★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

【本】暗闇に嗤うドクター 松本清張傑作選

2009-11-30 17:28:45 | 本【その他】

   『暗闇に嗤うドクター 松本清張傑作選』  海堂尊オリジナルセレクション  新潮社
【comment】

<松本清張生誕100年特別アンソロジー>最強の読み手が独自の視点で選ぶ“マイベスト”
   禁断の魔術か、現代社会の福音か?―心の深淵に医療は根ざす。

はい、そうですこのキャッチコピーに惹かれちゃって、、、いそいそと買いました~
どうやら『松本清張傑作選』は続々と刊行されているようですね~
 *浅田次郎/編
 『悪党たちの懺悔録』
 *原 武史/編 『時刻表を殺意が走る』
 *佐藤 優/編 『黒い手帖からのサイン』
 *宮部みゆき/編 『戦い続けた男の素顔』
 *桐野夏生/編 『憑かれし者ども』
などなどだそうです。

さて、松本清張さんの作品は、大昔に『点と線』と『砂の器』を読んだくらいで、、、それすら記憶にほとんどありませんが(汗)、、、こういう傑作選があって興味を引けば、また手を出してみようかな―という機会を与えてくれますよね~

で、、、本書には6編が収められています。
海堂さんのセレクトですから、勿論“医療”に関係するお話ばかりです。
海堂さんは、松本清張さんを私と同じレベルでしか読んだことはないようで、、、従って、ここに載っているお話は、編集者さんが集めた医療に絡んだ短編の中から選んだって感じのようです。

そのせいでしょうか、、、今一つ「これは!!」っていうお話がありませんでした(汗)
好みにもよるでしょうが、3話目くらいで堪らなく飽きてしまい(滝汗)、一旦読むのを止めちゃったくらいですぅ~
まぁ~それでも何とか読了したわけですが、、、う~ん、そんなに記憶に残る作品はなかったかなぁ~スミマセンです。

*『死者の網膜犯人像』
絞殺死体で発見された被害者の目に薬剤を投与し、死の瞬間の網膜映像を固定させて―
*『皿倉学説』
老いた医学部教授が、画期的な学説を提唱した若い学者の論説にのめり込み―
*『誤差』
心理的な思い込みから、死亡推定時刻のズレが見逃され―
*『草』
とある病院の
関係者が、次々と失踪したり変死を遂げる事件が続き―
*『繁盛するメス』
無免許医師に纏わる物語―
*『偽狂人の犯罪』
心神喪失者の罪は問われないことに目をつけ、完全犯罪を目論む男が―

私がそこそこ興味深く読んだのは、『死者の網膜犯人像』と『草』、『偽狂人の犯罪』ですね。
解説を読むと、専門家の立場から見れば貴重な作品のようですし、清張さんのファンの方には堪らない傑作選かもしれませんが、、、出来ればもっとインパクトのある作品を読みたかったなぁ~ってのが正直な気持ちです          (2.5点)

Comments (2)   Trackback (1)

ニュームーン/トワイライト・サーガ

2009-11-28 15:57:05 | 映画【な行】

『トワイライト~初恋~』を劇場で2回観ました。それから原作を読み、続きの原作も一通り目を通し、サントラを買って、先日WOWOWで放送されたので2回とも観ました
  ヤバイ~結構ハマっちゃってる~ ティーンじゃーないのに・・・

【story】
18歳の誕生パーティーでのある事件がきっかけとなり、愛するヴァンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)と離ればなれになってしまうベラ(クリステン・スチュワート)。傷つくベラを励ますジェイコブ(テイラー・ロートナー)だったが、彼はヴァンパイアの宿敵、狼一族の末裔だった―
     監督 : クリス・ワイツ 『ライラの冒険/黄金の羅針盤』

【comment】
 ふふ、、、ふふふ、、、禁断の恋と禁断の恋の板挟みっ
               女ならこの状況に、、、酔えるっクラクラ
          

前作で、17才の普通の女子高生べラが、美しく孤独なヴァンパイア、エドワードと恋に落ちる、、、そのロマンチックさに萌え萌えだった皆さん、予告などで今回二人の恋に新たな展開があるのは予想していらっしゃるでしょう。

100年以上生きる大人なエドワードは、並々ならぬ自制心でべラを優しく愛し続け、ずっと側にいながらもべラが一人の人間の女性として幸せに生き続けて欲しいと願っています。
一方、いつも控えめなべラですが、エドワードの前では我儘な女の子になっちゃう。
エドワードのべラを想う気持ちを余所に、エドワードと共にヴァンパイアになりたい―という願いがどんどん強くなっていきます。

そんな折、18才のべラの誕生会を開いてくれたカレン家で、ある事件が起こってしまい、それをきっかけにしてエドワードはべラに別れを告げます。エドワードとカレン家のヴァンパイアは街から去ってしまうのです―

そう、、、それは、観ている私たちには分かりきったエドワードの
どんなに愛し合っていても二人は捕食者と餌の関係。べラを愛するが故のエドワードの切ない決心なのでした―

 
BUT 魂を引き裂かれんばかりに哀しむべラは、抜け殻のようになり、誰とも付き合わず、夜中には悪夢にうなされるーという深刻な状況に陥ってしまいます。
そして、自分が危険な目に遭うと、「二度と姿を見せない―」と去って行ったエドワードの幻影が見えるようになり、エドワードの幻影に会いたいがために自ら危険な行動を取るようになります。
そんなべラに優しく寄り添い、癒してくれたのはジェイコブでした―
 
肉食系男子のジェイコブは、「エドワードは君を傷つけた。僕は君を傷つけずにずっと守る―」傷心の女の子がフラッとくるセリフで優しく接します。
ジェイコブのおかげで少しずつ元気を取り戻したべラですが、ある日突然ジェイコブの態度が一変。「僕に近づくな、危険だ―」
べラは、また大切な人から拒絶されてしまうのでした―
 
ある時、エドワードに恋人を殺されたヴァンパイアのヴィクトリアがべラを狙っていると知ったべラは、孤独の中、ジェイコブに会いに行くのですが、、、ジェイコブが狼人間に変身するところを目撃してしまいます。
ジェイコブたちキラユーテ族は、狼族の血を引き、この地の人間を悪いヴァンパイアから守っていたのでした。
その秘密を守るためにべラを遠ざけていたジェイコブですが、やはりべラを想う気持ちは変わっていませんでした。
ジェイコブへと気持ちが揺れるべラの元に、カレン家のアリスがべラを訪ねてきて、エドワードに危険が迫っていることを知らせますが―
 

いやいやいや~話が複雑になっていって面白かったですぅ~

前作は、甘~いセリフがてんこ盛りで、萌え萌えモードの女性向きな映画だったと思うので、男性が観るにはちょっとキツイかな?と感じましたが、今回は、彼女に付き合わされた男性諸君でもそんなに居心地の悪い思いをせずに映画を楽しめるのでは?なんて思います(笑)話がなかなか面白いですし、ビジュアルもバッチリ楽しめます。
勿論、女性のハートはガッチリ掴むでしょう

だって、、、ヴァンパイアと狼人間に愛されるんですよっ
A君とB君に愛されるのとはちょっと違う、、、
ヴァンパイアと狼ですよっ
貴方ならどちらがお好み?(笑)私なら、、、ヴァンパイアがいいですが(照)

しかも、ハリー・ポッターほど深みの無いお話だとは思うのですが(汗)、人間(?)関係にある程度ムフッてなっちゃう魅力があるんですよね~
 ≪カレン家≫
 
←(前作の写真です)
人間を襲わず、動物の血を食すヴァンパイア
 ≪流浪ヴァンパイア≫
 
人間を狩るヴァンパイア。カレン家に仲間を殺され、ベラ狙う。

 ≪狼族≫
 
カレン家の宿敵だが、協定を守る限り、お互いを攻撃しない。
 ≪ヴォルトゥーリ族≫
 
イタリアに拠点を置くヴァンパイア一族。不死のヴァンパイアを処刑する力を持つ。(ダコタ・ファニングちゃん、可愛い)
 そして、女子高生べラ
 
特別な香りのする血の持ち主。エドワードと愛し合うが、ジェイコブからも愛されて―
 
ってな感じの方々が、魅惑的な世界を魅せてくれます。
今回は、エドワードが序盤と終盤しか出て来ず、見せ場が少ないので、ロバートファンの方にはちょっと物足りないかもですが、、、三角関係に揺れる乙女心に萌え萌えしちゃって下さい(笑)

まぁ~私としては、、、ジェイコブがちょっと可哀想だと思ったんだけど、、、ベラとエドワードは運命の関係だからねぇ~仕方ないかなぁ~

で、、、ラストはエドワードの爆弾発言でブツンッ―と終わります。
ますます続きが楽しみになりますよ~
 (4点)
P.S.やはり言っておこうかな、、、どうしても、、、何度見ても、、、どう見方を変えても、、、エドワードが美しく見えない、、、スミマセ~ン

Comments (40)   Trackbacks (69)

理想の彼氏

2009-11-27 21:13:45 | 映画【ら行】

先日観た『あなたは私の婿になる』に続き、女性の方が年上の恋愛ドラマだぁ~
・・・・・・
二ヤリ・・・・・流行っているのか
【story】
夫が長年にわたって浮気をしていたと知り、荷物をまとめてニューヨークにやって来たサンディ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)。スポーツ・ジャーナリストになる夢を再び追うことにした彼女は、引っ越し先のアパートの下にあるカフェで働く青年アラム(ジャスティン・バーサ)と知り合い、ひょんなことからベビーシッターを頼むことに―
     監督 : バート・フレインドリッチ 『NOセックス、NOライフ!』

【comment】
   40才のバツイチ女性と24才のフリーターの恋タラリラリ~

この、よくありそうで無さそうで、未来がありそうで無さそうで、ロマンチックそうで、、、いやいや不自然過ぎそうな恋愛模様―予告を観て気になっていました~
 
だぁ~けぇ~どぉ~ストレートに言っちゃうと、
あんまり面白くなかったですぅ~
期待していただけに残念だったなぁ~
16才も年が離れたカップルですよそんなお伽話のようなことが起こる過程をウットリ&じっくり観察したかったんだけど、、、
 
まず、脚本がよくなかったんじゃーないかなぁ~
最後の方で私は、「最初っからこの脚本で映画を作ろうと思ったのかしら?それとも場面場面を繋いだらこうなっちゃったのかな?もしかして時間を短くするためにカットし過ぎた?」と色々と考えちゃいましたよ~
まぁ~はじまってスグの段階で、「恐らくここは笑わせようと思っているんだろうなぁ~」ってところで笑えず、、、「ヤバいかも?この映画。キャサリンにコメディは似合わないのかな?」って不安になったのよ。
で、、、中盤、サンディとアラムがいい感じになったところでは、それなりに面白かったんだけど、、、超~嫌で、とてもブラックジョークとも思えないシーンがあり、、、「まさか子どもに見られるなんて」笑うに笑えない、、、子どもの代わりに私がトラウマになっちゃう(汗)
後半でもねぇ~いきなり別々の人生を歩んじゃってサァ~そこからをダイジェストにし過ぎだと思ったなぁ~何か物語を良くするようなシーンとも思えなくって、、、
 
と言う事で、私、またまた文句タレ子になってしまいました、、、
いや~~~参ったなぁ~
とにかくイチイチ言いたくない程サンディとアラムのキャラ設定や
色んなシーンがチグハグに感じちゃって、、、物語を説明する気も起きません。
気持ちはもう『ニュームーン~』に向いている
タラリラリ~  (2.5点)

Comments (22)   Trackbacks (40)

コッポラの胡蝶の夢

2009-11-25 17:43:00 | 映画【か行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
1930年代、ルーマニア。70歳になった言語学者のドミニク(ティム・ロス)は、かつて愛した女性ラウラ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)を忘れられず、孤独な日々を送っていた。そんなある復活祭の日、ドミニクは落雷に打たれ、病院に搬送される。その後目覚めた彼は、なぜか肉体も頭脳も若返っていた―
     監督 : フランシス・コッポラ 『ゴッドファーザー』3部作 『レインメーカー』

【comment】
不思議な映画だった―

一体何を描き、何を言いたかったのか?―最後まで観たら全く分からなくなった。
それなのに私、この映画が好き。
他の方には強くオススメ出来ないし、どうして好きなのかを説明出来ないけれど、、、何故か好き―
 
老齢に達した言語学者のドミニクは、生涯をかけた「言語の起源」の研究も志半ばで、唯一愛した女性ラウラとも遠い昔に別離し、「私の人生は無。あとは孤独な死のみ」という心境でいた。

ある復活祭の日、ドミニクは雷に打たれ病院に運ばれる。
そして目覚めてみたら、40歳くらいの肉体と優れた頭脳になっていた。
また、不思議な超能力のようなものも備わっていた―
 
スタンチェック医師に助けられ、自分の肉体に起こった奇跡と折り合いをつけ始めたドミニクだが、“落雷により若返った男”―ということで世間の注目を集め始め、ついにはナチスに目をつけられてしまう。
ナチスの実験材料にされることを恐れ、逃亡生活をはじめたドミニクは、ある日、自分が嘗て愛した女性、ラウラと同じ容姿を持つヴェロニカに出会う。
ほどなくして愛し合うドミニクとヴェロニカだったが、ヴェロニカの身にも不思議なことが起こっていた。1400年前のインドの女性を始め、古い時代の霊が呼び覚まされる肉体となり、夜ごと古代言語を叫ぶようになったのだ―
 

さて、私は最初、「雷に打たれて若返った男」というSF的なお話として観ていた。
ところが暫くして、「若返った男がナチスに狙われるサスペンス」に様相が変わってきた。
更には、自分の愛した女性の生まれ変わりのような女性と出会うという「ロマンチックな哀しい愛の物語」っぽくなってきた。
そして、途中途中で出てくる“ドミニクの分身”に、「一種の多重人格的な心理物」なのかとも思った。
また、人生でやり残したことをもう一度やり直せる―「夢と希望の訓示」かもとも思ったのだ。

だが、、、観終わったら、どれも違うような気がした―

これは結局どういうことだったのだ?と物凄く戸惑い、スグにもう一度観たくなった。映像やセリフの中に、何かヒントがあるような気がして―

 
という事で、混乱したまま混乱したことを書こうと思う。
もう一度観た時に、自分で自分を笑うために(笑)
・・・・・いや、もう一度観ても、似たような混乱状態でいる予感はあるが(汗)

 まず、根本的に、ドミニクは雷に打たれたのだろうか?
 雷に打たれて若返ったということは起こったのだろうか?
 それとも、死を前にしたドミニクの幻想や夢だったのだろうか?
 いや、、、ドミニクは時空を旅していた―とも考えられるかもしれない。
 そもそもドミニクはドミニクだったのか?ラストは一体何年だったのよぉ~

ってな感じで混乱しまくり(汗・汗・汗)
 
もう一度映画を観て、ミルチャ・エリアーデの原作を読めば、少しは何が言いたいのか分かるだろうか?
でも、分かっても分からなくても映画に魅せられた気持ちには大差ないのかもしれない。
そう、ちょうど荘子のいう『胡蝶の夢』のように―

*胡蝶の夢―万物は絶えざる変化を遂げるが、その実、本質においては何ら変わりがないこと
    ティム・ロスの演技が素晴らしかったです    (4点)  

Comments (4)   Trackbacks (16)

イングロリアス・バスターズ

2009-11-23 10:32:50 | 映画【あ行】

タランティーノ監督とブラピの映画、楽しみにしていたので公開日に観に行きました~
が・・・・・感想が遅くなりました・・・・・だって、だって、、、
【story】
ナチス占領下のフランスの田舎町で、家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ(メラニー・ロラン)はランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の追跡を逃れる。一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげていた。やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す―
  監督:クエンティン・タランティーノ 『キル・ビル』『デス・プルーフinグラインドハウス』

【comment】
やはり、、、マニアック過ぎるっ
のではないかしら?― (いきなりスミマセン

ブログをはじめて約3年。タランティーノ監督の作品について何となくイメージが頭に浮かぶようになったので、本作を観て、「ちょっと大人しめだけど、、、タランティーノ監督の映画だなぁ~」とつくづく感じましたが、全くタランティーノ監督の映画を未見で、先日のスマスマを見たり、「面白さタランかったら返金」なんてことで映画に興味を持たれた方は、、、どうでしょう?「面白~い」って感じるでしょうか?
個人的には、「何?この映画」って思われる方もおいでだろうなぁ~と思っちゃいました。

私はと言えば、寝不足で鑑賞を強行したこともあり、2~3度睡魔に襲われましたが(汗)、全編を通して、愛すべきキャラのタランティーノ監督の映画を観たゾ―って満足感はありました~
でも、、、映画については、正直、可もなく不可もなくってところだったかなぁ~
 
さて、物語ですが、章だてになっていました~
*第1章―ナチス占領下のフランスで、SSのランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)がユダヤ人の家族を虐殺。ショシャナが命からがら逃げ切る。
*第2章―イングロリアス・バスターズ登場。連合軍のレイン中尉をボスに、ユダヤ系アメリカ人を中心に結成された極秘部隊。ナチス兵を100人殺し、頭の皮を剥ぐという特務を担う。
*第3章―身分を偽り、パリの映画館の支配人になったショシャナ。ナチスの軍人と知り合い、憎むべきランダ大佐と再会し、復讐を誓う。
*第4章―女スパイ(ダイアン・クルーガー)がイングロリアス・バスターズに近づき、映画館でのナチス一掃作戦が練られるが―
*第5章―ナチスに復讐を誓うショシャナ、ナチスをやっつけようとするイングロリアス・バスターズ、何事かを企むランダ大佐、、、、最後に笑うのは誰だ?
 
さてさて、一応戦争映画ってことになっていますが、所謂戦闘シーンなんかはありません。
SSのユダヤハンターズという異名をとるランダ大佐と連合軍のイングロリアスバスターズの情け容赦ない殺戮、そして悲劇のヒロイン、ショシャナの切ない復讐心、また謎の女スパイの思惑が入り乱れて、、、タランティーノ監督しか思いつかないような展開をみせつけます。
かなりのダラダラトークやブラックユーモアを含む舌合戦、残忍で派手で悪趣味な殺しなど、、、見どころはあるのですが、、、う~ん、、、そんなに面白いって訳でもなかったなぁ~
 
個人的にはですね、俳優さんたちの演技には惹かれました~
特にお気に入りはランダ大佐のクリストフ・ヴァルツ。良かったです。ブラピを食っていたと思います。
なんでも2009年の第62回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したそうですね~
映画館でブラピとダイアン・クルーガーと会うシーンなんて、、、呆気に取られるほどいい間を醸し出していましたし、この方が出てくると映画に緊張感が走り、何かしてくれそうな予感がしてドキドキしました。
 
それから、イングロリアス・バスターズの“ユダヤの熊”役のイーライ・ロスが良かったですね。味があって引きつけられました。

期待のブラピですが、、、そんなに活躍もなく、ずっと変な顔と変な喋りで変わったキャラを演じていましたね。ある意味スゴイ(笑)
 
絶対に定石通りには進まないはずのタランティーノ監督の映画は、やはり思わぬ形でTHE ENDを迎えます。
その時に興奮を味わっているか、激しく脱力しているか、、、ハッキリ分かれると思いますが、まぁ~こういう映画もアリなのでしょう。     (3点)   

Comments (51)   Trackbacks (98)

2012

2009-11-21 15:37:37 | 映画【英・数字】

ローランド・エメリッヒ監督の『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』が好きです
だから似た傾向であろうコチラにもちょっと期待していました~
【story】
イエローストーン国立公園に子どもたちとキャンプに訪れたジャクソン(ジョン・キューザック)は、謎の男から“地球の滅亡”が間近に迫っていること、更に、その事実を世間に隠している各国政府は、密かに巨大船を製造し、限られた人間だけを脱出させる準備に着手していると知らされる。
ほどなくしてロサンゼルスで史上最大規模の大地震が発生し、それは世界中へと拡がっていく。大地震、大津波、大噴火、、、離婚した妻ケイト(アマンダ・ピート)と子どもたちを守るため、ジャクソンは家族と巨大船がある地を目指すが―
     監督 : ローランド・エメリッヒ 
『紀元前1万年』『デイ・アフター・トゥモロー』

【comment】 (*ネタばれ気味です)
 
  ディザスターの巨匠  いい仕事していました~

いや~圧倒されましたよ~ロサンゼルスが崩壊していくさまに、、、
 
                
私は、こういう映像を観ると、恐ろしくって涙が出るんです、、、じわじわ
                
 
で、、、「こんなになったら痛みや苦痛無く死にたい、、、無駄に頑張らないで、あっという間に知らない内に死んでしまった方が楽よぉ~」と涙目で見入りましたよ。
『インデペンデンス~』や『デイ・アフター~』の時よりも今回はその気持ちを強くして観たなぁ~
だって、モロに地球そのものが崩壊しちゃうんだもの。人類滅亡どころじゃないんだもん。助かった後だって苦難の連続じゃ~んって思って、「ダメ、、、私なら助かるために頑張らない」と弱気バリバリでございました。

 
では、“2012”年に何が起こるのか?です。
どうやら、2009年に未だかつてない太陽のフレアの影響で地球の地殻が変動。2012年には地球の内部から崩壊していくってことなんですね~
くしくも高度な天文学や数学の知識で栄えたマヤ文明が遺した暦の最後の日が2012年12月21日。これは偶然ではなく、地球滅亡の予言だった―ってことらしいんですよ。

1999年のノストラダムスの大予言をクリアしてしまった予言好き、終末論好きの我々人類としては、次にマヤ文明に恐れ戦こうとしているのでしょうか?(笑)
とか言って全然興味が無さそうにしていても、実は、“2012年終末論”についての本を2~3年前に読んだ私は、その時は、「地球は2012年で終わるんだ―」と真剣に思い悩んだものでした。(確か“フォトンベルト”に関する本でした)
 
で、、、とにかく映像は圧巻で、「アカ~ン」ってくらいグチャグチャに崩壊する文明や自然を見せつけます。
大地震、大噴火、大津波、、、どれもこれも「人間って無力―」と思い知らされ、手に汗握り見入ってしまうでしょう―
 
だけどぉ~お話はやっぱり陳腐区域から出ていないかなぁ~
まずさ、当然辿るべき道なのかもしれないけど、2012年に何が起こるのかを一部の人間にしか知らせず、オマケに“選ばれた者だけが生き残りの切符を掴む”ってのがねぇ~どうも観ていて気分がよろしくない。
それから、一応主要な登場人物がおりまして、米大統領(ダニー・クローヴァー)と娘(ダンディ・ニュートン)、科学者たち(キウェテル・イジョフォー)、政治家たちやお金持ち、そして主役の一度壊れた家族などの人間模様が描かれていたけれど、、、どうしても魅力的な人間模様とはいえなくって、、、そのせいか158分の長丁場は途中で飽きもきましたね(汗)
地球規模の災厄には、余程のキャラやヒーローでも出てこないと、どんな人間ドラマをはめ込んでもバランスが悪いのかもしれませんねぇ~「そんなのいいから地球の惨状だけ見せて―」的な気持ちが過りましたよ(汗)
 
それから、鑑賞後に思ったのですが、方舟に乗って助かった人たち、、、あの人たちは、綺麗事は言っても、基本は、所詮自分たちだけが根性で生き残ったって人たちなので、健全な第2の地球を築けるのでしょうかねぇ・・・
で、、、万が一にも方舟に乗らずして助かった人類がいたとしたら、、、、今後は、“方舟族”と“正規の生き残り族”での醜い対立も生まれるなぁ~なんて余計なことも考えました。
                                      (3.5点)       

Comments (62)   Trackbacks (96)

13日の金曜日

2009-11-18 11:34:56 | 映画【英・数字】
レンタルで鑑賞―
【story】
クレイ(ジャレット・パダレッキ)は、クリスタル・レイクのほとりで6週間前に行方不明になった妹を捜していた。彼は、ジェナ(ダニエル・パナベイカー)ら大学の友人たちと一緒に週末を湖の別荘で過ごしていたグループに妹の情報を聞きこむが、やがて彼らの前にホッケーマスクをかぶった謎の男が現れて―
     監督 : マーカス・二スベル

【comment】
ここのところホラー系映画の感想アップの頻度が高いような気がする・・・
『ミラーズ』 『30デイズ・ナイト』 『ファイナル・デッドサーキット3D』 『カニング・キラー殺戮の沼』 『スペル』・・・  
という事で、調子に乗って観ちゃいました~ジェイソンふふん
 
昔の『13日の金曜日』は観てますぅ~メチャメチャ怖くって半泣き状態で観た記憶があるわん。
その後も「嫌だ~観たくない~」と言いながら、シリーズの3~4作は観ているはず。
だけど、ほとんど内容を覚えていないのよね~ジェイソンに思い入れもないし。

で、、、今回新しく作られた『13日の金曜日』ですが、1作目のリメイクってわけではなくて、何作かのお話を融合したみたいですね。よく分かりませんが。
でも、シリーズの記憶がほとんどないので、“ホッケー仮面の殺人鬼ジェイソン”ってイメージだけ抱えてドッキドッキしながらスンナリと映画に入っていけました~
 
さてさて、始まってスグに脳天気な5人の若者がジェイソンに襲われます。
ナタでメッタ刺し、火あぶり・・・などでバッタバッタと死んでいくのよぉ~このハイペースには驚いて、「は・早いこんなに早く皆殺しか」って息つめて観ていたら、、、ようやくタイトルが登場、、、最初の殺しは前振りだったようですぅ~

 
そしていよいよ本番の犠牲者登場で~す。
右端で微笑む方が主役で、先にジェイソンの犠牲となったメンバーの中に妹がいて、捜しに来たわけですね~
他のメンバーは例によって脳天気な大学生。お酒と遊びとエッチに全精力を注ぐ彼らは、次々とジェイソンの餌食になっていくのでした~ああ・・・憐れ
皆さん、一人として同じ死に方は致しましぇ~ん。矢が頭に貫通、ナタで脳天を割られる、斧で背中からぶった切られる、、、実にバリエーション豊かな最期でございました。
   
で、、、う~ん、、、もっともっとヒーヒー言って涙目で心臓を押さえながら観る自分を想像していたんだけど、、、コレそんなに怖くはなかったかも~
う~~~ん、、、何でだろう?恐怖の煽り方がイマイチだったような気も、、、
ズズンッとジェイソン登場で、ドスッとジェイソンに殺されて、、、の繰り返しだし、展開が想像の範囲内で恐怖に震えるところまでいかなかったなぁ~それとも犠牲者がチャラ過ぎて、あんまり同情なんかが起きずに淡々と観ていたのかな?いや、私の心臓がいよいよ毛がボーボー状態で、怖いもの平気になっちゃったのかな?(笑)
 
それにしても今回のジェイソンは、忍者のように素早く移動し、ストーカーのようにしつこく追い回し、ターミネーターのように強靭で、ウルヴァリンのように不死身でしたね~きっと凄い臭い匂いもするんだろうなぁ~って思いながら観ていました。
新しいシリーズとして、今後も映画が作られるのでしょうか?
キャラ的に圧倒的なオーラを持っているので、映画史でも不死身のまま続きそうだけど、、、どうかな?
                                   (3点) 
Comments (16)   Trackbacks (17)

悲しみが乾くまで

2009-11-16 09:00:09 | 映画【か行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
夫のブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)と2人の子どもに囲まれ、幸せな日々を送っていたオードリー(ハル・ベリー)。しかし、ブライアンが事件に巻き込まれて死亡。その葬儀の日、オードリーは夫の親友ジェリー(ベニチオ・デル・トロ)と再会する。ジェリーはかつて弁護士だったが、今はクスリにおぼれ、堕落していた―
     監督 : スザンネ・ビア 

【comment】
この監督さんの他の映画も観てみたくなった―
 優しい夫ブライアン、可愛い二人の子どもたち、経済的にも恵まれて、幸せな日々を送っていたオードリー。
だが、悲劇は突然襲ってきた―
ある夫婦喧嘩の仲裁に入ったブライアンが、錯乱した夫に銃で撃たれて命を落としたのだ。

現実が受け止められないオードリーは、やり場のない悲しみに暮れていた。
母親であることだけが彼女の支えだったが、、、それさえ上手くバランスがとれない。
ある日、衝動的に亡夫の親友のジェリーを呼び寄せ、同じ敷地内で暮らすことを提案する―
 
ジェリーは、かつては優秀な弁護士だったが、今やヤク中で自堕落な生活を送っていた。
世間から見放され、オードリーも彼を嫌っていたのだが、亡夫ブライアンは、幼馴染で親友であるジェリーとずっと親交を温めていたのだ。

ジェリーは、オードリーの家の改装を手伝う名目で、親子3人と近しくなっていく。
特に突然愛する父を亡くした幼い子どもたちはジェリーを慕うようになるが―
 

これは、愛する者を失った悲しみからの再生の物語―
淡々として地味で、、、それでも確固たる視点で心の機微を描ききっており、それが私の琴線に触れてしまった。
 
オードリーは、愛する夫の死に向き合えず、悲しみと絶望のあまり表情を失くした雛鳥のように痛々しく、自分勝手で支離滅裂な怒りに駆り立てられ、、、時折その捌け口をジェリーに向けていた。
「あなたが死ねば良かったのよ。なんで夫が死んでしまったの?―」と無常な言葉を吐く彼女は、眠れない夜が続けば、ジェリーに亡夫と同じ姿勢で添い寝するように頼む。彼女は自分のしていることが異常なことと思い至らない程深い悲しみの底にとどまっていた―

私は、オードリーの振る舞いは仕方ないことだと思う。
ギリギリの精神状態でいたオードリー、、、愛する者の突然の死は、人を簡単に壊してしまう。
行きつ戻りつしながらも、、、いつか彼女が小さな幸せを感じられるように―と心から願った。可愛い子どもたちのためにも。
 
一方ジェリーは、たった一人の親友を亡くしただけでなく、自分の人生を失くさせてしまったクスリを断ち切れずにいた。こちらの再生も一筋縄ではいかない、、、
優秀で、優しく、思いやりに溢れているにも関わらず、弱さからか人生を変えられないジェリー。
でも、どうなのだろう?、、、ジェリーが弱い人間だったのかどうか、、、よく分からない。最近の報道を見るにつけ、クスリを断とうとする意志と、体がクスリを求めてしまうこととは別なのかもしれないもの。

それにしても、本作のべニチオ・デル・トロを絶賛したい。
彼の演技は本当に素晴らしかった。
クスリ漬けで汚らしく惨めな風貌、そしてクスリの禁断症状でイッチャッテる表情は、胸が締め付けられるほど真に迫っていた。
それに、穏やかな日を過ごす優しい眼差し、オードリーを見守る目、子どもたちへの心のこもった接し方、、、どれもこれもに胸を打たれた。

 
物語は、“夫を亡くした妻”と“夫の親友”の陳腐な恋愛ドラマに発展してもおかしくはないが、、、これはそうはならない。
そして劇的な何かを訴えてもこない。
愛する者の死の悲しみが乾く日なんて、ドラマであっても簡単にはやってこないのだ。
だけど、ほんの少し、ほんの少しでも一歩を踏み出そうとするオードリーとジェリーの心の機微が、私は好きだ。
そして考える。
オードリーとジェリー、そして子どもたち、、、4人の未来がゆっくりと交差していくのではないか―と。
いや、道のりは果てしなく長く、きっと険しいだろうが、それでもお互いがお互いを必要としていることを密かに切に願ってしまうのだ―

この監督さんの映画を観てみたいので、オススメの作品があったら何方か教えて下さい。
                                 (4点)

Comments (18)   Trackbacks (27)

Disney'sクリスマス・キャロル

2009-11-14 14:55:55 | 映画【英・数字】

フェイントで鑑賞―
【story】
守銭奴で、家族を持たず、誠実な使用人ボブ(ゲイリー・オールドマン)やたった一人の甥(コリン・ファース)どころか、全ての人との繋がりに背を向けて生きるスクルージ(ジム・キャリー)は街一番の嫌われ者。あるクリスマス・イブの夜、かつてのビジネス・パートナー、マーレイ(ゲイリー・オールドマン)の亡霊が現われて、スクルージを彼自身の“過去”“現在”“未来”のクリスマスをめぐる時間の旅へと連れ出す精霊がくると予言する―
     監督 : ロバート・ゼメキス 『ベオウルフ/呪われし勇者』
     原作 : チャールズ・ディケンズ

【comment】
何度も映画化されているディケンズの不朽の名作『クリスマス・キャロル』を“パフォーマンス・キャプチャー”(俳優の顔や肉体にセンサーを付け、それをCGに取り込む)で映像化
今回は3D上映(日本語吹き替え版)を選択して観て参りました~
 
で、、、素晴らしい映像に感動でした~
『ベオウルフ~』の時は3Dで鑑賞出来なかったので、そのまま比べることは出来ませんが、格段に顔の表情や体の動きが自然で、映像にも美しさが増したのではないでしょうか?
「こんな映像を体感できる時代に生きているんだ、私っ」って、、、ジーンとしてしまいましたよ(照)

その素晴らしさを言葉でどう表現すればいいか、、、とにかく映画の世界に奥行きを感じるんですね。
精巧に作られた美しい“飛び出す絵本”を開いた時の感動、ディズニーのアトラクションの中に迷いこんだような感覚で、、、スゥ~ッと世界に引き込ませる。感無量でございました。

鑑賞を検討されている方は、可能ならば、是非3Dで観ることをオススメします。
いっぱい何かが飛び出してくるわけではないですが、、、夢がつまったビックリ箱を覗きこむように、クリスマス・キャロルの世界をそっと覗き見しましょう―
 

圧巻な映像だけでなく、何と言っても本作はジム・キャリーありき
でもありました~
ジムは7役をこなしたそうですが、素晴らしかったです。
顔芸がお得意で、表現力が優れているジムをスクルージにする―ってことも、この映画を成功に導いていると思います。
また、ゲイリー・オールドマンの3役も良かったです。
 
ただ、、、個人的には、クリスマス・キャロルの物語は、今の世に熱狂的な情熱で受け入れられるものでもないかも、、、とは思っちゃいました~(汗)
えっと~守銭奴で、意地悪で、無慈悲なスクルージってキャラはちょっと古いので(汗)、、、それから感動に導くのなら、もうちょっと味わい深い余韻の残るラストにし欲しかったですぅ~
オチを単純にし過ぎかも、、、なんて思ったりしました~
勿論普遍不朽な大切なことを語ってはいるとは思うんですが―

あと、小さな子どもたちには、亡霊や精霊がリアルで時々怖いので、子どもたちは怖がっちゃうかもしれません。
 
さてさて、大人にこそグサッと反省と改心の機会を与えてくれるクリスマス・キャロル。
まだ間に合うかな?悔い改めようかな?などと心の片隅で考えている私のような大人の皆さん、“脱・スクルージ”を心掛けて(笑)楽しいクリスマスを迎えましょうね

P.S.子どもと観ましたが、鑑賞後、息子がポツリと、「僕、、、鎖で雁字搦め状態かもしれない」と不安がっていました。ちょっとは教訓になったかな? (3.5点)

Comments (43)   Trackbacks (77)

【本】秘密

2009-11-13 07:39:39 | 本【小説・日本】

         『秘密』            東野圭吾            文春文庫
【comment】
今更ですが、、、読みました~

“娘に奥さんの霊が乗りうつった話”ってのは、映画化されて話題になった時になんとなくは知ったんだけど、、、ほら~ん、映画は広末さんが出てたじゃーないですか~苦手なもので未見なんですよ~ん
だから原作にも興味が湧かなかったんだけど、仲良しのお友達が最近読んで、「とっても面白かったよ~」と薦めてくれたので、義妹がドッサリ貸してくれた本の中にあったのを思い出し、引っ張り出して読んでみました~

  -story-
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀後、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった―(裏書より)


で、、、なかなか面白かったです

とても読みやすい上に、序盤からググッと引き込まれました~
主人公の杉田平介が、何気ない日常から一気に哀しみの底に叩き落とされる―そう、妻と娘が大事故に遭ってしまう件でかなり号泣した私、、、読み始めて20数ページで鼻水ダラダラでしたよ~(キチャナイ・汗)

そして、妻は亡くなり、娘の命は助かった。が、、、娘の体には妻の魂が宿っていた―
「ああ~こんなことってあるんだろうか?あるかもしれない、、、世の中には不思議が溢れているし、、、」ってな感じで、噂通りの展開に、「一体どうなってしまうんだろう?」と興味津々でオロオロしながら読み進めました。
で、、、その後がこの小説の面白いところで、超~~~不思議なことが起こっているんだけど、杉田父娘、いや夫婦?の何気ない日常がユーモラスに描かれていくんですよね~
“小学5年生の娘に妻の魂”って、、、もっとパ二クッてもいいと思うんだけど、平介も直子(藻奈美?)も意外に順応性がありましたね(笑)
だけど、、、“老いて行く夫”と、“もう一度子ども時代から生き生きと生き直す妻”ですもの~だんだんと色々な問題が噴出していくわけで、、、
それは異性関係の問題から性の問題まで様々でございますぅ~
まぁ~正直に言って、直子が思春期真っ只中あたりのところから、事故の補償問題などで物語に奥行きを持たせてはおりましたが、個人的にはですね、ちょっと飽きちゃったところがありました~
それに、、、ど~うも何かが気持ち悪いのよゴメンナサイねぇ~無神経なことを言って(汗)
悲しいはずの二人の精神的あるいは肉体的葛藤が、夫婦ではなく父娘の姿を想像しちゃうとねぇ~その想像力にブレーキをかけたくなっちゃって、、、

だけどラストは、「タイトルの“秘密”って、、、こういうことだったのねぇ~」って感じで結構ガツンときました。
この作品が人気なのは、きっとこのラストの衝撃なんだと思いますぅ~
物語は平介の視点で描かれているので、直子の心情は想像するしかないんだけど、、、悩んで悩んで出した結論なんだと思うなぁ~切ない、、、
だけど、、、この結論で誰か幸せになったんだろうか?って思いも過っちゃう。
最後に登場する3人の内2人は秘密を抱えたまま生きる。それはそれでいいのだろう。その二人はこの悲劇を知っている。そして、いつかどこかでお互いの想いを吐露する日もくるかもしれない。
でも、秘密を知らない一人はどうなのよ?って思っちゃって、、、可哀想かも

まぁ~とにかく一読して損はない作品だと思う。
     で、、、映画は面白いのでしょうか?         (3.5点)

Comments (10)   Trackback (1)

スペル

2009-11-11 12:15:25 | 映画【さ行】

最近、劇場で観たい映画がないので、、、思い切って、“ホラー系映画の一人劇場鑑賞”に初チャレンジ―
【story】
クリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、上司に仕事ができることをアピールする必要に迫られていた。そこへ、老女(ローナ・レイヴァー)が不動産ローンの延長願いを申し出る。クリスティンが拒否すると、老女は態度を豹変。敵意をあらわにし、クリスティンに飛びかかる―
     監督 : サム・ライミ 『スパイダーマン』シリーズ 『死霊のはらわた』

【comment】
   きっかけはほんの小さな不親切、
        逆恨みで言い渡された「禁句(スペル)」。地獄の3日間が始まる―。
                            
*「スペル」とは、呪文/呪縛にかかった状態

で、、、ちょっと古典的な
おっかない映画でした~
 とにかく
ザ・逆恨み婆さんが怖いしキモイ
  ばぁ~
                  こんななんだもの~
       とぅりゃあ~ 
漫画で『地獄少女』ってのがあるけど、、、コチラは『地獄婆さん』ですかね
この婆さんが、農家出身で、銀行に勤め、良家の坊ちゃんを恋人に持ち、そこそこ可愛い普通の娘、クリスティンに、、、呪いをかけちゃう。
そもそもクリスティンはそんなに酷いことをしていないのよ~
だけど婆さんはクリスティンを恨むのよねぇ・・・理不尽この上ないとはこのことです。
で、、、婆さんにかけられた呪いのせいで、とんでもない状況に陥るクリスティンは、恋人クレイ(ジャスティン・ロング)や霊能者ラム・ジャズ(ディリープ・ラオ)に助けられながら、何とか呪いから解放されようとするんだけど―ってお話よん。
 

さてさて、私、自称怖がりですので、お客が僅か4人の劇場で、非常~に心細い気持ちで鑑賞に臨みました。
大きい音響に心臓をドッキ~ンとさせ、「ホラーって、デカイ音で怖がらせるから嫌よっ」と毒づきながらも、だんだんそれに慣れてきて(笑)、途中からは、「なんか昔っぽい怖さだなぁ~」と、余裕のよっちゃんで観れました。
はじめは、怖過ぎ、汚過ぎ、キモ過ぎる婆さんや、ウジ虫、ハエなどの定番チックなウゲウゲ演出に「ひぇ~」だったんだけどなぁ~だんだん怖さの中に寧ろ笑いどころがあるような気がしちゃったの~
 
そもそもオープニングから妙~に大袈裟な演出だなぁ~とは思っていたんだけど、、、
降霊会の時の何か出まっせ~のわざとらしい演出では、「ここで志村けんのバカ殿が出てきたりして~」って空想したり、「悪霊ラミアの影、、、まんまヤギで笑える~」って思ったり、「墓場で頭ゴンなんて、、、コントみたい~」って思ったりだったわん。

極めつけは、霊能者が最後の最後に「これを誰かに送れば呪いから解放される」と呪いのアイテムについてアドバイスした時には、「あんたはスパイダーマンの時の執事かい」って思っちゃった。「もっと早くに言えよ―」みたいな(笑)
オチもだいたい予想がついちゃったなぁ~
 
という事で、意外にも平気な顔して一人で鑑賞出来ました。
いよいよ“怖がり”とは言えないかもしれない私・・・      (2.5点)

Comments (28)   Trackbacks (69)

ロックンローラ

2009-11-08 16:45:55 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
ワンツー(ジェラルド・バトラー)とマンブルズ(イドリス・エルバ)は、地価上昇中のロンドンでひと儲けしようと不動産投資に手を出す。二人は裏社会のドン、レニー(トム・ウィルキンソン)に多額の借金をするが投資は失敗。そんな時、会計士のステラ(タンディ・ニュートン)から700万ユーロ強奪の話が舞い込むが―
 監督 : ガイ・リッチー 『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』

【comment】
好きなタイプの映画でした~

胡散臭い連中がワンサカ出てきて、それぞれが微妙な繋がりを見せて、予想外の展開へ突入―っていうお決まりのパターンですが(笑)、遊び心があって退屈しなかったです。
イマイチ物足りなさはあったけど(汗)、、、面白かったわん

で、、、ワンサカ出てくる面々の関係が複雑なので説明し難いのよねぇ~
皆さんに動物マークをつけて、ちょいと整理をしてみましょう―
グループ
  街のワル3人組のワンツー、マンブルズ、ハンサム・ボブ(トム・ハーディ)
グループ
  街の顔役で不動産業を牛耳るレ二ーとその右腕アーチー(マーク・ストロング)
グループ
  右にいるのがロンドン進出を企むロシアンマフィアのユーリ(カレル・ローデン)
謎の男
  ジャンキーのロックスター、ジョニー・クイド(トビー・ケベル)
危険な女
  優秀で色っぽい会計士

えっと、、、
  にハメられて不動産で大損し、返済を求められます
  と不動産取引をするため、信頼の証として絵を託されるけど盗難に遭います
  に700万ユーロの投資について相談します
  
に大金が動くから、それを強奪する仕事を持ちかけます
  のお金と知らずに700万ユーロを強奪し、に借金を返済、、、、、
あらら~アホみたいに狭い世界よね~
そして、から預かった絵はが持っていたのです!!果たしては何者か?って、、、スグ分かるんですけど。そこが重要じゃないし(笑)の義理の息子で~す。
ってな感じで、勝手にやってろ状態なのですが、先が気になるっちゃー気になるわけ(笑)
 
さてさて、流れを分かりやすくしようと思ったわりには、かえって訳が分からなくなったことは置いておいて(汗)、、、オープニングからカッコ良く、テンポ良く話が進むし、笑える要素がチラホラなので適当に楽しんで観れました~
特にツボだったのは、ジェラルドがホモちゃんに好かれちゃうところかな(笑)会計士とダンスするアホくさいところもウケた。他の方々も微妙にお間抜けで笑える。それぞれのキャラも立っていましたね~
欲を言えば、、、脚本にもう一捻り欲しかったなぁ~
もうちょっと最後にスカッとするか、「キター」と唸るか、ビックリするかしたかったんだけど、、、意外にシンプルで普通にラストを迎えたのが不満かな。 (3.5点)

 
ガイ・リッチー監督の『スナッチ』は好きでしたが、次回作は、2010年3月公開予定の『シャーロック・ホームズ』だそうですね~
 予告で観る限りかなり期待できそう 楽しみです

Comments (12)   Trackbacks (18)

ラースと、その彼女

2009-11-06 07:50:15 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
人付き合いが苦手なラース(ライアン・ゴズリング)が、ガールフレンドを連れて兄夫婦(エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー)と食事をすることに。しかし、ラースが連れて行ったガールフレンドとは、インターネットで注文した等身大のリアルドールだった―
     監督 : クレイグ・グレスビー

【comment】
ちょっと風変わりな、とってもとっても心温まる映画でした~ポカポカ

 
ラースは27才。真面目で優しいラースは街の人々から愛されています。
でも彼は人と関わるのがとても苦手。誰かと触れ合うことを精神的にも肉体的にも極力避けています。
職場でマーゴ(ケリ・ガーナー)から好意を寄せられても、まともに口を効くことも出来ません。
そんなラースを心配する兄夫婦が、ラースと交流を持とうと食事に誘っても断ってばかり。ラースは一人でいることを好んでいました―
 
ところがある日、ラースが兄夫婦にガールフレンドを紹介したいと言ってきました。
喜ぶ兄夫婦でしたが、ラースが二人の前に紹介したのはリアルドールだったのです―
 兄嫁カリン&兄ガス
「弟がイカレテしまった―」と、動揺するお兄さんでしたが、兄嫁の機転でその場の調子を合わせ、ビアンカという名のラースの彼女と共に食事をとり、翌日にはビアンカの体調を気遣う風にして4人(一人は人形)でバーマン医師(パトリシア・クラークソン)の元に行くことになりました。こっそりラースの精神状態を診てもらうためです―
バーマン医師→  マーゴ
バーマン医師は、ビアンカを人間として扱い、兄夫婦にも「ラースの妄想は理由があって現れたのだからラースに調子を合わせるように―」と告げました。
ビアンカを本物の恋人として接し、車椅子に乗せて連れ歩き、楽しそうに話しかけるラースを受け入れるしかないと思った兄夫婦は、戸惑いながらも、街の人々に理解を求めます。
やがて街全体でラースと彼女を温かく見守るようになりましたが―
 

人形を恋人として扱う男―って滑り出しのお話が一体どんな展開になるのか想像もつかなかったのですが、なんの、なんの、とっても微笑ましく静かな感動がありました~
まず、アカデミー賞脚本賞にノミネートされたという脚本が素晴らしかったと思います。
それから俳優さんも良かったですぅ~
ラース役のライアン・ゴズリングの演技は以前から好きですが、今回もいい演技だったなぁ~
おそらく心の病を抱え、内面で必死にもがき葛藤していたであろうラースの心情を、穏やかな微笑みや視線、思いつめた表情や眼差しでビンビンと感じさせてくれるので、心が何度もシクシクしました。
脇の方々もハマり役の方ばかりで、兄夫婦や医師、ラースに想いを寄せるマーゴや街の人々もみんなみんな良かったです~
お話自体にベタな感動のおしつけがなく、むしろ淡々としているのですが、皆さんのちょっとした仕草や自然に醸し出される間が素晴らしくて、何度もジーンとしました。
 
これはきっとラースの再生ストーリーなのでしょうね。
何らかの理由により―母の死や父との関係があったかもしれません―人と接することに極端に臆病になったラース。だけどラースは、そんな自分と本当は訣別したいと願っていたのでしょう。
そんなラースの心が“リアルドールのビアンカが彼女だ”という妄想を生みだした―
ラースについて当惑ていた周りの人々は、勇気を持ってラースを受け入れて優しく接していきます。
だからこそ、ラースはビアンカを通じて少しずつ人々と交流をするようになっていけたのでしょうね。

人と違うことを簡単に軽蔑したり、無視をしたり、むげに排除したり―の世の中ですが、愛を持って手を差し伸べる勇気の素晴らしさを感じさせてくれました―(4点)

Comments (36)   Trackbacks (60)

【本】ライ麦畑でつかまえて

2009-11-04 10:25:25 | 本【小説・海外】

      『ライ麦畑でつかまえて』     J.D.サリンジャー     白水Uブックス
【comment】
今は昔、こういう系の本を読むのがカッコイイ―と、背伸びしていた頃にこの本も手にした。
だが、そうやって読んだ本の中で、最後まで読み切ったり、または記憶に残るくらいに好きになった本は数少ない(汗)
という訳で、コチラも読んだんだか読んでいないんだか定かではないので改めて読んでみた。
それというのも、この夏から家の愚息の面倒を見てくれている“イケメン家庭教師(江口洋介似)”の先生が貸してくれたんだも~ん借りてスグに一気読みよ~ん

  -内容-
大戦後まもないアメリカ。ホールデン・コールフィールドは、3校目にあたるホーディングスクールを成績不振で退学させられるが、そのことが両親に通知される前に学校の寮を飛び出し、ニューヨークの街を3日間彷徨する―(野崎 孝=訳)


物語は、ホールデン・コールフィールド君(17才)の一人称でずーーーーーっと語られます。
いや、、、これは物語って感じでもないかな。
彼の心に浮かんだこと、考えていること、行動したことが、ただただダラダラ~っと書き連ねてあるだけだもの(汗)

だけど、、、何だかスゴク面白かったの。
別に大事件が起きる訳でもないし、何がどうなる訳でもないんだけど、、、面白い。
私みたいな性格だと(B型、獅子座、一人っ子、感情の起伏が激しい、せっかち、おっちょこちょい、、、)この小説の中に何にも面白味を見い出せない気がするんだけど、、、で、確かにインパクトある面白味があるわけでもないんだけど(汗)、、、何だか知らないけど引きつけられちゃった~
・・・えっ?違います!“イケメン家庭教師効果”ではありましぇ~ん(笑)
でも、、、昔の私なら、「何これ。つまんな~い」とか言って、途中放棄しそうだなぁ~多分昔そうしたんだと思う。何の記憶も残っていないし
いや~~~人間変われるものよねぇ~ブログのおかげで、小説や映画に関して幅が広がったのかも~(自己満足・笑)

さてさて、本作は、ジョン・レノンを射殺したマーク・チャップマンやレーガン元大統領を狙撃したジョン・ヒンクリーの愛読書としても有名ですね。
で、、、巷では、≪インチキとまやかしと欺瞞と嘘に満ちた大人の世界に反発し、反抗し、行き場のない思春期の孤独感、疎外感、エネルギーを自分の内に抱え、スラングに満ちた鋭く攻撃的な言葉を吐き出すホールデンの姿に、若者たちは共感した≫なんて説明を聞いたりします。

まぁ~それもそうなのでしょうが、、、これを言っちゃー身も蓋もないのを承知で言うと、個人的にはですね、ホールデン君は、(医者が必要なくらい)精神状態が不安定状態だったのでは―と思いましたですぅ~

で、、、全っ然っ関係はないのですが、先日読んだ『時計じかけのオレンジ』をちょっと思い出したりして~
アチラの主人公アレックス君は、反抗心などが全部外に向いて、かなり攻撃的な形で出ていましたが、コチラのホールデン君は反抗心などが内に向いて、自分で自分を壊しそうな若者に見えました。
私としてはアレックス君はクソ憎たらしかったけれど(汗)ホールデン君は愛らしく思えたなぁ~彼のことは好きですね。

という事で、ホールデン君の愛らしい人となりを独断と偏見で書いてみますね~
彼は、弁護士の父親がいて、中流よりも上の暮らしで育っているため、本当の貧しさを知らずに甘えているところがあると思いましたね。そして、大好きな弟を亡くしたことが、彼の心に大きな影を落としているようでした。また、兄や妹との関係が濃く、彼を救う者があるとしたら、、、兄妹かもしれない―と思いました。
彼は成績不振で学校を放校されますが、決しておバカというわけではないと思いますね。どちらかというと、自分の興味のあること以外に集中が出来ない―という問題を抱えているように思いました。
また、彼は途轍もなく繊細で、たまらなく寂しがり屋です。ところが困ったことに、人恋しいくせに人に対して斜に構えるくせも持っていますね。
それから彼の思考は極端に飛びます。まさに変幻自在の思考回路です。で、、、思いついたことは、どんなに突飛でも史上最高の思い付きだと一瞬は思い込むのですが、、、それは何らかの逃避ではないかとも思いましたね。
また、虚言癖があり、おべんちゃらをスラスラ言うけど、、、人のインチキに対しては非常~に敏感で許さないところがありますね~
それから、恐らく人とは違った美しい容姿を持っていますね。もしかしたらそのせいで、小さい頃より性的に軽い誘惑があったと思われます。それが彼の性生活にも影響があるかも、、、と想像出来ました。

さてさて、そんな愛すべきホールデン君の夢は、『広いライ麦で、小さな子どもたちがゲームをしている時に、危ない崖のふちに立っていて、崖から転落しそうになった子どもをつまかえる人になりたい』ってことなんですよ~
なんて繊細で優しいのでしょう、、、ちょっと感動しました。
で、、、彼は、自分が子どもをキャッチするという夢を持ちながら、本当は誰かに自分を受け止めてもらいたかったのではないだろうか―と思います。
触れると切れそうな鋭い感覚を持ち、自分でもそれを持て余し、世間の枠の中では劣等生としてしか括られることのないホールデン・コールフィールド、、、
彼の不安定な脆くて、美しいともいえる心が、ただただ一人称で語られる物語の中に非常に色濃く出ており、その辺が人を引き付けるのだろうなぁ~と思います。

共感できるってほど大袈裟ではないですが、ホールデン君が『まいったね』とか『気が滅入る』などの口癖を吐く度に、「ああ~分かるかも・・・」ってな呟きを漏らしてしまいました。
また、大人がコールフィールドに向ける言葉も、大人となった自分からしたら頷ける言葉だったり、、、

とにかく、何がどうした訳でもないのに魅力ある一冊なので未読の方は是非
村上春樹さんが翻訳した本もあるそうなので、ソチラも読んでみようかなぁ~
                                   (4点)  
P.S.村上さんの訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)も読みましたが、個人的には、野崎さんの訳の方が断然好きですしオススメ出来ま~す。 

Comments (4)   Trackbacks (3)

カニング・キラー 殺戮の沼

2009-11-02 13:57:20 | 映画【か行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
アフリカの奥地で、白人女性が謎の生物の餌食となった。この事件を取材するため、NYのテレビ局のプロデューサーを務めるティム(ドミニク・バーセル)は、アビバ(ブルック・ラングドン)やスティーブン(オーランド・ジョーンズ)ら取材班を伴ってジャングルの奥深くへと足を踏み入れるが―
     監督 : マイケル・ケイトルマン

【comment】
コチラは、怪物ワニ君登場の動物パニック系映画です。
そういう映画ってB級でワンパターンなものが多いけど、何となく観たくなっちゃう(笑)
で、、、巨大ワニが人間をグシャッと丸齧りするだけの映画だろうなぁ~と、特に期待もせずに軽い気持ちで鑑賞してみました~

ところがっこれがなかなか面白い映画だったんです。拾いものだったわ~ん。
『アリゲーター』や『アナコンダ』系の映画ではあるけど、そこに別の要素も入っていたの~
それは、『ホテル・ルワンダ』『ルワンダの涙』系です―
 こんな恐ろしげなパッケージに包まれた映画が、何故ホテル・ルワンダ系なのか?というと、、、
いや、実はですね、恥ずかしながら、映画が始まる時に、『この映画は実話に基づきます』とテロップが出ても、舞台となった≪ブルンジ共和国≫を知らなかった私は、あまり気にもとめなかったのですよ。「人が亡くなったのを未知の生物のせいにでもしたのかな?」ってノリで。

ところが、内戦状態らしいブルンジ共和国で、虐殺が横行している様子が度々描かれ、それを偶然撮影した取材班が、「虐殺が撮影された映像を見ても国連は何もしないし、人々もアフリカで人が死んでいることには無関心だろう。ルワンダのことを考えてみろ―」と言ったり、その内戦はフツ族とツチ族によるものだと分かると、、、それこそ「なぬ?」となったんです。
映画で取り沙汰されてきた度重なる内戦の模様はルワンダに関係しているの?って―
調べてみたら、ブルンジ共和国はルワンダの北に隣接する国で、、、「ああ~そういうことだったのか」と思い到りました。
飢饉・疫病・貧困・内戦にあえぐブルンジ共和国の人々は、水源であるタンガリー湖では“グスタフ”と呼ばれる巨大ワニに襲われ、そして陸地では、内戦による混乱から冷酷な支配者となった“リトル・グスタフ”に虐殺される―つまり、実際にブルンジで起きた動物被害に社会的な背景を絡めて描き出していたのです。
 
さてさて、アメリカの取材班は、ただただ特ダネのためにワニを生け捕りにしようと巨大な捕獲用の檻を携えて現地に赴いたのですが、、、それがいかに軽率であったのかに早々に気付きます。
だけど、、、後の祭りでございました。
ブルンジ共和国の人々と同様に、凄まじいパワーで人肉を喰らうワニに襲われ、悪者グループにマシンガンやナタで狙われ、、、逃げ場がなく窮地に追い込まれていきます。

そのため、「次は誰がワニの犠牲になるんだ?」などの悪趣味系興味は湧いている暇はありませんでした~人間の方がよっぽど恐ろしかったかもしれません。
ワニは葡萄の実をビチャッっと潰すように人を喰らいますが(汗)、人間はナタでドスッと人の首を切り落とします―この二重の恐ろしさは、ハラハラ&ドキドキ感を伴う恐怖を、あまり軽々しいものにさせませんでした―
 
物語は、何故怪物のようなワニが誕生してしまったのか?―ということを問いかけ、人間が引き起こした戦争や虐殺と結び付けていたので、妙に神妙に受け止めてしまいました。
たまにはこういう考えさせられる動物パニック映画もいいなぁ~って思います。

   主役の方は『プリズン・ブレイク』の方だそうですね~       (3.5点)

Comments (4)   Trackbacks (2)