★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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スパイダーウィックの謎

2008-04-29 09:50:35 | 映画【さ行】

数ヶ月前に、本屋さんの店頭にズラリと並んでいた原作本を子どもに買わされた。
    『スパイダーウィック家の謎』(第1巻~第5巻)

面白かったらしく喜んで一気読みし、オマケに『アーサー・スパイダーウィックの妖精図鑑』まで買わされた で・・・映画公開を楽しみにしていたようだ。
私にも読んだら?
と薦められたが・・・なんと1巻で挫折
「許して。ママは子ども向けのファンタジーが読めない体なのよ・・・でも映画は観たいわ、それも字幕版で(自分本位・汗)」
バチが当たったのか、吹き替え版で鑑賞(字幕版は夜のみ上映なんだもの)―
【story】
母親と森の奥にひっそりとたたずむ屋敷に引っ越してきた3人の姉弟マロリー(サラ・ボルジャー)、ジャレッド(フレディ・ハイモア)、サイモン(フレディ・ハイモア)たちは屋根裏部屋から謎の書を発見する。そこには大叔父アーサー・スパイダーウィックの“決して読んではならない”という警告のメモが記されていた―
     監督 : マーク・ウォーターズ

【comment】
子ども向けだと思うけれど、ワクワク&ドキドキ楽しい映画でした~
GWに家族連れで観るにはピッタリな作品だと思いま~す

物語は、、、
森の奥深くの屋敷に住むアーサー・スパイダーウィック(デヴィッド・ストラザーン)は妖精の研究をしていました。
そして、妖精の秘密を記した一冊の図鑑を作り上げました。
ところが、その図鑑を狙う悪い妖精たちがいたのです。
スパイダーウィックは、図鑑を封印し守ろうとしましたが、ある日突然娘を残し姿を消してしまいました―
 
80年後、スパイダーウィックがいなくなった屋敷に、双子の兄弟ジャレッドとサイモン、姉のマロリーがお母さんと一緒に引っ越してきます。
ジャレッドは、お父さんと離れて田舎のボロ屋敷に住むことに納得出来ず、お母さんと喧嘩ばかりしていました。
そんな反抗的なジャレッドは、引っ越して早々に屋敷の中で何かの気配を感じ、ついには秘密の部屋を見つけ、そこで『決して読んではならない』本を発見します。
あなたならその本を読みますか?
ジャレッドは何の迷いもなく読んでしまいます。妖精について詳しく記された本を―
そしてその時から、ジャレッドには思いもかけないことでしたが、本を手に入れて妖精と人間たちの世界を征服しようとする悪い妖精たちに家族が狙われてしまうのです―
 

で、、、何故か我が家にある『~妖精図鑑』(汗)に出ている妖精たちにソックリな妖精が沢山出ていました~
妖精というと可愛い造形を想像しがちですが、、、必ずしもそうではなくて、ここではちょっとグロイものが多いので、幼稚園くらいのお子さんは怖がってしまうかもしれません。
ジャレッドたちを攻撃する悪い妖精たちのマルガラス(ニック・ノルティ)、レッド・キャップ、ゴブリンは妖精というよりも寧ろ化け物って感じですし、ジャレッドたちに協力する妖精のハチミツ大好きシンブルタックや鳥大好きのホグスクイールも可愛くないと言っちゃーオシマイですが、決して可愛くはありません
でも、不思議が詰まったような森の中、あったらいいなぁ~の魔法の石、大空を駆ける巨大な鳥、妖精と仲良くなるための、または退治するためのグッズ、、、など楽しい要素がいっぱいで心躍ると思いま~す
また、お子さんが観ることを意識してか退屈させないテンポで、冒頭から冒険モードに突入してくれるのが嬉しいです。
それ程大規模さはないファンタジー映画ですが、お話も纏まっていてよく出来ているのではないかしら―

 
まぁ~『人間妖精』というわりには、全体的にこじんまりとした印象は拭えませんが、その『姉弟が体験した冒険物語』っていうのに意味があるんだろうなぁ~って思います。
≪目には見えない誰も知らない世界がきっとある≫―個人の想像力や信じる力に小さな刺激を与えてくれるんじゃーないかしら・・・

さてさて、我が家のキッズですが、かなり気に入ったようです。
鑑賞後に自宅に戻り、おもむろに妖精図鑑を開き、家に住むという妖精のページに着目。
その妖精が喜ぶらしい品をキッチンで作り始めました。
『温めたミルクに小麦粉を入れてトロミが出るまでよくかき混ぜる。そこに砂糖とバターを一掴み入れる』
それを部屋の片隅に置き、、、
「別に妖精が出てくるなんて全然期待していないから―」 だって―
・・・おいおい、その目は期待しているだろう しかも虫捕り網は何?・・・
 
PS.原作を読んだ息子情報によると、ラストはちょっと変えてあるようです。
なんでも原作では『チリになる』とか・・・(観た方には意味が分かりますよね?)
それから、原作ではもっと沢山妖精が出てきて、ドラゴンまで登場するそうです。
「もっと詳しく教えて―」と頼みましたが、「自分で読めば― 」と言われました。
・・・ケチ 
       フレディ・ハイモア君の二役はお上手でした
       『マネキン』のアンドリュー・マッカーシーが出てたぁ(4点)  

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紀元前1万年

2008-04-27 09:17:45 | 映画【か行】

GW突入ですねぇ~ ・・・特に予定はないけれどブヒッ
【story】
紀元前1万年。幼い頃から惹かれ合うデレー(スティーヴン・ストレイト)とエバレット(カミーラ・ベル)の村を、ある日正体不明の一団が襲う。
デレーは、さらわれたエバレットを救い出したい一心で、わずかな仲間たちとともに一団の後を追う。
長く危険な旅の途中、一行に襲いかかる獰猛な恐鳥やサーベルタイガー・・・苦難の果てにようやく辿り着いたのは想像を絶する文明の地だった!
天を突くほどのピラミッド、『神』を名乗る権力者、奴隷として酷使される囚われの人々、牙を折られたマンモスの群れ・・・
果たしてデレーは愛するエバレットを救い出すことができるのか?
 監督 : ローランド・エメリッヒ『インデぺンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』

【comment】
なかなか面白かったで~す
ただ・・・ツッコミどころは満載だし、中途半端感は拭えないかも―

そこで、、、

≪映画鑑賞の際の由香からの余計なお世話アドバイス―その1≫
   とりあえず、『紀元前1万年』という時代は無視して下さい
『誰も見たことのない世界は過去にあった―10,000BC』
なぁ~んて言うキャッチコピーから、紀元前1万年を再現した映画―と思いがちですが、、、そう思うと混乱します(汗)デッカイ建造物やピラミッドだって出てくるんだもん
出来れば大昔が舞台のファンタジー映画としてお楽しみ下さい。
 
≪映画鑑賞の際の由香からの余計なお世話アドバイス―その2≫

   若者の純愛物語としての要素が濃厚です
特に壮大なロマンを秘めた物語というわけではなく、デレーがエバレットにデレデレで(シャレ?)、仲間の危機よりもエバレット命って感じで救出に向かう姿が描かれます。
それを盛り上げるためならば、多少の矛盾は関係ねぇ~って感じで、≪極寒の吹雪≫→≪熱帯のジャングル≫→≪どこまでも続く砂漠≫と、ありとあらゆる環境を猛獣付きで演出します。
また、デレーは父親や同じ部族との因縁があったり、勇者としての真意も問われているムードもありますが、、、それらが上手く収拾されているわけでもないと思います。
『神』が支配するスゴイ文明を持つ部族も・・・「結局何だったんだ」って感じで、物語の薄っぺらさを煽っているかもしれません。
で、こういう物語だったら、いっその事映画タイトルは『デレー&エバレット』とか『青い瞳の伝説』とかの方が良かったかも・・・と思ったほどでした。
とにかく星に誓った純愛をお楽しみ下さい。
 

≪映画鑑賞の際の由香からの余計なお世話アドバイス―その3≫
   CGのド迫力を適度にお楽しみ下さい
マンモス、サーベルタイガー、恐鳥・・・のCGは見事で迫力があります。
ただ、昨今は特に珍しい図柄でもなく、それ程心打たれるわけではありませんが・・・
そうそうプチ情報ですが、時折登場する妖しい巫女さんにご注目下さい。
変なオバサンですが、、、物語のキーとなるんですぅ~
まぁ~太古の昔は予言が重要だったという事で。
 
≪映画鑑賞の際の由香からの余計なお世話アドバイス―番外編≫
   主役がイケメンですっ(注:私的見解です)
1986年生まれのスティーヴン・ストレイトがメチャメチャ素敵でカッコ良かったですぅ~
彼が好みだったので、多少のヘタレでも温かく見守りました(またかよ・・・汗)
相手役のカミーラ・ベルも同じ1986年生まれのようですが・・・とっても可愛くって、2人はお似合いだったわ~
 
スティーヴン君の素顔が知りたくて調べたら・・・なんだか映画と微妙に違う
          
 もしかして彼って原始人映えするのかなぁ?
                                       (なんじゃーそりゃ
と言う事で、色々不満点もありますが、単純で強引な展開&迫力の映像をGWにご家族連れで楽しむにはいいかもで~す     (3.5点)

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ぼくたちと駐在さんの700日戦争

2008-04-25 17:32:00 | 映画【は行】

フェイントで鑑賞―ムフ
【story】
1979年。ある田舎町に、平凡だが発想はピカイチのママチャリ(市原隼人)、女の子みたいな外見のジェミー(冨浦智嗣)、武闘派でエロ担当の不良リーゼントの西条くん(石田卓也)、開業医の長男で恋愛担当のグレート井上(賀来賢人)たち7人の高校生がいた。彼らは近所の駐在さん(佐々木蔵之介)とイタズラ戦争に明け暮れ、青春を謳歌していた―
        ~実話を基にした“半”フィクションのブログ小説の映画化~
     監督 : 塚本連平

【comment】
ベタで平和なほのぼのムービー 青春っていいなぁ~って思っちゃった♪
 

邦画のこういう系の映画を観に劇場まであまり足を運ばないのだけれど、最近個人的に肩透かし系の映画が続いて何だか疲れちゃったので(笑)観に行きたくなりました~
それに・・・実は主演の市原君がちょっと好みだったりして~
とか言いながら、他の作品を観たわけではないんだけど(汗)、、、今回はいい機会だから萌えてみようかな・・・と思った次第です。
ハハハ(照)

 

本作の原作はブログ小説なんですね~
全然知らなかったのですが、映画鑑賞後、ちょっと『ぼくちゅう』のページを検索して読んでみました~
とっても読みやすくて面白いので、2章までサクサク読んじゃったところです。
このまま読み続けたら感想が後回しになるので(汗)、後日続きを読もうと思っています。
小説を読んだ感じでは、映画はお話の雰囲気にピッタリな気がしました~

 

さてさて、そうは言っても、、、物語は少々ベタベタでして、特にドカンとヒネリがあるわけでもなく、≪イタズラ好きの高校生クソ真面目な駐在さん≫っていう構図で、ドタバタドタバタ・・・しているだけなんで~す
そのイタズラは、、、可笑し~いものからシラケ気味のものまで色々で、ほのぼのムードで楽しく見守りました~
舞台になった田舎町は『栃木県』ですが、田んぼが広がり森林に囲まれた平和~な町で、住んでいる人たちが皆あったか~いって感じで、ホントある種の郷愁を感じて気持ち良く観れました~
主人公ママチャリを中心とした仲良し高校生は、ホント青春真っ只中って感じで、とってもいい青少年なんですよ~
最近は、高校生といえども人の心を失くした殺伐とした雰囲気がある、、、というような現実や小説が多々あったりしますが、、、コチラは可愛気のある高校生たちで、皆とっても愛らしかったなぁ~
恋に友情にエロ衝動(笑)に、純粋に向き合っていて清々しかったで~す
そういえば、仲良しメンバーは、ちょっと『ウォーターボーイズ』の面々を思い出させました。何となくキャラが被っていた気がしたなぁ~
で、駐在さんのキャラも良かったです。
一昔前はこういう大人っていたかも・・・なんて思いました。

 

物語の後半で病気の女の子が出てきた時には、「やはり病気を出したか、邦画よ」なぁ~んて思っちゃいましたが(汗・原作にもあるエピソードなのかな?)、そんなに病気をガンガン前面に押し出して同情を煽ってなかったので安心して(?)観られました。
それから、本作にはゲスト出演のように沢山の俳優さんたちがチョイ役で出ていました。
竹中直人さんが出た時は、「きたか、竹中よ」なぁ~んて思っちゃいましたが

私はそれほど大笑いしたりジーンとしたりはなかったのですが、ホンワカ幸せな気分になりました~

そうそう本作のタイトルは『700日戦争』ですが、ここではその内の108日を描いています。
そうすると残りも映画になるのかなぁ~
ヤンチャ坊主たちのイタズラは観ていて心地良かったので続編があっても観たいな

                              市原君はやっぱり可愛い               (3点)

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【本】真夜中のマーチ

2008-04-23 08:05:25 | 本【小説・日本】

       『真夜中のマーチ』       奥田英朗       集英社文庫
【comment】
私は一人っ子だ。
だが、仲良しこよしの義妹がいる
その義妹が貸してくれた本の内の1冊がコチラで~す。サンキュー♪

『奥田英朗』という作家さんは、『サウスバウンド』や『イン・ザ・プール』、『空中ブランコ』で有名らしいが、今まで作品を手にする機会がなかったので、貸して貰えてラッキーだったわ~ん。
で、コチラは、軽いタッチでサラリと読めてなかなか面白かったで~す

本作は3章から成っていて、主要登場人物がそれぞれの語りを務めている。
それによって、ヨコケン、ミタゾウ、クロチェの人となりが分かって面白い。

  -story-
*第1章―ヨコケン(横山健司・25歳)の語り
大金を掴んで派手に遊び、大物扱いされるのが人生の目的であるヨコケンは、プロデュース会社の社長だ。
社長といっても、イベントやパーティーを開いては上前を撥ね、美人局や詐欺まがいの行為で卑銭を稼いでいるのだが、ある日、主催したパーティーで、天下の三田物産の御曹司らしき人物に出会う。
「これは金儲けのための千載一遇のチャンス!」と、張り切って御曹司に近づいたヨコケンだったが、、、その三田なる人物は、ただのサラリーマンだった!
ヨコケンは、「財閥に大金絡みの詐欺を仕掛けよう」と話を持ちかけたヤクザのフルテツの怒りを買ってしまい・・・
そして、それが全てのはじまりだった―

*第2章―ミタゾウ(三田総一郎・25歳))の語り
慶応卒&超一流企業の三田物産に勤務というエリートコースにいるはずのミタゾウは、南国のキリバス共和国に移住し、のんびりと暮らすことを夢見ている。
彼は、三田総一郎という財閥の親族みたいな名前を持ちながら、周りからバカにされて相手にされない人間だった。
ミタゾウは幼い頃から異常なまでの集中力があり、そのお陰で成績は良かったのだが、、、実生活には少々不自由で、医者からは『過集中症』と言われ、自動車の免許すら取れない有様だった。
そんな彼は、ヨコケンなる怪しい人物に詐欺をふっ掛けられ、、、オマケにヤクザ絡みのマンションの借主にされてしまう。
このマンションが巨額強奪計画のキッカケになる―

*第3章―クロチェ(黒川知恵・25歳)の語り
下界が見下ろせる2百平米以上のマンションと、下々の車に割り込まれない高級車、着回しなどしなくてもいいワードロープを手に入れるためのお金を必要としているクロチェ。
類稀なる美貌の持ち主のクロチェには、どうにも我慢出来ない存在があった。
それは、下品で金の亡者である男、自分と母親を捨てた父親だ。
クロチェは、父である白鳥が、絵画詐欺で10億円儲けようとしていることを嗅ぎつけ、その金を横取りすべく計画を練る。
そして、父の詐欺計画を見張っていたが・・・そのマンションに、2人組の男(ヨコケン&ミタゾウ)がコソ泥目的でやって来る。
ドタバタの末、結局手を組む三人が狙う10億円は、ヤクザや中国マフィアまでもが狙っているのだが―


とてつもない巨額が絡んだ強奪計画の割には軽いノリで、あくまでもお気楽ムードの犯罪小説なのがいい。
物語は、真っ当ではない人たちばかりが出てきて、スピーディーに二転三転と意外な展開を見せてなかなか楽しめる。
ただ私はですね、ヨコケンのように『女を食いものにしたり、詐欺を働いたりして金を稼ごうとする軽薄で不埒なバカ男』が大嫌いだし、クロチェのように『私は他の女と違うのよ~』モードで、一生贅沢をして暮らすことしか考えていない女も好きではないので、時々どうしても「こんなアホタレどもが、どんな末路を迎えようとどうでもいいや~」って感じで引き気味になったけど(汗)
それでも最後の方になると、彼等に一種の愛着が湧いてくるから不思議~
脇を固めるフルテツや白鳥も揃いに揃って業突く張りの成金趣味で辟易だけど、、、これもまた愛らしく思えてくるんだから、、、きっと作家さんの演出や文章が巧みなのね~


本作は、WOWOWのドラマで映像化されているそうだ。
 好評で、劇場公開もされたらしいですぅ~ (3点)
                        次は『イン・ザ・プール』を読んでみます~

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王妃の紋章

2008-04-21 12:57:00 | 映画【あ行】

新作映画が続々公開~
【story】
唐王朝滅亡後の時代。贅の限りを尽した豪華絢爛な宮廷で、栄華の頂点に君臨する王家の一族は、それぞれが秘密を抱えていた。
張り巡らされた策謀に、殺意を抱きあう凄まじいまでの人間模様・・・絡み合う愛憎は、いくつもの悲劇を生み、やがて国を揺るがすまでの壮絶な惨劇を引き起こす―
     監督 : チャン・イーモウ 『HERO』  『LOVERS』

【comment】
スミマセ~ン 私の趣味には合いませんでしたぁ~
辛口感想を書くと心臓が痛くなっちゃうなぁ~(とか言いながら結構書いている・汗)

 
   三男  次男    王妃      国王    長男
どんだけ~って感じの金ピカ宮殿で暮らす王家の5人。
煌びやかな衣装を身に纏い、何万人もの家来に囲まれて、さぞや笑いの止まらない蝶よ花よの暮らしぶりかと思いきや・・・皆、顔つきが陰気臭い
そう・・・この王家は、とっくのとうに家庭崩壊
していたのだ―
 
*国王(チョウ・ユンファ)
元軍人であり、今は絶対的権力を持つ国王。
王妃との仲は冷え切っているが、自らが『王妃の病の為の薬』を調合し毎日飲ませている。
実はそれは、、、トリカブトを混ぜた毒薬だったのだ―ドロドロ
*王妃(コン・リー)
国王に毒薬を飲まされていることを薄々知りながら、黙って飲み続ける王妃。
だが、彼女はただの悲劇のヒロインではなく、継子である祥王子と長年に渡り不義の関係を続けていた。ドロドロ
そして、彼女は黙って殺されるのを待っているわけでもなく、密かに逆襲のチャンスを狙っていたのだ―
*祥王子/長男(リィウ・イエ)
皇太子でありながら気が弱く優柔不断で、王妃との関係を断ち切れないばかりか、宮廷医の娘とも関係を持っている。ドロドロ だが、その娘は、、、ホニャラララ~
*傑王子/次男(ジェイ・チョウ)
王妃の愛する息子であり、武術にも長けた人格者。
父に絶対服従の立場を取りながらも、母の苦境を知り、母のために心を砕くが―
*成王子/三男(チン・ジュンジエ)
家族の中で、一人だけ純朴そうに見えたが―

≪菊の節句≫とも称される重陽節―永久の繁栄を祈るこの祝祭の日に、それぞれの思いが解き放たれる―
 

さてさて、、、
≪金の円柱600本!シルクの絨毯1000m!菊の花300万本!製作費50億円!北京オリンピックの総合演出を務めるチャン・イーモウ監督作品!アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート!≫
というので、ビジュアルを楽しむつもりだったけれど、、、撃沈ですぅ~
物凄く絢爛豪華なんだけど、美しいとも思えず、しっくりこなくって・・・
煌びやかで華やかでも、物語が伴っていると思えなかったせいか何だか白けちゃった。
困ったことに、登場人物の誰にも感情移入が出来なかったし・・・
どう~もキャラ作りが今一つだったんじゃーないかしら?
家族の愛憎劇にも奥行きが感じられず、、、心を動かされなかったわ~ん。
で、最後の大群での戦いでも圧倒されず、「いきなり何処から人が湧いてきたの~」って感じを受けちゃって、、、不自然過ぎて引いちゃったなぁ~
もういい加減に『中国映画で物凄い人数が一斉に戦う』という構図には飽きがきたのかも・・・醒めた目で観ちゃった (いかにも指図されて動いているエキストラって感じも受けたし・汗)
それから、戦いで何万人も死んだ直後に、また人がワシャーっと出てきて死体を片付け、何もなかったように宮殿を綺麗に飾り付け、、、ドカ~ンと花火なんかを打ち上げちゃって祝宴の続きをしたあたりも呆気にとられちゃった
あれは国王の強さや非情さの象徴だったのかなぁ~
いずれにしても、「だから何が言いたいの?この話」なぁ~んて気になっちゃった
ホント申し訳ないですぅ~
        イタタタタ・・・結局辛口書いちゃった(冷汗)    (2点)

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大いなる陰謀

2008-04-19 00:46:49 | 映画【あ行】

豪華キャストだけど・・・どうかなぁ~
【story】
未来の大統領とも目される上院議員のアーヴィング(トム・クルーズ)は、テレビジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)に最新の戦略についての情報をリークする。そのころ、大学教授マレー(ロバート・レッドフォード)の教え子(デレク・ルーク、マイケル・ペーニャ)は、兵士としてアフガニスタンの雪山でその戦略のひとつに携わっていた―
     監督 : ロバート・レッドフォード

【comment】
映画を観た―という気にはなれませんでした。
何だか小難しい禅問答を投げかけられた・・そんな錯覚に陥りエンドロールを迎えました。

作品で描こうとした意図は何となく分かるのですが・・・豪華キャストで世界に発信する映画というよりも、別に対岸の火事という気持ちからではなく、内容的には、アメリカ国内向けのプロパガンダの域を出ていないのではないか・・・と感じてしまいました。

    

9.11同時多発テロに端を発するテロとの戦いに先が見えない現状を、≪政治家とジャーナリスト≫≪大学教授と学生≫≪戦地で戦う兵士≫の3つの場面を軸にして、それぞれの異なった視点での会話劇をメインに描いていますが、私にはあまりにも政治色が濃く難解で、必死に字幕を追い、セリフに耳を傾け、散りばめられた印象的なメッセージ性を持った言葉を拾い取って、「きっとこう言いたいんだ―」と思いながら理解に努めましたが、、、正直そういう行為には途中で疲れてしまって、、、
もしかしたらこの作品は、微妙に上から目線の映画で、万人にストレートに訴えようとはしていないのでは―?なんて思ってしまいました。
 
 

元々豪華キャストを目当てに鑑賞しましたので、その点では満足出来ました。
トム・クルーズは、いかにも野心を抱く若き政治家に見え、どんな犠牲を払っても持論の正義を貫こうとする(世の中の日なたしか知らない・笑)上院議員を好演していました。
メリル・ストリープも流石の貫禄で、トムとの会話劇に緊張感と深みを与えてくれました。
レッドフォードは、特別どうって事はありませんでしたが(汗)、まぁ~レッドフォードでした。
理想に燃え、志願兵として戦地に赴く兵士役のマイケル・ペーニャとデレク・ルークですが、彼らの運命は切なかったです。他に何とも言いようがありません。

 

そして、裏の主役とも思えたのが学生役のアンドリュー・ガーフィールドです。
                  
 
彼は、恵まれた環境で育ち優秀でありながら、現実に嫌気が差して≪無気力≫≪無関心≫でいます。
多分彼の存在は一般人全体を指していたのでは?―と思いました。

映画は、まるで皮肉のように、芸能ニュースの片隅に上院議員の作戦を伝える字幕が流れ、それを彼が見ながら何かを考えている風な映像で唐突に終わりますが、、、きっとそれは、彼と一体になって観客に何かを考えて欲しい意図があったのかな―と思いました。

政治家やジャーナリスト、そして兵士たちの必死の、または命を懸けた選択を知らずに、無関心でいる人々に「これでいいのか―」と問いかけていたのかもしれません。
  でも、ちょっとカッタルイ でも、嫌いじゃない微妙な映画    (3点)

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ヒットマン

2008-04-17 17:32:32 | 映画【は行】

人気ゲームの映画化― 最近はそういう映画が多いよねぇ~
【story】
優雅なスタイルと確かなテクニックのプロの殺し屋(ティモシー・オリファント)は、首の後ろのバーコードの刺青から“エージェント47”という名前で知られていた。淡々と殺しを重ねる“47”の前に、ある日ロシア人のニカ(オルガ・キュリレンコ)が現れる―
     監督 : サヴィエ・ジャン

【comment】
ふふふ・・・ツボ
ゲームを知らないし、楽しめるかなぁ?~と思ったけれど、楽しめましたでございますぅ~
殺し屋47ちゃんが可愛く思えちゃったのですぅ~エヘヘ
  彼に名はない。≪エージェント47≫と呼ばれている。
遺伝子操作によって世界で最も残忍な犯罪者の血を引き、ある組織の中でプロの殺し屋としての教育を受け、この世にはびこる悪を消し去るための暗殺者に仕立てられた47のトレードマークは、スキンヘッドと首の後ろに刺青されたバーコード。  
ゆるぎない精巧さで優雅に殺しの任務を遂行する彼は、ある日、ロシアの大物政治家ミハエル・べリコフの暗殺を請け負った。
任務は完璧にこなしたはずだったが、それにはある陰謀が絡んでおり、47はインターポールとFSB(ロシア連邦保安局)から追われる身となり、組織からも命を狙われる。
そして、暗殺現場の目撃者に仕立てられ、彼同様命を狙われることとなったニカと行動を共にするが―

 
実を言うと、物語の細部はよく分からなかったし、ツッコミどころもあるなぁ~とは思ったけれど、あまり気にせず雰囲気を楽しめた。
それは、冒頭で『アベマリア』の美しい調べをバックに、スキンヘッドにされた子どもたちが暗殺者として育てられている映像を見た段階で、、、早々に47に感情移入しちゃったからかも~可哀想~って(笑)
私は翳を背負った孤独な男に弱いのよ~へへへ
で、その暗殺者集団育成風景は、TVドラマの『ダーク・エンジェル』を思い出しちゃった。
ジェシカ・アルバが主演したそのドラマも遺伝子操作で最強の人間を作った話で面白かったなぁ~シリギレトンボで終わったけど・汗
 
さて、生まれた時から最高の暗殺者としての教育を受けてきた47は、機械のように、感情もなくキレ良く殺人を遂行する、所謂殺人マシーン的な存在かと思ったんだけれど、、、
鍛えた体の割にはそんなにキレがいいとも思えず(汗)、何だか知らないけど妙に可愛く思えちゃいました~
スキンヘッドでアクションというと、ジェイソン・ステイサムの『トランスポーター』を思い出して(えっ?ステイサムはスキンヘッドでない?・汗)、それに比べると、ちょっと動きがモッサリしていた気がしたかも。
で、やはり坊主頭でヴィン・ディーゼルの『トリプルX』も思い浮かんじゃった。刺青も似ているし(笑)
47役のティモシー・オリファントは、『ダイ・ハード4.0』の悪役で見た時には、「意地悪くさい顔だなぁ~」と思って苦手だったけれど、この役にはハマっていたと思う。
大きな瞳がどこか子どもっぽくって・・・母性本能を擽られてしまったわ~
 
それから、ニカ役のオルガ・キュリレンコはスッゴク綺麗でスタイル抜群でキュートな女性。
今度ボンドガールに抜擢されたそうだが、頷ける魅力を放っていた
47とニカの関係は凄く良かったなぁ~安易に恋愛モードに持っていくのかと思いきや・・・違ったので、ますます47ちゃんが可愛く思えたわけですぅ~
47を3年もしつこく追い続けるインターポールの銭形じゃなく(笑)ダグレイ・スコットは、『M:I‐2』でトムと闘った人よね~久しぶりに観たけど渋くて良かったな。

印象的なスキンヘッド&バーコード集団が途中で殺し合いを始めた時には、ちょっと笑っちゃったけれど、銃だけでなく、二刀流で戦った時もなかなかカッコ良かった。
銃撃戦などのアクションも見応えがあって派手で面白かったし

本作だけではスキンヘッド集団のことがよく分からなかったし、47の心理的葛藤とか背景とか・・・まぁ~とにかく物語が薄かったので、続編を熱く希望しちゃう。
最終的に自分のルーツを敵に回していったりすると、『ダーク・エンジェル』や『ボーンシリーズ』みたいになるけれど・・・それもいいかな

  また観たいっ
                                  (3.5点)ちょっと

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ブラックサイト

2008-04-15 17:37:00 | 映画【は行】

≪R-15≫作品かぁ~残酷過ぎたらどうしましょう・・・でも、観たいし・・・
【story】
競技場近くの駐車場で誘拐された男が、ウェブサイト「Kill with me」上で公開殺害された。画面上に掲示されるアクセス数のカウントとともに薬物が増量され、じわじわと死に至る状況を刻一刻と中継するという残忍な犯行だった。FBIネット犯罪捜査官のジェニファー(ダイアン・レイン)が捜査を開始するも、第二の犯行が実行され―
     監督 : グレゴリー・ホブリット  『真実の行方』

【comment】
殺し方が残酷だった― でも、そんなにジックリとグロイ場面を見せるわけではないので、耐えられない程ではなかった。
それよりも、「近い将来、こんな犯罪が起こってしまうかもしれない・・・」と、ザワザワした気持ちになりながら、成り行きを必死に見守った―

  グリフィンとジェニファー

はじめは猫の虐待を生中継するサイトと思われた「Kill with me」。
だが次には、裸にされ縛られた男性に、劇薬が点滴投入される映像が流された。
その劇薬は、アクセス数に応じて量が増やされていき、男性を死に至らしめた―
FBIネット犯罪捜査官ジェニファーとグリフィン(コリン・ハンクス⇒トム・ハンクスの息子)は、ボックス刑事(ビリー・バーク)と共に必死の捜査に当たるが、犯人について何ら手掛かりがなく、サイトを封鎖する手立てもないまま第2の殺人の模様が公開され、被害者はライトで焼き尽くされてしまった―
アクセス数が増えれば増える程被害者の死を早める。
残忍な犯人の魔の手は、ジェニファーにも向けられて―

 
犯人は殺人のお膳立てをするだけで、実際に被害者を死なせてしまうのは、罪悪感もなく、好奇心に駆られてサイトにアクセスする人たちだ―ということが物凄く怖かった。
自分ならどうするだろう?
公開殺人が話題になり、そこに簡単にアクセス出来るとしたら・・・
「私はアクセスしません」と、断言しきれない気もする。(でも、多分見ないとは思うのよ~見た自分を許せなくなりそうだし・・・悪夢に魘されそうだし・・・)
とにかく、この犯罪は実際にいかにもありそうな感じがして空恐ろしかったなぁ~
アクセスカウントが上がっていき、被害者が死に近くなると・・・人間の卑しさとか残酷さを見せつけられているような気がして背中から変な汗が出たし・・・
 

どうやら本作はチラシによると、≪『羊たちの沈黙』以来の傑作!≫などと言われているようだが、、、確かに同じような空気は持っていたと思う。
所謂サイコスリラーの領域で、ドキドキ&ハラハラ&ヒーヒーしながら結構惹き込まれた。
題材が私にはツボだったなぁ~
ただ、羊ほど完成度が高いとは思えなかったかも。
まず、捜査が手ぬるいっ (主人公がネット犯罪捜査官だから仕方ないか・・・汗)
FBIが雁首揃えてただ殺されていく映像を見つめてなす術もないなんて・・・困るじゃーないのよぉ~

それから、わりと早い段階で犯人が面割れした事、そして、その犯人は、それなりの手前勝手な目的を持っていたはずなのに、後半で微妙に矛先がズレたように感じた事で失速感があったかな。
底知れぬ広がりを持った恐ろしい犯罪から、普通の猟奇的犯罪(普通ってのは変な言い方ですが・汗)へと移行してしまったように思えちゃって・・・
出来れば犯人の人物像をもっとしっかり描き込んで魅力を持たせ、捜査官ジェニファーと対峙してくれるとバランスが良かった気がする。
ラストも少々アッケなかったなぁ~
あそこで終わると思わなかったので呆然としちゃって・・・エンドロールが終わるまで呆けたように座っていたわ~           
         とか言いながら、この手の映画は好きー    (3.5点)

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【本】11文字の殺人

2008-04-14 18:33:10 | 本【小説・日本】

        『11文字の殺人』       東野圭吾       光文社文庫
【comment】
≪東野圭吾の傑作見つけたPUSH本≫という帯に惹かれて買っちゃった本。
私はとことん宣伝文句に弱いのよ~
≪名作を発見しちゃいました!≫なんて添え書きもあったので期待したのだが・・・

   -story-
「気が小さいのさ」≪あたし≫が覚えている彼の最後の言葉だ。≪あたし≫の恋人が殺された。彼は最近「狙われている」と怯えていた。そして彼の遺品の中からある資料が盗まれた―
女流作家である≪あたし≫は、編集者の冬子とともに彼の死に纏わる真相を追う。
すると去年起きた水難事故が浮かび上がってくる。そして、その水難事故の生存者が次々と殺されていき・・・
「無人島より殺意をこめて」という11文字に託された水難事故の裏に隠された真実とは?


本作の感想を一言で言うと、「名探偵コナンみたいな推理展開だな・・・」って感じかな。

≪あたし≫の恋人の死を皮切りに、次々と人が殺されていくわけだが、、、2人目が殺された時点で犯人にはスグに目星がついてしまった。
そしてその理由も大方予想がついてしまい、「絶対にそれしかないでしょう~
!!」と、自信満々で読み進めた。
で、一応犯人はドンピシャリだったのだが、この事件は過去の出来事による単純な復讐劇に止まらず、最後の方でもう一捻りの展開が待っていたのには予想がつかなかったなぁ~
でも、その捻り方が・・・イマイチしっくりこなかったかも(汗)
『未必の故意』について描いたのだろうし、同じ立場だったらどうしただろう・・・という気持にもなったのだが・・・ 
要は、連続殺人事件の発端となったそもそもの水難事故の被害者の心理が理解出来なかったし、それを恨みに思い復讐に走った人間の心理も少々ズレている気がしたのだ(滝汗)
そうすると、他の登場人物の思考にもイマイチ現実味が伴わず・・・少々消化不良での読了となった。
そして、本作に乗り切れなかった一番の原因は、主役の女流作家≪あたし≫に魅力を感じなかったことだと思う。
もう少し≪あたし≫のキャラが、コナンくらいにインパクトがあって(笑)惹かれていれば面白くなっただろうに・・・と思うと残念だ。
でも、とても読みやすく構成も上手いので、先へ先へとサクサク読ませる力は持っている作品だと思う。読み終わってみれば、普通~~~の推理小説だったかな・・・というところだろうか。


    ~実行するしかない。そして、もう一度『彼等』に問うのだ。
                        真の答えは何であったか?~ (本文より)

   そういえば、東野さんの『白夜行』を買ってず~~~っとほったらかしにしている。
   厚いからってめげていないで、そろそろ読もうかしら・・・  (2.5点)

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フィクサー

2008-04-12 18:05:00 | 映画【は行】

第80回アカデミー賞作品賞他7部門ノミネート、助演女優賞受賞作品―
【story】
大手法律事務所のフィクサーとして活躍するマイケル(ジョージ・クルーニー)。在職15年にして共同経営者への昇進もない彼が焦りと不安を感じる中、大企業の集団訴訟にかかわっていた同僚の弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が精神に異常をきたす事態が発生。マイケルはその後始末をするため、アーサーの下へ向かうが―
     監督 : トニー・ギルロイ

【comment】
オーソドックスな映画だったなぁ~
面白くないこともないけれど、取り立てて何ら独自のパンチを持った作品とは思えなかった―


 

チラシや予告で、
  ≪フィクサー≫・・・弁護士事務所に所属する“もみ消しのプロ”。
  男は、完璧に罪を消せるはずだった―
なぁ~んて謳っていたので、『巨大製薬会社の3000億円訴訟をめぐる恐るべき陰謀に、フィクサーのジョージ君が鮮やかに斬り込んでいくのねぇ~きっとワクワク
』と思っていたのだが、、、
そもそも映画の原題自体が『フィクサー』ではなくて、『MICHAEL CLAYTON』であって、マイケル・クレイトンのフィクサーとしての働きなんかは、ちっとも描かれていないんだもの
だから、≪フィクサー≫という言葉が私の中で宙に浮いちゃって・・・ジョージ演じるマイケルが、ただの窓際弁護士に見えたなぁ~(汗)
じゃー物語に、マイケルの仕事に対する熱意や主義主張、私生活のエトセトラなどを描き込んでいるのかというと、そうでもなくって・・・
一応、マイケルの仕事や老後への焦りとか、息子や兄弟、従弟と絡むシーンなどは盛り込まれていて、マイケルのプライベートな面を出そうとはしていたようだが、別にそれが大して魅力的なエピソードでもなかったし・・・
観ている間はそれなりに面白いのだが、ラストまでくると「超~普通のドラマだったな」って思っちゃった

 

物語を引っ張る3000億円の薬害訴訟についても、その薬害がどういうものなのかは劇中では知り得ないせいか、どう~も現実味に欠け、マイケルの同僚で友人でもあるアーサー(トム・ウィルキンソン)が、大手製薬会社の重大な秘密を掴んだ重圧や良心の呵責故に精神の均衡が崩れたのか、それとも老いらくの恋のせいだったのか(笑)、、、イマイチ不明に感じた。
大手製薬会社側の法務部のカレン(ティルダ・スウィントン)の行動についても、自分の出世と立場に固執するにしても短絡的過ぎたのでは?―と思う。
有能な人間であれば、あんなエサを撒き散らしたような選択肢を安易に取らず、頭脳戦で勝負すると思うがどうだろう?
で、繰り返すが、マイケルは、弁護士らしいというかフィクサーらしい面をほとんど見せていなかったのは残念だった。
彼は、アーサーの正気を失ったような発言に動揺し、部下に「他言は無用だ」と指示しただけで、アーサーの真意を本気で探ろうとはしなかった。それでは器が小さく思えちゃう。
彼が、最終的に狙われてしまったのも偶然のなせる技であって、決して彼の能力のせいでなかったのも・・・ちょっと面白みがなかったなぁ~

 
あららららら・・・天下の作品賞ノミネート作品に対し、大胆にも辛口感想になってしまったわ~ん
私には、事件や人物像がみ~んな中途半端に思えたのよ~
作品に対する理解不足ってことかもですので、そこのところをご理解下さい
でね、辛口ついでにもう少し言っちゃうと、最後の展開もありきたりだと思ったし(汗)、モロに腑に落ちなかったのは、「馬は何だったの?」って事かな(滝汗)
あんなに長い時間放心状態で見つめるのは変だったなぁ~

   意味は分からなかったけれど『ノーカントリー』の方が面白かったかも
   オカッパ頭の殺し屋がインパクト大だったもの~    (3点)

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コンスタンティン

2008-04-11 18:03:00 | 映画【か行】

手持ちのDVDで鑑賞―
【story】
かつて自ら命を絶ち、2分間だけ死んだことで天国行きを閉ざされたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)。天国に行くために、自らの特殊な能力を生かして悪魔払いのエクソシストとなるが―
     監督 : フランシス・ローレンス
     原作 : 『ヘルブレイザー』(アメコミ)

【comment】
これを劇場鑑賞した時は、「イマイチ盛り上がりに欠けるかなぁ~」と思ったけれど、悪魔がどうのこうの・・・という映画は元々好きなので、DVDをしっかり買って何度も観ていたら、、、結構拘りの世界観が好きになってきたの~
で、今ではスッカリお気に入り


仏頂面で煙草をくわえる男、ジョン・コンスタンティン。
彼はエクソシストのエキスパートだ。
 
例えば、悪魔に取り憑かれたいたいけな少女を救ったりするが、彼は何も「俺が救ってあげるぜぃ」という気概からではなく、自分自身を救うためにセッセと悪魔祓いをしている。
  リーガン
(じゃない・笑)
実はコンスタンティンは、幼い頃から人には見えないはずのものが見えまくり・・・重度のノイローゼになって自ら命を絶った。
その時彼が死んでいたのは2分間。
だが、
その短い時間で永遠とも思える地獄の苦しみを味わった―
  地獄
「俺が死んだらあの地獄へ行くんだぁぁぁ~(キリスト教だとジサツはイケナイのよねぇ)
コンスタンティンは激しく後悔したが後の祭り。
で、善行を重ね、何とか神様に天国の門を開けてもらおうと、持っている特殊能力を最大限に活かしてエクソシストになったのだ。
そして彼には、とっとと善行を重ねなければならない理由があった。

煙草の吸い過ぎで肺癌を患い命が尽きかけようとしていたのだ―
咳き込みながらも一縷の望みをかけて日々悪魔退治に励むコンスタンティン。
「俺が死んだらサタンが自ら迎えに来てしまうぅぅぅ~
  憂鬱だぜぃ
さて、この世は≪天使がいる天国≫≪人間界≫≪悪魔がいる地獄≫に分かれている。
それぞれの住人は別の世界へと自由に行き来は出来ず、ちゃんと均衡が保たれていた。
だが、≪ハーフブリード≫という人間と天使、人間と悪魔の中間的な存在は人間の姿で人間界に住みついている。

コンスタンティンは、人間界で悪さを働くハーフブリードたちを退治し地獄に送り返していた。
 これがハーフブリードさん
ある日、コンスタンティンの前にアンジェラという女性が現れる。
自分の双子の妹イザベラの死の真相を探って欲しい―というのだ。
はじめは相手にしなかったコンスタンティンだが、彼女の登場によって、保たれてきた天国・人間界・地獄の均衡が崩れ始めていることに気付く。
悪魔たちが人間界へと入り込もうとしているのだ。
誰が太古からの約束事を破ろうとしているのか―真相を探る内に、サタンの愚息マモンの企みである事が分かってくる。
マモンはキリストの磔に使われた≪運命の槍≫と≪霊感の強い人間≫、そして≪神聖なる者の助け≫を借りて人間界にすっ飛びだそうとしている。
果たしてコンスタンティンは、鍵になるアンジェラを守りマモンを阻止出来るのか―


本作の独特な世界観はしっかりしていて、少々理屈っぽく面白みには欠けるかもしれないが、、、何度観ても矛盾なくスッキリ観られる点は素晴らしいと思うなぁ~(まぁ~原作があるせいかもだけど♪)
また、色彩の拘りも好みだし、地獄の描写や悪魔などの造形もなかなかいい。
キャストも意外に豪華で、それぞれ役にピッタリとハマっていて安定感もある。
膨らんだり縮んだりと忙しいキアヌ・リーブスは、肺癌を患っている役のせいか、かなり体重が絞ってあって顔色も悪くて素敵だ 私はやっぱりスリムな彼が好きだなぁ~
レイチェル・ワイズもいい感じだし、ジャイモン・フンスーやシャイア・ラブーフもいい味だ。
 
でね、、、シャイヤが演じたチャズという若者は、コンスタンティンに憧れてパシリのようにくっついているんだけど、、、最後はとっても可哀想な運命で、、、
そこが苦手で苦手で涙が出たりしていたんだけど、、、つい最近ですね、エンドロール後のワンシーンを発見
チャズの後日談にはビックリだったわ~
いや~~~つくづく発見出来て良かったですぅ~(遅いっ・汗)
 このあと悲劇がでも実は・・・     

ちょっとキリスト教絡みの用語が多いけれど、そんなに分かり難いものでもなくスンナリと観られると思う。
それから、天使ガブリエルとサタンがメチャメチャ素敵~
「もしかしたらキアヌを食っちゃってる?」って思うくらいこの二つのキャラは大好きだ。
天使は、先日助演女優賞をとったティルダ・スウィントンが、サタンはピーター・ストーメアが演じている。
二人とも存在感のあるいい役者さんなので、出番が少なくても魅せてくれます

  クールな天使   (4点)

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モンゴル

2008-04-09 18:57:07 | 映画【ま行】

歴史が好きになり始めた子どもの頃、高木彬光さんの『成吉思汗の秘密』を読んで、「源義経はチンギス・ハーンと同一人物に間違いないっ」と本気で信じた覚えがある(笑)
肝心のチンギス・ハーンへの知識については教科書に載っている事くらいしかないが、浅野忠信さん主演で、第80回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた本作を観賞してみた―(ちなみに『蒼き狼~』は未見です^^・)
【story】
モンゴル遊牧民族の長イェスゲイの長男として生まれたテムジン(浅野忠信)は、妻ボルテとの出会いやライバルであり戦友のジャムハとの友情を通し、王と呼ばれるにふさわしい一人前の男に成長する。父の死後部族の長となったテムジンは、モンゴルを統一すべく部族間の激しい戦いに身を投じていく―
     監督 : セルゲイ・ボドロフ

【comment】
想像していた物語とは少々違っていた。
チンギス・ハーンは、一代でモンゴルの遊牧民諸部族を統一し、モンゴル帝国を築き上げた初代の大ハーン(遊牧民の君主や有力者が名乗る称号)であるので、彼が一体どのようにして勢力を拡大していったのか―そのカリスマ性について描かれると思ったのだが・・・
 
9歳の時に選んだ伴侶ボルテとの夫婦愛、盟友ジャムハとの友情がメインに描かれていたように思えた―
そして、、、とっても言い難いが、、、私にはチョット退屈な物語展開だったかもですぅ(汗)
 

モンゴルの雄大で厳しい大自然、そして遊牧民の、泥臭く、逞しく、まさに大地と共に生きる姿は活き活きと描かれていたと思う。
また、美術についても細部に渡って行き届いており、当時のモンゴルの人々の生活を時代を越えて覗いているような気にさせられた。
それから、何故か不思議と大画面から風や砂埃が伝わりくるようだったし、汗や血、家畜や体臭などの匂いが感じられてくるようだった。
 
で、物語は、チンギス・ハーンの少年期、まだテムジンと名乗っていた頃から始まり、父の死後、幾多の苦難がテムジンを待ち受けていても、ずっと妻のボルテを一途に愛し、盟友ジャムハに一貫した信念を持って接する姿が描かれている。
本来部族の長になる血筋でありながら、いや、それ故に何度も命を狙われ、奴隷としての辛酸も舐め、長い年月を不遇に過ごしたテムジンをじっくりと描くことで、どこか達観した境地で部族統一を目指すチンギス・ハーンの思いは静かに伝わってきた。
 
だが、、、ところどころ「あれれ?」と肩透かしを感じるところがあって、どう~も物語にのめり込めなかった。
例えば、、、
*少年期に、囚われの身のテムジンが天の神(テングリ)に祈ると狼が現れて・・・次の瞬間には何故か手枷が外れている。(何故?神の仕業か?!)
*新妻ボルテを奪われた際に、テムジンは矢を背中に受けたが・・・次のシーンではすこぶる元気だ。(ひょっとして不死身か?それとも相当時間が経過したのか?!)
*イェスゲイの息子として人々に一目置かれながらも、常に孤高であったテムジンなのに・・・いつのまにか大軍団を従えている。(そこよ~そこ~そうなる過程を飛ばさないでぇ~
・・・ってな感じで、「そういうところこそ観たいわ~ん(あれ?『ノーカントリー』でも同じ事を言ったような気が)」って思いながらの鑑賞になったのだ。
  浅野さんは素敵でした
チンギス・ハーンを、英雄としての強さやカリスマ性でガンガン魅せるよりも、例え敵が妻に産ませた子であっても自分の子として慈しみ、兵士に対して平等に接し、敵兵を
慈悲の心で部下として迎い入れる・・・そんな度量の大きい人間として描きたかったのだろう。
でも・・・少々優しく描き過ぎかなぁ~って思っちゃったなぁ~
厳しさがあまり感じられないと・・・大帝国を築きあげる程のオーラは伝わってこない気がしたなぁ~
それから、最後に描かれる迫力の大合戦で、雷まで味方にした時は、何となく「元寇か?」なぁ~んて思っちゃった
そういう演出をするならば、シャーマンが一目置き、天の神まで味方になるチンギス・ハーンのカリスマ性をもっと押し出して欲しかったですぅ~

  PS.モンゴル人の嫁選びのコツ―
  *目が大きいと悪霊が入り込んでくるから、細い目がいい
  *足が強い女は男を幸せにする、だって。  面白~い♪     (3点)

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テイキング・ライブス

2008-04-07 17:03:03 | 映画【た行】

手持ちのDVDで鑑賞―
【story】
モントリオール警察の要請で、猟奇殺人事件の捜査にあたることになったFBI捜査官イリアナ(アンジェリーナ・ジョリー)。事件の分析を進めるうち、彼女は目撃者の男コスタ(イーサン・ホーク)に魅力を感じ始める―
     監督 : D・J・カルーソー 『ディスタービア』

【comment】 (*暈したつもりですがネタばれ気味です)
この作品、結構好きなんですよ~

≪被害者の“人生を乗っ取る(=テイキング・ライブス)”殺人鬼≫という題材にまず惹かれるし、全体に漂う雰囲気もツボ。
アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、キーファー・サザーランドにオリビエ・マルティネス・・・と出演者も豪華で、それぞれが魅力あるキャラを好演していると思うし―




まず、メガネをかけたオドオドとした青年マーティン(ポール・ダノ)が家出をするところから物語は始まる。
この青年の容貌も眼差しも不気味で、適度な不快感を伴って観ていると・・・青年は突然驚くべき行動に出る。
ともに旅していた青年(ジャスティン・チャットウィン)を殺してしまうのだ。
そしてマーティンは、たった今殺した青年になり変ったような身振りでその場を去っていく。
世間的にもこの時死んだのはマーティンだ、とされてしまった―

時は流れ、2つのことがほぼ同時に起きる。
*「19年前に死んだ息子マーティンを見た―」と、アッシャー夫人(ジーナ・ローランズ)が警察に訴える。
*工事現場で白骨死体が発見され、続いて同じ手口での殺人事件も起きる。
後者の事件に手詰まりとなったモントリオール警察は、プロファイリングの能力に長けたフェロモン満開のFBI特別捜査官、イリアナ・スコットに協力を要請する。
彼女は、殺人事件の目撃者コスタの証言や事件の詳細に基づき、当初は何ら関連がないように思われた2つの事件に繋がりを見い出す。
マーティンなる人物が、死んだとされた19年間で次々と殺人を犯し、殺した人間になり変っていた―ということを突き止めたのだ。
イリアナとパケット刑事(オリビエ・マルティネス)は、目撃者のコスタを執拗に狙う謎の男(キーファー・サザーランド)こそがマーティンであるとして彼の逮捕に全力を傾ける。
そしてイリアナは、コスタに女性として惹かれていくのだが―

 
 
普段好んで読む犯罪小説のような雰囲気を持ったこの作品の最初と最後のエピソードには惹きつけられてしまう。
最初のエピソードは時間にすれば短いのに、ポール・ダノとジャスティン・チャットウィンのやり取りに居心地の悪い緊迫感があってとても好きだ。
ポール・ダノ君は決してハンサムではないが(ゴメンナサイ・汗)、妙に印象を残す俳優さんだなぁ~と思う。『リトル・ミス・サンシャイン』『キング罪の王』の時も印象的だった。
それから最後のエピソードのイリアナとマーティンの直接対決には息を飲む。
結果が分かっていても、二人の絶妙な駆け引きに引き込まれ、その時の気持ちを想像して・・・ゾクゾクしちゃう。
で、極悪人であるはずのマーティンに対し、「愛を知らない人生で可哀想だなぁ~」とか思っちゃってジーンとするのだ(注:マーティンがイイ男のせいかもしれません・笑)

 

だが、、、この作品で惜しいなぁ~と思うところもある(汗)
せっかく≪テイキング・ライブス≫という題材が魅力的なのに、肝心な被害者の人生を乗っ取る様をあまり描いていないことと、最初にモントリオール警察を悩ませた殺人とマーティンの関係がイマイチ不透明なこと。それから、イリアナがマーティンと未解決の11件の殺人事件を結びつける件や謎の男への嫌疑が唐突過ぎることだ。(あら・・・いっぱいあるわ・汗)
で、私としては、無理にマーティンの正体を煙に巻くような真似をして時間を割くよりも、もっとマーティンとイリアナの駆け引きに的を絞っても良かったかも・・・と思ってしまう。
イリアナが真相を突き止める捜査過程をしっかり描いて、彼女の有能さも見せて欲しかったし―

 

サスペンスとしてのパンチには少々欠ける感があるが、先に述べたように雰囲気は好きだし、アンジーのセクシーな魅力やイーサンの絶妙な演技には魅せられる。
ちょっとアンジーはセクシー過ぎてFBI捜査官という感じはしないけれど(笑)、冷たい視線から徐々にコスタに惹かれていく表情がいいし、イーサンは、複雑な心理をよく表現していたと思う
なぁ~
イーサンの映画は何故かあまり観ていないので、これから色々観たいと思っていま~す
                                       (3.5点)

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クローバーフィールド/HAKAISYA

2008-04-05 17:52:52 | 映画【か行】

映画史上初めてタイトルを隠した映画
未知の何者かが大規模な破壊を繰り広げるSFパニック・アクション超大作
人気TVシリーズ「LOST」や『M:i:III』のクリエイター、J.J.エイブラムスが仕掛けた
などと、何かと話題の本作―
以前観た『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は苦手だったので、全編に及ぶハンディ・カメラの映像に不安を抱えつつも劇場へ―
【story】
とあるニューヨークの夜、日本への転属が決まり、赴任することになったロブ(マイケル・スタール=デヴィッド)のために、大勢の仲間たちがサプライズ・パーティーを開く。そのパーティーの最中、突然、とてつもない爆音が聞こえ彼らが屋上へ行くと、まるで爆撃を受けたかのようにニューヨークの街がパニックに陥っていた―
     監督 : マット・リーヴス

【comment】
なかなか面白かったで~す 結構必死で観ちゃった

これは、物語というものはあまりなくて・・・
セントラルパークで発見されたビデオカメラの映像を軍関係者(?)が再生する。
その一般人が撮ったと思われるビデオに映っていた映像のみが映画の本編です。
内容は・・・
一応主人公らしきロブの日本への転勤が決まり、仲間がサプライズパーティーを開く。
そのパーティーを若干イライラする程ジックリと見せて、主要登場人物のロブ、ベス、ジェイソン、リリー、マリーン、ハッドの人間関係を分からせてくれる。
ここの映像から最早心配したブレブレ映像なんだけど、それ程苦痛に感じる事もなく、意外に最後まで普通に観れたかな。

 
 
さて、パーティーの真最中に突然激しい揺れが起こる―
大地震か?テロ攻撃か?と、パニックに陥る人々の前にふっ飛んできた自由の女神の頭。
遠くの方には何やら巨大な生き物らしき姿が見える・・・
何が何だか分からない内に街が破壊されていき、人々は逃げ惑う。
軍隊の攻撃が激化するが、未知の生物は、体から小さい物体をドンドン出して、そいつらまで攻撃を仕掛けてきて太刀打ち出来ない。
ロブ達は、アパートに取り残されたベスを救うため、危険地区にビデオカメラを回しながら近づいて行くが―

 

とにかく一般人が撮ったビデオ映像のみなので、『街を破壊する巨大な物体は、一体何者でどこから来たのか?(または、どうやって生まれたのか?)』とか、『アメリカはどう対処し、世界の他の場所はどうなっているのか?』とか、『一体その後はどうなってしまったのか?』などの事は一切謎のままに終わってしまっている。
だから、映画として楽しめない方もおいでだと思うが、普通の人々が突然未曾有の惨事に遭遇し、パニックに陥りながらも、ただただカメラを回し続ける―というのは、私はある意味斬新で面白かった。(どこまでもビデオを撮り続けるのは不自然でもあったけど・笑)
途中で下手に正義の味方が助けたり、中途半端に全てが丸く治まったりしておらず、「一般人の運命なんてこんなものかも・・・」と思って、時々胸がシクシクと痛んじゃったなぁ~

  ロブ君

そして、毎度クダラナイ事を言って申し訳ないが、ロブ役の人が素敵だったので、彼にかなり感情移入出来ちゃったのも映画を気に入った要因かも~
「何とか助かって欲しい」と、ドキドキしながら必死に願ったわ~んグスン

さて、どうやら本作の続編が決定したそうだ。
残された謎は気になるけれど、視点を変えただけで同じような手でこられても飽きるし、普通のSFパニックではツマラナイし・・・今度はどういう作風にするのか気になるなぁ~

   ≪以下で軽くネタばれ≫
   巨大生物の造形はちょっとイマイチ ゴジラっぽい怪獣じゃん  (3.5点)

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【本】骸骨乗組員

2008-04-03 14:54:40 | 本【小説・海外】

  スケルトン・クルー1『骸骨乗組員』    スティーヴン・キング    扶桑社ミステリー
【comment】
幼い頃からセッカチで、手にした小説は一気に読み終わらないと気が済まない。
家庭を持ってからもその性質が抜けず、家事全般にことごとく支障をきたすこともある(汗)
だが最近、一気読みに勤しむ時間がなかなかとれないので、買っておきながら未読である長編たちを横目で眺めながら、「短編を読もうではないか・・・」と考えた。
Amazonでタラタラ探していたら、「あなたにオススメの本があります」の項目を発見。
すぐに宣伝に釣られるタイプなので(汗)、オススメの中から短編小説をゲットした―

で・・・本作には、短編の魔術師スティーヴン・キング自身が序文で述べているように、『短編は暗がりで見知らぬ人から受ける、つかのまのキスのようなものだ。』と言える魅力が詰まっていた。

*『握手しない男』:他人と絶対に握手しない男にはある秘密があった―
*『ウェディング・ギグ』:ギャングの結婚式で演奏したジャズバンドの災難―
*『カインの末裔』:学生のギャリッシュは、窓から外に銃口を向け呟く。『神様、食おうぜ』
*『死神』:その鏡の左上に黒いシミが見えた者は・・・
*『ほら、虎がいる』:チャールズはどうしてもトイレに行きたかったが、そこには虎がいた―

上記の作品の中には、正直「ツマラナ~イ」というものもあるのだが(汗)・・・本作の最後には、なんと中編の『霧』が収められていたのだぁ~
それは、『ミスト』というタイトルで映画化されており、もうスグ公開される事を購入後に知った私は、「あらら・・・これってラッキーなの?はたまたアンラッキーなの?」って思ったわけですぅ~
で・・・なんでも、原作と結末を違えた映画はアメリカでの評判はイマイチらしい(汗)

私はそういうことも一応念頭に置いて本作を読んでみた―

*『霧』
7月19日の夜、メイン州西部全域は未曾有の激しい雷雨に見舞われた。
ロング・レイク湖畔に住むデヴィッドの家もかなりの被害を受け、街はいたる所に倒木が散乱し酷い有様だった―
嵐の後、濃密で巨大な真っ白い霧がどんどん近づいてきていることに胸を締め付けられるほどの不安を感じていたデヴィッドだが、買い出しのため、妻を一人家に残し、5才の息子ビリーと隣人とともにスーパーマーケットへと出掛けた。
人々で溢れ返ったスーパーマーケットは、停電のため冷房が切れ暑さでむせかえっていた。
買い物を早く済ませ家へと戻りたくても、レジに並ぶ客は長蛇の列をなしている・・・
その時、血を流しながら一人の若者が店内に飛び込んで来た。
「霧の中に何かいるぞ!何かがジョン・リーをさらっていった!」
何がどうなっているのか分からないまま混乱する店内は徐々に暗くなっていく・・・そう、霧にすっぽりと覆われてしまったのだ―
闇雲に霧の中へと駈け出した人々の悲鳴が響く。霧には何かが潜んでいるのか?
その時、変わり者と評判のミセス・カーモディが「外に出ると死ぬわ。」と人々に忠告した。
誰もが彼女の言葉に半信半疑だったが、霧の中には何かがいるらしい・・・人々はスーパーマケット内に閉じ込められてしまうのだ。
そして、いよいよ謎の霧との死闘が繰り広げられる―
果たして霧の正体は?人々の運命はどうなってしまうのか?
(*映画公開前なので、霧が何なのかは秘密にしました~♪)


物語的には『ランゴリアーズ』の雰囲気に似ている気がしたが、怖さで言ったらそちらの方が上かなぁ~と思った。
1980年の作品のせいか、少々古典的展開のSFホラーのようにも思えたし。
だが、キングらしい物語の運び方で、「一体霧の正体は何だろう?」「何が霧に潜んでいるの?」と、ドキドキ&ハラハラさせられて最後まで一気に読んでしまった。
霧の正体や登場人物の運命、更には世の中の状況などを曖昧なまま終わらせているので、読後感はスッキリしないが、希望的観測を持つのも絶望的に思うのも、「何だ、結局こんな終わり方?」と感じるのも読者次第なのだろう。
私は、「いかにもキングっぽいなぁ~」ということで満足した。(そんなに沢山読んでないけど・汗)
でも、設定、スケール、心理描写、どれについても『ランゴリアーズ』の方が好みだなぁ~
本作に登場した狂信的なオバサンや偏屈な弁護士がイマイチ魅力不足だったし。
舞台がスーパーマーケットということもあり、少々脳内映像もショボくなっちゃった(笑)


さて、フランク・ダラボン監督&スティーヴン・キングは、『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』でもコンビを組んだそうで、本作の映画化においては、よく相談してラストを変えたそうだ。
トーマス・ジェーンが主演を務める本作が今からとっても楽しみだなぁ~雰囲気的には『サイレントヒル』っぽい気がするなぁ~
・・・・・でも、一つ不安があるとすれば、私の住む地域で映画が公開されない可能性が濃厚なことだ。
まぁ~そうなったら仕方ない。DVD待ちをしようっ~と♪
元々怖い映画を劇場で観ると腰が抜けちゃうし―
   5月10日公開『ミスト』

   ~禿頭の男は、霧のなかに走りこんだというより、不意をつかれたように
 両手を上下に動かしながら、霧のなかに引っぱりこまれたように、わたしには見えた。~
                                         (本文より)
        またキングの短編を読もうっと    (3.5点)

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