★YUKAの気ままな有閑日記★

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【本】腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

2010-10-13 10:42:00 | 本【小説・日本】

     『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』     本谷有希子     講談社

 ・・・はい!そうです(笑) 
私、表紙とタイトルに惹かれて本書を買い求めました。古本屋さんで

このインパクト大のタイトルは耳にしたことが何度かあるのですが、、、確か映画化されていましたよね?
・・・・・えっと~調べましたら、
  監督:吉田大八 出演:佐藤江梨子 佐津川愛美 永瀬正敏 永作博美
ふむ、やっぱり。残念ながら未見ですが、映画は面白いのでしょうか?

 -story-
「お姉ちゃんは最高におもしろいよ」と叫んで14歳の妹がしでかした恐怖の事件。妹を信じてはいけないし許してもいけない。人の心は死にたくなるほど切なくて殺したくなるほど憎々しい―

さて、帯に書いてあった↑を読んでから本書を読み始めましたが、、、ちょっと内容とズレているんじゃないかしら?↑の内容説明だとサッパリ訳わかめだと思うんだけど、、、という事で、少しだけ補足させて頂きますね。

とある片田舎。ある中年夫婦が交通事故で亡くなり、葬式が執り行われていた。
両親の事故を目撃してしまった14歳の深清は、悲しみからか部屋で蹲っている。深清の兄・穴道(しんじ)と先日結婚したばかりの待子は、そんな深清を必死で慰めようとしているが、空回りばかりしている。
そこに、女優を目指して東京に行っていた澄伽が葬式のために戻ってくるという知らせが入り、深清は一瞬で恐怖に振るえ、穴道は不自然に固まった。その様子を不思議に思っていた待子の前に澄伽が現れた―


この作品で、まずスゴイな―と思ったのは、映像的な描写でバンバン圧してくる文体でした。
他にも映像的な文体を書かれる作家さんは数多くおられますが、本書の筆者の文体は他の誰とも違う。一種暴力的ともいえる迫力があるんです。まずそこに引き込まれました。

それから、強烈なキャラですね、驚いたのは。
ありえない“自意識”の持ち主、澄伽。
ここまでいくと最早神的とも思える程“自分は特別な人間だ”と思い込んでいるんですね。
それだけでも辟易なのに、人をいたぶるのが大好きなんです、彼女は。
だから澄伽が登場するページは、どれもこれも不愉快極まりないエピソードのオンパレードです。
こんな愚かな人間はどうやったら形成されるんだろう?―とあきれ果てながらも、彼女の馬鹿さ加減にだんだん憐れにもなっていく―かなり面白いキャラでした。
そんな姉を観察す妹・深清―彼女も変なキャラでしたね。姉から受けるDVは可哀想で仕方なかったのですが、彼女自身も心に何らかの狂気が潜んでいて得体が知れませんでした。
それから兄・穴道―これもよく分からない・・・澄伽とは異母兄妹であるために尚更ややこしく悩んじゃったのでしょうし、家族を大切にする心意気はかいますが、いかんせんやり方がマズイ。
で、、、一番意味不明だった兄嫁・待子―彼女もスゴイキャラでしたね。3兄妹と対象的な天然キャラなんですが、、、この兄妹の悲喜劇に当て嵌まるべくして当て嵌まっちゃったっていう最強のピースでした。

で、、、お話は、かなり変わっていて、しいて言えば、一人のアホんだらのために家族が徐々に壊れていって、それぞれの人生に徹底的なダメージを与えてしまう―みたいな展開でしたが、途中まではかなり面白かったです。一体どうなってしまうんだろう?―とザクザク読み進めました。
ただ、終盤はイマイチだったかなぁ~
好みにもよると思いますが、個人的には唐突に終わっちゃった気がしたんです。
あそこまでの強烈なキャラの方々には、もっともっと強烈な末路を迎えてもらわないと(笑)
まぁ~これはこれで強烈ではあるのですが、深いところでの心理描写が足りず、妙に物足りなさが残ってしまいました。

筆者の本谷さんは、劇団を率いておられるそうですね。
納得だなぁ~どうりで雰囲気が舞台っぽいわけです。お芝居で観た方が面白いかもですね。
                                     (3点)


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6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画観ました (真紅)
2010-10-13 18:53:56
由香さん、こんにちは♪
これ、映画観ましたけどめっちゃめちゃ面白かったですよー。
傑作だと思いました。キャストがドンピシャなんですよ。
でも、終盤はグダグダになって、ちょっと最後の方は不満だったんです。
原作もそうなんですね。。機会があったら、映画観てみて下さい♪
こんにちは~♪ (kira)
2010-10-14 16:02:03
DVDで観ましたが、私には合わなかったかな~・・
↑で真紅さんが仰ってるように、配役ははまってました!
そ、後半がやっぱり駄目だったと記憶してます。
なので、感想もパスしちゃいました(笑)
なんかね、登場人物がみんなキャラ的に好みじゃなかったのが原因かも

秋はいろいろイベント絡みで大変じゃない?
お互いに時間のやりくりが大変だけど、ガンバロ
イギリスで (ノルウェーまだ~む)
2010-10-15 16:35:39
由香さん、おはよー♪
原作本は読んだことないけど、この映画は今年イギリスで劇場公開されてたんだよ~
すごく評判よく書かれていたから、よっぽど見に行こうかと思っていたけど、いかんせん夜の回しかやってなかったので、断念。
やっぱり衝撃的内容で昼間やるものではなかったのね。
真紅さんへ^-^* (由香)
2010-10-15 17:22:40
こんにちは~♫
コメントどうもありがとうございました^^

真紅さんは映画を鑑賞されたんですね~
で、、、なかなかの作品でしたか♥
とにかくインパクトがあるキャラが登場するので、配役がハマっていると面白いかもしれませんね。
でも、やっぱりラストはイマイチでしたか?
そうかぁ~ホントもう少し何とか出来なかったのかしら?って思うわ、ラストは。
それから心理描写がねぇ~上手く収拾されていない気もしました。
映画、機会を作って観てみます☆
kiraさんへ^-^* (由香)
2010-10-15 17:59:32
こんにちは~♫
コメントどうもありがとう^^

私、、、ブログをサボり気味で~す(汗)
肉体的精神的忙しさは去ったんだけど、後遺症が、、、、頭ボーボー病です(笑)
感想を書こうと思っても頭が真っ白になる時がある(笑)
まぁ~ボチボチいきます♪

で、、、kiraさんはイマイチでしたか?映画。
きっと好みは分かれると思うわ~相当変な人たちが出てくるでしょうし(笑)
私も合わないかもしれませんが、一応観て観ようかな^^♡
ノルウェーまだ~むさんへ^-^* (由香)
2010-10-15 18:02:45
こんにちは~♫
コメントどうもありがとう~^^♡

おおお~!!!イギリスで劇場公開されたんですか?この映画が。
それはそれは、、、
イギリスでの評判はどうだったのかなぁ~
そんなにウケナイかも。。。と予想しますが。
すっごくクセのある話だし、変なキャラが登場するのよ。興味があったらいつか観てみてね!

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