★YUKAの気ままな有閑日記★

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重力ピエロ

2009-05-23 14:07:00 | 映画【さ行】
伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』は、私が最初に読んだ伊坂作品です。
大好きなお話なので映画化を楽しみにしていました~
【story】
遺伝子を研究する泉水(加瀬亮)と芸術的な才能を持つ春(岡田将生)は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では謎の連続放火事件が発生していた。泉水と春は事件に深く踏み込み、家族を巻き込みながら次第に家族の過去にも近づいていくのだが―
     監督 : 森 淳一

【comment】
      じぃぃぃ~~~んボーボー
いや~~~良かったじんじんきましたよ~
個人的には、これは原作の雰囲気を壊すことなく、映画独自の演出も加え、上手~く映画化したんじゃーないかなぁ~と思います。
『アヒルと鴨のコインロッカー』の映画を観た時のような感動を味わいましたよ~

それではここでゲストに登場して頂き、『重力ピエロ』をオススメして頂きましょう。
 「原作も映画もどちらもいいよ~ニコッby瑛太

  
さて、原作の感想でも書きましたが、これは『放火と落書きと遺伝子を巡る家族愛の物語』です。
そして映画を未見の方のためには、物語について多くを語らない方がいいだろうなぁ~って思います。
  優しい父(小日向文世)と美しい母(鈴木京香)に育てられた兄・泉水と弟・春。
  二人は仲の良い兄弟だったが、数年前に事故で母を亡くし、父は癌の闘病中だ。
  この家族には過去に辛い出来事があった。
  仙台市内では放火事件が頻発している。
  放火された場所のそばにはメッセージ性のありそうな落書きが書いてある・・・
そんな一見すると地味で淡々とした風なエピソードの羅列が奇妙なリンクを見せる時、深く静かな切なさが押し寄せてくる―そんなお話です。
 
さてさて、脚本の良さもさることながら音楽も心に沁みましたし、場面場面の繋ぎもまぁ~なかなかでしたし、、、とにかくキャストがスゴク良かったですぅ~
加瀬さんはお上手な方ですね~繊細で優しい泉水の雰囲気にピッタリでしたし、彼が弟を思う気持ちをじんじん感じたなぁ~
岡田さんも良かったです。原作では超~イケメンと表現されている春なので、結構厳し~い目で見ましたが(笑)ハマリ役でした。
それから、原作では“言葉”が大切に表現されていますが、それをセリフにするとクサイかも・・・って心配していたんです。でもお二人とも自然に喋ってらしたので感動しました~
  小日向さんのズラはご愛敬(笑)
            
それからお母さん役の鈴木さんもお父さん役の小日向さんも良かったです。
特に小日向さん『グラン・トリノ』の偏屈オヤジに負けないくらい魅力的なオヤジでした(笑)
心が広く温かく優しい、、、「春は俺に似て・・・」と仰った時は、「グフッ」と声を漏らして泣いちゃいましたよ~
子役の方も上手かったです。何の違和感もなくて・・・
 
ちょっと変わったキャラのストーカー夏子さんを演じた吉高由里子さんもお上手でした。
喋り方も行動も仕草も、、、可笑しかったなぁ~
 
で、、、葛城役の渡部篤郎さんが素晴らしかったです
いや~~~本当に上手かった。ビックリ出番が多くないにも関わらず、葛城の嫌ったらしさを表現する演技力!!スゴイなぁ~(それに似ていたわ!!)
この役を渡部さんにしたのは大正解だと思います。

さて、、、原作を読んだ時も映画を観終わった後も、やはり春がしたことと、それについての物語の締め方にはちょっとだけ疑問が残りました。
それが個人個人の受け取り方によって別々な後味へと繋がるかもしれません。
私はと言えば、原作を読んだ時と同じようにどう考えていいのか答えが見つからず、「この兄弟は今後どうやって生きていくんだろう?」そう思いながら劇場を後にしました― 
                             (4点)
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54 Comments

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確かに (miyu)
2009-05-23 17:09:52
春のしてしまったこと、
それを見逃してしまった泉水、
2人のしたことはいけないことなんでしょうが、
泉水が春に言ったように
そのことを彼ら以上に深刻に考えられる人はいないだろうしなぁ
とも思いましたね。
ミステリー、コメディ、そういった部分では他の
伊坂作品の方が面白かったりもするのですが、
伊坂さん自身思い入れがあるのもなんとなくわかるなぁ~
って感じでしたね。
夏子 (にゃむばなな)
2009-05-23 17:30:18
元ストーカーの夏子のおとぼけたしゃべり方も面白かったです。

でもこの映画を見て一番印象に残ったのはやはり小日向さん。
優しさの中に強さを感じられる、いいお父さんでしたよ。
上手かったですね (くまんちゅう)
2009-05-23 17:48:16
どんな風に映画化するのか気になってましたけど
原作ファンも満足の作り方でした
細かい改変も気にならないですし
キャストは皆イメージ合ってましたね
夏子さんも楽しいキャラでしたね
ストーカー時代の心霊写真のような写り方も笑いました。
最後の最後は原作の解釈の問題でしょうけど、これはこれで余韻が残りました
公開初日 (hi-lite)
2009-05-23 18:07:33
朝一番で劇場に行って観てきました。
ん~~~自分的には微妙…
確かに印象は原作に忠実かなと思うのだけど…
春の「大事な事は陽気に伝えるもの」ってセリフを映画制作者に言いたい気がしました。
なんか映画自体が深刻すぎる。
もっと軽やかに陽気に伝えられないかなぁ~?
「アヒルと鴨…」や「フィッシュストーリー」の中村監督はその辺り伊坂作品を上手く捉えてるけど…
この「重力ピエロ」の森監督は…
どう?
TB送らせていただきます。
こんばんは。 (rose_chocolat)
2009-05-23 21:59:17
渡部篤郎さんですが、『愛のむきだし』でも記憶に新しい、彼の「狂気」の演技がここでも生きていたように思いました。
あの嫌らしさは絶品でしたね。

よく考えればすぐに捕まってしまいそうなんですが、敢えてそこを原作も映画も触れていなくて、そのことにもまた意味があるのかなとも思いました。触れないのもある意味ファンタジーだし、また触れないことで話がまとまっていく部分もあったように思います。
この作品は… (KLY)
2009-05-24 00:20:01
これまで伊坂作品があまり得意ではないと思っていましたが、森監督の手によるこの作品は私にもよく馴染みました。

時間の流れを感じさせる家族のドラマと、現在の町に起こるグラフィックアートが絡んだ放火事件、両方が融合した地点があの家でしたね。

それにしてもキャスティングが上手い!必ずしも華々しいキャストだけではないですが、ストーリーにはピッタリでした。^^
<環境 (Anderton)
2009-05-24 00:48:14
文庫本を買ってありますが、1ページも読まずに観て来ました。
親から嘘を追及されて、春が癖を出すところは「はは~ん」と。
自分がレイプ事件の当事者だったらどうするだろうか?と考える映画でした。
こんにちは (まりっぺ)
2009-05-24 10:34:24
確かに、人によって、受け取り方も異なる作品でしたね。
こんにちは。 (ジョー)
2009-05-24 11:09:16
この映画、常に笑顔で「最強の家族だ」と言い続けなければならない小日向さんの
胸の内を思うと、もう切なくて切なくて、

>『グラン・トリノ』の偏屈オヤジに負けないくらい魅力的なオヤジでした

まったく同感です。

Unknown (マーボー)
2009-05-24 22:18:03
こんばんは、はじめてコメントさせていただきます。

僕は伊坂原作は初見だったのですが、あのラストにはびっくりしました。
え?それで終わっていいの?みたいな。
でも、ある意味新鮮でしたね。

キャスティングは素晴らしいですね!原作読みたくなりました♪

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伊坂幸太郎の同名小説を映画化した作品。原作は以前、読んでいます。 遺伝子を研究している大学院生、泉水と芸術的な才能がありイケメンな2つ年下の弟、春は仲の良い兄弟。母を亡くしていたものの優しい父と3人で平穏に陽気に暮らしていました。けれど、春の出生につい...
重力ピエロ (C note)
伊坂ワールド大好きなんですが、新刊が出ても文庫になるまで手を出さない私が胸を張っ
重力ピエロ (菫色映画)
2009年 日本 監督:森淳一 出演:加瀬亮    岡田将生    小日向文世    吉高由里子    渡部篤郎    鈴木京香  春が二階から落ちてきた ネタバレ有りです。 泉水と春は仲の良い兄弟。 彼らの住む町で、連続放火事件が起こる。...
重力ピエロ (墨映画(BOKUEIGA))
「ターミネーター4」の先行上映の日。いい席が取れなかったので1本遅らせて見る事に。 時間が空いたので、タイミングがよかったから観ました。 ところが、なんと言うこと。 泣きました。よかった。とっても、得した気分。 昔、「二本立て」などということをよくやっていた...
「重力ピエロ」 自分で考えろ (はらやんの映画徒然草)
遺伝か、環境か? 劇中でも語られていたように、ある人の人間性を形成するのは、遺伝
【重力ピエロ】 (+++ Candy Cinema +++)
【監督】    森淳一 【原作】    伊坂幸太郎 【脚本】    相沢友子 【上映時間】 1時間59分 【配給】    アスミック・...
映画『重力ピエロ』 (いんどあかめさん日記)
2009年、映画館で観る31作目はこちら。原作も読んでいたし好きな俳優さんも出て
「重力ピエロ」 自分で考えろ (はらやんの映画徒然草)
遺伝か、環境か? 劇中でも語られていたように、ある人の人間性を形成するのは、遺伝
「重力ピエロ」 (☆ EL JARDIN SECRETO ☆)
辛いほど、苦しいほど強くなる。家族だから。先日、ひさしぶりに実家に電話をしたら、母が映画のロケが来ているという話をし始めた。「伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」という作品で、大河ドラマで将軍さんを演った人が来てたみたい」・・・って、それ今大人気の堺雅...
重力ピエロ / 73点 / 良い映画やけど非常に文章的なんよなー・・・ (FUNNY GAMES?)
原作がエエからエエ映画になってるっつー感じで、映画単体としては・・・ 『 重力ピエロ / 73点 』 2009年 日本 119分 監督 : 森淳一 脚本 : 相沢友子 出演 : 加瀬亮、岡田将生、小日向文世、吉高由里子、岡田義徳、渡部篤郎、鈴木京香 【
「重力ピエロ」(日本 2009年) (三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常)
連続放火事件と謎のグラフィティアート。
重力ピエロ (花ごよみ)
伊坂幸太郎原作の同名小説の実写化 タイトルは重力ピエロ。 重さがのしかかった家族。 それでもふんわり楽しく生きていれば 地球の重力を感じない。 大学院生の兄、泉水(いずみ)(加瀬亮)は ごく普通の学生、そして優しい性格。   弟の春(岡田将生)は 心の弱さと...
重力ピエロ (ダイターンクラッシュ!!)
6月26日(金) 19:00~ シネカノン有楽町1丁目 料金:1200円(シネカノン会員料金) パンフレット:600円(買っていない) 『重力ピエロ』公式サイト 多くの作品が映画化されている伊坂幸太郎原作。 伊坂幸太郎原作映画は、けっこう観ているのだが、なんと小説は読...
「重力ピエロ」 (お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法)
(2009年・ROBOT=アスミック・エース/監督:森 淳一) 直木賞候補にもなった、伊坂幸太郎のベストセラー小説を、秀作「Laundry」の森淳一監督が映画化。 仙台市内で、壁や
【映画感想】重力ピエロ(加瀬亮×岡田将生)[2009-120] (映画+小説+家族=MyLife)
伊坂幸太郎原作の最高傑作『重力ピエロ』の映画版。 主演の岡田将生・加瀬亮が演じた兄弟の強いつながり、小日向文世・鈴木京香が演じた両親の深く熱い愛情。悲しい過去の事件を背負った家族の切なくも温かい物語に感動させられました。 伊坂小説の映画化版の中でイチバ...
映画の「重力ピエロ」 (Q-Days)
伊坂幸太郎作品の「重力ピエロ」と「フィッシュストーリー」 の映画DVDが、ついにレンタル開始されましたね。 って事で、早速借りに行ってきたのです。 あった、あった。 上位ランキングに並んでるやん~。 しかし、新作を2本一週間で借りるんは...
「重力ピエロ」感想 (ポコアポコヤ 映画倉庫)
原作→映画の順番で見ましたが、本からあの兄弟が抜け出して来たかのようにイメージぴったりでした。
「重力ピエロ」 (心の栄養♪映画と英語のジョーク)
配役が良かったなぁ。子役との流れも完璧でした
重力ピエロ (虎猫の気まぐれシネマ日記)
なんだか凄い物語らしい,ということだけ小耳にはさんでのDVD鑑賞。あとで原作を流し読みした。重すぎるとも言えるショッキングなテーマを,透明感と軽妙さあふれるタッチで綴った,おそらく他にはない魅力に溢れた作品。原作小説も・・・映画も。 私が好きなのは,断然,...
純喫茶ピエロ (Akira's VOICE)
「重力ピエロ」 「純喫茶磯辺」 
重力ピエロ (単館系)
難しいけど面白かった。 遺伝子の並び方と放火の地図の場所と対になっている遺伝子と場所。 24年前におきた連続レイプ事件の場所と落書き(...
「重力ピエロ」ドロドロなのに透明感 (ノルウェー暮らし・イン・London)
久しぶりに邦画を見た。 さすがの伊坂幸太郎原作もの。 深刻な内容なのに、どこか透明感のあるピュアな雰囲気。 すべてのキャストが、最高にマッチして、無駄な人物はひとりもいない。 人目をはばからず、声を上げて泣きながら見ている私がいた。
岡田将生 加瀬亮 渡部篤郎 / 重力ピエロ  (中川ホメオパシー )
ワケもなくコンピューターおばあちゃん どうも。 ギャグ漫画ゲリラ・中川ホメオパシーの坂本龍一担当、ブロッケンです。 伊坂幸太郎...
『重力ピエロ』 (『映画な日々』 cinema-days)
重力ピエロ 遺伝子の研究をする大学院生と落書き消しをする弟が 連続放火犯の手掛かりを掴み、真相を追うが... 【個人評価:★★★ (3.0P)...
重力ピエロ (のほほん便り)
原作は、伊坂幸太郎の感動ミステリー。「人は環境か遺伝か?」 重くて深いテーマを扱い、学問に長けた兄と、芸術に才能をもつ弟が、連続放火犯の謎を解こうと奮闘し… でも、彼等には出生の秘密があって、母は事故で早くに亡くなり、父もガンにおかされて… と重いオ...
『重力ピエロ』 ('11初鑑賞105・WOWOW) (みはいる・BのB)
☆☆★-- (10段階評価で 5) 8月4日(木) WOWOWのHV放送を録画で鑑賞。