★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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十三人の刺客

2010-09-29 21:17:17 | 映画【さ行】

『悪人』を観ようか、コチラにしようか迷ったんだけど・・・
【story】
罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返す暴君、松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢200人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった―
     監督 : 三池崇史 『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』 『クローズZERO』

【comment】
   ・・・・・わ・私の趣味には合いませんでした~あわわ

ということで、久々にこのセリフを言います。

           ~辛口感想です
    未見の方やこの映画をお好きな方はスルーして下さい~


 

ううむ・・・何と言ったらいいやら

これはオリジナルがあるそうですね。1963年公開の工藤栄一監督の『十三人の刺客』のリメイクだそうですが、私はオリジナルを存じ上げません。

で、、、お話は単純です。
女を見ればザクザク犯し、退屈に任せて人を殺しまくる残虐極まりない将軍の弟を誰もどうすることも出来ない。
ところが、こともあろうにその暴君が老中となり、政治の実権を握ろうとしている。
さすれば、最早暗殺しか道はなかろう―ということで、老中土井は、島田新左衛門に白羽の矢を立てる。
平安の世に武士である意味を見出せずにいた新左衛門は、その密命を受け、数人の同胞を求める。
集まったのは12人。彼らは、参勤交代で江戸を出立した松平斉韶の一行を待ち構え、襲撃するが―
って感じです。
 
俳優さんたちは豪華でした。
役所光司さん、市村正親さん、伊原剛志さん、松方弘樹さん、山田孝之さん、伊勢谷友介さん、そして話題の稲垣吾朗さんなど、皆さん演技では定評のある方ですよね。
でも、、、言い難いのですが、個人的には、どうも皆さんの演技がチグハグのように思えてしまいました
上手く言えないのですが、役所さんや山田さんは現代劇っぽく見えて、松方さんは時代劇っぽく見えて、市村さんはやっぱり舞台劇に見えて、、、など、セリフ回しや間のようなものが何故かしっくりきませんでした。
それから、まぁ~実は1番の目当ては稲垣さんの悪役ぶりを観ることだったのですが(いかんせんミーハーなもので・笑)、なかなかスゴイ悪役ぶりで、良かったとは思うのですが、なんていうか、、、残忍さとか狂気のようなものが、どうも時代劇としっくりこない気がしました。あまりにも精神が浮遊していて逆に憎たらしさが薄れたというか、、、
 
で、、、俳優さんの演技にチョイ違和感を持っちゃったのは、多分物語にイマイチ強烈に惹かれるものがなかったからだと思うんですよね~
中心となる島田新左衛門の胸の内や人間的な深み、精神的な葛藤や強さ、頭の良さなどが描き切れていないように思ったし、甥や宿敵鬼頭半兵衛との関係も希薄に描かれたいたのでどうもグッとくるものがない。
先にも言いましたが、暴君もただのトンデモナイ気違いってだけで(それでも大問題なのでしょうけど)、この男を殺さねば―という危機感がイマイチ伝わってこない。
あと、13人の描き方も雑なので、誰がどういう思いなのかよく分からないし、彼らの結束みたいなものもイマイチ分からなかったし、、、
それから、突如仲間になった山の民についてもなぁ~必要だったのかな?って思っちゃった。
私としては、13人目なんだから、物凄い隠し玉だと勝手に想像していたんだけど、物凄い生命力のある絶倫だっただけで(あら恥ずかしい・汗)、悪趣味にしか思えませんでした。
 
で、、、悪趣味といえば、他にも時々生理的に受け付けない演出があって、、、
あと、後半の怒涛の戦いですが、戦いが始まった時は、流石にチョイ興奮したんです。物凄く派手だったもので。
でも、300名もの軍勢に13人で斬り込んでいく件になると、わけが分からないし、無謀にしか見えないし、死に方があまりにも気持ち悪い―って思っちゃった(汗)
それにやたらと戦いが長いので、飽きもきちゃって(汗)、、、早く終わらないかなぁ~なんて思っちゃったの。ゴメンナサイ~

島田新左衛門は雰囲気からして『忠臣蔵』の大石内蔵助と重なったし、鬼頭半兵衛は、バカな主君を守るってことで『仮面の男』のダルタニアン。戦いの系統としては、13人300人ということで『300』風だと思ったのですが、それぞれの物語が醸し出してしまう味のようなものが、この映画にはなかったように思いました。
私としては、チョイ退屈で悪趣味だったかなぁ~という感想しかありましぇ~ん(2.5点)

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しあわせの隠れ場所

2010-09-15 16:48:58 | 映画【さ行】
 ***ちょっと つぶやき***

多忙続きで頭が飽和状態になり、すっかりブログをサボっている今日この頃。

劇場になかなか行けないし、家でDVDを観る余裕もないし(そもそも先日DVDプレイヤーが壊れた・涙)、本を読んでも感想を書く気力がない・・・・・

「ダメだぁ~こんなことでは。ブログは私にとって大切な場所なのに~」と、人知れず焦っていたら、丁度いい気晴らしを見つけてしまった。
それは、ニコッとタウン
そうしたら、今度は空いた時間にニコッとタウンでボーっとするのが楽になってしまって、家事まで疎かにする事態が発生、、、、
「ダメだぁ~こんなことでは。気持ちをシャキッとして、雑事から逃避するんじゃない~由香!!!」と自分を戒めている次第でございます、、、アハハ

でも、ニコッとタウンは可愛くて楽しいはじめはアバターをブログに貼ってみたい―ってだけだったんだけど。
家族から、「そのアバターの顔って皺加工出来ないの?」とか暴言を吐かれつつも、「ええい!!五月蠅い!!私は少し前まではこんな感じだっただろう!!」と言い放っています。「違うと思う。」と言われても無視無視(笑)

さて、少し前にレンタルした映画を簡単にご紹介します~

【story】
家族と共に車で帰路に着くリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オーア(クィントン・アーロン)に目を留める。自宅に連れ帰ったマイケルの境遇を知り、一家に迎え入れることにしたリー・アン。アメリカン・フットボールを始めたマイケルの適性をリー・アンが見いだしたことから、マイケルの才能は一気に開花する―
     監督 : ジョン・リー・ハンコック

【comment】
とてもいい映画でした~素直な感動を呼ぶ秀作だと思います。

本作は、実話に基づいて作られているそうで、エンドロールで本人たちの画像が映し出されますが、それを観ながらジーンとしましたよ~
 
さて、お話は、貧しい青年が、ふとしたきっかけから裕福な家庭に引き取られることになり、やがて成功していく(米国NFLのスター選手に!)―その過程を丁寧に綴っています。
 
こういうアメリカンドリームには、やはり胸を打たれますね。
でも、この映画のいいところは、マイケルは裕福な家庭に引き取られたラッキーボーイ―ってだけではないところだと思います。
何不自由ない生活を送るリー・アンの家族が、貧しい青年マイケルと接することで教えられる、心の豊かさや感謝する気持ち、人を大切に思う心、、、などがあまり押しつけがましくなく淡々とした空気の中で感じ取れるところが心地いいんですね。
 
さてさて、サンドラ・ブロックは、本作でアカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞しました。
目を見張るような名演技―ってわけではなかったですが、意志が強く、懐が広い温かな女性にハマっていました。この映画のサンドラはスゴク好きです。
  (3.5点)
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ソルト

2010-07-31 17:47:37 | 映画【さ行】

多忙なので、感想を簡単に
【story】
CIAのイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロシアスパイの嫌疑をかけられてしまう。逃走を図ったソルトはCIAの追跡をかわしながら、自らの容疑を晴らすべく、たった独りで真相究明に乗り出すが―
     監督 : フィリップ・ノリス 『ボーン・コレクター』

【comment】
 世界一カッコイイ女、アンジーを堪能出来ます~
 
イヴリン・ソルトはCIAの凄腕エージェント。
ある日、CIAにロシアからの亡命者が駆け込み、ロシアの機密情報を持ちこむ。
ロシアは、かつて優秀な子どもを集め、スパイに育て上げるべく英才教育と特殊特訓を積ませ、密かにアメリカに潜伏させていたというのだ。そして、来るアメリカ副大統領葬儀の席で、ロシアの大統領を暗殺する任務を担っているスパイの名が“イヴリン・ソルト”だという。
スパイの嫌疑がかけられたソルトは逃走を謀るが―
 

ちょっと痩せすぎの感もあるけど、やっぱりアンジーはカッコイイわ~
この映画はそれに尽きますね(笑)アンジーファン必見です。

さて、アメリカ、ロシアのスパイ物って設定自体には古さとか懐かしさとかを感じたんだけど(そうでもないか・・・最近、ロシアの美人過ぎるスパイが捕まったみたいだし)、そもそもスパイのお話って大好きなので、久しぶりに腹の底の何かが興奮しちゃいましたよ~(笑)
で、、、物語の中盤までは、先が見えない展開にドキドキしました。
ロシアのスパイ容疑をかけられたソルトの逃亡が何を意味しているのか読めなくて、、、「これ面白いっきっと5点満点だぁ~」と食いつきながら観ましたね。
 
ところが、中盤からは一気に先が読めてしまって、、、
そうすると、ちょ~~~っと物足りなさが目についてきちゃったかなぁ~

アンジーの謎めいた行動、変装やアクション、
女一人に対しての大掛かりな大捕り物にはイチイチ見応えがあったんだけど、あまりにもパッパパッパとスピーディで、緩急の急ばかりで押してくるので、今一つ深みみたいなものなかったしなぁ~
思うに、この映画って、ソルトが主役のスパイ映画の続編みたいなところがあった気がします。
つまり、ソルトのスパイとしての優秀さやCIAの内部事情や政治的背景、それからソルトの個人的な事情なんかが先に描いてあって、それで実はソルトは―みたいな展開でこの話だとピタッとハマった気がするのですぅ~
その方が、ソルトの表や裏に潜む悲哀めいた部分がドド~んと迫ってきたかも・・・
まぁ~結局、ドラマ部分に物足りなさを感じたってことですかね。
 
でも、アンジーがねぇ~とにかくサマになるのよ
ファンとしては、かなり満足致しました。
共演のリーヴ・シュレイバーとキウェテル・イジョフォーも良かったですね。お二人とも好きな俳優さんで~す。
ラストが妙に中途半端だった気がするので続編もありかもしれませんね~(3.8点)

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ザ・ウォーカー

2010-06-22 17:45:15 | 映画【さ行】
デンゼル主演の期待の新作だったんだけど・・・
【story】
世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ(デンゼル・ワシントン)。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が現れ―
     監督 : アレン・ヒューズ アルバート・ヒューズ 『フロム・ヘル』

【comment】



   超~~~辛口感想です。
      しかも、いきなり物語の核心に触れています。
   未見の方やこの映画をお好きな方はスルーして下さい



         




    
座頭市かいっっっ
・・・・・はぁはぁはぁ・・・いや、チョイ取り乱してしまいました・・・

あんまりガックリときたもので、、、個人的にはツマラナイ映画でござったんですの。
 

実は、予告を観た時点で、「たった一冊しか残っていない大切な本となると・・・きっと“聖書”だな―」と予想をつけておりました。
そして、「それをひたすら西に運ぶとなると・・・まるで経典を求めて旅する“西遊記”っぽいノリだな」とも思っておりました。
だから、もしかして宗教色が強いかもなぁ~って想像したんだけど、デンゼルとゲイリーだから、きっとフツウじゃないと踏んだのですが、、、
うう~~~む

まぁ~映像は美しかったです
大きな戦争でほとんどの人類が滅びてしまった近未来。
荒廃した地球なのに、人々もバッチイのに、灰色や青が基調になったような色彩が綺麗で思わず魅せられました。
それに、相当体重を絞った感のあるデンゼルのアクションも良かったですね。
とにかくカッコイイのですよ~
元々渋い彼の、目にもとまらぬ速さの剣さばきやアクションは見事で見事で、、、「お前はもう死んでいる―」と言いだすんじゃないかと思う程でした(笑)

でもなぁ~お話が陳腐だったと思うなぁ~
 
まず、本を狙うゲイリーの役どころなんだけど、、、
う~~~ん、、、彼だからこそ、荒っぽいことをして人々を支配してきたカーネギーにも存在感があったけど、、、
う~~~ん、、、結局は“井の中の蛙”でしかなかったのねぇ~と思うと、彼のやってることってバカみたいで(あら、言い過ぎ・汗)
それに、ラストのところで、本を前にして期待を膨らませてからガックリ―ってシュチュエーションが、まんま『フィフス・エレメント』で笑えたりして・・・
 
あと、キレイどころのソラーラ(ミラ・クニス)ですが、、、
まぁ~お綺麗でしたね。
最後は何で旅するのかイマイチ意味不明でしたが(汗)
 
それにしても、デンゼル演じたイーライですが、、、一体何者だったんでしょうね。
神の声を聞いたとなると、まるでジャンヌ・ダルクみたいですが、、、原題では彼の名前は“ELI”で、旧約聖書に載っている預言者からきているみたいですが、、、ピンとこないわ~そういう設定されても(汗)
だいたいさ、しょっちゅう“声”が聞こえてるらしいのに、30年もかかってやっと助け合いの精神が分かるって何よ。

それから、彼は、目指している西に何があるかは分からなかったみたいだけど、、、う~~~ん、、、その目的地についてもちょっと違和感があったなぁ~
だってさ、そこらじゅうで人間が野蛮になっちゃってて、学ぶ環境になくて、字も読めない、何の知識もない状態でいるのに、文化がどうしたこうした言われてもねぇ、、、
考え方次第なんだろうけど、個人的には、まず、生き残っている人々をしかるべき状態に置いて人間らしく生活させるのが先決でしょう―って思ってしまったな。まずは、衣食住だろうと。

・・・・・ということで、アッシにはちっともピンとこなかったんでござんす  (2点)                         
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セブン

2010-06-16 15:45:00 | 映画【さ行】

レンタルで鑑賞―
【story】
キリスト教の≪7つの大罪≫になぞらえた奇怪な殺人事件をベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と新任刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追うが―
     監督 : デヴィッド・フィンチャー 『ベンジャミン・バトン数奇な人生』

【comment】
       これぞ紛う方なき傑作だぁ~

・・・とか言いながら、実は公開当時(1995年)に観た時には大嫌いだったのである(汗)
だってぇ~あまりにも可哀想なんだもん、可愛いブラピが。
・・・という訳で、“ニ度と観たくない映画”のリストに入れていた本作だが、今回観直したのは、少し前に「ブルースが可哀想だ」って理由で苦手だった『12モンキーズ』の傑作さに気付いたので、もしかしたらコチラも面白いかも―って思ったからだ。

で、、、観て良かったよぉぉぉ~(感涙)
昨今の映画では残念ながらなかなか感じることが出来ない完成度の高さに、溜飲が下がる思いがあった。
ダークでスタイリッシュな映像(時々暗過ぎる画面に眠気もきたが・汗)と、秀逸な脚本、俳優の演技の確かさに感動したわ~
 コチラはミルズ刑事。とある大都会の殺人課に赴任してきたばかりで、経験は浅いが仕事に対して意欲的で、若いせいか、血気盛んで感情的なところがある。
 ミルズの妻、トレーシー(グウィネス・パウトロー)。夫が希望した任地になかなか馴染めずにいる。

 定年を1週間後に控えた刑事、サマセット。冷静で非常に知性的な彼は、緻密な捜査をする優秀な刑事だが、経験の多さ故か厭世的な面もある。
 
ミルズの着任早々、太った男がスパゲッティーに顔を埋めた状態で発見される。
検死の結果、死因は、頭に銃を押しつけられ、食べ続けることを強制された―というもので、サマセットは、「これは、何らかの意図を持った殺人で、これが始まりだろう―」と推測する。
 
翌日、金に汚いと評判の弁護士が殺された。
シェイクスピアの『ベニスの商人』になぞらえて、自分の肉を1ポンド切り取ることを強要された―とみられる死体のそばには≪強欲≫という血文字が書かれていた。
2つの殺人に関連性を見つけたサマセットは、「この殺人は、キリスト教の≪7つの大罪≫をなぞらえたもので、これからも殺人が続く」と確信するが―

 
さて、暗さが少々気になる作品ではあるが、恐らく妥協を許さぬ徹底した拘りで凝りに凝ったと思われるこのサスペンスは、今尚色褪せず、鮮烈な主張をもって映画の醍醐味っちゅーものを味あわせてくれる傑作だ。

まず、モチーフとなったキリスト教の≪7つの大罪≫は、≪大食≫≪強欲≫≪怠惰≫≪憤怒≫≪高慢≫≪肉欲≫≪妬み≫のことだが、これがいい。
その大罪になぞらえて起こる殺人事件は、どれもさほど奇をてらった見せ方をしているわけではないが、映像の暗さも手伝ってか、人間の暗部を思い知らされているようで、みぞおちの辺りがシクシクする恐ろしさがある。

そのモチーフの良さと相まって、事件を捜査する二人の刑事の対比のさせ方も非常に上手い。
未来に希望を抱いている若き刑事の、罪なき浅はかさや危うさを“動”をもってブラピが好演すれば、日常的に起こる異常な事件や人々の無関心さに嫌気がさし、半世捨て人になっている孤独な男を“静”をもってフリーマンが渋く演じる。
また、脇を固める俳優もとてもいい。
以前観た時には、「なによ、この人ったら可愛くな~い」とか思っちゃったグウィネスだが(ファンの方スミマセン・汗)、目立ち過ぎない存在感が自然でいいと気付いた。
そして、犯人役の俳優さんだが、、、素晴らしいの一言だ。(出演をシークレットにしていた過程があるそうなので名前は伏せておく)
出番が少ないのに、圧倒的な存在感でとうとうと語る狂人なりの哲学には、背筋が寒くなると同時に一瞬でも「なるほど」と思わせるような力があるのが恐ろしい。

で、、、以前観た時に嫌いになった最大の理由である驚愕のラストだが、、、
どうしようもなく絶望的で、遣る瀬無くて、悲しくて、「うっそ~~~こんなラストなんて嫌ぁ~」と地団駄踏んじゃったラストを今回は気に入ってしまった。
「うわ~このラストってスゴクいい」と興奮した。
15年の時を経て、ここまで考え方や趣味が変わるって何者よ、私って気もするが(笑)

『アポロ13』のオファーを断り、撮影途中で左手を骨折しながら本作に臨んだブラピの代表作の一つに間違いない―
   未見の方は是非大好きな『ファイトクラブ』の感想も書きたいな(4.5点)
                                          

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ジェイン・オースティン 秘められた恋

2010-06-02 09:45:55 | 映画【さ行】

レンタルで鑑賞―
【story】
1795年、イギリス。オースティン家の次女ジェイン・オースティン(アン・ハサウェイ)は、裕福で家柄のいい相手との結婚を望む両親に迫られ、地元の名士レディ・グリシャム(マギー・スミス)の甥との結婚をしぶしぶ検討。しかしそんな中、ジェインはロンドンで法律を学ぶ青年トム・ルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う―
     監督 : ジュリアン・ジャロルド 『キンキー・ブーツ』

【comment】
私は本来、“悲劇”とか“悲恋”とかが苦手で、どうしても敬遠してしまう。

だから、映画の主人公“ジェイン・オースティン”について、『高慢と偏見』、『分別と多感』などを著した高名な作家で、短い生涯を独身で過ごしたはず―という心許ない前知識があった私は、その人物の“秘められた恋”の物語だと、、、“この恋って叶わないんじゃん、きっと
と観る前から悲壮感を漂わせてしまったが、、、とても素敵な映画で、大好きになってしまった
 
それは、まず、舞台となった時代と、美しい田舎の自然が心地良かったこと、それと、あまり盛り上がりがあるわけでもないが、丁寧にジェインの個性を描いた物語に共感出来たこと、それから主役をはじめキャストの皆さんが素晴らしかったことからだと思う。

ジェインを演じたアン・ハサウェイは、その顔の作りのドッ派手さからそんなに好きではなかったが、最近好きになってきた女優さんだ。

つい最近の『アリス・イン・ワンダーランド』では、美しいのに不気味さと一種の狂気を孕んだ“白の女王”が魅力的だったし、作品としては切な過ぎてニ度と観れないであろう『レイチェルの結婚』では、癒すことの出来ない心の傷を抱えた“キム”を好演していた。
『パッセンジャーズ』『バレンタインデー』などでも色んな顔を見せてくれて、彼女の演技を見るのが楽しみになってきたのだ。

ジェインにしても、教養があって活発で、自分の考えをしっかり持っている女性が、純粋に愛を信じ、家族を心から愛し、悩み、苦しみながら自分の道を見つけていく様を見事に演じていたと思う。
 
そして、、、まぁ~お察しの通り、このDVDは彼目当てで鑑賞しちゃったんだけど(照)、ジェームズ・マカヴォイが素晴らしかったぁ~

彼については、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』でのダメ男ッぷりに母性本能を擽られ、『ペネロピ』でのへタレぶりにメロメロになり、『ウォンテッド』では、アンジー姐さんにへタレを矯正され、頑張ってアクションをこなしちゃう様子を母なる思いで見守り、、、この人ってなんてへタレとか貧乏とか意志薄弱とかが似合うんでしょう、、、イーサン・ホークといい勝負だわん(笑)って感じでお気に入りなのだ。

で、、、今回は、軽薄で放蕩を繰り返し、尊大で嫌味なトム演じていたが、彼の綺麗な水色の瞳が、それだけではないことを伝えてくれて、、、
少年のような無邪気さと悪戯っぽさ、辛苦に耐える意志の強さ、自己犠牲を厭わない男気を兼ね備えた、本当の優しさを持った人を見事に演じていたと思う。(贔屓目につきベタ褒め・笑)
 
物語は、美しい田舎の景色と、奥ゆかしく慎ましい人々の美しさや可笑しさがリンクして、素晴らしい雰囲気を醸し出している。
お金持ちとの縁談が持ち上がっているジェインの前に現れたいけ好かない都会者トム。
最初は何かにつけて反発しあっていた二人だけど、徐々に惹かれあっていって、、、いつの間にか恋に落ちてしまう―っていうよくあるパターンがいいのだ(笑)
そして、何もかも捨てて二人で駆け落ちをしようとするけど、、、その恋は叶わない―

二人が惹かれていく姿、ちょっとした視線、、、それはそれは今の時代から考えたらじれったい程控え目なのだが、胸がキュンキュンしたし、何度も何度もジワリと心を擽られた(照)
 
ところで、この映画の面白さって、出てくる人々が『高慢と偏見』の登場人物のモデルなんだろうな―って思わせることにもあると思う。
私は原作は未読だが、ナタリー・ポートマンの『プライドと偏見』は観ているので、時々、その映画の舞台を観ているような錯覚に襲われた。
もしかしたら、原作か映画を知っている方が映画を楽しめるかもしれないなぁ~
 
貧しさ故にお互いの愛だけで突っ走ることが出来なかったジェインとトム―

そして、この恋愛の時期に書き始めたという『高慢と偏見』の主人公は、小説の中で幸せになる―

トムとの恋が叶わなかったジェインが、せめて小説の中だけでもハッピーエンドにしたかったのかな―と思うと、この“悲恋”に尚更切なさと同時に愛おしさを感じさせた―
                                   (4点)

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シェルター

2010-05-22 14:36:30 | 映画【さ行】

先日の『パリより愛をこめて』に続き、またまたジョナサン・リス・マイヤーズの出演作~
【story】
解離性同一性障害(多重人格)の疾患を認定していない精神分析医カーラ(ジュリアン・ムーア)は、ある日、多重人格とおぼしき男性デヴィッド(ジョナサン・リス・マイヤーズ)に父親(ジェフリー・デマン)から引き合わされた。カーラは彼の症状を否定するために身辺調査をし始めるが、デヴィッドが25年前に亡くなった故人であることが判明し―
     監督 : モンス・モーリンド ビョルン・スタイン

【comment】
「好き・嫌いの分かれる映画だよん」―とブロガーさんからアドバイスを頂いていましたが、確かに好き・嫌いの分かれる映画ですね、これ。
で、、、私は“好き”の方でしたぁ~
ただ、、、もう少しなんだよなぁ~もう少しでガツンと大満足だったんだけど、、、チョイ描写不足なところは感じちゃいました~
 
コチラは、精神分析医カーラ。夫を3年前に強盗によって殺された彼女は、そのことによって神を信じなくなった愛娘を育てるシングルマザーだ。
彼女は、“多重人格”を否定しているが、同じ精神分析医である父親はその疾患を認めており、珍しい症例の患者を紹介される。
 
事故により下半身が不自由な患者デヴィッドは、素直にカーラの診察を受けたが、その際突如別人格アダムが現れ、カーラの目の前で立ちあがった。
それをデヴィッドの巧妙な芝居だと考えたカーラは、デヴィッドの過去を探り始める。
すると、デヴィッドは25年前に殺されている故人であることが判明したため、彼自身が何者なのかを突き止めようと調査をするが、第3、第4の人格が現れて―
 
昔、『24人のビリー・ミリガン』に夢中になり、『ファイトクラブ』や『真実の行方』(エドワード・ノートンの芝居がスゴイ)など“多重人格”物を大好きな私にとってはツボな作品でした~
で、、、「多重人格を否定する医者っているのかね?そういう学説もあるのかしら?」と、カーラの完全“多重人格”否定派の考えにイラッとして、「ほう~ら、デヴィッドはまさしく多重人格じゃない。認めなさい、カーラ」って感じでルンルン観ていたんですね。
ところが、BUT、それなのに、、、何だかチョイ変なムードが、、、「へっ?!これって“多重人格”の話じゃなくって、SFホラーっぽい“得体の知れない何かに感染する系”の話なの?」って思い始め、背中に痒みを覚えて、咳が出て、泥吐いて死んじゃった人を不審な目で観ていると、、、そのうち、神とか信仰だとかの言葉がやたらと耳に入ってきて、「もしかして、、、“神だの悪魔だの悪霊だの系”の話かしらん?」と混乱してくると、衝撃の(ってほどでもないけど・笑)結末に・・・ムフフのフ~
・・・・という事で、恐らく、やっぱり“好き・嫌い”は分かれそうですが、私は実に面白い展開だと思いました。
 
脚本は、『アイデンティティー』(“好き・嫌い”は分かれますが(笑)、面白いですよん)のマイケル・クーニーだと後から知りましたが、成程その雰囲気がありましたね。
あと、個人的には『ポルターガイスト2』なんかも思い出したなぁ~
最初考えていたストーリー展開とどんどん違っていきましたが、目が離せない面白さがありました。


     ***以下は、ネタばれの感想になります***


ジュリアン・ムーアの出演作は、個人的にはイマイチなことが多いのですが(特に『ブラインドネス』)、この映画はアタリの方だと思います。
それから注目しているジョナサン・リス・マイヤーズは、かなり難しい役だったと思いますが、頑張っていましたね~
“多重人格”よりも絶対に難しいと思うもの、この役。
“多重人格”と“全くの別人”ってのは、かなり隔たりがあるはずで、、、
だから出来ればもう少しジョナサンの表情を堪能させて欲しかったなぁ~
背中をバキバキいわせながら首をのけぞらせて別人に変貌する際の見せ方に物足りなさが、、、


さて、最初に描写不足―とか生意気を言いましたが、それは、もしかして私の理解力不足かもしれません(笑)
で、、、ラスト付近で謎の多重人格男デヴィッドが何者なのかが分かりますが、結局彼は“シェルター”として存在している“100年前のインチキ牧師”そのものだったってことなんでしょうか?
牧師の魂は浮遊していて、“シェルター”となった肉体に声紋で指示を与え、“シェルター”は100年間も魂を集めていた―ってことでしょうか?
だから“シェルター”自身は人格の交代の意識はないんですよね?ただの器だから。
それから、あの謎の山奥の集落とデヴィッドは関連はあるのかしら?あの集落がデヴィッドにシェルターとしての役割を与えたの?
あと、本物のデヴィッドの家に“シェルター”の印があったのは何故でしょう?
何方か教えて頂けると有難いです。

それにしてもカーラの悲劇は凄まじいわよねぇ・・・この先彼女はどうやって生きていくんだろう?
                                    (3.5点)

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シャッター・アイランド

2010-04-10 18:03:50 | 映画【さ行】

少し前に原作を読みました~
 『シャッター・アイランド』デニス・ルヘイン
原作本の発売当時、“ラストが袋綴じになっていた”―というネタばれ厳禁ストーリーがどう映画化されたのか気になっていました

【story】
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める―
     監督 : マーティン・スコセッシ

【comment】
実は、「ネタばれ厳禁ストーリーのオチを知っていて果たして面白く観れるのだろうか?」―という一抹の不安がありましたが、、、個人的には、「オチを知ってると、演出の上手さに感心しちゃうなぁ~それに原作よりも物語を面白く感じる」―なぁ~んて思いましたね。

わりと原作に忠実なので、謎ゼロだった私は、どうしても前半から中盤にかけて、眠気に襲われる程ストーリー展開にグズグズさは感じましたが(汗)、見せ方の上手さ、俳優さんたちの演技の確かさもあって、いい具合に仕上がってるなぁ~と満足致しました。
 
さて、物語紹介は、で紹介した程度で観た方が楽しめると思うので省略しますが(笑)、系統でいったらサイコサスペンスの類でしょうね。

で、、、今回、何よりも声を大にして言いたいのは、≪謎解きに参加せよ≫“謎を解く?!6つのキーワード”というトンチンカンな宣伝が残念だったことです
映画の公開が半年も遅れたこともあって、随分前からダラダラと“謎”を煽っていましたが、、、
本来、“謎”だの、“騙される”だの、“脳力”がどうしたこうした―ってことじゃない気がするんですよ、この作品は。
だいたい騙そうと思って作っていないと思うもの。
どんでん返し的なオチなのに、脚本も、映像も俳優さんたちの演技もとっても正統で、注意深く観ていれば、違和感が観ている者にある種の信号を与えてくれるだろうし、そうやって自然に観た方がいいと思うんだけどなぁ~
「謎を解け~~~」って煽っちゃったら、「へっ?こんなものなの?謎って」って方も出てくると思うわん。
それは、そもそもの原作の物語を、もっと厚みや人間味や哀しみのある物語にした制作者側に失礼だと思うんだけど、、、

 
で、、、次にレオ君について触れま~す
原作を読んだ時に、「テディはレオ君にピッタリのキャラだぁ~レオ君は、絶対にこの役を気に入るだろうし、物凄く力入れて演じちゃうだろうなぁ~」と思いましたが、案の定でございました(笑)
この役は、想像以上に難しいんじゃなかろうか?と思いますが、流石レオ君ですね。しっかりとテディという複雑な役柄を自分のものにしていました。
もっともっと評価されても良かったんじゃないかなぁ~この演技。
ただただ力んでいたらウザイともいえますが(汗)、これは、オチを知って観ていると、本当に上手いのが伝わってくるんですよ。
特にネタばれ後の彼の表情、声、、、全てに鳥肌が立ちました。
最後にボソッと独り言のように呟くシーンでジーンときたなぁ~余韻の残るラストでした。

ということで、レオ君はますます演技に磨きがかかっているとお見受けしました。
私が好きだっ頃よりも随分お肉が、いえ(汗)、貫禄がついてしまいましたが、これからも地味に応援します。
もうすぐ公開の『インセプション』も楽しみです。
ただ、、、複雑な人間を演じるのが好きなんだろうけど、眉間に皺をよせなくてもいいような違う雰囲気の役柄もやって欲しい、、、上手いんだけど、自ら演技の幅を狭めている気がする。
 
妻役のミシェル・ウィリアムズ、相棒役のマーク・ラファエロ、医師役のベン・キングスレー、、、皆さん良かったです。微妙な表情の変化が上手いっ  (3.5点)

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スパイ・アニマル Gフォース

2010-03-22 11:15:55 | 映画【さ行】

『ダレンシャン』を愛読書としていて、外伝を含め全作読んでいる息子が映画化を楽しみにしていたんだけど、、、あまり評判が良くないことに怖じ気づき、劇場に行ってから急にコチラを観ると言いだしました(笑)
ということで、急遽吹き替え2Dで鑑賞―
【story】
ケードル博士によりBIOラボで特殊訓練を施された部隊“Gフォース”。彼らの正体はモルモット&モグラだった!人語を解し、コンピューターの暗号解読までする彼らだが、FBIによりラボが閉鎖、Gフォース解散を命じられていた。なんとか解散を避けようと、家電メーカーの社長セイバー(ビル・ナイ)の家にしのびこみ極秘情報を盗み出す。しかし、彼らが盗んだデータはダミーだった―
     監督 : ホイト・H・イエットマン,JR.
   
【comment】
 思いっっっきり子ども向けの映画でした~
    可愛いし、ストーリーも王道中の王道なので(笑)、
          小さなお子さんと一緒に春休みにどうぞ~

   
主役は特殊訓練を受けたモルモット、モグラやハエ、ゴキブリたち。
勿論CGですが、とってもリアルで、モルモット君たちにはキャワイイ~って顔をほころばせ、ゴキブリ君たちにはキモイ~と顔を背けました(笑)
吹き替えで観ましたが、コチラの声優を担当したのは、ニコラス・ケイジにペネロペ・クルス、サム・ロックウェルやスティーヴ・ブシェミなんですね~スゴイ、スゴイ
で、、、豪華俳優が名を連ねたディズニー映画なんだから、もっと面白いと思ったんだけど、、、個人的には大ヒットする系の映画ではない気がしましたね。
いかんせんお話が子どもっぽ過ぎるし、目新しい驚きのようなものもなかったので、イマイチ惹かれるってほどでもなかったのよね~
 
お話ですが、モルモットのダーウィン、ブラスター、フアレスとモグラのスペックルズが、所属するラボが閉鎖され、実験用などのために捕獲されそうになるピンチから逃走し、自分たちを認めてもらうために、そして世界を守るために、世界征服を企む電器メーカーの社長セイバーの悪事を止めようとする―っていうもの。
 
で、、、コチラのビル・ナイ氏が悪者セイバーなんだけど、、、
私、この方を尊敬するわ~どんな映画にもサクッと登場して下さるんだもの(笑)
『パイレーツ~』ではタコおやじ、『アンダーワールド』ではヴァンパイア、『ショーン・オブ・ザ・デッド』ではゾンビになっていましたね(笑)今回の役は、雰囲気からいって『アレックス・ライダー』系でしょうか。
 
さてさて、モルモット君たちは、一旦外の世界で一般人(普通の動物・笑)と知り合い、悪ガキにイタズラされ、、、などの度重なるピンチを乗り越えて、それでも世界を守ろうとします。
で、、、電器メーカー社長がどうやって世界を征服するんだ?!的な疑問があると思いますが、それにはビックリの仕掛けがあって、電気製品がロボットに変身し襲いかかってくるのです
・・・・・ああ~モロにトランスフォーマー・・・
あまりにもパクリなので笑うか引くか悩みましたが(笑)、映像としては面白かったです。
とにかく小さな動物がチマチマと一生懸命ハイテク機器を駆使して活躍する様は可愛くて笑えちゃいます。これはソコだけがミソの映画かも(汗)
悪者について一応一捻りはあるけれど、、、もうちょっとバカバカしさの漂わない展開にして欲しかったかな。一昔前にアメリカ映画でよく観た動物系映画っぽい展開でした―
 
さて、鑑賞後、イマイチ満足できなかった息子が、やっぱり『ダレンシャン』を観たいと言い出しました。自分の目で一応確認しておきたい―そうです。何さまだよ?って感じですが(笑)、春休み中に連れていってやるかな~     (3点)弱

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シャーロック・ホームズ

2010-03-13 14:27:15 | 映画【さ行】

小さい頃に児童書で慣れ親しんだ名探偵シャーロック・ホームズをロバート・ダウニー・Jrが演じる―と聞いた時から、物凄く楽しみにしていました~
だって、彼なら面白いシャーロック・ホームズ像を見せてくれそうなんだものしかも監督がガイ・リッチーだし、、、期待が高まったわ~
【story】
新たな難事件に挑むことになった名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)。相棒のワトソン博士(ジュード・ロウ)とともにブラックウッド卿(マーク・ストロング)に立ち向かう―
     監督 : ガイ・リッチー 『スナッチ』 『ロックンローラ』

【comment】
      面白かったぁ~ 大満足で~す

シャーロック・ホームズとアクション・エンターテイメントの見事な融合なのではないかしら?

昔からのホームズファンの方はどうお感じになるか分かりませんが、“紳士的で知的なホームズ”
というよりも、“肉体派チョイ変人ヤンチャおやじ系で神がかり的脳細胞保持者のホームズ”を、“初めて出会うホームズ”としてとても満喫致しました~
目を一瞬でも画面から離したら勿体ない―とばかりに、物凄い勢いでのめり込んで見入りましたよ~

 
さて、舞台は19世紀末のロンドン。
名探偵ホームズは、パートナーのワトソン医師とともに邪悪な黒魔術を操り何人もの女性の命を奪ったブラックウッド卿を捕まえた。
ロンドン市民を恐怖に陥れたブラックウッド卿は無事に絞首刑に処せられるが、ほどなくして死亡したはずの卿が復活する―という怪事件が起きてしまう。
そして、再び殺人を重ねるブラッドウッド卿にホームズは立ち向かうが、時を同じくして、何者かに差し向けられたアイリーン(レイチェル・マクアダムス)がホームスに近づき―
  
とにかくキャスティングがスッゴク良かったぁ~
ロバート・ダウニー・Jrとホームズがこんなにピッタリだなんて、、、というか、このホームズのキャラって素敵ー
天才だけどオチャメなオヤジでチョイ寂しがり屋って感じのキャラなので、どうしても『アイアンマン』のトニー・スタークをかぶっちゃったんだけど(笑)、、、好きだなぁ~

で、、、ジュードのワトソンも良かった。ワトソンって私の中ではただ真面目ってイメージしかなかったんだけど、こういうのもアリだと思う。
手のかかるホームズを迷惑に思いながらも、しっかりとした絆で結ばれている二人ってところが良かったなぁ~
それに二人とも武術が強い、強い(笑)、、、格闘シーンを心から楽しませて頂きました。
  
ホームズが密かに心掻き乱される女性アイリーンも良かったですぅ~
『きみに読む物語』が大好きなせいか、レイチェルには可愛らしいイメージが強いんだけど、アクションもこなす小悪魔的な女性がハマっていました。

『ワールド・オブ・ライズ』が記憶に新しいマーク・ストロングも良かったですね。
・・・・・黒魔術を操る―ってわりには、ちょっ不気味さなんかは物足りなかった気もしますが(汗)、、、世界を転覆させる―ってわりには小者さも感じましたが(汗・汗)、、、まぁ~良かったです。
 
で、、、とってもスピーディーにお話が進んでいき、セリフのテンポもスゴクいいので、楽しいし、飽きさせませんが、ちょっと目を離すと何が何だか分からなくなりそうなのでご注意を(笑)

本格推理物を期待すると肩透かしかもしれませんが、謎解き部分も、それを導く伏線も一応しっかりしているので
、観ていてとっても気持ち良かったです。
時代を感じさせる小道具も面白いし、何よりもホームズとワトソンの掛け合いが最高でした
これは楽しいエンタメ作品として続編も観たいです (4.5点)

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そんな彼なら捨てちゃえば?

2010-02-26 07:35:00 | 映画【さ行】

レンタルで鑑賞―
【story】
運命の相手になかなか出会えないジジ(ジニファー・グッドウィン)、同居して7年になるのに結婚する気のないニール(ベン・アフレック)と実は結婚したいベス(ジェニファー・アニストン)。メリーランド州ボルチモアを舞台に、さまざまな事情を抱えた男女9人の恋模様が交錯していく―
     監督 : ケン・クワビス 『旅するジーンズと16歳の夏』

【comment】
    好きで~すこういう映画
先日劇場鑑賞した『バレンタインデー』も沢山の人々の恋愛模様が描かれていて面白かったんだけど、コチラの映画の方がよりリアルさがあって好きかも~

・・・・と思ったら、コチラは『SATC』の脚本スタッフによる同名ベストセラーの映画化だったんですね~
そんな感じがヒシヒシと伝わりましたよ。女性たちの本音トークが楽しくて(笑)『SATC』ファンの私の琴線に触れるドラマでした~

 左からジジ、ベス、ジャ二ーン
コチラの3人は同じ会社の同僚で仲良し。
幼い頃、初恋相手に意地悪をされた時に、ママから、「アナタのことを好きだから意地悪をするのよ・・・」と励まされたジジは、その後ずっと勘違い人生を送ってきた。
今回もデートをした不動産業者のコナー(ケヴィン・コナリー)から電話がくるのを1週間待ち続け、、、とうとう彼の行きつけのバーで待ち伏せすることにした。だって、彼はただ単に忙しくて電話出来ないのかもしれないし、電話番号を忘れたのかもしれない、、、もの。
ベスは、付き合って7年経つニールが結婚をしてくれないのに思い悩んでいた。妹が先に結婚することが決まり、尚更お尻に火がついた気がしている。
ジャニーン(ジェニファー・コネリー)は、学生時代から付き合っていたベン(ブラッドリー・クーパー)と結婚している。

 
コチラの二人はアンナ(スカーレット・ヨハンソン)とメアリー(ドリュー・バリモア)。
メアリーは、彼女を強く想ってくれているコナーにどうしても惹かれない。なのに知り合ったばかりの既婚者ベンに運命を感じてしまう。
一方メアリーは、ゲイ雑誌の編集をしているせいか、ゲイ以外の男性と知り合うチャンスに恵まれない。
 
コチラはベンとニール。
ベンは結婚生活に不満があるわけではないけど、、、神経質な妻と正反対の奔放なアンナに惹かれてしまう。
ニールは心からベスを愛しているけど、結婚しない主義を貫こうとしていた。
 
で、、、コチラは先程の勘違いジジとバーの店主アレックス(ジャスティン・ロング)。
ジジは、男性からのアプローチを恋のサインと間違えてヘマばかり。そんなジジを見かねたアレックスは、ジジに男性の本音をアドバイス。
このアレックスのアドバイスが笑えて笑えて・・・というか、ジジの鈍感さが可笑しくって可笑しくって・・・ちょっと残念なジジは見ていて「アチャー」なんだけど、一生懸命なので、最後には可愛らしく思えてきちゃった~
 
そしてコチラが不倫カップルですね。
世の既婚者の男性は、こういうタイプの女性に要注意ですね~
この美しさとダイナマイトボディで誘惑されたら、、、何もかも捨ててやる!!って気になるのも仕方なさそうだもの(笑)
で、、、ベンはオイタしちゃう訳だけど、、、彼の気持ちも分からんでもなかったなぁ~
奥さんがギスギスし過ぎの神経質女なんだもの~一緒に暮らすと息が詰まりそう・・・

 
コチラの“結婚したい女”と“結婚したくない男”のカップルは、、、なかなかいいお話で最後には涙が出ました~
本当にお互いに愛し合っている素敵なカップルでしたね。

さてさて、≪男性のムカつく行動は好意の裏返し≫なのか?それとも≪彼は貴女に全然興味がないのか?≫ってテーマで悩むジジが中心となった恋愛群像劇は、本音トークが楽しいオシャレなドラマだったと思います。
ただこれは女性向けの映画だろうなぁ~
男性が観てもピピンとくることはないでしょうけど、女性が観たらピピンとくること請け合いです。
沢山の恋愛ドラマを短い時間で纏めているので深みはないですが、、、ちょっとほっこり幸せ気分になったり、しかと教訓を学んだり出来ると思いますよ~ (4点)

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スマイルコレクター

2010-01-25 18:00:10 | 映画【さ行】
レンタルで鑑賞― ≪オススメ映画②≫
【story】
失業中の二人の男が、ドライブ中に男性を撥ねて死亡させる。死亡した男性は200万ユーロの大金を持っていた。それは、誘拐された娘のための身代金だったが、そうとは知らぬ二人は大金を持ち去ってしまう。その後、誘拐された娘は殺され、リューシー(メラニー・ロラン)と、クロード刑事はともに誘拐殺人の捜査にあたるが、まもなく糖尿病を患っている少女が誘拐され―
     監督 : アルフレッド・ロット

【comment】
去年の暮れに募集したオススメ映画の第2弾で~す(鑑賞や紹介はゆっくりペースになりますが、しつこく引き続きオススメ映画を募集中で~す

今回は、『映画通信みるみる』kinoさんからご紹介頂いた“スマイルコレクター”。

レンタル店でDVDを見つけた私は、怖そうなジャケットにドキッとし、“フランス版『羊たちの沈黙』”という宣伝文句にワクッとし、「きっと猟奇的殺人鬼がニョキっと出てくるんだろうなぁ~」って想像して、いそいそと借りました~

で、、、序盤の掴みはOKでしたよ~一気に惹きこまれますね。
後の因縁となりそうな悲惨な過去の映像。二人組の男の愚かな行動。そして、誘拐された少女の可哀想な姿、、、
 
で、、、主役の女刑事、リューシーが出てきた時に、「あれ?」って思ったんですぅ~
 
「どこかで見たゾ~~~この顔、、、どこだぁ~どこで見たんだ?う~ん、、、う~ん、、、

 あっ
 『イングロリアス・バスターズ』」って思い当たりスッキリ(笑)
  
髪の色が違っていましたが、ちょっと儚げな美しいお顔はそのままでした~
 
さてさて、『羊たちの沈黙』を意識したと思われるこの映画、その雰囲気は大いにありました~
なんたって劇中で『羊たちの沈黙』の本がチラリと登場しますから(笑)
リューシーがクラリスって感じでしょうか。
で、、、“スマイルコレクター”というタイトルは、誘拐された少女が笑顔で亡くなっていたからなのですが、その少女の亡くなっている姿は、かなりインパクトがあります。この映画を象徴している一種異様な美しいとも言える死に顔でしたね。
それから、動物の標本なんかが結構出てくるんですが、それが気味の悪い雰囲気を増幅させていた思いますぅ~ゾクゾク
 
ということで、諸々からして好みの映画だと意気込みましたし、サスペンス好きの方には魅力的な映画ではあると思うのですが、、、

個人的には、わりと序盤から観ている間に自然に推理しちゃうことがピタッと当てはまり、「およよ?」シンプルな展開か?って思ったり、中盤からの展開にチョイ不自然さを感じ、、、オチも微妙?なんて思っちゃいました~(kinoさん、スミマセン~ご想像通り辛口気味で・汗)

思うに、犯罪に複雑な絡みを持たせ過ぎたのでは?と思います。
 轢き逃げした二人の男
 少女を誘拐し、殺害した猟奇的殺人者
 捜査にあたる新米女性刑事
それらに背景を持たせようとして、結果的には全てに中途半端だったような気がしました。
特に轢き逃げ犯のエピソードが長過ぎたんじゃーないかなぁ~
そこに時間を割くならば、個人的にはもっともっとリューシーの過去と犯人の背景や心の闇を見せて欲しかったです。

コチラは、単純な括りをすれば、トラウマによる犯罪云々を描いたものだと思うので、そこを突っ込んでくれないと消化不良は否めません。
でも、とことん描かず、観る側に想像させているところがフランス映画らしいのかしら・・・
                                           (3点)    
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サロゲート

2010-01-23 14:07:35 | 映画【さ行】

今年に入ってやっと2本目の劇場鑑賞で~す
【story】
身代わりロボット“サロゲート”が活躍する近未来。人間は自宅でサロゲートをリモートコントロールするだけで、リアルな世界に身を置くことはなくなった。ある日、あるサロゲートが襲われ、使用者本人も死亡する事件が起こる。FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)は、サロゲートを開発したVSI社と事件との関わりを捜査するが―
     監督 : ジョナサン・モストウ 『ターミネーター3』

【comment】
時代や背景、目的や状況などは違えども、、、『アバター』や『マトリックス』、『ブレードランナー』や『ターミネーター』、そして『アイ、ロボット』等に通じるSF映画でした~

まぁ~そんな事は予告を観れば想像がつくと思いますが(笑)、、、上記にあげた映画を何だかんだ言って好きな私は、コチラもなかなか楽しめましたよ~
  サロゲート前
さて、コチラの世界では、人間は安全な部屋に籠りっきりで、自由自在、好き勝手な容姿にした自分の身代わりロボット、“サロゲート”に外界の一切を任せっきりでいます。

ぷよぷよーっと中年太りしたオヤジが若い女性のサロゲートを使っても、ヨボヨボーっとしたお爺さんが美少年の姿のサロゲートで外出しても、カサカサーっと若さが足りないオバサンが10代の女の子のつもりで羽目を外しても、、、誰も文句を言う者はありましぇ~ん(一部に個人的希望の記述を含みます)

人間は、容姿の悩みから解放され、そして、外界に接しないために伝染病も減り、ストレスも減り、犯罪も少なくなりました。戦争で死ぬ心配もありません。だってサロゲートちゃんが代わりに戦地に行ってくれるんだもん。
  サロゲート中
ああ~これぞユートピア不測の事態でサロゲートが破損しても、本体の人間には全く実害がないしぃ~ サロゲート万歳~の世の中なのでした。
まぁ~どんなに理想的と思えても、それに反対する者は必ずいますから、、、サロゲート反対派は、人間だけの特別自治区に集まっていますが。

そんな中、信じ難い事故が起きてしまいます。
サロゲートが殺され、その使用者の人間も同時に死んだのです。
その事件を捜査するグリアーは、サロゲート社会を窮地に追い込む特殊な武器の存在を突き止めますが―
  サロゲート後
先にも申しました通り、こういう系列のお話は好きですし、ブルースも好きなので、最後まで飽きずに観れました~
サロゲートってわりと現実に近いようなSFで、面白いところに目を付けたと思います。

ただなぁ~観ていてあまり高揚感のようなものが湧いてこなかったのが正直なところで、、、
展開がやや地味だったのかしら?期待よりもこじんまりとした印象でしたね。

あと、サロゲートを巡る陰謀の首謀者の意図が、、、イマイチ微妙でしたね。
えっと~サロゲートのそもそもの始まりから、結末に至るまでの経緯が、これだともろに『アイ、ロボット』って気もしちゃったので(ネタばれか?

それから、サロゲートによって齎される真の弊害みたいなものがあまり伝えられていなかったので、ちょっと物足りなさもありました。つまり人間サロゲートのような構図がなかったんですよ。
勝手な思い込みだけど、こういうSF設定だと、作用、反作用みたいなものがあるかも―って思っていたので。
とか言いながら、ラストでは結構ジーンとしてしまいましたが(笑)
  サロゲート中身
ところで、サロゲートがある生活ってどんなものなのかしら?
想像するに、便利で快適なようでも、、、落とし穴がいっぱいな気がします。
だいたい本体の人間は寝てばかりでしょ?怠惰になってブクブク太ってしまうじゃん。人とのコミュニケーションだってどうやって取るのよ?寝ている間に部屋が火事になったらどうなる?他人のサロゲートも悪用できそうだし・・・あらら、疑問だらけ(笑)
そんな事はさて置き、『アバター』でも車椅子生活を余儀なくされた主人公が、アバターにより歩けることに喜んでいるシーンがあったけど、、、コチラもそもそもそこが始まりだったのよねぇ~
どんなに技術が発達しても、それに絡んで必ず横道を見つけたり、利益を追求したり、、、人間の欲深さは無限大なんでしょうね~    (3点)

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その土曜日、7時58分

2009-12-02 18:07:20 | 映画【さ行】

レンタルで鑑賞―
【story】
アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、離婚した元妻に娘の養育費もまともに払えない弟ハンク(イーサン・ホーク)を誘い、実の両親が営む宝石店へ強盗に入ることに。しかし事態は最悪な方向へと突き進んでしまう―
     監督 : シドニー・ルメット 『十二人の怒れる男』『狼たちの午後』

【comment】
原題は、“BEFORE THE DEVIL KNOWS YOU'RE DEAD”―「悪魔にお前の死を嗅ぎつけられる前に(天国へ行け)」っていう意味合いだそうです。

う~ん、意味深なタイトルですよね~
観終わった後、「どいつもこいつもその言葉に当て嵌まるよなぁ~」と、鬱々と考えました―
 
“鬱々と”―そうなんです。これを観て、ハッピー気分になる方は恐らくいないと思われます。
大概の方が、重苦し~い結末に鬱々とするでしょう。
映画自体はかなり見応えがあるのですが、好みは分かれちゃうかも―と思います。

私としては、残念ながら好きなタイプの映画じゃなかったですぅ~
登場人物の誰にも感情移入出来ず(汗)、「バカたれ、地獄行きだな」「間抜けめ、自分で自分が坂道を転げ落ちるための潤滑剤を撒いている」などと、冷めた目で観ちゃいました~
 
さてさて、すっかり名優として定着したフィリップ・シーモア・ホフマン。
映画の冒頭は、いきなり彼の素っ裸Hシーンから始まります(汗)
こ・これにはかなり驚いた、、、申し訳ないけどキモイし、生々し過ぎて
子どもがいる時間帯にDVDを観始めちゃったら、、、エライことになっていた、、、まぁ~そんなシーンは冒頭だけですが。

で、、、ホフマン演じる兄アンディは、一見成功者で美しい妻もいますが、実は会社のお金を横領し、クスリ漬け、、、崖っぷちにいます。
そして手っ取り早くお金を手に入れるために、よりによって両親の経営する宝石店に強盗に入る計画を立てるのです―モロに“貧すれば鈍する”状態なんだけど、その強盗役を頼りな~い弟に頼んだ時点で先が見えるってものですよねぇ・・・

ホフマンは、恐らくコンプレックスの塊で、自分の小さなプライドを保つため、くだらないステイタスにしがみ付いている小心者のアンディを見事に演じていましたね。
彼がそうなってしまったのは、父親との確執にも原因の一端があると思われますが、、、枯渇した愛情故に歪んだ物の見方し、やがて壊れていく男に気分が悪くなるくらいハマっていました。
 
一方、弟ハンク役のイーサン・ホーク。
彼の容姿も演技も好きな私は、途轍もなく甲斐性の無い意志薄弱な甘ったれを、これ以上ないくらい熱演していたと思いました。
彼の醸し出す雰囲気がハンクにピッタリでピッタリで、、、「地か?」って思うほど情けなさが身から沁み出ている(笑)それでいて「ダメ男君なんだけど可愛いのよねぇ」的な母性本能を擽られてしまいましたよ。

弟は、兄と反対で、親の愛情を受け過ぎちゃって大人になり切れていなかったようで、「いくつになっても甘えん坊~」って奴でしたね。
自分の子どももまともに面倒を見れない、兄の嫁に手を出す―う~~~ん、、、アワアワな人生ですな。
 
それから、沈みゆく船からとっとと逃げた兄嫁(マリサ・トメイ)に是非言いたいのですが、「浮気するんなら亭主の弟なんかに手をつけないで、余所でやんなさい

物語は、ちょっとした誤算から何をやっても物事が悪い方へ転がっていって、、、取り返しのつかない最悪な結果を招く―ってもので、「ここまでになっちゃう?」みたいな超~意地悪な展開でございました(笑)
それを、変則的な時間軸を駆使した構成を上手く操り、「うわ~そうだったから、こうなるのねぇ~」と溜息をつかせて見せてくれます。観ていて、私ゃ~溜息で風船が膨らませるんじゃないかと思いましたよ(笑)
 
さて、およそ容姿も性格も環境も似ていない兄弟の共通点―それは、金欠、馬鹿タレ、そして同じ父親を持っていたこと―でしょうか。

この父親(アルバート・フィ二ー)も“悪魔に死を嗅ぎつけられるまえに天国へ急いだ方がいい人”ですね、残念ながら。
この方の過去はほとんど描かれていませんが、きっと真っ当ではなかったはずですし、、、
アンディは派手に悪さをしました。どんだけ逃げてもとっとと地獄に引き摺られて行くでしょう。
ハンクは、もしかしたら地獄の入口で情状酌量の審査なんかを受けるかもしれませんが、天国へは入れてもらえないでしょう。
で、、、父親です。最後に彼がとった行動は、もしかしたら誰にも知られずに終わるかもしれない。だけど悪魔は見ているはずで、、、
彼が愛する妻の元に旅立ちたいのなら、心臓の鼓動が止まった瞬間に、猛ダッシュだ
 
それにしても弟はどうなってしまうのかなぁ~
警察に捕まるにしても、ヤクの売人に追われるにしても、いいことないだろうなぁ~
                                      (3点)

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スペル

2009-11-11 12:15:25 | 映画【さ行】

最近、劇場で観たい映画がないので、、、思い切って、“ホラー系映画の一人劇場鑑賞”に初チャレンジ―
【story】
クリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、上司に仕事ができることをアピールする必要に迫られていた。そこへ、老女(ローナ・レイヴァー)が不動産ローンの延長願いを申し出る。クリスティンが拒否すると、老女は態度を豹変。敵意をあらわにし、クリスティンに飛びかかる―
     監督 : サム・ライミ 『スパイダーマン』シリーズ 『死霊のはらわた』

【comment】
   きっかけはほんの小さな不親切、
        逆恨みで言い渡された「禁句(スペル)」。地獄の3日間が始まる―。
                            
*「スペル」とは、呪文/呪縛にかかった状態

で、、、ちょっと古典的な
おっかない映画でした~
 とにかく
ザ・逆恨み婆さんが怖いしキモイ
  ばぁ~
                  こんななんだもの~
       とぅりゃあ~ 
漫画で『地獄少女』ってのがあるけど、、、コチラは『地獄婆さん』ですかね
この婆さんが、農家出身で、銀行に勤め、良家の坊ちゃんを恋人に持ち、そこそこ可愛い普通の娘、クリスティンに、、、呪いをかけちゃう。
そもそもクリスティンはそんなに酷いことをしていないのよ~
だけど婆さんはクリスティンを恨むのよねぇ・・・理不尽この上ないとはこのことです。
で、、、婆さんにかけられた呪いのせいで、とんでもない状況に陥るクリスティンは、恋人クレイ(ジャスティン・ロング)や霊能者ラム・ジャズ(ディリープ・ラオ)に助けられながら、何とか呪いから解放されようとするんだけど―ってお話よん。
 

さてさて、私、自称怖がりですので、お客が僅か4人の劇場で、非常~に心細い気持ちで鑑賞に臨みました。
大きい音響に心臓をドッキ~ンとさせ、「ホラーって、デカイ音で怖がらせるから嫌よっ」と毒づきながらも、だんだんそれに慣れてきて(笑)、途中からは、「なんか昔っぽい怖さだなぁ~」と、余裕のよっちゃんで観れました。
はじめは、怖過ぎ、汚過ぎ、キモ過ぎる婆さんや、ウジ虫、ハエなどの定番チックなウゲウゲ演出に「ひぇ~」だったんだけどなぁ~だんだん怖さの中に寧ろ笑いどころがあるような気がしちゃったの~
 
そもそもオープニングから妙~に大袈裟な演出だなぁ~とは思っていたんだけど、、、
降霊会の時の何か出まっせ~のわざとらしい演出では、「ここで志村けんのバカ殿が出てきたりして~」って空想したり、「悪霊ラミアの影、、、まんまヤギで笑える~」って思ったり、「墓場で頭ゴンなんて、、、コントみたい~」って思ったりだったわん。

極めつけは、霊能者が最後の最後に「これを誰かに送れば呪いから解放される」と呪いのアイテムについてアドバイスした時には、「あんたはスパイダーマンの時の執事かい」って思っちゃった。「もっと早くに言えよ―」みたいな(笑)
オチもだいたい予想がついちゃったなぁ~
 
という事で、意外にも平気な顔して一人で鑑賞出来ました。
いよいよ“怖がり”とは言えないかもしれない私・・・      (2.5点)

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