★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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恋するベーカリー

2010-11-07 16:26:16 | 映画【か行】

レンタルで鑑賞―
【story】
3人の子どもたちを育て上げた母親であり、大人気のベーカリーを経営する有名実業家でもあるジェーン(メリル・ストリープ)。10年前に子どもたちの父親である敏腕弁護士ジェイク(アレック・ボールドウィン)と別れて以来、シングルライフを謳歌していた彼女だったが、ある晩、息子の大学卒業式に出席するため滞在したホテルで―
     監督 : ナンシー・マイヤーズ 『恋愛適齢期』 『ホリデイ』

【comment】
この映画の面白さが分かってしまう年になってしまったのか・・・私(しみじみ・・・

という事で、面白かったで~す

 
ジェーンは人気ベーカリーのオーナー。
10年前に弁護士のジェイクと離婚したが、3人の子どもを立派に育て上げた。
子どもが自分の元から独立したのを機に、家の改装を手掛けたジェーンは、そこで建築家のアダム(スティーブ・マーティン)と知り合い、なんとなくいい雰囲気に・・・
そして、息子の大学の卒業式出席のためにホテルに滞在中、若妻と再婚した元夫とバーでバッタリと出会い、意気投合。
気がつくとベッドで良からぬ関係に発展していた―

 
あははのは~
下ネタ満載ではありましたが、かなり笑えましたよ~
でも、、、誰でも面白く観られる類の映画ではないかもしれませんね~
ある程度年齢を重ねてしまった方や結婚生活を長く経験されてしまった方にとっては、ビビビとくるものがあるのでは?って思います。
若い方が観たら、、、ちょっと言い方は悪いですがキモイかもしれませんね(汗)特にメリルとアレックのやっていることが理解し難いのでは?って思います。
それにアレックが、、、映画の中で自分でも言ってますが、重度のメタボなので、、、訳の分らぬ幻滅や吐き気に襲われる危険はあるかもです。
 
さて、メリルの役どころについて少々。
ちょっとエロっぽい描写もあるんだけど、ちゃんとハマってらっしゃいました。流石メリルですね。
微妙な女心がよく伝わってきし、可愛らしいところが垣間見えました。
で、、、ジェーンの気持ちですが、、、元夫とホニャララってのは、、、どうなんでしょうねぇ~
離婚の経験がないもので何とも言えませんが、、、彼女は寂しさ故に魔のスポットに落ちちまった―としか言いようがないかもしれません。
でも、仕事にも子育てにも友情にも誠実で一生懸命なジェーンは、ちゃんとそれなりの答えを出せる人なんですよね。ラストはそれで良かったと思います。
 
で、、、若妻と再婚した元夫のジェイクですが、、、
いますよね~こういう自分勝手なバカ男って
何でも自分のペースに周りを撒きこんで、考えるスキも与えないほどに強引で、自分のやりたいことだけに必死になっちゃう甘ったれで、分別や理性のないヤツ・・・私は苦手でございますぅ~
彼は一生若妻の元で、こんなはずじゃーなかった―と思いながら生きればいいのではないでしょうか。(あら・・・かなり冷たく突き放しましたね、私ったら・笑)
アレックが何度も裸になって好演していました(イマイチ迷惑・笑)

建築家のアダムですが、スティーブ・マーティンがコメディ俳優さんっぽくなく誠実な男性を好演していました~
アダムにはちょっとクセがあるとお見受けしたので、ジェーンと今後順風満帆かどうかは怪しいとは思うけれど、、、いい友人関係にはなれそうな気がします。
 
で、、、ジェーンの3人の子どもたちが良かったです~
中でも上の写真に写っていないのが残念ですが、長女の婚約者のキャラがナイスでした。

さて、邦題は『恋するベーカリー』ですが、そんなにベーカリーのシーンはありません。
チラリと美味しそうなパンが登場するだけで、ジェーンの実業家らしい姿もそんなにないです。
でも、原題は『IT'S COMPLICATED』で、“複雑な、入り組んだ、理解し難い、やっかいな”みたいなことなので、それを思うと、なるほど―
と思います~  (4点)

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怪盗グルーの月泥棒

2010-11-04 11:00:25 | 映画【か行】
久しぶりに映画館に行ったので記事を更新しま~すエヘッ
久しぶり過ぎたのか風邪で熱があったんだけど(汗)・・・映画館に行けるチャンスを逃してたまるものかぁ~

【story】
史上最大級の泥棒を企てている怪盗グルー。バナナでできた仲間ミニオンたちと共に、秘密基地のある家に住んでいた。月泥棒を企てるグルーたちだったが、ライバルの泥棒に大事な秘密兵器を盗まれてしまう。そこでライバルの家に出入りする孤児の3姉妹を利用しようとしたグルーだったが、なぜか3姉妹と共同生活を送ることとなり―
     監督 : クリス・ルノー ビアー・コフィン

【comment】
久しぶりに観に行く映画が何故アニメなのか―というと、とあるTV番組で、誰かが、この映画のことを「ピクサーを超える素晴らしい感動作だ」と言っていたからで、、、
疲れ気味で、シリアスな映画とか、怖い映画とか、ドカンとしたアクションとかを観る自信もなかったので、癒されよう―そして風邪もスッキリと治そう―ってな企みもあって本作を選びました。

で、、、期待が過剰だったせいか、“フツウだったな・・・”ってなテンション低めな感想を抱いて帰途に着いたりして―

 
グルーは世界No.1の泥棒になるべく、バナナで作った仲間のミニオンたちと共に日夜泥棒稼業に勤しんでいた。
ところが、自分たちではない誰かが“ピラミッドを盗む”という派手な盗みをやってのけた
負けてはいられないグルーは、かねてからの願望であった“月を盗む”という大仕事をやる決心をする。
それには“何でも小さくする秘密兵器”が必要で、やっとのことで某国から盗み出すが、それをライバルのベクターに盗まれてしまった
 
ベクターは将来有望な大泥棒。自分こそが月を盗もうと秘密兵器を奪ったのだ。
グルーは、兵器を取り戻そうとするが、武器で完璧に守られているベクターの基地にはなかなか入り込めない
 
ところが、ベクターの基地に、施設で暮らす三姉妹がクッキーを売るために入り込めた。
その様子を見たグルーは、三姉妹を利用して基地に入り込もうと企むが

 
3D吹き替えでしたが、綺麗でしたね~映像は
熱でボーっとしていたもので、最初は3Dメガネで頭がガンガンしたんだけど(そんな状態で行くなww)、途中から違和感なく楽しめました。とにかく映像は美しかったです。
で、、、吹き替えだけど、グルーの鶴瓶さんが関西弁で喋る―という情報をあらかじめ持っていたので、それが受け入れられるかどうか心配だったけど、最初こそは違和感アリだったけど、だんだん気にならなくなりましたね。ただ、、、どうしてもグルーを見ていても鶴瓶さんの顔がバリバリ浮かんでくるのはある意味マイナスになるなぁ~とは思いました。
 
で、、、映像は綺麗だし、泥棒と孤児の心の交流的なお話はなかなか良かったし、チョコチョコ笑わせてはくれるんだけど、そんなにテンションが上がらなかったなぁ~
個人的には今一つインパクトがなかったんじゃーないかなぁ~と思いますぅ~
というか、、、どうもキャラに魅力を感じきれなかったなぁ~
グルーと子どもたちのキャラをもう少し掘り下げて見せて欲しかったですぅ~
ラスト付近でウルッとくるんだけど、4人に感情移入出来る要素が薄くて、グワ~とくる―まではいかなかったわん。
 ところで、私は、本作のあらすじを知った時に、『すてきな三にんぐみ』という絵本を思い出したんですよ。
なんとな~く被る気がするなぁ~と想像しちゃったんですね。まぁ~全然違う話でしたが、泥棒と孤児たち―というシチュエーションは似てますね。
コチラはとても素敵な絵本なのでオススメします
 
さてさて、、、本作で一番ナイスだったのは、何といってもミニオンたちでした
キャワイイのよぉ~バナナで作ったそうだけど、わたし的にはミニオンたちこそグルーの大偉業なんじゃないかな―と思いました。
『チャーリーとチョコレート工場』のウンパルンパのような、『トイストーリー』のエイリアンのようなミニオン、、、グッズが欲しいわ~
手のひらサイズでムニムニできるオモチャ、ないかしら?(笑)      (3点) 
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借りぐらしのアリエッティ

2010-07-19 12:42:00 | 映画【か行】

いつも注目してしまうジブリ作品を鑑賞―
【story】
古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家のアリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた―
     監督 : 米林宏昌
     企画 : 宮崎駿
     原作 : 『床下の小人たち』メアリー・ノートン

【comment】
 小さな小さなアリエッティの小さな小さな物語―
 
アリエッティは14才。
寡黙だけれど優しい働き者のお父さんと、ちょっぴり臆病な可愛らしいお母さんと3人で、人間の家の床下にひっそりと暮らしている小人です。

アリエッティの種族の体の大きさは10cmほどしかありませんが、彼らは妖精でも魔法使いでも、ましてや妖怪でもありません。
彼らは、生きるために、大きな危険である鼠や昆虫を避けながら、自然界から植物の葉や実を取ったり、決して人間の目に触れないように気をつけながら、人間界からお砂糖や忘れられたお菓子、小さな落し物や何気ない雑貨類等の必要な物を少しずつ“借り”ています。
 
そんなアリエッティの住む家に病気の男の子、翔が越してきます。
アリエッティは、お父さんと初めての“借り”に挑んだ時に、翔に見つかってしまいますが―
 
 
とても可愛らしい作品でした~
特に起伏のある物語ではないし、ビックリするような仕掛けやケラケラ笑うような楽しさがあるわけでもないので、もしかしたら『崖の上のポニョ』を大好きだった小さなお子様が観ると退屈してしまうかもしれません。
また、男性向けでもないかもなぁ~って思ってしまいます。

私はというと、もう楽しくって楽しくって仕方ありませんでした~
アリエッティの可愛らしい家の中の様子や小物、“借り”の時の様子を見ているだけでとってもワクワクしたんです。まるでトトロを見つけた時のメイちゃんのように「むふふふふぅ~」と、マイ感性が喜んじゃいました(笑)
小さなクリップを髪留めにしたり、ダンゴ虫をボールのように扱ったり、ホチキスやクギの上を階段のように登ったり、、マチ針を剣にしたり、ピアスやセロテープを使って高い所に登ったり、、、ああ~イチイチ言っていたらきりがありませんが、アリエッティたちの工夫して生きる術の全てが素敵に思えて、僅かに残っている少女心(笑)がみるみる膨らんでいきました。
それに、小さな人たちから見た人間たちの巨大な空間は、それだけでワンダーランドでした~
 
お話は、本当にさもないものですが、、、
アリエッティの家族が人間に見つかり、そして引っ越していく―それだけ。
翔との交流もそんなに劇的なものではありません。
本当にささやかな出会いと別れで、、、慎ましやかな“借りの種族”にとって、自分の命に希望を持てずにいた少年にとってのほんのひと時の交流なのですが、それが心地良く思えました。何だか癒されましたもの~

物語の中の唯一の大事件といえば、翔の家のお手伝いさんの暴走なのですが、、、まぁ~行動が妙でしたが、ヨシとしましょうか(笑)
ただ、お手伝いさんの声優の樹木希林さんの声に違和感があったかなぁ~ついでに言えば、アリエッティのお母さん役の大竹しのぶさんの声も合わなかった気がして、それがちょっと残念でしたね。お二人とも演技過剰で浮いていたように思えました。
 
さてさて、ジブリ作品が大好きな息子も一緒に観ましたが、やはり気に入ったようです。
ただ、お話にもう一工夫欲しかったようで、、、生意気にこんなことを言っていました。

「エンドロールの時に、翔の手術が無事済む様子を見せてくれて、
アリエッティの方は、人気のない静かで快適な住まいを見つけて、
そうしてアリエッティたち家族の生活が落ち着いてきたら、その家の床上に住人が戻ってきて、
それがあの翔だった―なんて感じだったら良かったなぁ~
優しいお話なんだから、そこまでベタベタだともっと満足出来たんだけど」

なるほど、、、そういうのもアリかもって思いましたね。
そんな終わり方だったら、今後もアリエッティと翔の密やかな交流が想像できて、より気持ちよく鑑賞を終えられたかなぁ~なんて思いました。   
 (4点)

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キスキス,バンバン

2010-07-07 09:52:52 | 映画【か行】

レンタルで鑑賞―
【story】
ニューヨークで暮らす泥棒ハリー(ロバート・ダウニーJr.)は、ひょんなことから俳優に間違えられハリウッドへ行くことになる。探偵映画のスクリーンテストに参加することになった彼は、演技のために本物の私立探偵ゲイ・ペリー(ヴァル・キルマー)に弟子入りするが、思いもよらぬ殺人事件に巻き込まれてしまう―
     監督 : シェーン・ブラック

【comment】
以前観たことがあるんだけど、只今、飛ぶ鳥を落とす勢いでロバート・ダウニー・Jrを気に入っているので(笑)再見してみました。
 
で、、、クダラナサが素敵な作品だと思うな~これエヘ

ロバートとヴァルとハーモニー役で出ているミシェル・モナハンのトライアングルがとてもいいのよ。
そういえば以前観終わった後、「この3人がまた事件に遭遇しちゃう続編を作ればいいのに―」って思ったっけ。
今回もそう思ったなぁ~
だけど、この作品が作られた2005年とはロバートの環境が物凄く変わっていそうだから無理かしらん(笑)
 
さて、物語はとにかくドタバタしているので、真剣に身を委ねるよりも、どちらかというとヒャラヒャラと適度に観る方が妥当だと思います(笑)
でも、あれよあれよ―という間にトンデモナイ災難がトラブルを、偶然が必然を、嘘でしょう?が有り得ない~!を呼びながら展開していくので、うっかりしていると訳が分からなくなっちゃうかも(笑)

だって、コソ泥のハリーが、ある人物の勘違いから俳優ってことでNYからLAに行っちゃって、俳優修業のために探偵ペリーと行動を共にした途端死体に出くわしちゃって、アワアワしていたら幼い頃から憧れていたハーモニーと再会しちゃって、そのハーモニーの妹が死んじゃったのを探偵することになっちゃって、、、ってな感じなんですもの~
オシャレなのかバカバカしいのか、複雑なのかご都合主義なのか、、、とっても微妙なので、ハマれない方もおいでかも、、、私は結構好きですよん
 
やっぱりキャストがいいのよね~
まずはロバートちゃん
最近、アイアンマンシャーロック・ホームズで、お茶目でカッコイイヒーロー(か?)がハマっているロバートですが、個人的には、このしょ~~~もないコソ泥役も物凄くハマっていると思いますね。
髭の無い顔が“捨てられて追い詰められた犬”みたいなのもいい(←褒めてます)
そんな顔でアホなことをされると憎めない~~~(笑)

そしてヴァル。
・・・・・物凄く太ってますが(汗)、、、まずそこ驚くかもしれませんね、バットマンだった昔を知っている方は。
だけど、ゲイの探偵としてはナイスですよ~ロバートとキスなんかもしちゃいますし(笑)
で、、、何と言ってもロバートとヴァルのコミカルな会話が面白いのよ~クスクスの連続ですね。チョイ失笑もありますが(笑)
その二人にミシェルもピッタリとハマってくるんですよ~彼女って器用な女優さんですね。美人なのか、知的なのか、アホなのか、、、判別し難いところもナイスです。
 
         
ロバートのこ~んな姿が見られたり、、、と、軽~く楽しめるサスペンスコメディなので、未見の方は、あくまでも軽~く楽しむつもりで観てみてね       (3.5点)

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告白

2010-06-09 20:15:00 | 映画【か行】

苦手な分野の話だと踏んで、2009年本屋大賞を受賞した湊かなえさんの原作は未読。
映画もノーチェックで観る気はなかったが、評判がいいようなので、悩みに悩んだ挙句恐る恐る観に行ってみた―
【story】
とある中学校の1年B組、終業式後のホームルームで、担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです―」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく―
     監督 : 中島哲也 『嫌われ松子の一生』 『パコと魔法の絵本』

【comment】
      なんてスゴイ映画だっ
                 
(5点) 
                              (*但し、好きってわけではない) 
                                    
今気がついたが、原作が未読どころか、中島監督の作品までも未見の私。
よくぞ「観よう―」と決心したよなぁ~偉いゾ私(笑)

とにかく、この映画が観る者を引きつける吸引力
はハンパない。
こんなにグイグイと引き込まれた映画は久しぶりだ。
どんなに面白い映画でも、ちょっと中だるみや違和感があったり、勝手な判断で「このシーンいらないなぁ~」なんて思ってしまったりする文句タレ子の私だが、この映画に関しては無駄なシーンが1秒もなかった。
原作にどこまで迫っているか知る由もないので、映画だけで語らせて頂くと、見事な脚本だったと思うし、それを鬼気迫る演技で見せてくれた役者さんたちには脱帽だし、映像も、音楽も文句のつけようがなかった。
本作は、完璧なる衝撃作で稀にみる傑作
だと断言したい―
 
物語は、自分の愛娘を殺された教師、森口の“命の授業”という名の復讐譚であるが、その顛末を森口からはじまる5人の登場人物の告白という形で見せている。
私としては詳しく内容を語りたいところだが、ここは敢えて割愛したい。
このピタゴラスイッチ並みにスゴイ復讐の負の連鎖の物語を下手に説明したくないのだ。

そこで、主な登場人物について少しだけ書いておく。

まず圧倒的に凄かったのは森口を演じた松さんだ。
何の感情もない声で、淡々と語る時の表情が空恐ろしい。
娘を殺され、鬼と化してしまったであろう森口を彼女ほど上手く表現出来る人はいないだろう。
 
KYの熱血教師、寺田役の岡田君。
基本は善人なんだろうが、ただ自分の理想だけに一生懸命で周りが見えていない愚かな教師を好演していた。
ちなみに寺田は今後どうなるのだろう?教師人生はお仕舞いだと思うが、、、彼は負の連鎖に巻き込まれた被害者だと思う。
 
息子を溺愛する母親役の木村さん。
息子がしでかしたことが何であれ、自分の息子こそが可哀想だとか、家の子はいい子だとか言って、悪いことは全部周りのせいにする―所謂モンスターペアレントを恐ろしいまでに好演。

また、犯人役の少年A、少年B、少年Aに想いを寄せる少女の演技も素晴らしかった。
よくぞこんな難しい役を堂々とこなしたな―と驚くほどだった。
更には、クラスの他の生徒たちの好演もこの映画の欠かせない財産だと思う。
 
さて、鑑賞後暫し呆然自失状態で、何が何だか分からない思考が頭を忙しく駆け巡りっぱなしであるので、言いたいことが纏まるのに3カ月はかかりそうだが(笑)、とりあえず、どうしても一言言いたいのは、
「この映画は映画としてスゴイが、決してここに出てくる人々に共感したわけではないし、“これが今の子どもたちの抱える現実だったら怖い―”的な危機感を抱いたわけでもない」ということだ。
これは、原作者と監督が作りだした架空の世界であり、究極のフィクションで(だからこそ“事実”と断定しきれない“告白”という形が活きるんだと思う)、ここに何らかのメッセージなんかを感じ取っちゃー逆に危険だと思うのだ。

個人的には、ここに出てくる教師も、生徒たちも母親たちも、もしかしてこういう状況の人やこういう考え方の人っているかも―の境界線のラインからはみ出していて、それ故に脱・人間になり、モンスターと化した物体だと思った。
その境界線はあやふやだが、確固たるラインであって、それを超えるのは人間であるとなかなか出来ないはずだと思うのだ。
だから、過保護だと子どもがダメになる―とか、虐待するとこうなる―とか、携帯世代はどうだ―とか、思春期の心の闇は恐ろしい―とか、そういう単純なものではないと思っているし、そういう枠でこの映画を観なかった。

私がこの映画に満点評価をつけたのは、この映画に心酔したわけでも好きだからでもないのだ。
ただ、この物語が持つ魔力と映画だけに出来るマジックの絶妙な化学反応に参っちゃったせいだ。
恐らく評価は分かれると思うし、その評価するポイントも人それぞれ違うと思うが、私のように観ることを躊躇している方は、是非チャレンジしてみて欲しい。
間違いなく経験したことのない衝撃を受けるだろう―  (5点)

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グリーン・ゾーン

2010-05-15 16:17:10 | 映画【か行】

『ボーン・アルティメイタム』のポール・グリーングラス監督×マット・デイモンのコンビということで観て来ました~
【story】
ロイ・ミラー(マット・デイモン)と彼の部隊は、大量破壊兵器の行方を追う任務に就くが、国防総省の要人パウンドストーン(グレッグ・キニア)によって手掛かりを奪われてしまう。国防総省の動きを不審に思った彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と共闘し、部隊を離れ単独で調査を開始するが―
     監督 : ポール・グリーングラス 『ボーン・スプレマシー』 『ユナイテッド93』

【comment】
何というか、、、どう~も気分がよろしくない―

一本の映画としてみれば、初っ端からの臨場感溢れる戦闘シーンに慄き、スピーディな展開にクギ付けになり、主役の活躍に心奪われもするが、、、
これがイラク戦争における、恐らく周知の事実であろうアメリカが戦争の大義名分とした“大量破壊兵器”が無かった―ということを材にとり、フィクションとノンフィクションの狭間にストーリーを構築しているとなると、、、どう~~~しても一歩引いてしまった。
引き込まれて観ていても、心のどこかで常に、「まったく、、、呆れる、、、どうしようもない泥沼だ、、、呆れはてる、、、」って声が響いていたせいかもしれない―
 
ミラーは“有る”とされる“大量破壊兵器”を探す任務に就いている軍人だ。
だが、“精査された情報”によって示された“大量破壊兵器”のある場所に決死の覚悟で赴いてもカラ振りに終わってばかりいる。そこに“大量破壊兵器”など“無い”のだ。
ミラーは、「情報が間違っているのではないか?裏に何かあるのでは?」と疑念を抱きはじめるが、そんな折、現地のフレディと名乗る人物が、イラクの要人が会合を開いている―と情報を提供してくる。
駆けつけてみると、そこには指名手配になっているイラク軍の将軍がいた。
将軍は逃走するが、将軍の手帳を持った部下の拘束に成功する。
その手帳には、やがてイラク戦争の根本を揺るがす情報の糸口があった―
 
う~~~ん、、、迷いながら↑のようなあらすじを書いたけど、どう~もしっくりこないわん(汗)
まぁ~簡単に言ってしまえば、ミラーが“大量破壊兵器”に纏わる謎に迫っていく物語―でOKだと思う。
 
で、、、ここ最近忙しかったせいか、心がトゲトゲしく枯れ果てたようで(泣)、ここのところ映画の辛口感想ばかり書いている気がするが(汗)、、、今回もそんなクチかなぁ~
一応最後まで見入ったんだけど、乗り切れないものがあったのは確かで、それは最初に書いたことに他ならないのよね。
個人的には、う~んとフィクションでエンタメしてるか、う~んと真実に迫るドキュメンタリータッチであるかが良かったわん。
この作品だと、捉えようによっては無神経って気もしたのよねぇ~ニュアンスが伝わらないかもしれないけど。
 
あと、登場人物の誰にも“個性”が感じられなく上っ面な気もしたな。
ミラーは異常なまでの正義感の持ち主だったけど、何でそうなのかはサッパリ分からない。
そんなことアリ?ってくらい瞬時な判断で兵隊→CIA→・・・って変貌を遂げるところはご都合主義だし、行動パターンはモロにボーンっぽいし。そもそも彼がヒーローっぽく描かれる根拠が薄い気がしたわん。
パウンドストーンもなぁ~あまりにもバカな役人として描かれていて可哀想なくらいだったし、彼一人の判断で戦争が引き起こされた?系なオチは気に入らないなぁ~
ついでにいえば、CIAもジャーナリストも中途半端な立ち位置だった気がする。
総じて言うと、イラク戦争に対して問題提起しているのか、言い訳しているのかイマイチよく分からないところがあったのが微妙感を煽ったのよ。

 
ところで、出自が何も分からないイラク人のフレディが要所要所に出てきて、ラスト付近には重要なセリフ、「イラクのことはイラク人がする。お前たちアメリカ人には任せられない―」みたいなことを口にするけど、きっとこの映画の肝なんだと思った。
でも、正直このセリフへの持って行き方はどうかな?って思ったなぁ~
出来過ぎなシュチュエーション過ぎて、グッととくるよりもクサイと思ってしまったの。捻くれててスミマセ~ン

*“
グリーン・ゾーン”は、バクダット中央部のフセイン元大統領邸のあった地域で、アメリカが司令塔を置いた場所。“グリーン・ゾーン”以外の危険地域は”レッド・ゾーン”と呼ぶ。

   ミラーが死んだ方が映画として締まった気がした残酷な私  (3点)

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コララインとボタンの魔女

2010-03-04 14:35:35 | 映画【か行】

1コマごとに人形やセットを動かしながら撮影するストップモーションアニメということで気になっていました~
3D吹き替えで鑑賞です―
【story】
コララインは両親と新しい街に引っ越して来るが、二人とも仕事が忙しくてちっとも自分にかまってくれず不満に思っていた。コララインは退屈しのぎに築150年のアパートの探検を始め、その最中にレンガで封印された小さなドアを発見するが―
     監督 : ヘンリー・セリック 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』

【comment】
素晴らしい世界観に魅了されました~
子どもに振られちゃったので(笑)一人で観に行きましたが、これは息子たちも気に入ったと思うなぁ~『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』もお気に入りだし。

コララインの表情の種類は20万7336通りもあって、1分14秒の映像を作るのに1週間もかかって、、、気が遠くなる程手間が掛っている―と聞いていましたが、改めてビックリでしたね。

で、、、キャラクターやセットのデザインを担当するコンセプト・アートを手掛けたのが、日本人の上杉忠弘さんだそうですね~スゴイです
 
さて、ちょっと生意気な女の子コララインは、両親と築150年のアパートに引っ越してきた。
新しい土地でちょっぴり不安だし、親友とも離れ離れになったのに、両親は仕事・仕事で全くかまってくれず、話すら聞いてくれないぷりぷり
しかもママはご飯を作るのが苦手で、食卓にはパパが作る不味い料理が並ぶだけげんなり
庭は雑草でボーボーだし、知り合ったばかりのワイビーって男の子はストーカーみたいだし、同じアパートの住人も変だし、新しい学校の制服は地味なグレーだし、可愛いなぁ~って思った手袋さえ買ってもらえない、、、
ああ~んつまんない、つまんない、つまんないぷんぷん
 
そんな時、不思議なドアを見つけちゃったの、、、何で煉瓦で塞がれているの
ある夜、そのドアをネズミが通ったのを目撃したコララインは、恐れもせずにドアを通り抜けた―
 
そこを抜けると・・・
 
摩訶不思議な世界があったのよ~
ママがお料理作ってるっ パパがピアノなんか弾いてるっ
でも、、、
この二人ったら変っ 目がボタンだぁ~
絶対に変、、、なのよ。変なんだけど、、、この世界のパパとママはとっても優しいしぃ~お料理は豪華だしぃ~
 
庭だって完璧に綺麗だしぃ~何もかもが楽しいしぃ~
退屈な毎日よりもコッチの世界の方が断然いいじゃん。自由に遊びに行けばいいのよイヒ
 
だぁ~けぇ~どぉ~そんな都合のいいことなんてそうそうないのよ、、、少年少女の皆さん
そこは“ボタンの魔女”
が作ったマヤカシの世界だったんです~
コララインは最初っから魔女の罠に嵌められちゃっていたわけで、、、
コララインに、「コチラの楽しい世界に住むには目をボタンにしなくちゃーいけないのよん。さぁ~どうする?」なんて選択を迫ってくるのです。
おお~まるで現代の悪徳商法のような手口ではあ~りませんか
 
で、、、知恵のあるネコちゃんと協力して、こんな変な世界とは縁を切りたいコララインだったけど、、、本当の両親は魔女に捕まっちゃうし、昔魔女に捕まった目がボタンの子どもたちの亡霊から自分たちの眼を取り戻して欲しいと頼まれるし、、、
さあ、、どうするコラライン?
 
・・・という事で、お話はいたってシンプルで、そんなにハラハラすることもなく(笑)想定内の展開で、可もなく不可もなくって感じでしょうか。
ただ、個人的に一つ残念だったのは、コララインが可愛く見えなかったこと。
外見がどうの・・・ではなくて、性格的に『ライラの冒険 黄金の羅針盤』のライラを思い出すキャラだったんですぅ~(あら?これってライラの悪口?・汗)
可愛げが薄いというか、、、捻くれているというか、、、最初に変な世界に行った時に普通はギャ~」となると思うんだけど、アッサリ順応して楽しんじゃっている辺りにどうも違和感があって、、、
物語の内容で、私は、『千と千尋の神隠し』や『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』なんかを思い出したんだけど、不思議な世界に行っちゃったら、千尋のように怖がったり不安になったりするとか、しんちゃんのようにノリで乗り切るとか、、、色んな反応があってOKなんだけど、まぁ~コララインの個性なのでしょうが、それが私には合いませんでしたね。
・・・ってなわけで、コララインという女の子に魅力を感じませんでしたが、美術の素晴らしさにはうんと魅せられました。
     コララインのセットやお人形で遊ぶと楽しそう   (3点)

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河童のクゥと夏休み

2010-02-21 15:12:15 | 映画【か行】

レンタルで鑑賞―
【story】
夏休み前のある日、康一が学校帰りに拾った石を洗っていると、中から河童の子どもが現れた。 第一声から「クゥ」と名づけらた河童と康一は仲良しになる。やがてクゥが仲間の元に帰ると言い出し、康一はクゥを連れて河童伝説の残る遠野へ旅に出る―
     監督 : 原恵一 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』

【comment】
    物凄くいい映画でした オススメです

公開時は、あまり興味がなくて劇場に足を運びませんでした。絵が好みじゃなかったし(汗)
まさか、、、こんなにいい映画だったとは、、、とても感動しました―
 
オープニングは江戸時代。
大好きなお父さん河童と一緒にいる河童の子どもが後のクゥです。
お父さんは、悪いお侍にバッサリと斬られてしまうのですが、その時に起こった大地震のせいで、クゥは地割れの中に閉じ込められてしまいます。

そして、100年ほど経った現代のとある夏。
小学生の康一が河原で拾った変わった石を家に持ち帰り洗っていると、、、亀の化石のようなものが膨らんで河童の子どもが出てきました。
 
最初こそは驚いた康一と家族(上原家)は、河童を“クゥ”と名付け、クゥが元気になるまで一緒に暮らすことにします。
昔の言葉づかいはしていても、キチンと人間の言葉で話すクゥと康一はどんどん仲良くなっていきました。康一の妹にとってクゥは天敵のようでしたが(笑)、、、

さて、上原家では、伝説の生き物の河童が実在することを世間が知ったら大騒ぎになってしまう事を心配し、内緒でこっそりクゥを保護していましたが、とうとうマスコミにクゥの存在を知られてしまいます。
そして、その時から日本中が大騒ぎになってしまい―
 

最初の方では、小さな河童のクゥが可愛くて、可愛くて・・・胸キュンしながら微笑ましく観ていました。
妙に礼儀正しい言葉づかいをし、ピトピト歩くクゥに夢中になってしまい、「近くの川に行って“河童の石”探しをしようではないか、息子たちよ―」を本気で呼びかけました(照)「クゥちゃんと暮らすゾ、イェ~イ」って感じで(笑)
康一の家族は“オッサン”という名の犬も飼っていますが、その犬とクゥがテレパシーで会話するところも好きで、、、我が家の3匹の犬に向かって念も送りました(照)いや~~~つくづく影響されやすくてお恥ずかしいですが(笑)
そして、康一のお父さんとお母さん、妹のクゥに対する態度もツボで、、、楽しい映画だなぁ~って思いましたよ。
 
ところが、この映画は、そういうルンルンだけではなかったんです。
マスコミにクゥの存在が知られてしまった辺りから、、、どんどん胸が痛むシーンが増えていきました。
クゥを巡っての人間たちの勝手な思惑は見難くて、、、同じ人間として恥ずかしくなる程でした。
そのためにオッサンが悲しいことになってしまった時は号泣、、、犬好きには耐えられないエピソードでした、、、
それに、さり気なくイジメのことなどが絡んでいて、、、本当にさり気なくなのですが、、、胸に迫るものがありました。
全体を通してとても深みのあるお話に仕上がっているので、何度も胸が熱くなり、何度も涙がこぼれる感動作だと思います。

 
以前、クレヨンしんちゃんのアッパレ!戦国大合戦は劇場鑑賞したんです。
とても評判がいい映画ですが、個人的にはラストに愕然として、「可哀想過ぎる二度と観たくない」と思ってしまった作品です。
その監督さんの映画なので、お話の流れには近いものがあると思うのですが、コチラの映画は、何度でも観たくなる映画になりました。(オッサンの悲しいシーンは飛ばして観そうですが
 
クゥと康一、オッサンや上原家のお父さんお母さんに、生き物を想う気持ちや、生きることへの感謝の気持ち、友情や自然の大切さや、、、色んなことを教えてもらった気がします。
未見の方はお子さんと一緒に是非観てみて下さいね~
  クゥちゃん元気でね
  また康一の家族のところへ遊びに行ってあげてね(4.5点)

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かいじゅうたちのいるところ

2010-01-17 18:10:18 | 映画【か行】
子どもたちが小さい頃に散々読むのをせがんだ絵本『かいじゅうたちのいるところ』
 とっても短い絵本のお話を一体どういう風に膨らませているのか気になっていました~
今年最初の劇場鑑賞です

【story】
いたずら好きなマックス(マックス・レコーズ)は、ママ(キャサリン・キーナー)とケンカして外に飛び出してしまう。ふと気付くとボートに乗っていたマックスは、海を渡り、ある島にたどり着いていた。島に住んでいる怪獣たちはマックスを見つけ、王様に仕立て上げるが―
     監督 : スパイク・ジョーンズ
     原作 : モーリス・センダック

【comment】
とっても可愛らしい映画でした~

絵本の世界観を大切にして、尚且つ映画だからこそ出せる世界観もちゃ~んと構築してあって、いい映画だな、と思いました。

ただ個人的には、、、ちょっと中盤で退屈しちゃったかも(汗)
お話を知っているから逆に“無理に長~く見せている”ような気もしたのかなぁ?
私的には101分の上映時間よりももっともっと短い方が良かったような気がしました―
 
さてさて、お話の主役はマックス君。どうやら8才の男の子のようです。
いたずら好きのヤンチャ坊主で、甘えん坊の寂しがり屋。ちょっとだけ癇癪持ちで、想像力がとっても豊かな、、、どこにでもいそうな男の子です。
そんなマックスがママに叱られて家を飛び出した後、小舟で海を渡り、かいじゅうたちが住む島に辿り着きます。
そのかいじゅうたちは、大きくて毛むくじゃらで、暴れん坊だったり、我儘だったり、お節介だったり、呑気だったり、、、ですが、マックスはかいじゅうたちの王様になって、一緒に遊んで、そして“いいことしか起きない場所”を作ろうとします―

子どもならではのファンタジーな世界ですよねぇ~
それに、子どものピュアな反抗心やピュアな不安感を上手~く見せてくれていたと思います。
かいじゅうたちは、マックス自身の心を反映していたり、マックスの周りの人たちを反映していたりで、、、感じ方は人それぞれでしょうが、個人的には、ちゃ~んと教育的な雰囲気もあるじゃん―なんて思いました。

まぁ~あんまりメッセージ性を感じるのもかえって興醒めだと思いますが、個人的には、“いいことしか起きない場所”なんてものはこの世にはなく、“嫌なことでもちゃ~んと受け止めて、それをいいことにすることだって自分次第なんだ”的なことを感じましたね~
 
で、、、マックスを演じたマックス君が超~可愛かったですぅ~
それにとっても演技がお上手だったわ~
マックス坊やの微妙な心の動きをちゃ~んと伝えてくれました。

かいじゅうさんは着ぐるみそのもので(笑)、それが温か~な雰囲気があって好きでしたね。
マックスの想像力の世界のかいじゅうなのだから、あまり精巧なかいじゅうだと変ですし(笑)
 
さて、実を言えば、大人目線で絵本を何十回も読まされた私としては(笑)、「この意味がよく分からん本のどこが面白いのだろう?」と疑問だったんですね。
絵本にはそういうものが結構あると思うんだけど、「どこがいいのよ?」ってな本を、ケラケラ笑ったり、怖がったり、子どもらしからぬ神妙な顔をしたり、、、そこには子ども特有のツボがあるんだと思います。
で、、、私としては、映画にはちゃんと意味があって、先にも言ったようにいい映画だな―と思ったんです。でも、子どもが喜ぶかどうか―には疑問があって、、、

という事で、絵本ファンだった息子も一緒に観たので感想を聞いてみました。
すると息子の反応は、「絵本の方が面白い―」というものでした~
理由を聞くと、
「映画では、マックスは家を飛び出して、海で船に乗ったので普通の家出っぽいし、それで知らない島に辿り着いたように見えたので、現実と幻想の区別がつき難い。だけど絵本では、マックスがママと喧嘩して部屋に閉じ籠った後、自分の部屋にどんどん木が生えて、、、森になって、、、波が来て、、、そして船で旅をするので、マックスのイマジネーションだとスグに分かったし、僕はそこがワクワクして好きなところなんだ~」と言いました。
なるへそ~
子どもといえども、それぞれ“好き”には理由があるわけで、、、大人が色んな意見を持つのは当たり前ですね~(なんという感想の締め方だ・笑)
 (2.8点)
←息子のつけた点数
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コントロール

2010-01-11 13:36:40 | 映画【か行】
レンタルで鑑賞― ≪オススメ映画①≫
【story】
凶暴な犯罪者、リー・レイ(レイ・リオッタ)。死刑執行室で最期の時を迎えたレイは、数時間後に目を覚ます。そして、神経薬理学者のコープランド博士(ウィレム・デフォー)が、ある新薬開発試験の被験者になれば、レイに別の人生を与えようと取引を持ちかけてきた―
     監督 : ティム・ハンター

【comment】
先日、“オススメ映画”を募集したところ沢山の映画をご紹介して頂きました~
どうも有り難うございましたご紹介頂いた映画は少しずつ観ていきたいと思います

尚、引き続きコチラの記事で“オススメ映画”を募集しておりますので、ご協力の方ヨロシクお願いしま~す。

で、、、今回は、りらの感想日記♪のりらさんオススメの映画、『コントロール』です―
 
おっと~(汗)いきなりレイ・リオッタの濃い顔がババーンと、、、

レイ・リオッタ、、、かなりクセのある役ばかりでお見かけしますが、このリー・レイ役もやはりそうでした。で、、、メチャメチャハマり役で良かったですぅ~

映画は、リー・レイの死刑執行シーンから始まります。
そのシーンで、死にゆくレイが自分の人生を走馬灯のように思い浮かべますが、、、不遇な子ども時代、荒んだ青春時代、凶悪な男となってしまった今―を見せ、「ああ~悪い人だけど可哀想でもあったんだ―」と思わせます。

その後、医学開発プロジェクトの研究対象として死を免れたレイを待っていたのは、新薬の実験台としてのモルモット生活でした。
彼に与えられた新薬は“アナグレス”。脳内分泌をコントロールすることにより行動修正をはかる薬です。

ここで私は、映画『時計じかけのオレンジ』の“ルドビコ療法”を思い出しました~
アチラも暴力的な性格を修正する―という趣旨の実験が行われましたから。

ただ、コチラの映画はそれだけにとどまらず、主要登場人物の心の動きをわりと丁寧に追っていたと思います。
で、、、そこが良かった
物語の設定や、レイ・リオッタ、デフォーの登場から、ドンデン返しで魅せるサスペンスなんだろう―と気負って観たのですが、、、そんなにあっ!と驚く展開ではないんです。ハラハラさせますが、どちらかと言うと、観ていて心がシクシク痛み、最後にはヒューマンドラマを観たような一種の感動さえありました―
 
まさに野獣のような凶暴なレイが、薬を与えられてから数カ月で穏やかになっていき、自分の行いを後悔し、涙を見せ、傷を負わせてしまった人に謝りたい!―という気持ちが起こっていく様を観ていると、同情の余地のない凶悪犯であるはずのなに、レイを擁護したくなっていってしまう。
それと同時に、本当にレイは変わったのか?という疑いも拭い切れない。

そこに、レイをつけ狙うロシアンマフィア、彼を凶悪犯とは知らずに想いを寄せる女性(ミシェル・ロドリゲス)、彼が過去に傷を負わせてしまった兄弟などの存在で物語に幅を持たせています。わりと細やかな演出が効いているのではないかしら。

更には、デフォーが演じた博士が、ただの新薬開発に必死になっている頭でっかちという設定ではなく、暴力により息子を殺された過去があること。
また、博士とリー・レイの間に、徐々に一種の友情ともいえる気持ちの芽生えがあること、、、など見所が沢山ありました。

そして、犯してしまった罪は決して消えるものではない―どんなに後悔しても、どんなに改心しても―だから凶悪犯を社会から少なくするには、人の心を操る妙ちくりんな小手先の薬などではなく、やはり子ども時代に健全で愛ある場所が必要で、、、大人になってからも人との温かい関わりが必要なのかも―なんて思わせました。

物語の最後は哀しいものでしたが、最後の最後には、、、なんというか希望が見えます。
サスペンスだけでなくヒューマンドラマとしても受け止められる面白い映画ですので、私からもオススメしま~す                     (3.5点) 
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カールじいさんの空飛ぶ家

2009-12-10 08:37:37 | 映画【か行】
最近お気に入りの3Dで鑑賞(吹き替えです)―
【story】
最愛の妻を亡くしたカールは、数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。偶然居合わせた8才の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発するが―
     監督 : ピート・ドクター 『モンスターズ・インク』

【comment】
偏屈そうなおじいさんが主役―ということで、イマイチそそられないなぁ~というのが正直なところだったのですが、去年のPIXAR作品『WALL・E/ウォーリー』に続いてとてもいい映画でした~一緒に観た子どもともども満足して鑑賞を終えました―
 
カールの最愛の妻エリーは、カールを置いて天国に旅立ってしまいました―
 
カールとエリーは、二人が10才の時から仲良しで、共に冒険家ムンツに憧れ、いつか“伝説の滝”に行こう―と誓い合っていました。
 
やがてカールとエリーは結婚し、二人が初めて出会ったボロ家を自分たちが思い描いたように改装して幸せに暮らします。辛いこともあったけれど、ずっと仲睦まじかったカールとエリー。
 
ところが、年を経て、子どもの頃に誓い合った冒険の夢を叶えぬまま、、、エリーはいなくなってしまったのです―
 
そして、思い出のいっぱい詰まった家を手放さなくてはならなくなった時、カールは家に風船をいっぱい結びつけて空へと飛び立ちます。エリーと行きたかった地を目指して―
 
そんなカールの冒険に闖入者が、、、8才の少年ラッセルです。ラッセルのことを迷惑にしか思わなかったカールですが、一緒に思いもかけない大冒険をすることになるのです―

 
『WALL・E』も冒頭のセリフのない映像にジーンと泣かされましたが、今回もやられました。
カールがエリーと出会い、結婚し、そしてエリーを亡くすまでを10分ほどでほとんどセリフもなく見せてくれるのですが、、、ここが物凄く良かった―じわじわと涙がこみ上げました

それからガラッと雰囲気が変わって、カールの無謀とも思える冒険に突入します。
空では、ちょっとしたアクシデントがありましたが、すんなり“伝説の滝”を見つけた時には、ちょっと拍子抜けでしたが(笑)、そこからの更なる冒険にはワクワクしました~

巨大なカラフルな鳥や犬語翻訳機の首輪をつけたワンちゃんが沢山登場したり、お約束の悪者キャラも登場します。

78才だというカールの奮闘に、思わず、「無理しないで、、、おじいちゃん!」とハラハラしましたが、どっこいカールはタフで根性のあるじいさんでした(笑)
 
笑いもワクワク感も程良い楽しい物語は、一体どういう結末を迎えるのか?―と思いましたが、個人的には、「日常に追われ、いつの日か昔の夢をどこかに置き忘れた―そんな思いを捨てきれないカールが、長くハードな冒険の末に、今までエリーと共に歩んできた何気ない日常こそが真の冒険だったんだ―」と気付いたのかなぁ~って感じとれ、心がじんわりとしました。

エリーは、深く深くカールを愛していたのでしょう。だから彼女が願ったのは、エリー亡き後、悲しみに暮れ一人ぼっちでいるカールではなくて、カールがエリーに向けた優しさを失うことなく他の場所にも向けて欲しい―ということだったのかもしれません。
エリーは、天国できっとカールの大冒険とカールの未来を温かく見守っていたんだろうなぁ~と思います。
良かったね、エリー カールは一人ぼっちじゃない―
                             (4点)
 
今回のショート・ムービーは『晴れときどきくもり』
赤ちゃんを運ぶコウノトリと雲のお話です。とっても可愛いアニメで、お気に入り~  

P.S.余計な事ですが、3D鑑賞に拘って観に行きましたが、コチラの映画は2Dでも良かったかなぁ~と思いました。奥行きのある映像や色彩は美しかったのですが、そんなに「3Dで観たぞ~感動」ってのは無かったかも。             
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コッポラの胡蝶の夢

2009-11-25 17:43:00 | 映画【か行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
1930年代、ルーマニア。70歳になった言語学者のドミニク(ティム・ロス)は、かつて愛した女性ラウラ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)を忘れられず、孤独な日々を送っていた。そんなある復活祭の日、ドミニクは落雷に打たれ、病院に搬送される。その後目覚めた彼は、なぜか肉体も頭脳も若返っていた―
     監督 : フランシス・コッポラ 『ゴッドファーザー』3部作 『レインメーカー』

【comment】
不思議な映画だった―

一体何を描き、何を言いたかったのか?―最後まで観たら全く分からなくなった。
それなのに私、この映画が好き。
他の方には強くオススメ出来ないし、どうして好きなのかを説明出来ないけれど、、、何故か好き―
 
老齢に達した言語学者のドミニクは、生涯をかけた「言語の起源」の研究も志半ばで、唯一愛した女性ラウラとも遠い昔に別離し、「私の人生は無。あとは孤独な死のみ」という心境でいた。

ある復活祭の日、ドミニクは雷に打たれ病院に運ばれる。
そして目覚めてみたら、40歳くらいの肉体と優れた頭脳になっていた。
また、不思議な超能力のようなものも備わっていた―
 
スタンチェック医師に助けられ、自分の肉体に起こった奇跡と折り合いをつけ始めたドミニクだが、“落雷により若返った男”―ということで世間の注目を集め始め、ついにはナチスに目をつけられてしまう。
ナチスの実験材料にされることを恐れ、逃亡生活をはじめたドミニクは、ある日、自分が嘗て愛した女性、ラウラと同じ容姿を持つヴェロニカに出会う。
ほどなくして愛し合うドミニクとヴェロニカだったが、ヴェロニカの身にも不思議なことが起こっていた。1400年前のインドの女性を始め、古い時代の霊が呼び覚まされる肉体となり、夜ごと古代言語を叫ぶようになったのだ―
 

さて、私は最初、「雷に打たれて若返った男」というSF的なお話として観ていた。
ところが暫くして、「若返った男がナチスに狙われるサスペンス」に様相が変わってきた。
更には、自分の愛した女性の生まれ変わりのような女性と出会うという「ロマンチックな哀しい愛の物語」っぽくなってきた。
そして、途中途中で出てくる“ドミニクの分身”に、「一種の多重人格的な心理物」なのかとも思った。
また、人生でやり残したことをもう一度やり直せる―「夢と希望の訓示」かもとも思ったのだ。

だが、、、観終わったら、どれも違うような気がした―

これは結局どういうことだったのだ?と物凄く戸惑い、スグにもう一度観たくなった。映像やセリフの中に、何かヒントがあるような気がして―

 
という事で、混乱したまま混乱したことを書こうと思う。
もう一度観た時に、自分で自分を笑うために(笑)
・・・・・いや、もう一度観ても、似たような混乱状態でいる予感はあるが(汗)

 まず、根本的に、ドミニクは雷に打たれたのだろうか?
 雷に打たれて若返ったということは起こったのだろうか?
 それとも、死を前にしたドミニクの幻想や夢だったのだろうか?
 いや、、、ドミニクは時空を旅していた―とも考えられるかもしれない。
 そもそもドミニクはドミニクだったのか?ラストは一体何年だったのよぉ~

ってな感じで混乱しまくり(汗・汗・汗)
 
もう一度映画を観て、ミルチャ・エリアーデの原作を読めば、少しは何が言いたいのか分かるだろうか?
でも、分かっても分からなくても映画に魅せられた気持ちには大差ないのかもしれない。
そう、ちょうど荘子のいう『胡蝶の夢』のように―

*胡蝶の夢―万物は絶えざる変化を遂げるが、その実、本質においては何ら変わりがないこと
    ティム・ロスの演技が素晴らしかったです    (4点)  

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悲しみが乾くまで

2009-11-16 09:00:09 | 映画【か行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
夫のブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)と2人の子どもに囲まれ、幸せな日々を送っていたオードリー(ハル・ベリー)。しかし、ブライアンが事件に巻き込まれて死亡。その葬儀の日、オードリーは夫の親友ジェリー(ベニチオ・デル・トロ)と再会する。ジェリーはかつて弁護士だったが、今はクスリにおぼれ、堕落していた―
     監督 : スザンネ・ビア 

【comment】
この監督さんの他の映画も観てみたくなった―
 優しい夫ブライアン、可愛い二人の子どもたち、経済的にも恵まれて、幸せな日々を送っていたオードリー。
だが、悲劇は突然襲ってきた―
ある夫婦喧嘩の仲裁に入ったブライアンが、錯乱した夫に銃で撃たれて命を落としたのだ。

現実が受け止められないオードリーは、やり場のない悲しみに暮れていた。
母親であることだけが彼女の支えだったが、、、それさえ上手くバランスがとれない。
ある日、衝動的に亡夫の親友のジェリーを呼び寄せ、同じ敷地内で暮らすことを提案する―
 
ジェリーは、かつては優秀な弁護士だったが、今やヤク中で自堕落な生活を送っていた。
世間から見放され、オードリーも彼を嫌っていたのだが、亡夫ブライアンは、幼馴染で親友であるジェリーとずっと親交を温めていたのだ。

ジェリーは、オードリーの家の改装を手伝う名目で、親子3人と近しくなっていく。
特に突然愛する父を亡くした幼い子どもたちはジェリーを慕うようになるが―
 

これは、愛する者を失った悲しみからの再生の物語―
淡々として地味で、、、それでも確固たる視点で心の機微を描ききっており、それが私の琴線に触れてしまった。
 
オードリーは、愛する夫の死に向き合えず、悲しみと絶望のあまり表情を失くした雛鳥のように痛々しく、自分勝手で支離滅裂な怒りに駆り立てられ、、、時折その捌け口をジェリーに向けていた。
「あなたが死ねば良かったのよ。なんで夫が死んでしまったの?―」と無常な言葉を吐く彼女は、眠れない夜が続けば、ジェリーに亡夫と同じ姿勢で添い寝するように頼む。彼女は自分のしていることが異常なことと思い至らない程深い悲しみの底にとどまっていた―

私は、オードリーの振る舞いは仕方ないことだと思う。
ギリギリの精神状態でいたオードリー、、、愛する者の突然の死は、人を簡単に壊してしまう。
行きつ戻りつしながらも、、、いつか彼女が小さな幸せを感じられるように―と心から願った。可愛い子どもたちのためにも。
 
一方ジェリーは、たった一人の親友を亡くしただけでなく、自分の人生を失くさせてしまったクスリを断ち切れずにいた。こちらの再生も一筋縄ではいかない、、、
優秀で、優しく、思いやりに溢れているにも関わらず、弱さからか人生を変えられないジェリー。
でも、どうなのだろう?、、、ジェリーが弱い人間だったのかどうか、、、よく分からない。最近の報道を見るにつけ、クスリを断とうとする意志と、体がクスリを求めてしまうこととは別なのかもしれないもの。

それにしても、本作のべニチオ・デル・トロを絶賛したい。
彼の演技は本当に素晴らしかった。
クスリ漬けで汚らしく惨めな風貌、そしてクスリの禁断症状でイッチャッテる表情は、胸が締め付けられるほど真に迫っていた。
それに、穏やかな日を過ごす優しい眼差し、オードリーを見守る目、子どもたちへの心のこもった接し方、、、どれもこれもに胸を打たれた。

 
物語は、“夫を亡くした妻”と“夫の親友”の陳腐な恋愛ドラマに発展してもおかしくはないが、、、これはそうはならない。
そして劇的な何かを訴えてもこない。
愛する者の死の悲しみが乾く日なんて、ドラマであっても簡単にはやってこないのだ。
だけど、ほんの少し、ほんの少しでも一歩を踏み出そうとするオードリーとジェリーの心の機微が、私は好きだ。
そして考える。
オードリーとジェリー、そして子どもたち、、、4人の未来がゆっくりと交差していくのではないか―と。
いや、道のりは果てしなく長く、きっと険しいだろうが、それでもお互いがお互いを必要としていることを密かに切に願ってしまうのだ―

この監督さんの映画を観てみたいので、オススメの作品があったら何方か教えて下さい。
                                 (4点)

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カニング・キラー 殺戮の沼

2009-11-02 13:57:20 | 映画【か行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
アフリカの奥地で、白人女性が謎の生物の餌食となった。この事件を取材するため、NYのテレビ局のプロデューサーを務めるティム(ドミニク・バーセル)は、アビバ(ブルック・ラングドン)やスティーブン(オーランド・ジョーンズ)ら取材班を伴ってジャングルの奥深くへと足を踏み入れるが―
     監督 : マイケル・ケイトルマン

【comment】
コチラは、怪物ワニ君登場の動物パニック系映画です。
そういう映画ってB級でワンパターンなものが多いけど、何となく観たくなっちゃう(笑)
で、、、巨大ワニが人間をグシャッと丸齧りするだけの映画だろうなぁ~と、特に期待もせずに軽い気持ちで鑑賞してみました~

ところがっこれがなかなか面白い映画だったんです。拾いものだったわ~ん。
『アリゲーター』や『アナコンダ』系の映画ではあるけど、そこに別の要素も入っていたの~
それは、『ホテル・ルワンダ』『ルワンダの涙』系です―
 こんな恐ろしげなパッケージに包まれた映画が、何故ホテル・ルワンダ系なのか?というと、、、
いや、実はですね、恥ずかしながら、映画が始まる時に、『この映画は実話に基づきます』とテロップが出ても、舞台となった≪ブルンジ共和国≫を知らなかった私は、あまり気にもとめなかったのですよ。「人が亡くなったのを未知の生物のせいにでもしたのかな?」ってノリで。

ところが、内戦状態らしいブルンジ共和国で、虐殺が横行している様子が度々描かれ、それを偶然撮影した取材班が、「虐殺が撮影された映像を見ても国連は何もしないし、人々もアフリカで人が死んでいることには無関心だろう。ルワンダのことを考えてみろ―」と言ったり、その内戦はフツ族とツチ族によるものだと分かると、、、それこそ「なぬ?」となったんです。
映画で取り沙汰されてきた度重なる内戦の模様はルワンダに関係しているの?って―
調べてみたら、ブルンジ共和国はルワンダの北に隣接する国で、、、「ああ~そういうことだったのか」と思い到りました。
飢饉・疫病・貧困・内戦にあえぐブルンジ共和国の人々は、水源であるタンガリー湖では“グスタフ”と呼ばれる巨大ワニに襲われ、そして陸地では、内戦による混乱から冷酷な支配者となった“リトル・グスタフ”に虐殺される―つまり、実際にブルンジで起きた動物被害に社会的な背景を絡めて描き出していたのです。
 
さてさて、アメリカの取材班は、ただただ特ダネのためにワニを生け捕りにしようと巨大な捕獲用の檻を携えて現地に赴いたのですが、、、それがいかに軽率であったのかに早々に気付きます。
だけど、、、後の祭りでございました。
ブルンジ共和国の人々と同様に、凄まじいパワーで人肉を喰らうワニに襲われ、悪者グループにマシンガンやナタで狙われ、、、逃げ場がなく窮地に追い込まれていきます。

そのため、「次は誰がワニの犠牲になるんだ?」などの悪趣味系興味は湧いている暇はありませんでした~人間の方がよっぽど恐ろしかったかもしれません。
ワニは葡萄の実をビチャッっと潰すように人を喰らいますが(汗)、人間はナタでドスッと人の首を切り落とします―この二重の恐ろしさは、ハラハラ&ドキドキ感を伴う恐怖を、あまり軽々しいものにさせませんでした―
 
物語は、何故怪物のようなワニが誕生してしまったのか?―ということを問いかけ、人間が引き起こした戦争や虐殺と結び付けていたので、妙に神妙に受け止めてしまいました。
たまにはこういう考えさせられる動物パニック映画もいいなぁ~って思います。

   主役の方は『プリズン・ブレイク』の方だそうですね~       (3.5点)

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きみがぼくを見つけた日

2009-10-25 13:33:00 | 映画【か行】
秋には恋愛映画がお似合い―ってことで観て来ました~
【story】
時空を旅する運命を背負うヘンリー(エリック・バナ)は、どんな時にどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレア(レイチェル・マクアダムス)といつしか愛し合うようになるが―
     監督 : ロベルト・シュヴェンケ

【comment】
『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本家、ブルース・ジョエル・ルービンが脚本を手掛け、製作総指揮にはブラッド・ピットも参加、原作はアメリカで大ヒットした純愛小説―ということで、期待して観に行きましたが、、、個人的には可もなく不可もなくってことでフツウだったかなぁ~
 
主演のお二人は良かったと思います
エリック・バナは、個人的にはごっつくて精悍なイメージがあるので、恋愛映画にハマっているのだろうか?ってな疑問もありましたが(汗)、ヘンリー役はなかなか良かったのではないかしら。
レイチェル・マクアダムスは、とってもキュートでクレア役にピッタリ
レイチェルの『きみに読む物語』が大好きな私は、やっぱり彼女はこういう恋愛映画で魅力を放つなぁ~と思いました。
 
でも、、、あらすじを考えても、とってもロマンチックで切なくて胸キュンな予感があったのに、何故だか観ていてちっともそういうモードになっていかなかったのですぅ~
よくよく映画を思い返せば、『ベンジャミン・バトン数奇な人生』にも通じるような愛の物語なんだけど、、、観ている間は、そんなに気持ちが乗りませんでした(汗)

ヘンリーは遺伝的要素が関係しているらしいタイムトラベラーで、幼い頃から、時と場所を選ばずにガンガン行き先不明でタイムトラベルしちゃいます。
で、、、洋服などはタイムトラベル出来ないために必ず素っ裸のヘンリー、、、まぁ~どうでもいいことですね、それは
そして、ヘンリーは6歳の頃のクレアに会います。
クレアが、突然現れて目の前で消えた謎の男に小さな恋心を抱くのは必然で、、、
この時からクレアはヘンリーに会えることを楽しみに生きていくのです。
ある時、成人したクレアと同じ時空で出会ったヘンリーは、クレアと恋に落ちて結婚するのですが―
・・・ん?ちょっと待てそんなに単純なストーリーじゃーないような気が
とにかくヘンリーは行ったり来たりと忙しい神出鬼没なタイムトラベラーですから、色々あるんだけど、、、
う~ん、その色々の過程にちょっとロマンが足りないと思っちゃったわん。
お話的には結構好きなはずのジャンルなんだけど、単調な気がして、切なさや哀しさも感じられず、早く終わらないかなぁ~なんて考えちゃったりして
 
思うに、色々哀しく切ない要素があるのに、イマイチ中途半端な描き方だったのではないかなぁ~
*ヘンリーは、行く時と場所を選べないし、運命を変えることも出来ない。
*ヘンリーは、遺伝的なタイムトラベラーなので、子どもにも遺伝する。
*ヘンリーは、クレアに待つだけの人生は送ってもらいたくないと考えている。
*クレアだけがヘンリーを受け止めて愛してくれる―二人は運命的な恋人。
ってな要素があるんだからさぁ~、「あ~ん、どうか幸せになってぇ~」とか「何て可哀想なのっ」とか悶絶しても良さそうなものなのに、それがなかったなぁ~
 
個人的には、ヘンリーの運命を変えるために誰かが奔走するーみたいなエピソードがあった方が盛り上がった気がするなぁ~
ただただ受身のタイムトラベルなので、ハラハラしないで淡々と観ていたわん。
原作だと胸キュンなのかな?       (3点)
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