★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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タロットカード殺人事件

2009-07-31 14:35:15 | 映画【た行】

レンタルで鑑賞―
【story】
ロンドン市街のマジックショー劇場で、ジャーナリスト志望の女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)が舞台に上げられ、中に入った人間の身体が消えては現れるボックスに入れられる。その中で、彼女は著名なジャーナリストの亡霊ジョー(イアン・マクシェーン)と遭遇。急死したばかりの彼から、とっておきのスクープを耳打ちされるが―
 監督:ウディ・アレン 『マッチポイント』『それでも恋するバルセロナ』

【comment】
気になっていたんだけど、コチラでは上映がなかったのでレンタルして観てみました~

で、、、ノリが軽~~~いんですね~
結構好きですね、この軽さ。軽妙洒脱って感じでしょうか。
 
ただ、、、小さい声で言わせて頂くと、、、ウディ・アレンがウザかったかも・・・
前知識なく観たので、ウディが出ずっぱりだとは知らず、、、個人的には彼の喋り方や物腰にちょっと辟易してしまったのでした(滝汗)

 
そのウディさんはマジシャンしてます恐らくパッとしないマジシャンなんでしょうね。
トランプやスカーフなどのチョイ古臭~いマジックで観客を湧かせるタイプのマジシャン、シド・ウォーターマンです。
彼の舞台を観に行った、ジャーナリスト志望のチョイ身持ちの悪い女子大生(汗)サンドラがスカちゃん。
彼女がシドの人体消失マジックの箱に入ったら、、、なんと死んだばかりのジャーナリストの幽霊に会っちゃうんですね~
幽霊さんは、死してなおスクープに命を掛ける(掛けられないけど・笑)熱血ジャーナリストで、死出の旅の途中で耳にしたネタを死神の目を盗んでまでサンドラに教えるんです。
それは、「上流階級のリッチでハンサムなピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン)こそが、あの“タロットカード連続殺人事件”の犯人だ」というものでした。
 

さてさて、とんだ特ダネを耳にしたサンドラは、ピーターが犯人である証拠を掴もうじゃーないか、、、ということで、身分を偽り、シドを強引に調査に協力させ父親役にして、水着姿でピーターに近づきます。
サンドラの赤い水着に悩殺されたピーターは、サンドラと偽父シドをプライベート空間へと誘い、、、二人はまんまとピーターの秘密を暴くチャンスを掴みますが、、、
困ったことにサンドラは、もしかしたら殺人犯かもしれないイケメン御曹司にハートを掴まれてしまうのです
 

いやはや、、、ホント軽いんですよ、ノリが
“タロットカード連続殺人事件”―とか言って、御大層な事件を持ち出しながら、死人なんか出てきましぇ~ん。
サンドラを“身持ちの悪そうな”設定にしておきながら、身持ちの悪い部分もサラッと流して、ウッフン場面はサクッと飛ばします(笑)
全体的にはサスペンスのフリしたコメディって感じでしょうか。なんだか観る方をおちょくっているようなところがありましたね~それが結構ツボでした

私としてはウディさんが苦手で、他の俳優さんがシド役の方が良かったなぁ~って一瞬思ったのですが、もしかしたら、シドはウディだったからこそ絶妙なバランスで軽さを醸し出したのかも、、、
スカちゃんとヒューは作品にピッタリとハマっていましたね。スカちゃんはメガネでも綺麗だし、ヒューは上流階級の御曹司そのもの
 
真剣にじっくり観る映画ではないですが(笑)、テンポもいいし、ちょっと半音ズレタ美男美女+じいさんのドタバタを楽しめる映画だと思います。

ところで、、、これはアガサ・クリスティへのオマージュがタップリなんだそうですが、、、どの辺がそうなんでしょう?ちっともピンとこなかったのですが・・・   (3.5点)

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蝋人形の館

2009-07-29 15:10:05 | 映画【ら行】

Movie Plusで鑑賞―
【story】
大学のフットボール観戦に向かうカーリー(エリシャ・カスバート)、ニック(チャド・マイケル・マーレイ)、ペイジ(パリス・ヒルトン)ら6人は、途中である町に立ち寄るが―
     監督 : ジャウム・コレット=セラ 『GOAL!2』(GOAL!3って作られるのかな?・汗)

【comment】
『肉の蝋人形』(1953年)のリメイクで、2005年ゴールデンラズベリー賞最低助演女優賞をパリス・ヒルトンが受賞した作品―

B級ホラーの匂いがプンプンだけど(笑)、今は“夏”ホラーを観るにはピッタリの季節ってことで観てみました~(パリスも見たいし・笑)

で、、、意外と面白かったで~す
ホラーが苦手なので途中でギブアップするかなぁ~と思ったけれど、嫌な感じのホラーじゃなかったので(その時々の気分でしかありませんが・笑)最後までシッカリ観れました(笑)

まず若手のキャストが何気にいい感じ。
主役のエリシャ・カスバートって『24』でブレイクしたんですってね~
一人オッサンがいますが(汗)悪役です

さて、物語は、6人の男女が地図にも載っていない小さな町に迷い込み、、、一人、また一人と殺されていく―っていうパターンなので(笑)ありがちなんだけど、“蝋人形”っていういかにも気味悪い題材と、“狂気の双子”っていう演出がなかなか上手かったせいか、王道ながらも引き込ませました~
また、6人が一か所に纏まっているわけじゃーないので、バラバラな場所で残酷な目に遭っていく様が何気に新鮮。「あの人たちはどうなるの?!」っていう興味もあって飽きさせませんでしたね。
 
コチラは恐怖の蝋人形館
・・・・・こざっぱりしていて普通ーーーの建物に見えるけど、中には蝋人形がドッサリ。
その蝋人形がねぇ~一見すると普通なんだけど、実は普通じゃーないのよ。

    
     以下はネタバレ気味です

どの辺までネタばれしていいのか分からないんだけど(汗)、言っちゃうと、、、

本物の人間が蝋人形にされちゃっているわけなのよ調子こいてもっと言っちゃうと、、、町の人全部が、、、って感じなわけよ。
 
でね、そんなこととは露知らず迷い込んじゃった6人が、犯人達の餌食になるのは当たり前のことで、、、
犯人達ってのは、蝋人形にお住まいの狂気の双子なんですな。見た目はそんなに怖さはないんだけど、、、心が壊れちゃっているんですね。

で、、、まず、カーリーの恋人ウェイド(ジャレッド・パダレッキ)が犠牲に、、、
これは怖かったっ  生きながら蝋人形にされるのよぉ~悲惨だよぉぉぉ~
 
主役のカーリーも酷い目に遭いますぅ~ い・痛い・・・かなり痛い目に遭うんですぅ~
カーリーってニックと双子なんですね。でも、あまり折り合いが良くないの~
だけど、恐怖の町で協力して生き残りをかけて戦うんですな。一応≪双子狂気の双子≫って感じで韻を踏んでいます(いないか・笑)
また、脇役の仲間はねぇ~
首をチョン切られたりヒェ~、頭蓋骨を鉄パイプが貫通したりグロッ、、、殺され方が色々で恐ろしかったですぅ~
 
で、、、一応お話の筋は納得できる範囲内で通っていたし、犯人達の狂気、そして末路も暗示的で面白かったと思いますぅ~

残酷だし、グロイし、怖いことは怖かったんだけど、不思議とそんなに後引く怖さじゃーないので、ホラーが苦手な方でも観れそう・・・かな。
 
さてさて、ゴールデンラズベリー賞をもらっちゃったパリスですが、個人的にはそんなに悪くなかったと思います。
ちゃ~んと脇役に徹していて、演技だってキチンとしていたと思うな。
有名だから色々叩かれるんだろうけど、いい仕事していたよ~
それにあの死に方、、、かなりビックリあんな悲惨な最期をよくやったよ~
                                        (3点)

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【本】人間失格

2009-07-27 14:10:17 | 本【小説・日本】

         『人間失格』         太宰治         集英社文庫
【comment】
これは、現在中1の息子が小6の時に買ってきた本だ。
当然私は息子に聞いた。何でこの本を買ったの?―と。
息子曰く、「だって夜神月みたいな人が表紙なんだも~ん。面白いかなぁ~って思って。」
そうか・・・そうですか・・・で、本当に読む気?意味が分かる?
「もっちろ~ん」
と張り切って答えたわりには数ページで放棄(笑)

という事で、よく考えたら今までじっくり読んだことがない『人間失格』をこの機にじっくりと、、、

  -内容-
「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰鬱な半生が克明に描かれていた。
無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。次々と女性と関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。作品完成の1ヶ月後、彼は自らの命を断つ。(裏書より)


さて、じっくり読んだことは読んだのだが、ミーハー目線の私であるからして、太宰治のなんたるか―とか、この本は何ぞや―とかを語れるつもりは毛頭ない。
従って、無知の戯言として、この本に関する自分なりの感想を簡単に述べちゃいます。

まず、主人公の葉ちゃんが太宰自身で、この本を書きあげてから1ヶ月後には入水自殺している事実は流石に知っていたので、そういうつもりで本書を読んだわけだが、、、
月並みな言い方だけど、「どうしてこういう破滅的で自虐的な生き方しか出来なかったのだろう?」と、つくづく切なくなり溜息が出た。
主人公は裕福な家庭に生まれ、十分な教育を受けられる環境におり、ずば抜けて頭が良く、容姿に関しても申し分なく、、、それなのに幸せな生き方が出来なかった―
彼は、幼少の頃より人間というものに一種の恐怖を抱き、どうやっても人間というものが理解出来ず、己の家庭の中にあってさえ異国に一人ポツンといる心持ちでいて、その恐怖から只管道化になり済まし偽りの自分を演出して生きてきた。
常に己を芝居で纏い、人に偶像を見せつけ、心は空洞であり、恐らく本当の意味での喜びも哀しみも知らず、、、苦悩の時を過ごしてきたのだ。
一体どうしてそんな風にしか生きられず、そんな孤独の淵から抜け出す方法を見いだせずにいたのか―憐れで憐れで仕方ない。
彼は、天と親から与えられたものと引き換えに、不幸なまでの繊細さ、罪なまでの純粋さ、そして慢性的な孤独感、、、などを抱えてしまったのだろうか。

また、一般人は己の欲に善悪の区別をもって、世間の常識の秤にかけて欲することろにブレーキをかけるが、太宰のようにそれが出来ない人間もいるのかもしれないと思った。
それは、自分が生息する地で、誰もが自分とは違っているように見える恐怖を決して克服できない者の精神的問題であって、きっと地球にいる他の誰にも理解出来ないのかもしれないが、次々と女性と関わり、酒に溺れ、まるで坂道を転げ落ちるような勢いで薬物にハマって行く様は、、、弱い人間だと言ったらそれまでだろうが、遣る瀬無いとしかいいようがなかった―

それにしても、、、どうしてこの本が多くの方に支持され続けているのだろう。
己に内在する「弱さ」を赤裸々なまでに告白していることにその理由があるのだろうか。
個人的には共感できるところはなく、「はぁ~」「ふぁ~」と溜息ばかり出てしまったが(汗)

ところで、本編の最後の一文が非常に気になった。
「・・・・・神様みたいないい子でした」(本文より)
これは、一体どういう意図で書いたのだろう?ご存じの方にお聞きしたい。

さて、本書は、太宰の写真、詳細な年表、そして太宰の娘さんである太田治子さんの解説などもあって太宰初心者には親切な作りだ。興味のある方は一読を―    (3点)


P.S.今年は太宰治の生誕100年にあたるそうだ。太宰の作品がどんどん映画化されるらしい。
『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』『斜陽』『パンドラの匣』『人間失格』・・・
えっえ~『人間失格』も映画化なの?!22年初春だそうです。    

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ティンカー・ベル

2009-07-25 13:37:07 | 映画【た行】

レンタルで鑑賞―

最近、子どもたちがアニメ映画を劇場で観たがらなくなってきた。
でも、レンタルして観る気はあるのよね~(笑)
【story】
ネバーランドの妖精の谷、ピクシー・ホロウにティンカー・ベルというかわいらしい妖精が誕生する。自然界に起こる“すばらしい事”は特別な才能を持った妖精たちの仕事で、彼女は“物作りの妖精”だったが―
     監督 : ブラッドリー・レイモンド

【comment】
とっても可愛らしい映画でした~

赤ちゃんの初めての笑い声から生まれるという“妖精”たちの物語は、夢があって楽し~い世界で、見ているだけで嬉しくなってしまいました―

 
ティンカー・ベルは、生まれたての妖精
彼女は“物作りの妖精”として生を受けました。
“物作りの妖精”は、季節を作り出す妖精たちが滞りなくお仕事出来るように、木の実や葉でヤカンや器を作ります。
それは大事なお仕事だけど、、、、彼女は“物作りの妖精”でいるのが嫌なんです。
 
もっと違う仕事がしたい、、、例えば、花や葉をキレイに色付けたり、水を操ったり、テントウムシに色を塗ったり、光を集めてホタルにプレゼントしたり、、、それから、生まれたばかりの小さな生き物のお世話だってしてみたい。
それに、季節の妖精はメインランド(人間界)に行けるけど、“物作りの妖精”は行けないなんて嫌。自分もメインランドに行ってみたい―

 
ティンカー・ベルは、自分の仕事をほっぽり出して、お友達になった妖精たちに手伝ってもらい、一生懸命修業します。
だけど、何をやっても失敗ばかり、、、なかなか他の才能が見つかりません。
そして、風を操るちょっぴり意地悪な妖精イディアの口車に乗って、とうとう春を届けるというとっても大切な妖精のお仕事を台無しにしてしまうのですが、、、
 

ティンカー・ベルは、ちょっぴりワガママ
せっかくの物作りの才能を生かそうともせずに、自分のやるべき事をしないで、、、ホント困ったちゃんなんです。
だけど、そんなティンカー・ベルに他の妖精たちは優しいし、ティンカー・ベルも何だか愛らしい。
見ていてホンワカ気分になりました。


お話は盛り上がりも少なく単純だけど、とっても綺麗な色彩の可愛らしい絵を観ていると、「本当に妖精たちが季節を操っていたら素敵だなぁ~」と夢が広がります。

女の子なら妖精の世界にワクワクすると思うなぁ~
夏休みにいかがでしょう                (3点)
 
ウェンディ登場にキュン

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【本】奇想、天を動かす

2009-07-23 10:43:00 | 本【小説・日本】

         『奇想、天を動かす』       島田荘司       光文社文庫
【comment】
最近ハマっている島田さんの“御手洗シリーズ”
ところが、先日『御手洗潔のダンス』っていう短編集を読んだんだけど、、、今一つハマれなかったので(汗)、気分転換に常々噂だけは耳にしている“吉敷シリーズ”を読んでみました~

  -story-
浅草で、浮浪者風の老人が、消費税12円を請求されたことに腹を立て、店主の女性をナイフで刺殺した。
捕まった老人は、氏名すら名乗らずに黙して語らず、ともすると痴呆であるとも思われた。
だが、警視庁捜査一課の吉敷竹史は、老人に知性を感じ取り、事件には何か裏があるのではないかと調べ始める。
そして、懸命な捜査の結果、ついに数十年前の過去の事件との繋がりに行きつくが―


いや~~~ん、吉敷さんは御手洗さんと全く正反対なタイプでビックリですぅ~

私としては、御手洗さんみたいなキャラが大好きなので、本書で登場した30余年前の摩訶不思議な事件の謎っつうものを是非是非御手洗さんに解いて貰いたいって思いながら読んじゃったなぁ~
彼なら絶対に面白がって夢中で謎解きしただろうって思うの。
・・・・・と、そんなことを考えちゃうんだから、私的には吉敷さんにハマれなかったってことかしら?(汗)
物語的にはかなり面白かったんだけどなぁ~
とっても真面目で地道~な捜査の元に事件の詳細が明らかになっていく過程は、、、好みとはチト違ったかな、、、ははは
えっとぉ~全然的ハズレなことを申し上げると、私、エラリー・クイーンよりもアガサ・クリスティーの方が好きなんざんす(笑)

さて、ボケてしまった老人が、自分のしていることもよく分からずに、たった12円のために人を殺しちゃった―と思われた一見すると単純な事件が、実は、昔実際に起きた信じ難い事件や哀しい過去の物語へと繋がっていた―っていう過程は面白かったし読み応えがありました。

で、、、過去の事件ってのは、30数年前に北海道のとある列車で次々に起きた怪事件のことで、①道化のピエロが列車内でピストル自殺後、死体が一瞬で消失した②列車に飛び込み事故が発生。その後、回収された首なし死体が歩き出した③車両が空に向かって浮かび上がり脱線した④列車の上方に目玉が赤い白い巨人が出現した―っつうものです。
ほら~ん、これは御手洗さん向きよね~(笑)御手洗さんならば、3日3晩飲まず食わず不眠のまま考え抜きそうな事件だと思います。
で、、、どうしてそれが消費税導入直後に起こった殺人事件と繋がるのか―というと繋がるんですよん。だって島田さんだもの(笑)その何じゃらほい事件が現実的な事件とキッチリと結びつくんですな。
これぞ本格推理の醍醐味といいましょうか、かなり面白く且つ強引なトリックには唸りました~(笑)

で、、、哀しい過去の方ですが、、、それが本書の特徴的なところでしょうか。そこには社会派問題が絡めてありました。
まずは冤罪についてです。
先頃の『足利事件』のニュースで憤りを感じたばかりの冤罪ですが、ここでは、『冤罪というのは、強引な秩序維持の結果だと思うんです。あるいは治安維持。犯人が挙がらないと、住民に社会不安が芽ばえ、さらには警察に対する不信の念が湧く。~(中略)~世間に名の知られた凶悪事には、すべからくけりをつけておく必要があったんじゃないですか?日本人の幸福のために行われる、正義という名の理不尽な暴力です。』(本文より引用)ということをとある人物に語らせるなどして、島田氏自身の考えが伺えました。
また、戦争中の強制連行についても触れています。ここで簡単に書き表せない程の歴史の暗部が書き綴られていました。
で、、、犯罪者とはいえ老人が可哀想で可哀想で、、、色んな意味で可哀想で、、、読みながら胸が痛みました―

解説によれば、島田さんは“社会派ミステリー”ということを意識して本書を執筆されたそうです。
その意気込みはビしバシと感じましたね~奇想天外なトリックだけでなく重さもある作品でした。

・・・・・とか言いながら、、、吉敷シリーズはもういいかな
御手洗さんだったらどうやって謎を解くかな?なんて考えてばかりいたんだもの~
 とりあえず次は短編の『御手洗潔のメロデ』でも読もうかな   (3.5点)

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アイアン・ジャイアント

2009-07-21 08:00:00 | 映画【あ行】
手持ちのDVDで鑑賞―
【story】
1957年。アメリカのとある小さな村に、全身が鉄で出来た謎の巨人が落っこちてきた。
その巨人が発電所で感電していたところを助けたのはホーガンス。好奇心旺盛な男の子だ。
記憶はないが、考えることが出来て、感情もある鉄の巨人に、言葉を教えて仲良しになったホーガンスは、鉄を食料とする巨人を、スクラップ場のディーンの元へ連れて行き楽しく過ごすが、、、その巨人を政府のマンズリーが狙っていた。
巨人を悪と決めつけて、軍隊を率いて倒そうとしていたのだった―
    監督 : ブラッド・バード 『レミーのおいしいレストラン』『Mr.インクレディブル』

【comment】
   子どもにとって楽し~い夏休み到来です(親にとっては甚だ迷惑
そこで今回、お子さんにイチオシのアニメをご紹介しま~す

それは、以前『SGA屋物語紹介所』SGA屋伍一さんに薦めて頂いたアニメです。
レンタル店で借りてみたところ、、、もう~大大大好きーアイアン・ジャイアントってな感じで盛り上がりまして、なんと中古DVDも買ってしまいました~(マイナーなのか新品で見つからなかったの)

チョイ地味なロボットじゃん―とお思いでしょうが、そんなことないんですよ~
この監督さんの↑の映画よりも数倍楽しいし感動すると思います(あくまでも個人的意見ですが・笑)

 
まず、少年ホーガンスのキャラがいいんですよ~
ヤンチャでイタズラっ子だけど、頭が良く、正義感が強くて、友情に厚くて、、、オマケに面白いんです(笑)彼の思考回路には沢山笑わせてもらいました。

そして、アイアン・ジャイアントが超~キュート
自分が何者なのか忘れているけど、多分他の星の戦闘ロボットみたいなものなんですね。
でも、正義の味方に憧れているの・・・スーパーマンのようになりたいと思っている巨人ちゃんが可愛くって可愛くって胸キュンでございます。
で、、、無骨なデザインのロボットなのに驚く程表情豊かで、感情をキチンとコチラに伝えてくれるの。それは見事なもので、何度も笑ったり、涙したりしました・・・
 
物語的には別段特別なものはなく(汗)、よくある少年と異生物との友情系のベタなお話なんですが、テンポが良く、とてもいいお話に仕上がっていると思います。

大人目線で見れば、核や戦争についての含みも感じ取れるでしょうが、そんなことよりも、子どもと同じような気持ちで受け止めていいんじゃーないかなぁ~
 
で、、、“自分のなりたいものになれる”―そんな言葉が何回か出てくるので、「そうよ~自分のなりたいものになってアイアン・ジャイアント~」と、最後ら辺はボーボー泣きながら見守ってやって下さい(笑)ほっこりと温かい気持ちになると思いますよ~
長い長い夏休み、お子さんと鑑賞されてみては如何でしょうか。オススメです
 (4点)
                                    
 
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アマルフィ 女神の報酬

2009-07-18 18:10:08 | 映画【あ行】

特に織田さんのファンでもないし、あまり興味がなかったのに、フジテレビでガンガン宣伝しているのを見ていたら、、、だんだん「この映画って、、、もしかして面白いんじゃない?」って気になってきたので鑑賞してみた(笑)
【story】
クリスマス目前のローマ。亡き夫との思い出が詰まった街で、矢上紗江子(天海祐希)は最愛の娘の失踪するという最悪の事態に見舞われてしまう。身代金目的の誘拐か、それともテロか?犯人グループが警察の包囲網を撹乱し、捜査が一向に進展しない中、事件の真相に迫る外交官・黒田(織田裕二)は、ある事実に行き当たるが―
     監督 : 西谷 弘 『容疑者Xの献身』
     原作 : 真保 裕一 『ホワイトアウト』

【comment】
フジテレビ開局50周年記念作品ってことで、豪華キャスト、全編イタリアロケ、それに歌姫サラ・ブライトマンまで出演して歌う―という力の入った派手っぽい映画ですが(笑)、全体的な印象としてはチョイ地味だったかなぁ、、、でも、面白かったことは面白かったです
 
物語は、曰くありげな外交官・黒田が、イタリア着任早々邦人少女誘拐事件に巻き込まれ、ひいてはテロ事件にぶち当たる―という展開ですが、個人的には、“いかにも日本のサスペンス小説って感じのお話だなぁ~”と思いましたね。それが何故か違和感なくロケ地と馴染んでいたし、サラ・ブライトマンの美しい歌声ともしっくりときていたと思います。
 
それにしても、子どもの誘拐事件って平常心で見ていられませんね~
クールなイメージのある天海さんの母親役が上手かったのか、誘拐された少女の母親にモロに感情移入しちゃってねぇ~母親が子どもを想って取り乱す度に涙・・涙・・・でございました
「絶対に悲劇的なことになるなよ~そんなことしたら恨むわよ、フジテレビ」と念を送りながら少女の無事を祈りましたよ。
 
ところで、ホント豪華なキャストでした~でも、主に活躍するのは、外交官・黒田、研修生・安達(戸田恵梨香)、少女の母親・矢上、矢上の知り合い・藤井(佐藤浩市)の4人かな。あとは「ほんのチョット出ました~♪」ってくらいの出演時間でしたね(汗)
なかでも福山雅治さんなんて驚くほど短かった・・・
で、、、私が一番印象的だったのは佐藤さんかな。まぁ~彼が重要人物なのはフジテレビでちっとも宣伝していませんでしたが(笑)、スグにピンとくると思います。
佐藤さんはやっぱり上手いのよ~ラストでの行動、心情を吐露する表情には泣けてしまいました・・・
 
主役の織田さんは、どうしても『踊る~』のイメージが強いのですが(笑)、ガラッとイメージチェンジして、冷静沈着な外交官・黒田を熱演していましたし、なかなか良かったと思います。
でもなぁ~個人的にはですね、あまりにも黒田が冷静沈着だったため、ちょっとシラケるところも・・・というか、イマイチ黒田の人物像が伝わり切れなかったので、あんまり黒田に魅力を感じなかったかも・・・
後半で、天海さんを庇って拳銃を奪う―ってなところでは興奮したので、やっぱり織田さんはある程度熱いヤツの方が似合うし、見ていて入り込めたかも。
特に気になったのは、クライマックスであくまでも冷静な彼の行動かな。皆がビビっているのに、、、危機感が薄れるし、不自然に思えてしまったわん。
 
ということで、少々文句をタレたついでに、ブツンッと映像が切れるところがあったのも気になった―という事を書き添えちゃいます(笑)
でも、かなり上手く纏まっていたし、イタリアの風景は美しいし、観て損はない映画だと思います。


さて、“アマルフィ”は、『ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが愛する妖精の死を悲しみ、彼女を永遠なものとするために世界で最も美しい場所に亡骸を埋めて作った街』だそうです。
犯人の想いもそれに通じるかもしれませんね・・・亡くなった人への想いが切なかったです。
                                       (3.5点)       

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ハリー・ポッターと謎のプリンス

2009-07-16 14:25:00 | 映画【は行】

“『ハリー・ポッター』鑑賞”―は、当たり前の行事になっている我が家
でも、、、誰もそれ程楽しみにしているわけでもなかったりして~アハ
今回は、シリーズで初めて字幕版を観賞―
【story】
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の支配力が強大になっていくなか、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)とダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)は、ヴォルデモートの防御を解く手がかりを探るため、極めて重要な情報を握っているダンブルドアの旧友で元同僚ホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を学校に迎え入れた。
そして、ホラスの授業中、『半純血のプリンス』と書かれた魔法薬学の教科書を手にしたハリーは、そこに書かれた闇の呪文に惹きつけられる。
一方、スネイプ(アラン・リックマン)とドラゴ(トム・フェルトン)は不穏な動きをしていた―ホグワーズに闇の力が刻々と迫っていたのだ―
     監督 : デヴィッド・イェーツ 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

【comment】
原作は未読です。
以前『不死鳥の騎士団』の感想の時に申し上げた通り、どうも原作を読む気になれず・・・『賢者の石』と『秘密の部屋』を読んだだけで挫折しています

で、、、今回。原作を読んでいる方とそうでない方では感想が違ってくると思いますが、未読の私としてはなかなか面白かったで~す
 
過去作品では『賢者の石』が1番好きなの。だって魔法にワクワクするんだもん『秘密の部屋』もまずまずかなぁ~
だけど、『アズカバンの囚人』あたりから、物語の持つ暗さが気になって、、、しかも長い原作を短い尺に収めているせいか、何が魔法界に起こっているのかイマイチ分からず、、、あまり魅力を感じなくなってきたのが本音ですぅ~
で、、、『炎のゴブレット』も『不死鳥の騎士団も』惰性で観に行ったってのが正直なところ。
でも今回は、≪学園ドラマ・ホグワーズ編/
ビバ青春+闇の帝王の秘密チラ見せ編/まさかあの人が死ぬの≫って感じで、笑いどころが多い一方、引きつけられる部分も多く・・・ここ最近のシリーズの中では好きだったわ~
まぁ~終わり方がチョイ尻切れトンボに感じたんだけど・・・ねはは
 
さて、可愛らしかったハリー、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)も6年生。大人になりました。
というか、、、思春期ですね、彼らは男女交際に興味津々ってヤツですな(笑)
ロンが結構モテちゃったり、ハリーもまたまた淡い恋心を抱いたり、、、なんですの~
 
ほら、、、ハリーったらロンの妹ジニーとチッスですよ。うっわ~照れる
闇の力が迫っていても、この恋心は止められない~ってところでしょうか(笑)今回は、こういうお話にかなり尺をとっていて、それが面白かったです。ロンのエピソードは可笑しかったなぁ~しかも上手いですね彼の演技。
 
 
一方、うかれている学生たちを余所に、一人ドロドロと暗いドラゴ君・・・
いつも憎たらしい~彼ですが、今回は可哀想になっちゃったなぁ~はぁ~
両親の期待に応えたい。他の人よりも優れた存在になりたい―そんな彼の少しズレた想いと葛藤が切なかったです。
 
で、、、ドラゴを可哀想な立場に追い込む闇の帝王サイドの面々の活躍は見応えありましたね~
イマイチこのシリーズの筋が分からないのですが(汗)、結局はハリーヴォルデモート(今回は出番がなくて残念)って構図になるんでしょうね~

ところで、私はスネイプがお気に入りだったりするんだけど、今回のスネイプは今まで以上に謎でしたね。彼の目的って一体何だろう???

  ハリー・・・ちょっと背が低いかも    不思議ちゃん可愛いー もっと活躍して欲しいな
    
    ロンのお兄さんたちって好きー マイペースのところがいいのよね
    
  
それでは、シリーズの流れを掴みきれていない私がこれ以上語っても仕方ないので(汗)、いっその事気になってしょーがない映画のラストに関して書かせて下さい。(どこかに訴えないと眠れない・笑)

私、今回の物語で、ある人が死んじゃったのには裏があると感じました。
あの死は不自然です。そして殺した人の行動も不自然・・・
あのラストには絶対に裏があると踏んでいるのですが、、、どうなんでしょう?

鑑賞後、悶々となっちゃった私は、「あの悪い人は本当はいい人だと思うの。きっと何が事情があって、やむなく殺しちゃったのよ。例えば、ヴォルちゃんを倒すために必要だったとか、、、さ。殺された人が言ったセリフ、『頼んだぞ、○○』って・・・きっと意味があるって!!」と力説し、家族に迷惑がられました。
誰も相手にしてくれないので、どなたか意見交換して下さい~
  魔法のワクワク感は薄れたけど、この物語展開は好きー (4点)

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ゴーン・ベイビー・ゴーン

2009-07-15 13:00:40 | 映画【か行】
WOWOWで鑑賞―
【story】
パトリック(ケイシー・アフレック)とアンジー(ミシェル・モナハン)は、ボストンで私立探偵をするカップル。ある日、4歳の少女アマンダが誘拐される事件が発生し、その3日後、警察の捜査に限界を感じたアマンダの叔母夫婦が、街の裏側に精通するパトリックたちのもとに捜索依頼に現われる。誘拐事件では自分たちの出る幕はないと、あまり気の進まないパトリックとアンジーだったが―
     監督・脚本 : ベン・アフレック
     原作 : デニス・レヘイン 『ミスティック・リバー』

【comment】
これは面白い。グイグイと引き込まれた。そして鑑賞後、、、悶々と考えさせられた。
「これで本当に良かったのか?」と―

 
ある日、天使のように可愛い4才の女の子、アマンダが自宅から忽然と消える。
母親のアル中でジャンキーのヘリーン(エイミー・ライアン)は、マスコミの取材には積極的でも捜査には非協力的だ。
現場の状況から、女の子は何者かに連れ去られたと思われたが、3日経ってもブレサント刑事(エド・ハリス)ら警察の捜査は進まない。
そこで、母親の兄夫婦が私立探偵に捜査を依頼する。
裏の社会をよく知る者ならば、きっとアマンダを見つけられると願って。
 
私立探偵のパトリックとアンジーは、その依頼にあまり乗り気ではなかった。
誘拐事件で子どもの死体を見る羽目に陥るのは気が滅入るし、警察からは煙たがられている。
 
アマンダ誘拐事件の担当警部ドイル(モーガン・フリーマン)からも警戒されるが、二人はアマンダのために少しだけ調査に乗り出す。
そして、ヘリーンがBFとヤクの運び屋をしており、その金を持ち逃げした事を突き止める。
その怨恨からアマンダが連れ去られたと踏んだパトリックは、ブレサント刑事と協力して調査を進め、持ち逃げしたお金と子どもを交換するよう犯人と思しき人物に交渉するが、その過程でアマンダは死んでしまう。
 
時が経ち、全く別件の少年誘拐事件に関わったパトリックは、ひょんなことからアマンダ誘拐事件に関する真相に気が付くが―

 
とにかく脚本が素晴らしく、地味なようでいて緊張感があり、二転三転する展開は観る者をしっかり惹きつける。
この話は一体どこへ行くのか―?

アマンダ誘拐事件については、最初から何とな~く裏を感じたのだが、その裏がなかなか読めない。
登場人物各々の役割が充実しており、それぞれがドラマ展開の伏線を担っていて見応えがある。
俳優陣のモーガン・フリーマン、エド・ハリス、主役を務めたケイシーもモナハンもとても良かった。そして圧巻だったのがエイミー・ライアンだ。
彼女はヘリーンそのものに見えた。「演じているのではなくてヘリーンは本物のヘリーンみたい」と、訳の分からない思いが過ぎった(笑)
とにかく、これが初監督だというベン・アフレックの手腕には驚いた。彼は俳優としてよりも監督として本腰を据えた方がいいのではないかしらん?
 
さて、、、ネタばれなくして映画を観て欲しいので感想は暈して切り上げるが、この物語は、必ずや観終わった者に一つの疑問を投げかけるだろう。
パトリックは自分の信念に基づき、ある結論に至り、それを実行するのだが、、、それが果して良かったのか否か・・・と―

それは各々の考え方にもよると思うが、、、
私としては、パトリックの出した結論に異議を唱えたいなぁ~
例えまやかしでも、子どもは愛があった方が幸せに育つのではないか―と思うのよ~(甘い幻想かもしれないけど)
パトリックは、せめてもう少し様子を見てから結論を出しても良かったんじゃーないかなぁ~
子どもが曲がって育ってしまってから、「もしかして幸せになれるチャンスを逃した―」と思うのと、真っ直ぐ育ってから、「それがまやかしだった―」と知るのとでは、一体どちらが良いのだろう?
それは判断が難しいけど、心がある程度健全に育っているという前提がないとマトモな思考は得られないんじゃーないかなぁ~(ここでは、アマンダ事件のせいで死んじゃった命は無視しています)
でも、時間が経ったらまた考えが変わるかもしれないなぁ~
と、、、考えさせてくれる社会派サスペンスなので、興味のある方は是非―
                             (4点)
P.S.原作はデニス・レヘインの『愛しき者はすべて去りゆく』で、私立探偵パトリック&アンジーシリーズ第4作だそうだ。
興味を持ったのでシリーズの『闇よ、我が手を取りたまえ』の本、買っちゃった~
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【本】異常快楽殺人

2009-07-12 16:23:00 | 本【その他】

        『異常快楽殺人』        平山夢明         角川書店
【comment】
この本を紹介するにあたり、まず巻末に記された筆者の読者に向けたメッセージを抜粋したい。

「(前略)ここまで読んでいただいた方へ・・・感謝と、あなたの強靭な精神と貪欲な探究心に敬意を表したい。(中略)
この本を読むべきか、どうするべきかと考えてこのページを開かれた方へ・・・・。この本は“負の遺産”の物語である。(後略)」

さて、抜粋し過ぎて意味が伝わらないこの文章を何故敢えて載せたのかというと、、、本書の内容はかなり強烈
なので、何か前置きがしたかったからだ
「面白そう~」ってな安易な気持ちで手を出すと、情緒不安定になりかねない代物かもしれない。
実際、↑の文の中略部分には、本の編集に携わったスタッフが体調を崩したり、筆者自身も人格が変わったなどということが記されている。
・・・・・別に本を読むと祟られるってわけではないが(笑)、精神的にチョイ変調を来たす可能性があるってことだ。

私は、“猟奇殺人物”の小説などを結構好んで読むが、この本を読んでいる間は何度も気分が悪くなり、、、タッタカターとページを捲ることなんて出来なかった。今回は再読だったにも関わらず、だ。(それなのに読む私って・・・変?・汗)
なんたって、この本に収められた残忍な殺人鬼たちの物語は、どれも実話なのである。
次々と書き連ねてある異常な殺人を一瞬でも自分の脳内で想像し、映像なんかを浮かべちゃった日にゃーーープチ鬱になりかねない負のパワーに満ち満ちている

ということで、、、「とっても興味深いけど、あまりオススメ出来ない本ですのぉ~」ということをダラダラ訴えて本編の紹介に移りたい。

本書に登場する殺人鬼は7人+α
彼らの殺人の詳しい様子、生い立ち、、、などを物語半分、説明文半分ってな感じでかなり分かりやすく書かれている。また、各章の殺人者と同じような系統の殺人者についての話も挟んであり、グロさを一層煽ってくれている。
私が読んだのはハードカバーの本だが、ご親切なことに、巻頭に殺人者の写真がデカデカと載っているので、、、その写真を見ながら本を読み進める、、、ウッゲ~ゲロゲロ・・ピャ~っとなりながら―

では、有り難いのか迷惑なのか判断がつきかねるが(汗)、筆者による徹底したリサーチの元、かなり実像に近いであろう素顔を晒してくれている世界的に有名な殺人者たちを簡単に紹介しよう。

≪人体標本を作る男≫エドワード・ゲイン(1957年逮捕・米)
ゲインの犯行は、『サイコ』『羊たちの沈黙』『レッド・ドラゴン』『悪魔のいけにえ』など、多くの小説や映画の素材となった。
彼は女性を殺害した後に解体した。また、墓場の死体を大量に盗み出した。何故かというと人体の加工のためだ。
女性の乳房をつけたベスト、皮膚で作った財布やバッグ、顔の皮で作ったランプシェード、骨と背の皮で作った椅子・・・内臓は食べていた。

≪殺人狂のサンタクロース≫アルバート・フィッシュ(1934年逮捕・米)
彼は実に400人にも及ぶ子どもを殺害した後、食べていた。
サディズムとマゾヒズムが両方とも強烈に同居していた彼は、逮捕後、27本もの錆びついた針が己の肛門やぺ○ス周囲に埋め込まれていたそうだ。
そして被害者にも苦痛を与えるのを好み、被害者の悲鳴を聞くため生きながら身体を焼き、刺し、切断した―

≪厳戒棟の特別捜査官≫ヘンリー・リー・ルーカス(1983年逮捕・米)
ハンニバル・レクターのモデルといわれている。
ルーカスは、10年あまりの間に全米30州で360人の殺人を犯し死刑宣告を受けているが、一方では己の犯した連続殺人の特別捜査班のメンバーでもある。
この本に登場する殺人犯は、皆幼年期に何らかの形の虐待を受けているが、ルーカスが母親から受けた虐待は一段と異常性が際立っている。
また彼は、“死の腕”という殺人組織のメンバーであったらしく、その組織が実在するとしたら恐ろしい。

≪ベトナム戦は終わらない≫アーサー・シャウクロス(1989年逮捕・米)
頭の後ろに得体の知れない化け物が棲みついた―幼年期のトラウマと戦争の影響により「時限爆弾型犯罪者」となったシャウクロスは、次々と女性を殺害し、その肉を食らい、”ロチェスターの殺人鬼”と恐れられた。

≪赤い切り裂き魔≫アンドレイ・チカチロ(1990年逮捕・露)
貧しい家庭に育ち、生れながらのイン○テンツ、極度の近視、、、などのコンプレックスを抱えて生きてきたチカチロは、53人の子どもの命を奪った。
彼は、被害者を生きながらに解体した後に内臓を食べていた。
チカチロは、捕まらないのをいいことに殺人を次々と犯したが、彼が逮捕されるまでには冤罪で他の人間が逮捕されるという悲劇も起きた。(チカチロの犯罪からヒントを得た小説『チャイルド44』の感想)

≪少年を愛した殺人ピエロ≫ジョン・ウェイン・ゲーシー(1978年逮捕・米)
ステイーヴン・キングの『IT』のモデル。
資産家の名士でチャリティー活動にも熱心であり、慈善パーティではピエロ「ボゴ」に扮することを好んだゲーシーは、少年を含む33人の命を殺害。
少年を自宅に招いては関係を持ち、殺害。遺体は床下に隠したり川に捨てたりしていた。
尚、逮捕後は多重人格を主張し物議を醸す。

≪人肉を主食とした美青年≫ジェフリー・ダーマー(1991年逮捕・米)
17人の男性の男性を殺害し、その肉を食らい主食としていたダーマー。
同性愛者であった彼は、自室に男性を誘いこみ関係を持ち、、、拷問しながら殺害。その様子をビデオなどに撮っていた。

か・書いているうちに気分が悪くなってきた、、、
あまりにも強烈な内容なので、感想を書くために本をパラパラ見直すだけで、頭痛がし、体温が下がっていく気がする。記事はなるべく柔らか~く書いたけど、、、本編はとくかくスゴイのでオススメはしませんけど、、、      (4点)かな
(結構好きなのよ、コレ・汗)

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ノウイング

2009-07-10 17:30:45 | 映画【な行】
ブログをはじめてから劇場鑑賞したニコラス・ケイジの映画、『ゴーストライダー』『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』『NEXT』は、どれも個人的には期待ハズレだったので、期待せずに鑑賞―
【story】
50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)。彼の父親で宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、その数列を解析し、激しく動揺する。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった―
     監督 : アレックス・プロヤス 『アイ、ロボット』

【comment】
期待外れどころか、かな~り面白かった・・・ラストなんかは賛否両論ありそうだけど(汗)、、、私は好きだったし引き込まれました~
何だかM・ナイト・シャマラン監督の映画っぽかったわん

 
50年前、風変わりな少女ルシンダ(ララ・ロビンソン)は、奇妙な数字の羅列を書いた紙をタイムカプセルに入れた―
 
50年後、その紙を手にしたのは大学教授ジョンの息子ケイレブだった。
ジョンはふとした事から、この数字の羅列に一定の意味を見出す。
過去50年間に起こった大惨事の日付、死亡者数と一致していたのだ―
科学的にはあり得無いと思いながら、これから先の日付のことが気になり始めるジョン。
もしこれが本物の“予知”だったとして、本当に大惨事が起こってしまったら?―
 
くしくも数字通りにまた大事故が起きる。その現場に偶然居合わせたジョンは愕然とし、あと2つ記述がある惨事を未然に防ぐ手立てはないかと、ルシンダの娘ダイアナ(ローズ・バーン)に接触する。
 
数年前に他界した母ルシンダを狂人だと思っていたダイアナは、はじめはジョンの言葉に耳を貸さなかったが、やがて母の“予知”は本当ではないか―と思いはじめ、ジョンと行動を共にする。
また、ジョンの息子ケイレブとダイアナの娘アビー(ララ・ロビンソン)の周りに不審な人物がうろつき始め、子どもたちは“囁く人たち”が自分たちの心に話しかけてくると言い出した―
 
“囁くひとたち”とは一体何者か?
そして、人類滅亡を示唆したルシンダの書いた最後の数字は何なのか?

 果たして人類は滅亡してしまうのか?―

ってな感じのお話で~す。
人類滅亡物って色々あるので、「またぁ~?」的な気持ちもあったけど、ちょっとホラーっぽかったり、SFっぽかったり、はたまたヒューマンドラマっぽかったり、、、で、グイグイのめり込みました。お話の持っていき方は上手かったと思うわ~
それに予告やCMでちょっと観ていた飛行機事故や地下鉄事故の映像には結構ビビりました~迫力あるんだもん(汗)
でもラストはなぁ~引いちゃう方もおいでだと思う。「そんなオチかよっ」みたいに。
私も“囁く人たち”には何だかなぁ~的気分もあったし、「うわ~~~ディープインパクト?」とか思って焦ったけど(笑)、こういうのもアリかも、、、って思ったな。
特に感動したり、余韻があったわけでもはないけど(汗)、一応満足して鑑賞を終えました
 
さて、ここでブツブツ独り言です
まず、ジョンって世界一幸せで、世界一不幸な目に遭ったなぁ~って思うの。
自分の子どもの運命を見届けられた唯一の人間だと考えると一応幸せよね?
だけど、彼だけは何が起こるのかを知ってしまっていたんだから、、、不幸とも言える。
ああいうラストを迎えるならば、彼は何のために紙を解読して辛い思いをしなければならなかったのか?って思うわ~可哀想よねぇ・・・

それからルシンダも可哀想・・・どうして彼女は一人50年前に“囁くひとたち”の声を聞けたんだろう?何か意味があったのかしら?一人で辛い人生を歩んだんだろうなぁ~って思うと切ないわ

で、、、“囁く人たち”って神みたいなものかなぁ~って思ったな。そういう宗教的な意味合いは嫌いではありませんでした。
 最近のニコラスの髪型の中では1番自然に見えてホッ (4点)
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【本】嗤う伊右衛門

2009-07-09 10:17:17 | 本【小説・日本】

        『嗤う伊右衛門』        京極夏彦       中央公論新社
【comment】
自称“京極夏彦”ファンだけど、暫く作品を読んでいない私。
未読の作品がまだ何冊もあることに気付き、、、コチラの本を古書店で購入―

  -story-
小股潜りの又市は、按摩の宅悦に、民谷又左衛門の娘の岩の仲人口を頼まれる。
しかし、その岩は、顔は疱瘡を患い醜く崩れ、髪は縮れて白髪が混じり、腰も海老のように曲がっている醜女だった。
又左衛門は、先だって又市が、娘の梅を手ごめにされた薬種問屋の依頼を受け、御先手組与力の伊東喜兵衛に直談判した際、窮地に立たされたところを救ってくれた人物であり、不慮の事故で隠居を余儀なくされていた。
又市は、家名断絶の危機にある又左衛門の依頼を聞きいれ、浪人の境野伊右衛門を民谷家の婿に斡旋するが―
   * 第25回泉鏡花文学賞受賞作品―


京極氏が紡ぎ出す妖艶なる世界観の美しさ。
一旦そこに足を踏み入れれば、平成の世に居ながらにして、私の意識は一時お江戸の風景に誘われる―
                                           

さて、日本人の誰もが既知の怪談といえば『四谷怪談』が挙げられるだろう。
顔半分が醜く腫れあがったお岩さんの「うらめしや~」は、和製怨念の原点で在るかの如く腹の底を疼かせる恐怖を煽る。
だが、だからと言って誰もがその『四谷怪談』の詳細を知るわけでもないだろう。
かくいう私も「お岩、怖ぇ~~~」ってな認識ぐらいしか持ち合わせていない。

本書は、その『東海道四谷怪談』を京極氏が全く新しい形として著わした小説だ。
だが、京極氏の勝手な解釈で斬新さを狙って書いたものではなく、『四谷怪談』及び、それと同時期に書かれた実録小説『四谷雑談集』を参考にして、両方の物語を下地に、京極氏独自の味付けで『嗤う伊右衛門』として完成させたようだ。(巻末解説による)

そうして『四谷怪談』は、伊右衛門と岩の哀しい純愛物語として蘇えった―
そこには、何ら怪談めいた記述はない。
ただ、人の心の哀しさ、儚さ、そして醜さやおぞましさ、、、などが相まった物語が醸し出す深みは、「怪談とは、おどろおどろしいお化けの類ばかりでなく、人の心が生み出すものでもあろう―」と、しみじみ思わせる。

また、本書の人物描写の巧みさ、物語構成の緻密さは感嘆に値し、読み始めたら、その妖しの世界の虜になることは請け合いだ。
という事で、ここで主な登場人物を紹介したい。
伊右衛門
『四谷怪談』では、岩を裏切る極悪人だった伊右衛門は、ここでは、生まれた時から一度も笑ったことのない不器用で実直な侍として描かれている。
伊右衛門の岩に対する想い、そして最後に嗤う姿を想像するにつけ涙を誘われる。
*岩
疱瘡を病み、顔崩れても、凛として正しさを失わない女、岩。
だが、その気性と醜さ故に伊右衛門に素直に接することが出来なかった憐れな岩が、鬼女と化し狂気に奔る姿は憐れだ。
岩は本当に生成り(なまなり/生きながら鬼と化すこと)になってしまったのか―
*伊東喜兵衛
恐ろしや、、、伊東喜兵衛。喜兵衛は、己の腹を渦巻く泥の正体に気が付いていたのか?
喜兵衛の人間性は非常に興味深く、京極氏の作りだしたキャラの中でも群を抜いて異常性を放っており、彼の卑劣さ、淫乱さこそが物語の怪談部分を担っている。
*又市
大好きな又市にまた会えた。
又市が岩と対面し、岩の人間性を見抜く件がとてもいい。感動的だ。

他にも宅悦、直助、梅など興味を引く人物が多々登場するが、それよりも何よりも、主要人物像に置いて
特筆すべき点として、それぞれの生い立ちが人格形成に大いに絡んでおり、物語の中で活かされていることが挙げられると思う。
伊右衛門は己の父の介錯をした過去がある。
岩の父は母親に支配されていた。
喜兵衛は複雑な生い立ちであり、養母と妹を犯している。
直助は実の妹を心底愛おしく思っていた。
又市もまた母に対する想いを抱き、思いもかけぬ形で母と対面する―
そういう細かい設定が面白く、何だか現代的な作風でもあるなぁ~と感じながら読んだ。

さて、怪談とは一味違う伊右衛門と岩の新しい物語を、ゲス野郎と怨念女として名を残した二人は、冥土でどう受け取っただろう。
もしかしたら手に手を取って喜んでいるかもしれない。
          やっと自分たちの愛が日の目を見たと思って―
  物語に魅せられたので映画も観てみたくなりました~ (4点)

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メゾン・ド・ヒミコ

2009-07-07 11:23:50 | 映画【ま行】

Movie Plusで鑑賞―
【story】
ゲイである父親(田中泯)を嫌い、その存在を否定して生きてきた沙織(柴崎コウ)は、春彦(オダギリジョー)という若い男から父がガンで余命いくばくもないことを知らされる。春彦は父が営むゲイのための老人ホームで働く、父親の恋人だった―
     監督 : 犬童一心 『ジョゼと虎と魚たち』

【comment】
       オダギリジョーが美しい
 切なげな表情や佇まい&色っぽさに悩殺されたゾ~
 

さて、、、カミングアウトして母と自分を捨てた父をずっと憎んでいた沙織。
彼女の元に父が末期癌で死にかかっている―と告げに来たのは父の恋人、春彦だった。
・・・父の恋人、春彦・・・う~ん、沙織の人生は大変だっただろうなぁ~どんだけ悩んで生きてきたんだろう。
で、、、「あんな奴勝手に死ねばいい―」と言った沙織だけど、卑弥呼と名乗っていた父が営むゲイ専門の老人ホームにアルバイトとして顔を出す決心をする。
 
老人ホーム、メゾン・ド・ヒミコで父と対面した沙織は、頑なな態度を崩さない。
ホームの他の老人にも軽蔑したような眼差しを向け、ブスッとした顔しか見せずにいる。
だけど沙織は何処にいようともスッピンで洒落っ気がなく、無愛想な娘だったのよねぇ~
察するに、彼女は、小さい頃から自分を捨てた父を憎み、父がゲイであることを疎み、もしかして自分の存在自体も嫌っていたのかもしれないなぁ~
そんな沙織を演じた柴咲コウさんは好演だった。彼女の演技はワンパターンだなぁ~なんて失礼なことを思っていたが(汗)、ほとんど化粧っ気のない沙織のちょっとした心の動きを上手く出していたと思う。
 
時を経て、沙織はゲイたちと少しずつ打ち解けていき、、、あまり見せなかった笑顔が自然とこぼれるようにもなっていく。
そして、沙織と春彦はお互いに好意を持ち、キスをするのだが―
 

いやいやいや~あまり起伏のあるお話ではないけれど、好きでしたね~この映画

ゲイの方のための老人ホームが実際にあるのか分からないし、作品テーマとしてゲイの方の抱える問題があるのかもしれないけど、、、私としては、ゲイと括らなくても、メゾン・ド・ヒミコを孤独な魂が集う空間として捉え、人と人との繋がりについて思いを巡らせちゃったなぁ~
 
えっと~右に倣えの人生を送るって楽ですよね。
普通に勉強して、普通に恋愛して、普通に仕事して、普通に結婚して、、、生きていく―
だけど“普通”っていうのはあくまでも統計学上のことで、そのラインから外れていてもダメってわけじゃーない。
人間として、他者に優しく誠実でいて、たとえ不格好でも一生懸命生きていれば必ず理解者はいる。
大切なのはその人の中身であって器じゃーないんだ、、、なぁ~んてことを、映画の趣旨からはズレているかもですが、オダギリジョーに萌え萌えしながら考えちゃったなぁ~
 
それから、さり気ないエピソードにズキューンとくる映画でした~
例えば、沙織と春彦がベッドでことに及ぼうとしたところ(照)
結局二人は結ばれることはないんだけど、その時沙織が春彦に言った言葉が切ない。「触りたいところなんてないんでしょ」
お互いに好意を持っていても、心では惹かれあっていても、それが肉体を求めることにならない―そういう関係って切ない・・・どうにもならない事ってあるのねぇ~

また、メゾン・ド・ヒミコに悪戯ばっかりしていた中学生が、おそらく春彦に惹かれてしまったこと―彼は最初っから自分でも気付かずにホームの住人たちに興味を持っていたんだと思う。
で、、、ある日春彦に凄まれちゃって、、、自分の気持ちに気づいちゃったのね、きっと。

それに、「こんな所嘘だ。ホモのエゴでしかない―」と言う沙織の気持ちも、現実社会では生き難い人たちが自分たちのオアシスを求める気持ちも切ない、、、
その場所が経済的に徐々に追い詰められ、そして一人ずつ死を待つしかない所だと気付いたとしたら、、、それでも彼らは明るく生きていくしかないのだろうなぁ~
 
さてさて、登場するゲイ役の方々が皆個性的でとても良かったですぅ~
ここでなら誰に遠慮することなく素の自分でいられる―って感じでイキイキしていました。
普通の部類で生きていても素の自分でいるって難しくって、私なんて時々無人島にでも行きたくなることもしばしばで(汗)、、、でも現実問題として、今いることろで今の自分で生きていくしかない―そんな私から見ればメゾン・ド・ヒミコは危なっかしいけど理想郷にも見えちゃった。

それにしても恐るべし、、、オダギリジョー。
これは褒め言葉ですが、彼だけは本物のゲイに見えました。生まれた時からずっとそうで、これから先もそうで、もしかして先日の結婚は偽装か?!って疑うくらいでした(笑)
また、ずっと孤独だったんであろう悩める瞳が、、、美しい
 
さて、ラストはどう受け取ったらいいか、、、私としては、一皮むけたよう見えた春彦と沙織の対面シーンが好きですね。二人ともいい顔していました―
なんとな~
く二人は、卑弥呼と沙織のママのようなことになりそうな予感も・・・
でも、恋愛とは違う人を好きになる気持ちを知ったであろう沙織ならば、上手く生きていけそうな気がします―               (4点)

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MICHAEL JACKSON KING OF POP JAPAN EDITION

2009-07-05 15:20:25 | アカデミー賞・年間ベスト10・ドラマ・雑記
マイケル・ジャクソンの訃報を聞いた6月26日早朝―
それ程ファンであったことはないが、そのニュースに思いの外衝撃を受け、その日何度もTVで流れていた彼の歌を聴き、PVを見ている内にどんどん哀しみが増した。

昔“スリラー”に衝撃を受け、その後も注目していたマイケル・ジャクソンが、いつのまにかその歌よりもゴシップの方でばかりが騒がれるようになってから、いつも「可哀想だなぁ~」と思っていた。
あまりにも成功した人であったからこそ、その代償も大きかったのだろう。
今はただご冥福をお祈りするしかないが、、、改めて彼の歌を聴きたくなりCDを買った。(6月27日に注文したにも関わらず、手元に届いたのは7月5日)

収録曲は以下のとおり―

1. ビリー・ジーン / Billie Jean (Single Version)
2. マン・イン・ザ・ミラー / Man In The Mirror (Album Version)
3. スムーズ・クリミナル / Smooth Criminal(Radio Edit/ Album Version)
4. スリラー / Thriller (Single Version)
5. 今夜はビート・イット / Beat It (Single Version)
6. バッド / Bad (Album Version)
7. ブラック・オア・ホワイト / Black Or White (Album Version)
8. ヒール・ザ・ワールド / Heal The World (7”Edit)
9. ロック・ウィズ・ユー / Rock With You (Single Version)
10. ヒューマン・ネイチャー / Human Nature (Album Version)
11. ウィ・アー・ザ・ワールド (デモ・ヴァージョン) / We Are The World (demo)
12. セイ・セイ・セイ / Say Say Say (Album Version)
13. スクリーム / Scream (Album Version)
14. リメンバー・ザ・タイム / Remember The Time (Album Version)
15. オフ・ザ・ウォール / Off The Wall
16. ベン / Ben (Single Version)<BONUS TRACKS>
17. スリラー・メガミックス (ラジオ・エディット) / Thriller Megamix (Radio Edit) <BONUS TRACKS>

大好きだった“スリラー”や“バッド”を聴くと、彼の人間離れした美し過ぎるダンスが目に浮かんでくる。
そして今回1番胸に沁みた曲は“ヒール・ザ・ワールド”だ。

Michael Jackson - Heal the world ( Super Bowl )


謹んでご冥福をお祈りします~
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それでも恋するバルセロナ

2009-07-03 14:07:05 | 映画【さ行】

第81回アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞(ペネロペ・クルス)、第66回ゴールデングローブ賞最優秀作品賞受賞作品―
【story】
バカンスを楽しむためバルセロナにやってきた親友同士、ヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)。慎重なヴィッキーは真面目な彼と婚約中。一方、自由奔放なクリステーナは彼氏と別れたばかり。2人はセクシーな画家フアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会う。クリスティーナは一目で彼に惹かれ、最初反発していたヴィッキーまでも彼に惹かれていく―
ところが、フアン・アントニオの元妻マリア・エレーナ(ペネロペ・クルス)が現われて・・・
     監督 : ウディ・アレン 『マッチポイント』

【comment】
これ、面白かったです どこが好きーって言えないんだけど好みかも。
ここに出てくる人たちの滑稽さを楽しんじゃったわ~ん

お話のはじまりは、ありがちな“バカンスの恋”ってヤツですね。
ところがドンドンありがちじゃーなくなっていくのよ。チョイ異常な状況に突入しちゃって(笑)
 

さて、バルセロナにやってきたアメリカ娘二人―慎重派のヴィッキー&自由奔放なクリスティーナは、画家のフアン・アントニオに出会います。
 
この男ったら、いきなり二人をナンパ。しかも「セスナで出掛けて3人でエッチッチを楽しもう―」なんて誘うのよ(笑)
「なんて失礼なバカ男」と怒るヴィッキー。一方「私は誘いに乗っちゃうわよ~」とクリスティーナ。
スッタモンダの挙句、結局フアン・アントニオの飛行機に乗り込んだ二人のその後の運命は、、、皮肉なことになっちゃうんですね~
やる気満々の(笑)クリスティーナが体調不良でダウンってことで、ヴィッキーが婚約者のいる身でフアン・アントニオとただならぬ仲になっちゃって、、、
 
ところが、ただならぬ仲と思っていたのはヴィッキーばかりだったようで、クリスティーナの体調が万全になったらスグにクリスティーナとただならぬ仲になるフアン・アントニオ、、、
ここで男一人と親友二人っていう三角関係の出来上がり~
 
で、、、ヴィッキーが悶々としているところへ脳天気な婚約者がやってくる―
そこで、自分の欲しいものを知っていると思っているヴィッキーは、何もなかったことにして婚約者と結婚。
一方、自分の欲しいものがよく分からず、自分探し真っ最中だったクリスティーナは、芸術家の恋人を見つけたことこそ喜びよ~とばかりに画家の家で一緒に住んじゃってルンルンに―
 
BUTクリスティーナとフアンの甘~い生活は長くは続かなかった、、、
なぜならフアンの元妻マリアが二人の住む家に一緒に住むことになっちゃったんだも~ん。
「んな、アホな・・・」の展開だけど、もっと「んな、アホな・・・」だったのはマリアって女の気性だった、、、激情的っていうか何というか、、、日本でいうところの魔性の女ってヤツでしょうか。
さぁ~て、事態は三角関係、四角関係、、、になりながらありえない方向へ―
 
と言う事で、とってもありがちだったバカンスの恋は、滅多に見られないバカっぽい恋へと成長します(笑)
だけど、妙~に可笑しくって憎めないのよね~この人たち。
ありえない恋愛模様にした張本人マリアは、これ以上ないくらい個性的なキャラを披露してくれるし、男女の駆け引きや微妙な心の機微なんかには妙~に頷かせるところもあってねぇ~アッチコッチでクスクスと笑えたり、あるあると呟いたりでした~
 
私はアレン監督の作品をほとんど観ていないので、監督独自の持ち味なんかは分からないんだけれど、コチラの作品が持つ感性にはピピッときました。
ただ残念なのことに、その好きさを言葉で言い表わし難いんだけど、、、

これは、ハマれない方もおいでだと思うけど、役者さんやバルセロナの空気も楽しめる映画なので観て損はないと思いますよ~

とにかくペネロペは光っていました~彼女を前にするとスカーレットがチョイ小娘に見えたくらい(それが映画狙いかも?・笑)
ハビエルのプレイボーイも良かったですぅ~
オカッパ姿と司祭姿が強烈に印象に残っていましたが、普通の(?)プレイボーイもいいじゃーないの~
                               (4点)

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