★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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シャーロットのおくりもの

2006-12-30 17:40:50 | 映画【さ行】

原作のベストセラー絵本(E.B.ホワイト)は残念ながら未読ですが、ダコタ・ファ二ングと可愛い子ブタちゃんの予告を見て、冬休みに子どもと行きたかったこの映画―
ジュリア・ロバーツの声を聞けないのは残念だけど、日本語吹替版で観てきました

【story】
牧場の娘ファーン(ダコタ・ファニング)は、小さく生まれて間引きされそうになった子ブタを自分の手で育てることにする。ウィルバーと名前を付けられた子ブタは、ファーンにとても可愛がられたが、「春に生まれた子ブタは雪を見ることが出来ない」運命だった。
怯えるウィルバーを励ましたのは、ウィルバーの友達、クモのシャーロットだった。
「私が守ってあげる―」シャーロットは、自分の命を縮めてもウィルバーとの約束を果たそうとするのだった―

【comment】
オープニングの綺麗な絵―
まるで絵本をめくるような感覚を持ち、素直に子どもの気持ちになって観れました。

この映画で、こんなに何回も涙ぐむとは思っていなかったのですが、シャーロットやウィルバー、ファーンの会話一つ一つに反応してしまいました。
動物達やファーン
が、ウィルバーの『命』のために自分達ができる数少ないことを必死でやろうとする姿が、可愛らしくてけな気で・・・・

ネタばれになってしまいますが、シャーロットは、ウィルバーの為に奇跡を起こします。
自分の命を削ってでも、クモの糸で一生懸命に美しく『言葉』を紡ぐのです。
それが、吹替版で観た為に「日本語」で画面に表れた時は少し感動しました。(最近の映画では、よくあるのかもしれませんが・・・)
『とくべつ』という日本語の文字が目に飛び込んできます
観ている小さな子供達が、素直に感動出来るようになっていて嬉しく思いました


吹替えでは、高橋英樹さんがナレーションとアレク役を務めていましたが、落ち着いた声で、絵本を読んで貰うような心地よさがありました。
シャーロットの鶴田真由さんも温かみがあり良かったと思います。
後で気が付いたのですが、ガチョウの夫婦がヒロミさんと松本伊代さんでした。
コミカルな会話が多く、息もピッタリでした。(←当たり前か・・・)

いつもバリバリの超大作ばかりを子どもは観たがりますが、優しい気持ちが静かに伝わる映画を観るのもいいな・・・と思いました。
  ~たった一つの大切な命・かけがえのない友情~

隣で観ていた息子も涙を流していて、映画館から出て真剣な顔で言いました。
「今日からクモに優しくする
えっ?そういう話ではなくってさぁ・・・・・まあ、いいか

    
     絵本を見るような優しい映画   (3点)

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【本】今昔続百鬼―雲 ~多々良先生行状記~

2006-12-29 09:48:00 | 本【小説・日本】

『今昔続百鬼―雲 ~多々良先生行状記~』  京極夏彦  講談社文庫

私は京極夏彦が好きだ。
以前『姑獲女の夏』で衝撃を受け、かなりの作品を読ませて頂いている。
気に入っている作品は、いつか再読の後レビューしたいと思っているが、今回はこれ。
「京極堂」でもない、「又市」でもない、奇怪な主人公「多々良先生」が登場する―

【story】
俺(沼上)は、ひょんなことから妖怪研究家の多々良勝五郎大先生に出会い、
二人で、怪異求めて六十余州の旅に出ることになる・・・・
だが、人の迷惑を顧みない多々良先生の行く先々には、およそ信じ難い出来事が待っていたのだ―

【comment】
京極夏彦といえば《妖怪》である。この小説も不気味な《妖怪》が題材になっている。
だが、これは笑えるのだ。何とも言えないユーモアが漂っている。
思うに、この小説の主人公「多々良先生」が微妙なキャラクターなのだろう

小柄で善く肥え、寝癖のついた髪に丸眼鏡。緩めのズボンを履き、短めのチョッキを着て、巨大なリュックを背負い、口角泡を飛ばしながら捲くし立てる・・・

以前、京極夏彦の作品が映像化されたことがある。
あの世界の映像化は難しいだろうな、と思いながらチラリと観た。
その時の役者は、京極堂は「堤真一」で、又市が「渡部篤郎」だったと思う。
だが、もしこの「多々良先生」の映像化が決まり、誰を起用するかとなると、
勝手な想像を申し上げるのも恐縮だが、「三谷幸喜」が合うかもしれない。
私は三谷氏を侮辱するつもりはさらさらなく、単なるイメージで書いているのだが、
つまり、とにかく「多々良先生」は微妙なキャラなのだ―
そして、その先生に同行する沼上のキャラも面白い。
いつも先生に腹を立てていて、それ相応の迷惑を被りながら離れないのだ。
所謂「腐れ縁」というやつだ。
そんな二人が、これまた《マイナーな妖怪》研究中、怪しげな山中で遭遇する
数々の事件。そして先生の突拍子もない発想で、事件が解決へと繋がっていくのだ。

京極夏彦は、この小説の所々に雑多な薀蓄を散りばめ、そこはかとなくユーモアを
漂わせながら筆を進めている。人気キャラクターを少し登場させるというサービス精神も
みせてくれる。彼はこれを楽しみながら書いたのではないだろうか。

『岸涯小僧』『泥田坊』『手の目』『古庫裏婆』の四編の話が収められたこの小説を、
何度もクスリと笑いながら堪能した。

ああ・・・やっぱり京極夏彦は面白い―
      たまには《妖怪》の話はいかが? (3点)

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007~カジノ・ロワイヤル~

2006-12-27 10:56:56 | 映画【英・数字】

公開日が映画の日だなんて・・・親切っっ
喜んで観に行ってから、もう時間が経ってしまい記憶が薄れてしまってるけど・・・
まだ公開されているから、ま・いいかな

【story】
英国の秘密諜報機関MI6に加入したばかりのジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、殺しのライセンスを持つ《00・ダブルオー》に昇格し、MI6のトップM(ジュディ・ディンチ)から、世界中のテロリストに資金を提供する死の商人ル・シッフルを追う命を受ける。そして、財務担当のエージェント、ヴェスパー(エヴァ・グリーン)を伴って、ル・シッフルと英国国家予算1500万ドルを賭けた、カジノのポーカーの対戦に挑む―
                                  ―最初の任務は、自分の愛を殺すこと―


【comment】
ものすご~く面白かったよぉ~~~

私のなかでは、007はショーン・コネリーのイメージが強く、その後の幾人かの方々は、はっきり言って印象がクレープの生地並に薄~い。
「どうせ、何があったって007は不死身だし・・・」って感じで、派手なアクションも冷ややかな目で見ていたような気がする・・・
だから最近のこのシリーズは、映画館に観に行かなかった。
だけど・・これは、新ジェームス・ボンドに乾杯と言ってもいいのではないかしら

多くの方がそうであったように、最初私は、ダニエル・クレイグが007絶対似合わないわぁ~と思っていましたが・・・杞憂でした。
と言うか申し訳ありません、ダニエル
私は、貴方を『トゥーム・レイダー』でアンジーに視線だけで馬鹿にされた男という認識しか持っていませんでした

この映画は、とにかくダニエルがカッコイイ
さっき【story】を書いていたら、えらく陳腐だなと思ったけれど、そんな事は小さい小さい~
少し泥臭くて、無鉄砲で、肉体駆使のヤンチャさん。
だけどクールで洗練されていて真摯、しかも愛に純粋っ・・・
そんな007にすっかり魅せられてしまいました

今回Qの登場もなく、魅惑の秘密兵器が少なかったのは寂しいけれど、ダニエルの身体を張ったアクションは、最初から観る者を惹きつけます。
今までのボンドと違って、何か間違いが起こるかも・・・とハラハラ、ドキドキさせられる展開になっていたのも良かったです。
ボンドガール、ヴェスパーとの絡みも、ただの「女ったらし」返上で、たまらなく心をくすぐられました・・・


ダニエル・クレイグの次回作続投も決定したそうなので、今後の活躍が楽しみです

     
         まだの方は是非劇場で (4点)

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【本】死者の季節 (上下)

2006-12-26 15:15:50 | 本【小説・海外】

   『死者の季節』 (上下巻)  デヴィッド・ヒューソン  ランダムハウス講談社

私は本屋が好きだ。膨大な本の中から興味を惹いた本を手に取り裏書を読む。
その裏書だけでイメージが膨らみ、「これを買おう」と決めた時は幸せな気分になる
この本もそうして手に入れた本だ。
裏書には、何ともおどろおどろしい事件が書かれていたのだ―(悪趣味でゴメンなさい

【story】
ヴァチカン図書館の閲覧室にいたサラの前に、一人の錯乱した男が現れる。
衛兵に射殺されたその男は、人間の生皮を持っていた・・・
事件を知ったローマ市警の若き刑事・ニック・コスタは、ヴァチカンがローマ市警の
管轄外であるにもかかわらず、事件に飛び込んでいく。
だが、その事件は、古代の殉教者たちの死を再現した陰湿な連続殺人事件へと発展していく―

【comment】
なかなか面白い作品。やはり途中でやめられずに一気読みです。

読み始めた時に、どうも『ダ・ヴィンチ・コード』を思い出してしまい、気になって「訳者あとがき」を読んだら、やはり類似点が指摘されていた。
ローマとヴァチカンを舞台にしたキリスト教がらみのミステリだもの、どうしたって雰囲気が似ちゃうはず。
しかもこの本たら、『ダヴィンチ・コード』の3日後に出版されたんだって
ふ・不運だ・・・
だけど、この小説の方が、『ダ・ヴィンチ・コード』よりも、映画化には向いているかもしれない。(『ダ・ヴィンチ・コード』の映画はNGだったよぉ
『悩める若き刑事・ニック・コスタ』『謎めいた美貌の女性・サラ』『いわくありげな枢機卿』『殉教者の死になぞらえた残忍な連続殺人』などなどビジュアル的にも映画化にピッタリじゃないかしら
途中少し中だるみがあったり、ご都合主義があったりしたけど、充分に楽しめる警察小説だったと思う。
この作家が日本で紹介されるのは、この小説が初めてだけど、もう9作も長編を出している人気作家だそうだ。
ニック・コスタシリーズをはじめ、これから次々と出版予定なので、次回の作品も是非読んでみたいと思う―

          勝手に映画化を望む警察小説 (3.5点)

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スーパーマン リターンズ

2006-12-25 17:10:33 | 映画【さ行】

劇場鑑賞済みで~す
またまたAmazon君が、かいがいしく発売日にお届けで~す

【story】
謎の失踪後、5年の歳月を経てスーパーマンことクラーク・ケント(ブランドン・ラウス)が地球に帰って来た!しかし彼が不在の間、地球は大きく様変わりしていた。犯罪が急増し、宿敵レックス・ルーサー(ケヴィン・スペーシー)も出所していた。そして恋人ロイス・レイン(ケイト・ボスワース)には、息子とフィアンセがいたのだ・・・・・宿敵レックス・ルーサーの陰謀が進行するなか、スーパーマンは最大の危機に直面する―

【comment】
冒頭から大興奮
タッタターンタタタターンと音楽が始まっただけで、全身の毛が逆立つ程嬉しくなる
そう、私は、この勧善懲悪・単純明快・正当なる王道の正義の味方=スーパーマンが大好きなのだ~~~
だからストーリーがどうの・・・とか考えない(←キッパリ)
この映画で一番好きなシーンの飛行機を救うところを何回も観ちゃう。
そして映画館では我慢したが、家では立ち上がってスーパーマンを応援しまくる。
大観衆がスーパーマンの5年ぶりの帰還を歓迎するところでは、
「そうよっ!これよっ!ヒーローはこうあるべきなのよ~~~」と叫び、ものすごく大満足するのだ・・・(家族に迷惑なのは置いておく)

スーパーマン役のブランドン、見れば見るほど作り物みたいに整っている。
何かの彫刻みたいに美しく、ちょっと人間離れはしているが、タイツ姿も含めてピッタリとスーパーマンのハマり役~
宿敵レックスのケヴィン・スペーシーは流石の貫禄。
この役を楽しんでいるようで、これも納得のハマり役。
ロイス役のケイトは、まずまずかな~~~
それよりも、あの男の子が可愛かった
昔のホームアローンの子を思い出しちゃった。

とにかくスカッとしたヒーロー映画。大満足のスーパーマン復活となりました。
これから続くであろうシリーズも楽しみです

DVDのお楽しみである特典映像では、スペーシーがお茶目で素敵でした。
撮影現場でお手製のカートを乗り回していたのですが、そのカートに「打倒スーパーマン」と書き、スーパーマン人形を鎖で繋いで引き摺って走ってましたよ
彼には次回作にも登場して欲しいなぁ・・・・・

     
     何も考えないで楽しめる映画 で~す (4点)

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【本】傷痕 (上下)

2006-12-24 15:45:23 | 本【小説・海外】

     『傷痕』 上下巻    コーディ・マクファディン    ヴィレッジブックス

今日はクリスマスイブだというのに『猟奇殺人物』の小説レビュ-を書こうとしている
だって、だって・・・これって
・・・面白いですから
本の帯に「最後まで一気に読んだ人98%」「スピ-ディ-な展開に手に汗握った人98%」とあったけど、決して眉唾ものではなく、本当でした
私は、この小説の上下巻を興奮しながら一気読みしてしまいました。(←一応家事もしてます

【story】
有能なFBI特別捜査官、スモ-キ-・バレット。彼女は半年前、凶悪犯に愛する夫と娘を惨殺され、自分自身も顔や体をズタズタに傷つけられた―。心身ともに傷ついた彼女は休職し、精神科のセラピ-を受けながら、ただ鬱々とした日々を過ごしていた。
そんなある日、スモ-キ-のもとに同僚から連絡が入る。彼女のハイスク-ル時代の親友が、幼い娘ボニ-の目の前で惨殺されたというのだ。そしてその犯人は、スモ-キ-にメッセージを残していた。自分は切り裂きジャックの末裔、ジャック・ジュニアで、先祖と同様に娼婦を次々に殺すと。また、スモ-キ-を、かつて切り裂きジャックを追ったアバ-ライン警部に見立て、挑戦するというのだ。
生きる希望をなくしていたスモ-キ-が、最高の同僚らとともに、残忍な殺人鬼に挑む・・・・・

【comment】
いや~面白かった

猟奇殺人を扱った小説なので、確かに残忍な描写も多い。
だが、何故かあまり気持ちが悪くないのだ。
逆にどんどん話しに引き込まれ、途中で止めることが出来なくなってしまう。
それは多分、登場人物達が皆魅力的だからだろう。
主人公スモ-キ-だけでなく、一人一人のキャラクタ-にきちんと命が吹き込まれている。
だから読む者は、全ての登場人物に感情移入してしまうのだ。
あえて難点を言えば、海外小説のお決まりとして、カバーに登場人物が紹介してある為、
わりと早い段階で、犯人がわかってしまうことだろう。
だけど私はそれでもいいと思った。
これは犯人探しを楽しむ小説ではない。
自分の頭の中で、勝手に面白い映画を作って楽しむ小説だ

この作者スゴイ
これでデビュー作とは
全米で大変評価が高かった為、この小説のシリーズ化が決まり、現在2作目を執筆中だそうだ。

またスモ-キ-達に会えると思うと、今からとても楽しみである

(注)上の写真は上巻のみですが、興味のある方は、上下巻ともに手元に置いてから読む事をオススメします。
途中でやめるとイライラするよ~~~

     ちょっと残忍だけど、海外ミステリ好きの方に (4点)

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硫黄島からの手紙

2006-12-23 14:00:14 | 映画【あ行】

戦争映画が苦手で、今まできちんと観た事がない。
残念ながら『父親たちの星条旗』も未見だが、これは是非とも観たいと思い劇場へと足を運んだ―
【story】
1945年2月19日。米軍の上陸とともに始まった硫黄島戦。米軍が5日で陥落すると思っていたこの硫黄島を、乏しい戦力で36日間守りぬいた男達がいた―。
一日でも米軍の本土侵攻を遅らせようと「死よりも辛い」戦いに臨んだのは、その知略で知られる栗林忠道中将(渡辺謙)のもと、オリンピックの金メダリストであるバロン西(伊原剛志)、憲兵を追われた清水(加瀬亮)、生まれてくる子どもの顔を見ぬまま戦地へと送られた西郷(二宮和也)らがいた・・・・
      ―必敗の戦場という極限を、名匠クリント・イーストウッド監督が描く―!

【comment】
とても良かった―

色調を抑えた大画面から将兵達の絶望と苦悩が伝わってくる―
「生きて帰ることができない」であろう必敗の戦場で、飢えと渇きの中戦って散っていった多くの男達。
その全ての人々に焦点が当てられている為、決して誰かをヒーローに祭り上げることなく淡々と事実が伝わってくる。
そしてそれは、かえって観る者の胸を締めつける―

惜しむらくは、時間の経過がわかりにくい為、名将と言われた栗林中将の知略ぶりが薄れて伝わってしまったことだろう。
実際の栗林は、断固とした信念の持主であり、共に戦う将兵達に上下の隔てなく接し、最後は自分の階級章を外して「予は常に諸子の先頭に在り」と、将兵たちと共に散った高潔な人物だ―
そして彼は、留守宅のお勝手の隙間風を心配し、戦場で末娘の夢を見る筆まめな
家族想いの優しい父でもあった。
だが、それを詳しく描かなくても、渡辺謙が充分栗林の人となりをこちらに伝えてきてくれたかもしれない。素晴らしい演技だったと思う。
同じく実在したバロン西の伊原剛志も良かった。彼の最期には涙が止まらなかった。
そして何より西郷役の二宮和也には脱帽した。
自然な演技が本当に素晴らしかった。
彼がこの映画を、より心に残る映画として位置付けてくれたのではないだろうか。

今、この映画のCMがTVからよく流れてくる。
何をしていても手が止まり、胸が熱くなる・・・

本からの抜粋ではあるが、栗林が最後の出撃の際に、
『日本国民が、諸君の忠君愛国の精神に燃え、諸君の勲功をたたえ、諸君の霊に対して涙して黙祷を捧げる日が、いつか来るであろう。』
と訓辞したそうだ。
そんな日が、60年以上も経ってからだったのは何故なのか・・・
遅すぎることを詫びながらも、戦って命を落とした方々に、心から哀悼の意を捧げたい―
(硫黄島での日本の死者20,129人、捕虜1,029人)
    
     多くの方々に観て頂きたい映画   (4.5点)

   *『散るぞ 悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』 梯久美子著 の感想です
   *『栗林忠道 硫黄島からの手紙』 解説 半島一利 の感想です

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エラゴン~遺志を継ぐ者~

2006-12-22 10:45:57 | 映画【あ行】

原作者のクリストファー・パオリーニは、15才で執筆を開始したそうだ
10代で一体どんな話を書くものか―と原作を購入してみた。
だけど・・・ファンタジーを読むのって疲れるのよ~私
グズグズしていたら映画が始まってしまったので未読のまま劇場へ。
しかも子ども連れなので、[日本語吹替版]で・・・

【story】
遥か彼方の帝国アラゲイシアは、かつてエルフ、ドワーフが人間と共存する平和な土地だった。ところが今、邪悪なガルバトリックス王(ジョン・マルコビッチ)の圧制の下、帝国は混乱の中にあった。17才の少年エラゴン(エドワード・スペリーアス)は、ある日森の中で青い石を見つける。その石は、世界の命運を握るドラゴンの卵だった。卵からかえったメスのドラゴン、サフィラを密かに育てたエラゴンは、邪悪な王の配下ダ-ザ(ロバート・カーライル)が放った魔物に愛する叔父を殺され、自らの運命を悟る。彼はかつて偉大な力を持ち、国を守っていた伝説の種族ドラゴンライダーとして選ばれたのだ。大きな指名を持ち、サフィラ、ブロム(ジェレミー・アイアンズ)とともに旅だったエラゴンを襲う危機・・・・・
     監督 : シュテフェン・ファンマイアー

【comment】
『一人の少年、一匹のドラゴン・・・。その運命は、ファンタジ-の頂点へ!』って宣伝しているし、大好きな俳優ジョン・マルコビッチとジェレミー・アイアンズの『仮面の男』コンビも出演するし、18万人の中から選ばれた新鋭にも興味があるし、
原作はベストセラーだし・・・「絶対面白いに違いない」って期待してたけど・・・
ちょっと期待と違っていたかな

すごいスピードで話が進んでいくので設定が今ひとつわかりにくいし、一人一人のキャラクターを把握して感情移入する暇がなかったかな。
『ロードオブ・ザリング』で、ああいう世界観を予習してあったから、「ふんふん・・そういう事なのね・・・」と、想像しながら観たって感じかも。
どうせならもっと丁寧に描いて欲しかったなぁ~~~
脇にせっかくアイアンズやマルコビッチという名優がいるのに、彼らも存在感はあったけれど、あまり印象に残る役ではなかったと思う。

それから、肝心の主役の男の子が、ちょっと素敵に見えなくて残念
エラゴンの吹替は山田孝之・・・ん?究極の変身を遂げた『電車男』だ

それならば3部作だそうなので、エドワード君も、これからどんどんドドーンと強くカッコよくなってくれるかも(←関係ないか・・・

それから私は、途中からヒロインのアーリア役シエンナ・ギロリーが、
どう~も柴咲コウに見えてしまって・・・似てません(気のせい?)

なんだかんだ言っても、ドラゴンの赤ちゃんはメチャクチャ可愛かったし
エラゴンが成長したドラゴンの背に乗って飛ぶシーンなんかは、ジェットコースターに乗った気分でとってもワクワクしましたぁ~
お子様連れの方にはオススメかな・・・

    
     次回作で面白くなることに期待して  (3点)

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【本】散るぞ悲しき~硫黄島総指揮官・栗林忠道~

2006-12-21 11:32:01 | 本【その他】

   『散るぞ 悲しき 硫黄島総指揮官 栗林忠道』   梯 久美子   新潮社

私は、今まで戦争に関する映画や本を極力避けて過ごしてきた。
ところが、クリント・イーストウッド監督による硫黄島二部作の映画が話題になった折、映画館で予告編を観る機会を得てしまった。
そして、ほんの短い『硫黄島からの手紙』の映像で、恥ずかしい位に胸を揺さぶられた。
二人の息子を持つ身になり、やっと戦争に目を向けるべき時が来たのかもしれない。
だが、いきなり大画面で戦争映画を観る勇気がなかった為、いつも敬服しながら拝読させて頂いている『ミチの雑記帳』のミチさんお勧めのこの本を手に取ってみた。

            ―大宅壮一ノンフィクション賞受賞―

     ~戦争を知らない世代の梯 久美子さん渾身のノンフィクション作品~

【内容】
水涸れ弾尽きる凄惨な戦場と化した、本土防衛の最前線・硫黄島。その知略で米軍を最も怖れさせた陸軍中将栗林忠道は、粗末なテントに起居しながら、留守宅の幼い末娘を夢に見、お勝手の隙間風や空襲の心配をする愛情こまやかな父でもあった―。
    ―死よりも苦しい生を生きた烈々たる記録― (本の帯より抜粋)

【comment】
冒頭に「戦局最後の関頭に直面せり・・」という訣別電報や、目下の者に気さくに接する栗林中将のエピソードが紹介されており、一気に彼の人となりに惹かれてしまった。

だがこれから読まなければならない事を思うと、苦しくてなかなかページが進まなかった。

第二次世界大戦末期、日本の敗色が濃い中、当時首相であった東条英機が栗林中将に命じたのは、勝つ事ではなく、一日でも長く粘り全員が死ぬまで戦う事だった―
そこで栗林中将は、着任後直ぐ自分の足で島の隅々までを歩いて回り、当時の定石であった水際でのバンザイ攻撃による玉砕ではなく、地下に基地を作り奇襲するゲリラ攻撃を選択する。
その為、当初アメリカから5日で陥落すると思われていた硫黄島は36日間も持ち堪えるのだ― 
(*硫黄島での日本の死者20,129人、捕虜1,029人)

援軍も無く、水や食料すらも無い必敗の硫黄島で、日本の本土を一日でも長く守る為、そして何よりもそれぞれの家族の為に、死よりも辛い生を生き、戦って散っていった多くの将兵達は、父であり、夫であり、息子であり、そして兄弟であったのだ・・・・・
読んでいて、嗚咽が止まらない程に胸が苦しくなる―


栗林中将は、自分達の遺骨や遺品が届かないであろう事を想定して、将兵達に手紙を書く事を奨励した。
その為栗林中将の手紙だけでなく、他の将兵の手紙も紹介されており大変感動した。
映画の西郷のモデルではないかと思われる、まだ見ぬ我が子の写真を穴が開くほど眺めていた将兵の手紙には涙が止まらなかった―

勝利も帰還も望めぬ戦場で、栗林中将は、将兵達に、「死よりも苦しい生を生きよ」と言い、「命の最後の一滴まで使いきれ」と命じ、潔く散る事さえも禁じた。
留守宅の家族に思いやり溢れる手紙を書き送った父親は、ここでは2万人の将兵に生き地獄を命じなければならなかった。
全ては日本本土の国民の為に―
そして、「予は常に諸子の先頭に在り」と、階級章をもぎ取って最後の出撃をしたのだ―


とても丁寧に「出征」から「最後」までが纏められており、私のように戦争本が初めての人間でも、事実の一端を知る事ができた。
これを機会に他の本にも触れてみたいと思っている―


ここで、本のタイトルにもなった栗林中将の辞世を一句紹介したいと思う。
  『国の為重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき』


私があまりにも泣きながら本を読んでいたので、下の息子が何を読んでいるのか聞いてきた。
地図を広げて硫黄島で戦った人達の話をしたが、「可哀想だね」で終わりである。
私を含め、この子達は戦争の本当の悲惨さを想像すら出来ない。
この平和が続く事を願うばかりである。

*ウィキぺディアによると、第二次世界大戦で亡くなられた方は、連合国5,000万人 枢軸国1,200万人(推定)だそうだ。
この方々全てに悲惨な戦争の体験がある―
               ―慎んで、哀悼の意を捧げます―
    一人でも多くの方に読んで頂きたい本  (5点) 
     
       *『栗林忠道 硫黄島からの手紙』 解説 半島一利 の感想です
            *映画 『硫黄島からの手紙』 の感想です

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初めまして♪は・・・パイレーツ・オブ・カリビアン~デッドマンズ・チェスト~

2006-12-20 18:35:30 | 映画【は行】

遅まきながら色々な方のブログを拝読し、本来活字病の傾向のある私は、読んで読んで読みまくった 
 
そして「自分でもやってみたいなぁ~」と無謀な考えが過ぎり、こうしてPCに向かっている。
ところが、gooに登録した途端に勤労9年目のボロPCが文字化けし、説明が良く読めないという緊急事態が発生
パニックになりながらも、「とりあえず書いてみようかな・・・せっかくだし・・・」っと。
                                   
                      いいかげんな性格

(精一杯気を取り直して)初感想は、大好きなジョニー・デップの映画にします

【story】
愛すべき海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、かつてブラックパール号の船長となるために、ディヴィ・ジョーンズと[血の契約]を交わした。そして今その契約期間が切れようとしていた。ジャックはディヴィ率いるフライング・ダッチマン号とクラーケンから逃れる為に、[死者の宝箱・デッドマンズ・チェスト]を手に入れようと奔走する。それは、かつての仲間ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キ-ラ・ナイトレイ)を巻きこんだ大冒険へと繋がっていく・・・・・

【comment】
勿論、劇場鑑賞済みです
DVD発売日にAmazon君がDVDを届けてくれました~

前作は、大爆発的な猛烈ヒットでしたよねぇ~
この映画がヒットする前は、ジョニー・デップの知名度は今ひとつで、私が友達に、「ジョニー・デップの映画観に行こうよ」と声を掛けても、「誰それ?」とか、「海賊物ってつまらないじゃん」とか言われて、一人寂しく観に行った記憶があります・・・
ところが!デッドマンズ公開の時はお誘いの嵐!だったわ

前作は、ストーリーもキャラクターもよく練られて纏まっていたと思います。
DVDが自宅に来てから30回以上観ましたが、何度見ても楽しめる。
だけど・・・、2作目は、ストーリーが少し強引だったかなぁ~
人気映画の人気キャラクターを大活躍させようというサービス精神が旺盛過ぎて、ちょっとドタバタした感じ。
アトラクションのようなアクションにもなってたし。
キャラクターも、「皆さん、性格変わっちゃった?」って感じで・・・
ジャック・スパロウは、いい加減そうに見えて芯が強く魅力的なのよ~~~本当は。
次回作は、是非そうしたジャックが見たいものです。
もうひとつ・・・エリザベス!!駄目、だめ、ダメよ・・・それはNG(何のこっちゃ)
ウィル!!しっかりせんかい!!!(ゼイゼイ・・・)←少しスッキリ

とか言いながら、やっぱり楽しいパイレーツ
Amazon君が運んできてくれてから、もう3回観ました

それから、DVDのお楽しみ【特典映像】は充実していました。
海を相手の撮影はとても困難だったようで、この映画にかける出演者やスタッフの情熱に頭が下がりました。
楽しい作品を創ってくれて、ありがとう~
次回作が今から待ち遠しいです・・・

     
     とっても楽しい映画  (4.5点)

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