★YUKAの気ままな有閑日記★

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【本】十角館の殺人

2009-01-16 09:18:00 | 本【小説・日本】

       『十角館の殺人』        綾辻行人       講談社文庫
【comment】
とても嬉しいことに、沢山の方から「この作品が面白いよ~」と小説や映画をよく薦めて頂きます。
そういう作品はほとんど読んだり観たりしていますが、全部感想を書くには時間が足りないし、頭も働きません(元々?・汗)
という事で、お薦め頂いたのに無視状態になっていることもありますが、、、お許し下さいぃ~

さて、本作は、またまた『SGA屋物語紹介所』SGA屋伍一さんに薦めて頂きました~
先日、島田荘司さんの『占星術殺人事件』の感想を書いた折、「是非コチラも・・・」ということだったので、占星術~が気に入った私としては、早速手を出してみたわけです。
そして、またまた綾辻さんの作品は初めてでした~
ふふ~ん、ブログを始めてから、初体験の作家さんに触れる機会が多くなって嬉しいぃ~だって、なんとなく若い気分になるじゃない?(全く気のせいですね・泣)

  -story-
K**大学の学生で、推理小説研究会のメンバーであるエラリィ、ポウ、カー、ヴァン、ルルウ、アガサ、オルツィ(注:いづれも研究会での渾名)の七名は、四方を絶壁で囲まれた無人等“角島”を訪れ、その島の唯一の建物“十角館”に宿泊することになった。
そこでは、半年前に凄惨な四重殺人事件が起こっており、建築家の中村青司とその妻、使用人らが何者かによって殺されていた。
一方、同じ推理小説研究会の元メンバー江南の元に一通の手紙が届く。
 『お前たちが殺した千織は、私の娘だった。  中村青司』
死者から届けられたとも思えるその手紙に記された“千織”とは、推理小説研究会のメンバーだった女性で、一年前、研究会のコンパの際にアルコール中毒死していた。
 これは何かの悪戯か?―
折りしも、そのコンパに居合わせたメンバーが角島に出掛けていることを知っていた江南は胸騒ぎを覚え、中村青司の弟の元を訪ねる。そして、その時に知り合った島田潔と共に事件について調べはじめた。
だが、江南と島田は知る由もなかった。“十角館”では、一人、また一人と残忍な手口でメンバーが殺されていたのだ―


本作は、アガサ・クリスティの有名過ぎる作品『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせる趣を持った秀作でした。
クリスティ作品というと、私は中学生~高校生の頃にハマりにハマって、ハヤカワミステリから出版された本のほとんどを読破し、他の出版社の作品もしらみつぶしに読み漁りました。それから長い年月が経ったため(泣)忘れちゃった作品も多いけどね~アハハ
だけど、『そして~』はほぼ鮮明に覚えています(いや、そうでもないかも・汗)ショッキングな作品でした。マザーグースの歌が気味悪くってねぇ~
で、、、そんな記憶を呼び覚まされながら本作を堪能しました。
だからといって、本作は決してクリスティの真似っこ作品ではありませんよぉ~
『孤島』で起きる殺人と『本土』での推理―即ち、一年前に起こった女子大生のアルコール中毒死と半年前に起きた十角館での凄惨な四重殺人事件の考察―を上手く行ったり来たりさせ、物語に奥行きを持たせていたと思います。
で、、、夢中で読み進めました~夜中に一気読みで~す

まぁ~正直に言うと、本土での推理の道筋には正直イライラしましたが、、、
と言うのも、「グダグダ調べてないで、スグに島へ乗りこめよ~お二人さん!」みたいに思っちゃったので(注:私は超~セッカチです・汗)
でも、本作は本格推理物でしたので、夜中で頭の中がチカチカしながらも、一応拙い推理をするのが楽し~い作品でした。
例えば、、、
「この物語の落とし所はどこだろう?」
「クリスティと同じオチにはまずしないだろう。だから殺された者が生きている系はないな」
「孤島と本土の関わらせ方が不自然と言えば不自然。きっと、島で起こっていることと本土の動向は関連があるに違いない」
「状況から言って、1年前の死者が生きているというのは完全なフェイクだろう。ならば何故犯人は死者の名前を語り、見立て殺人を行うのか」
などと、ワクワクしながら考えました~
でね、、、私は犯人を○○だと判断し、事の成り行きを見つめましたが、、、50%しか当たりませんでした(変な言い方ですが、50%なんです・笑)
いや~~~犯人の本当のカラクリに行き当たる“一行”っつうのがあるのですが、そこでは「えっそういう事か~」って、えらくビックリしました。気持ち良く騙された感じかな

さてさて、探偵役として登場した島田潔には、あまり魅力を見い出せませんでしたが(汗)、全体的なバランスから言ったら、彼のスタンスは良かったのかも。
やはり、『孤島』を舞台にしたミステリって面白いですね~

という事で、解説に載っていた有栖川有栖さんの『孤島パズル』を買ってしまいましたよ~・爆        (4点)


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16 Comments

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館シリーズ (hito)
2009-01-16 16:16:54
「そして~」に雰囲気は似ていますよね~
でも違うパターンの展開とトリック・・こういう騙され方大好きです♪

私も昔クリスティ読み漁りました~でも今でも再読したら「そして~」は怖いような気がする・・マザーグースの歌や人形というアイテムが効いてますよね!

私もまだシリーズ四作しか読んでいないのですが、島田はこのくらいの存在感なような気がします。
あとは「迷路館~」が面白かったですよ♪私は一年近く「時計館~」積んだままです(汗)早く読まないと!

こんにちは♪ (ミチ)
2009-01-16 17:17:07
「新本格ミステリー」というジャンルを切り開いたのは島田荘司なんですけど、その流れの中に綾辻行人もいたので、彼の小説もかなり読んでますよ~。
館シリーズの初期の物はどれも面白かった覚えがあります。

相変わらず推理小説は好きなジャンルなので、「このミステリーがおもしろい」でランクインした作品でアンテナに引っかかる物は読むようにしていまーす。
館シリーズ (ともや)
2009-01-16 20:31:51
こんばんは、由香さん♪
綾辻ワールドへようこそ~♪
ともやも島田荘司からの流れで読み始めたんですが、最初は「十角館」からでした。
インパクト勝負というか、禁断というか、あのオチで完全に引きつけられてしまいました。
「館」シリーズも好きなんですが、幻想的な「囁き」シリーズもお薦めですよ♪

ちなみにともやは現在、海堂尊ワールドに突入いたしました。
映像作品は「チーム・バチスタ~」のTVドラマだけを見ていて、『螺鈿迷宮』を今ちまちま読んでます。
(順番的にダメ?)
男女七人島物語 (SGA屋伍一)
2009-01-16 21:09:03
『十角館』の感想お待ちしてましたよ~

わたしはまず題名にひかれましたね。「十角形」なんてまず見ないじゃないですか(笑) せいぜい八角くらい
綾辻作品ってタイトルに吸引力のあるというか、ぱっと視覚に訴えるようなものが多いです
やっぱミステリーって「意外な犯人」で非常にびびるわけですが、この作品の犯人の意外さは、世界のミステリーひっくるめてベスト5に入るものと思ってます

>島田→綾辻→有栖川

その流れは非常に正しい(笑) ただわたしは有栖川作品よりも、法月綸太郎や歌野晶午といった、当時講談社で主に活躍していた作家に流れました。そう、あの当時講談社ノベルスは熱かった・・・(遠い目)
そんでこの流れがやがて京極夏彦先生に至るわけですね
有栖川作品も『孤島パズル』の前の『月光ゲーム』は読みました。非常に甘酸っぺえ~~~話だったな、あれは

>グダグダ調べてねえで、スグ島へ乗りこめよ~、お二人さん!

だって、ほら、二人で島に乗り込んだら、あれがあれでムニャムニャになっちゃうでしょ?(意味不明)

>なんとなく若い気分になるじゃない?

あれ? まだ由香さん二十代ですよね?(サービス)




大分県民なので (せつら)
2009-01-17 13:49:05
由香さんこんにちは

私はどうもこの世代のミステリー作家とは肌が合わないようでトリック
がどうにも非現実的な物ばかりなのが嫌いなんですよね、綾辻氏の作品
はほぼ読んでるけど・・・館シリーズも全部よんでます。
ちなみにこの作品は大分県が舞台だけど私は大分県民だし別府市は
ほんの隣です。
いや~わらっちゃうほど穴だらけですね、奥さんの小野不由美さん
も大分県民の作家さんでこの作品を書くに当たって彼女に教えを請うて
それがもとで結婚されたそうですが・・・舞台となった島は架空のものです
でも実際に近くに島はあるんだけどね人も住んでる
hitoさんへ^-^* (由香)
2009-01-18 11:15:57
hitoさん、こんにちは~♪
hitoさんもクリスティを読み漁りましたか?
彼女の作品は、今読んでも面白いと思いますよ~
実は『そして誰も~』を読んだんです!感想は後日アップしますが、凄く面白かったぁ~
調子にのってエラリィ・クイーンも読みました。昔の名作を読み返すのも楽しいですよね~^^・

館シリーズでは、『迷宮館~』がオススメですか?
では、次にゲットする館シリーズはそれにします(笑)
教えて下さって、どうもありがとう~♪
島田はこういうスタンスなんですか?
ふ~ん、イマイチ地味かな?(笑)とにかくまた読んでみますね~
館といえば新本格 (りゃんひさ)
2009-01-21 00:00:14
お久し振りです。
おぉ、なEntryです。綾辻行人、わたしも好きです。
個人的なお薦めは『時計館の殺人』。
大ネタのトリックです。本の厚さに負けない面白さです。
年末に『びっくり館の殺人』のハードカバーをカバーデザインのかっこよさに魅せられて購入したところ、帰り道に新刊本屋に立ち寄ったところノベルズ版で新発売だったので、びっくりでした。
いまは未だ積読状態です。
ミチさんへ^-^* (由香)
2009-01-21 09:22:51
ミチさん、こんにちは~^^・
ミチさんはどんなジャンルでも読破されていますね~
綾辻さんの作品も沢山お読みですか?
私は今回初めて読みましたが、面白かったので、他の館シリーズも読みたいと思っています。

私も推理小説が一番好きなジャンルです。
海外の推理物が好きなんだけど、最近個人的に当たりがなくて寂しいです。
ともやさんへ^-^* (由香)
2009-01-21 09:32:59
こんにちは~^^・
風邪でくたばっていてお返事が遅れました。スミマセン!

『「館」シリーズも好きなんですが、幻想的な「囁き」シリーズもお薦めですよ♪』
ともやさんも綾辻さんの作品をお好きだったんですね~
私はこれが初めての綾辻作品なので、まず館シリーズで面白いと言われている作品を読もうと思います♪

『ちなみにともやは現在、海堂尊ワールドに突入いたしました。
映像作品は「チーム・バチスタ~」のTVドラマだけを見ていて、『螺鈿迷宮』を今ちまちま読んでます。(順番的にダメ?)』
おおお~!!海堂さんの作品を読み始めましたか?
それも『螺鈿迷宮』をですか?
どうですか?面白いですか?
海堂さんの作品は『チーム・バチスタの栄光』が最高で、その後は、賛否両論の作品ばかりだと思うのですが、、、
私は螺鈿が好きだったのですが、シリーズを始めから読んでいないと分かり難いかも・・・
それにシリーズを追うごとに、医療問題に怒りの鉄拳!チックになっていくので、もしかしたら退屈に思われるかもしれません。読んだら感想を教えて下さいね~
SGA屋伍一さんへ^-^* (由香)
2009-01-21 09:48:13
こんにちは~SGA屋伍一さん♪
20代なので、4日間も39度5分の熱が下がらず寝込んでおりました。お返事が遅れてスミマセン!
絶対インフルエンザだろう!と思ったのに、違って、ならば肺炎だろう!ということでレントゲン撮ったり採血したり大騒ぎしましたが、ただの風邪でした(汗)
若いからねぇ~スグ高熱が出ちゃう(まだ言う・笑)

で、、、オススメ頂いた本作、面白かったで~す♪
グダグダ調べてないで、、、って思いましたが(笑)、島に行っちゃうと、アレがアレですものね~(笑)
『この作品の犯人の意外さは、世界のミステリーひっくるめてベスト5に入るものと思ってます』
おお~!ベスト5に入りますか?
確かにビックリしました。
私は、アイツとアイツがアヤシイ・・・と思ったのですが、まさかその二人がムニャムニャ・・・・・

『>島田→綾辻→有栖川その流れは非常に正しい(笑)』
あら、、、偶然正しい流れに乗ったかしら?(笑)
孤島パズルも甘酸っぱかったですよ~
感想は後日アップします♪
島田さんの作品も綾辻さんの作品も岡嶋さん、井上さんの作品も読みたい・・・今年の読書は充実しそうだわ~

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