところどころキュンキュンしながら観れた本作ですが、実は興醒めだったことが、、、
私の斜め前の席に、一人で観に来ている老人(男性)がいたんだけど、上映前に「何でこの人観に来ているのかな?」って不思議だったのよ。
そうしたら案の定かなり退屈だったらしく、何度も「ふはぁ~」って溜息をついて、何度も声を出して大欠伸。持っていたコンビニの袋をガサガサやって、、、スッゴク気になっちゃってねぇ~映画に浸りきれなかったの。あそこまであからさまに退屈そうにされていると、妙に焦るしイラつくものね

では、キャリーの可愛いファッションを少し載せておきますね~
                             
 
またドラマシリーズを再見したくなっちゃった(3.5点)ファンにつき甘めな点数

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ジェイン・オースティン 秘められた恋

2010-06-02 09:45:55 | 映画【さ行】

レンタルで鑑賞―
【story】
1795年、イギリス。オースティン家の次女ジェイン・オースティン(アン・ハサウェイ)は、裕福で家柄のいい相手との結婚を望む両親に迫られ、地元の名士レディ・グリシャム(マギー・スミス)の甥との結婚をしぶしぶ検討。しかしそんな中、ジェインはロンドンで法律を学ぶ青年トム・ルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う―
     監督 : ジュリアン・ジャロルド 『キンキー・ブーツ』

【comment】
私は本来、“悲劇”とか“悲恋”とかが苦手で、どうしても敬遠してしまう。

だから、映画の主人公“ジェイン・オースティン”について、『高慢と偏見』、『分別と多感』などを著した高名な作家で、短い生涯を独身で過ごしたはず―という心許ない前知識があった私は、その人物の“秘められた恋”の物語だと、、、“この恋って叶わないんじゃん、きっと
と観る前から悲壮感を漂わせてしまったが、、、とても素敵な映画で、大好きになってしまった
 
それは、まず、舞台となった時代と、美しい田舎の自然が心地良かったこと、それと、あまり盛り上がりがあるわけでもないが、丁寧にジェインの個性を描いた物語に共感出来たこと、それから主役をはじめキャストの皆さんが素晴らしかったことからだと思う。

ジェインを演じたアン・ハサウェイは、その顔の作りのドッ派手さからそんなに好きではなかったが、最近好きになってきた女優さんだ。

つい最近の『アリス・イン・ワンダーランド』では、美しいのに不気味さと一種の狂気を孕んだ“白の女王”が魅力的だったし、作品としては切な過ぎてニ度と観れないであろう『レイチェルの結婚』では、癒すことの出来ない心の傷を抱えた“キム”を好演していた。
『パッセンジャーズ』『バレンタインデー』などでも色んな顔を見せてくれて、彼女の演技を見るのが楽しみになってきたのだ。

ジェインにしても、教養があって活発で、自分の考えをしっかり持っている女性が、純粋に愛を信じ、家族を心から愛し、悩み、苦しみながら自分の道を見つけていく様を見事に演じていたと思う。
 
そして、、、まぁ~お察しの通り、このDVDは彼目当てで鑑賞しちゃったんだけど(照)、ジェームズ・マカヴォイが素晴らしかったぁ~

彼については、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』でのダメ男ッぷりに母性本能を擽られ、『ペネロピ』でのへタレぶりにメロメロになり、『ウォンテッド』では、アンジー姐さんにへタレを矯正され、頑張ってアクションをこなしちゃう様子を母なる思いで見守り、、、この人ってなんてへタレとか貧乏とか意志薄弱とかが似合うんでしょう、、、イーサン・ホークといい勝負だわん(笑)って感じでお気に入りなのだ。

で、、、今回は、軽薄で放蕩を繰り返し、尊大で嫌味なトム演じていたが、彼の綺麗な水色の瞳が、それだけではないことを伝えてくれて、、、
少年のような無邪気さと悪戯っぽさ、辛苦に耐える意志の強さ、自己犠牲を厭わない男気を兼ね備えた、本当の優しさを持った人を見事に演じていたと思う。(贔屓目につきベタ褒め・笑)
 
物語は、美しい田舎の景色と、奥ゆかしく慎ましい人々の美しさや可笑しさがリンクして、素晴らしい雰囲気を醸し出している。
お金持ちとの縁談が持ち上がっているジェインの前に現れたいけ好かない都会者トム。
最初は何かにつけて反発しあっていた二人だけど、徐々に惹かれあっていって、、、いつの間にか恋に落ちてしまう―っていうよくあるパターンがいいのだ(笑)
そして、何もかも捨てて二人で駆け落ちをしようとするけど、、、その恋は叶わない―

二人が惹かれていく姿、ちょっとした視線、、、それはそれは今の時代から考えたらじれったい程控え目なのだが、胸がキュンキュンしたし、何度も何度もジワリと心を擽られた(照)
 
ところで、この映画の面白さって、出てくる人々が『高慢と偏見』の登場人物のモデルなんだろうな―って思わせることにもあると思う。
私は原作は未読だが、ナタリー・ポートマンの『プライドと偏見』は観ているので、時々、その映画の舞台を観ているような錯覚に襲われた。
もしかしたら、原作か映画を知っている方が映画を楽しめるかもしれないなぁ~
 
貧しさ故にお互いの愛だけで突っ走ることが出来なかったジェインとトム―

そして、この恋愛の時期に書き始めたという『高慢と偏見』の主人公は、小説の中で幸せになる―

トムとの恋が叶わなかったジェインが、せめて小説の中だけでもハッピーエンドにしたかったのかな―と思うと、この“悲恋”に尚更切なさと同時に愛おしさを感じさせた―
                                   (4点)

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