★YUKAの気ままな有閑日記★

とても残念ですが、長期的にお休みします^-^*皆さま素敵な年末年始をお過ごし下さい☆

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ラブリーボーン

2010-01-30 08:47:15 | 映画【ら行】

2010年最初の感動大作―観て来ました~
【story】
スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は、14歳のときにトウモロコシ畑で殺されてしまう。そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を見てスージーは―
     監督 : ピーター・ジャクソン 『ロード・オブ・ザ・リング』
     製作総指揮 : スティーヴン・スピルバーグ
     
【comment】
        
    ~辛口感想気味です
     未見の方やこの映画をお好きな方はスルーして下さい~




  

  ・・・・・・・・・・なんか違う・・・・・
 
予告などで、スピリチュアル系の感動作なんだろうと思ったのですが、、、う~ん、、、なんて言ったらいいんだろう?個人的には、どう~にも色々な面でスッキリしない映画でした―
 
スージーは14歳。優しいパパと綺麗なママ、おしゃまな妹とヤンチャな弟の5人家族です。
将来の夢が動物写真家のスージーは、溌剌とした可愛い女の子です。
そろそろ恋するお年頃で、、、片想いの男の子からデートに誘われた―そんな時に殺されてしまいます。
そして、スージーは、天国とこの世の間の場所に留まります。まだやりたいことがいっぱいあるから―
 
この辺は号泣でしたよぉ~ボーボー 迷惑なことに鼻までかんじゃった・・・
こんなに簡単に命を落とす瞬間があるんだ、、、と思うと可哀想で、切なくて、、、胸が痛かったです。
それに、娘の死を知らされた時の両親の深い悲しみ、、、ボロ泣きですぅ~

でもね、、、なんて言うのかなぁ~その時の涙って、テレビ番組の感動再現ドラマを観た時とあんまり変わらないような気もあったりして(汗)、、、なんででしょう?
 
            
で、、、その後は、天国とこの世の間に留まったスージーが、自分の死を徐々に受け入れていき、その美しく幻想的な場所を満喫(?)しながら、犯人の行動、犯人を突き止めようともがく父、悲しみに暮れる母、恋する男の子、、、などを見守る様子が描かれていくのですが―

う~~~ん、、、私としては、スージーが何らかの方法で犯人を示唆したり、または、家族をサポートしたりするのかな?って思っていたんだけど、、、そうでもなかったんですよね~
勿論それらしい描写はあったのですが、イマイチ腑に落ちなくって、、、
観る方に勝手な先入観があるのがイケナイのだとは思いますが(汗)スッキリしない展開でした。
 
思うに、どう~も登場人物の役割のようなものがイマイチ纏まっていなかったのではないかなぁ~
一つ一つのエピソードが単発的で、繋がりが希薄のような気もしたし、、、

例えばグランマ(スーザン・サランドン)。
それはそれは個性的なグランマで、面白くって笑ったりしましたが、、、あの個性がこの映画に必要だったのか?って思うんです。
パパにしたって、スージーの見えない存在を確信するところや、犯人探しも、、、えらく衝動的で、イマイチ娘を亡くした哀しみや狂気のようなものとは結びつかないように思ったし、、、
ボトルシップ作りが趣味だってのも、、、あんまり映画に関係ないし。
ママもねぇ~心が壊れそうになるにしてもですよ、幼い子どもを置いて出て行くって行動が唐突だったかも、、、
妹も、、、彼女の頑張りにはドキドキしたのですが、、、伏線として、犯人がまた罠を作って妹を狙うかも?的なドキドキがあったと思うので、それはどうなった?って気持ちがあったし、、、

クドクド申しましたが(汗)、つまり、個人的には、予想を裏切られる肩透かしな面が多かったんですぅ~
だから、ラストに金庫がガッタンゴットンしている時も、「きっとここで・・・」と思ってのスージーの選択に、感動どころか、「チューかよ~みたいに思っちゃった(汗)
いや、、、14歳の少女の想いなので、それはそれでいいのですが、、、ちょっとガクッときたのが正直なところですぅ~
犯人についてもねぇ~まさかあんなラストとは、、、
いや、、、いいのですが、、、ことごとく伏線とか、展開とかに「ヘッ?!」となったもので、スージーの死以降は涙が引っ込みぱなしだったなぁ~
 
ただ、シアーシャ・ローナンちゃんは物凄く可愛かったし、表情もスゴク良くって、演技がお上手でビックリしたので、それだけでもこの映画は観た甲斐がありました。
一身上の都合により『つぐない』は未見ですが(汗)、演技で注目されるのも分かるなぁ~
将来有望な女優さんですね、応援したいです
    作品の好みとしては2点くらいだけど、シアーシャちゃんに   (3点)

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レイチェルの結婚

2010-01-19 17:26:00 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
キム(アン・ハサウェイ)は、姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式に出席するため依存症の施設から退院する。家に到着した彼女は、結婚式の準備でごった返す家の中を抜け、2階でドレスの着付けをしていた姉と友人のエマ(アニサ・ジョージ)と再会する。彼女たちは屈託なくこれからの準備のことを話し始めるが―
     監督 : ジョナサン・デミ 『羊たちの沈黙』 『フィラデルフィア』

【comment】
心が痛くて痛くて、、、胸が苦しくなりました―
 
キムは、更生施設の入退院を繰り返すクスリの依存症です。
姉レイチェルの結婚式のために施設を退院し、実家へと向かいますが―
 
物語の大半は、レイチェルの結婚式に纏わる様子で占められています。
結婚式のためのパーティー、結婚式の準備、結婚式当日―と、まさにタイトル通りにレイチェルの結婚オンパレードです。
その様子はとてもリアルで、まるで本物の結婚式のホームビデオを観ている感もあり、、、まぁ~正直くどくて飽きちゃうかな?ってところもあったのですが(汗)、、、それというのも、長々としたスピーチや歌やダンスシーンなどもしっかり描き出していたので、、、でも、この映画にはそれが必要だったのかな?とも思います―
 
そして、華やかで幸せな結婚式とは別に、物語の核となっているのはキムを巡る家族の思いです。
それが、、、かなり痛い。

キムは所謂問題児で、、、キムにいつもいつも迷惑を被ってきた父、母、姉。(両親は今では離婚していてそれぞれ別の伴侶がいます)

 
で、、、実は、キムは16才の時にある罪を犯しています。
それは、クスリでハイになっていたために起こった悲劇でした―

それが、、、ネタばれを避けるために書きませんが、あまりにも痛い。痛くて痛くて救いようがありません。

その時からキムが抱えてしまった後悔と自責の念は、どんなに時が経っても癒されるものではないかも―と思いました。
そして、キムに両親の関心を独占されてきた姉の思い。妹とも思いたくない程の憎しみ―
キムを娘として愛しもうとする気持ちと、消えない悲しみの板挟みで苦しむ母の思い―
二度とキムが罪を犯さないように監視し、悲しみからもずっと解放されない父の思い―

個人的には、この家族が何もなかったように一同に会すること自体無理なんじゃーないか?って思いました。

お互いを家族として愛しむ気持ちはあるだろう。
だけど、、、どうしても隠しきれない想いもある―
それは一体どれだけの時間が経てば癒されるというのでしょうか?
 
私はわり楽天的な方ですが、この家族に関しては、妙に取り繕う方がお互いに辛いんじゃーないかな?と思いました。
 
シビアな話で、救いや希望を見出すこと自体イケナイかも、、、と思えるほど痛い話でしたが、キム、レイチェル、両親を演じた俳優さんが上手いせいか、とても心には響いてきました。
ドラマとしては秀作かな―と思います。

最後に、母親がキムに対して言ってしまった言葉―それは本当の思いなのでしょうが、、、キムが可哀想でした。
どんな局面でも、母親ならば、「私にも責任があった―」と言って娘の心を軽くしてあげて欲しかったです・・・                  (3.5点)

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理想の彼氏

2009-11-27 21:13:45 | 映画【ら行】

先日観た『あなたは私の婿になる』に続き、女性の方が年上の恋愛ドラマだぁ~
・・・・・・
二ヤリ・・・・・流行っているのか
【story】
夫が長年にわたって浮気をしていたと知り、荷物をまとめてニューヨークにやって来たサンディ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)。スポーツ・ジャーナリストになる夢を再び追うことにした彼女は、引っ越し先のアパートの下にあるカフェで働く青年アラム(ジャスティン・バーサ)と知り合い、ひょんなことからベビーシッターを頼むことに―
     監督 : バート・フレインドリッチ 『NOセックス、NOライフ!』

【comment】
   40才のバツイチ女性と24才のフリーターの恋タラリラリ~

この、よくありそうで無さそうで、未来がありそうで無さそうで、ロマンチックそうで、、、いやいや不自然過ぎそうな恋愛模様―予告を観て気になっていました~
 
だぁ~けぇ~どぉ~ストレートに言っちゃうと、
あんまり面白くなかったですぅ~
期待していただけに残念だったなぁ~
16才も年が離れたカップルですよそんなお伽話のようなことが起こる過程をウットリ&じっくり観察したかったんだけど、、、
 
まず、脚本がよくなかったんじゃーないかなぁ~
最後の方で私は、「最初っからこの脚本で映画を作ろうと思ったのかしら?それとも場面場面を繋いだらこうなっちゃったのかな?もしかして時間を短くするためにカットし過ぎた?」と色々と考えちゃいましたよ~
まぁ~はじまってスグの段階で、「恐らくここは笑わせようと思っているんだろうなぁ~」ってところで笑えず、、、「ヤバいかも?この映画。キャサリンにコメディは似合わないのかな?」って不安になったのよ。
で、、、中盤、サンディとアラムがいい感じになったところでは、それなりに面白かったんだけど、、、超~嫌で、とてもブラックジョークとも思えないシーンがあり、、、「まさか子どもに見られるなんて」笑うに笑えない、、、子どもの代わりに私がトラウマになっちゃう(汗)
後半でもねぇ~いきなり別々の人生を歩んじゃってサァ~そこからをダイジェストにし過ぎだと思ったなぁ~何か物語を良くするようなシーンとも思えなくって、、、
 
と言う事で、私、またまた文句タレ子になってしまいました、、、
いや~~~参ったなぁ~
とにかくイチイチ言いたくない程サンディとアラムのキャラ設定や
色んなシーンがチグハグに感じちゃって、、、物語を説明する気も起きません。
気持ちはもう『ニュームーン~』に向いている
タラリラリ~  (2.5点)

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ロックンローラ

2009-11-08 16:45:55 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
ワンツー(ジェラルド・バトラー)とマンブルズ(イドリス・エルバ)は、地価上昇中のロンドンでひと儲けしようと不動産投資に手を出す。二人は裏社会のドン、レニー(トム・ウィルキンソン)に多額の借金をするが投資は失敗。そんな時、会計士のステラ(タンディ・ニュートン)から700万ユーロ強奪の話が舞い込むが―
 監督 : ガイ・リッチー 『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』

【comment】
好きなタイプの映画でした~

胡散臭い連中がワンサカ出てきて、それぞれが微妙な繋がりを見せて、予想外の展開へ突入―っていうお決まりのパターンですが(笑)、遊び心があって退屈しなかったです。
イマイチ物足りなさはあったけど(汗)、、、面白かったわん

で、、、ワンサカ出てくる面々の関係が複雑なので説明し難いのよねぇ~
皆さんに動物マークをつけて、ちょいと整理をしてみましょう―
グループ
  街のワル3人組のワンツー、マンブルズ、ハンサム・ボブ(トム・ハーディ)
グループ
  街の顔役で不動産業を牛耳るレ二ーとその右腕アーチー(マーク・ストロング)
グループ
  右にいるのがロンドン進出を企むロシアンマフィアのユーリ(カレル・ローデン)
謎の男
  ジャンキーのロックスター、ジョニー・クイド(トビー・ケベル)
危険な女
  優秀で色っぽい会計士

えっと、、、
  にハメられて不動産で大損し、返済を求められます
  と不動産取引をするため、信頼の証として絵を託されるけど盗難に遭います
  に700万ユーロの投資について相談します
  
に大金が動くから、それを強奪する仕事を持ちかけます
  のお金と知らずに700万ユーロを強奪し、に借金を返済、、、、、
あらら~アホみたいに狭い世界よね~
そして、から預かった絵はが持っていたのです!!果たしては何者か?って、、、スグ分かるんですけど。そこが重要じゃないし(笑)の義理の息子で~す。
ってな感じで、勝手にやってろ状態なのですが、先が気になるっちゃー気になるわけ(笑)
 
さてさて、流れを分かりやすくしようと思ったわりには、かえって訳が分からなくなったことは置いておいて(汗)、、、オープニングからカッコ良く、テンポ良く話が進むし、笑える要素がチラホラなので適当に楽しんで観れました~
特にツボだったのは、ジェラルドがホモちゃんに好かれちゃうところかな(笑)会計士とダンスするアホくさいところもウケた。他の方々も微妙にお間抜けで笑える。それぞれのキャラも立っていましたね~
欲を言えば、、、脚本にもう一捻り欲しかったなぁ~
もうちょっと最後にスカッとするか、「キター」と唸るか、ビックリするかしたかったんだけど、、、意外にシンプルで普通にラストを迎えたのが不満かな。 (3.5点)

 
ガイ・リッチー監督の『スナッチ』は好きでしたが、次回作は、2010年3月公開予定の『シャーロック・ホームズ』だそうですね~
 予告で観る限りかなり期待できそう 楽しみです

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ラースと、その彼女

2009-11-06 07:50:15 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
人付き合いが苦手なラース(ライアン・ゴズリング)が、ガールフレンドを連れて兄夫婦(エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー)と食事をすることに。しかし、ラースが連れて行ったガールフレンドとは、インターネットで注文した等身大のリアルドールだった―
     監督 : クレイグ・グレスビー

【comment】
ちょっと風変わりな、とってもとっても心温まる映画でした~ポカポカ

 
ラースは27才。真面目で優しいラースは街の人々から愛されています。
でも彼は人と関わるのがとても苦手。誰かと触れ合うことを精神的にも肉体的にも極力避けています。
職場でマーゴ(ケリ・ガーナー)から好意を寄せられても、まともに口を効くことも出来ません。
そんなラースを心配する兄夫婦が、ラースと交流を持とうと食事に誘っても断ってばかり。ラースは一人でいることを好んでいました―
 
ところがある日、ラースが兄夫婦にガールフレンドを紹介したいと言ってきました。
喜ぶ兄夫婦でしたが、ラースが二人の前に紹介したのはリアルドールだったのです―
 兄嫁カリン&兄ガス
「弟がイカレテしまった―」と、動揺するお兄さんでしたが、兄嫁の機転でその場の調子を合わせ、ビアンカという名のラースの彼女と共に食事をとり、翌日にはビアンカの体調を気遣う風にして4人(一人は人形)でバーマン医師(パトリシア・クラークソン)の元に行くことになりました。こっそりラースの精神状態を診てもらうためです―
バーマン医師→  マーゴ
バーマン医師は、ビアンカを人間として扱い、兄夫婦にも「ラースの妄想は理由があって現れたのだからラースに調子を合わせるように―」と告げました。
ビアンカを本物の恋人として接し、車椅子に乗せて連れ歩き、楽しそうに話しかけるラースを受け入れるしかないと思った兄夫婦は、戸惑いながらも、街の人々に理解を求めます。
やがて街全体でラースと彼女を温かく見守るようになりましたが―
 

人形を恋人として扱う男―って滑り出しのお話が一体どんな展開になるのか想像もつかなかったのですが、なんの、なんの、とっても微笑ましく静かな感動がありました~
まず、アカデミー賞脚本賞にノミネートされたという脚本が素晴らしかったと思います。
それから俳優さんも良かったですぅ~
ラース役のライアン・ゴズリングの演技は以前から好きですが、今回もいい演技だったなぁ~
おそらく心の病を抱え、内面で必死にもがき葛藤していたであろうラースの心情を、穏やかな微笑みや視線、思いつめた表情や眼差しでビンビンと感じさせてくれるので、心が何度もシクシクしました。
脇の方々もハマり役の方ばかりで、兄夫婦や医師、ラースに想いを寄せるマーゴや街の人々もみんなみんな良かったです~
お話自体にベタな感動のおしつけがなく、むしろ淡々としているのですが、皆さんのちょっとした仕草や自然に醸し出される間が素晴らしくて、何度もジーンとしました。
 
これはきっとラースの再生ストーリーなのでしょうね。
何らかの理由により―母の死や父との関係があったかもしれません―人と接することに極端に臆病になったラース。だけどラースは、そんな自分と本当は訣別したいと願っていたのでしょう。
そんなラースの心が“リアルドールのビアンカが彼女だ”という妄想を生みだした―
ラースについて当惑ていた周りの人々は、勇気を持ってラースを受け入れて優しく接していきます。
だからこそ、ラースはビアンカを通じて少しずつ人々と交流をするようになっていけたのでしょうね。

人と違うことを簡単に軽蔑したり、無視をしたり、むげに排除したり―の世の中ですが、愛を持って手を差し伸べる勇気の素晴らしさを感じさせてくれました―(4点)

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蝋人形の館

2009-07-29 15:10:05 | 映画【ら行】

Movie Plusで鑑賞―
【story】
大学のフットボール観戦に向かうカーリー(エリシャ・カスバート)、ニック(チャド・マイケル・マーレイ)、ペイジ(パリス・ヒルトン)ら6人は、途中である町に立ち寄るが―
     監督 : ジャウム・コレット=セラ 『GOAL!2』(GOAL!3って作られるのかな?・汗)

【comment】
『肉の蝋人形』(1953年)のリメイクで、2005年ゴールデンラズベリー賞最低助演女優賞をパリス・ヒルトンが受賞した作品―

B級ホラーの匂いがプンプンだけど(笑)、今は“夏”ホラーを観るにはピッタリの季節ってことで観てみました~(パリスも見たいし・笑)

で、、、意外と面白かったで~す
ホラーが苦手なので途中でギブアップするかなぁ~と思ったけれど、嫌な感じのホラーじゃなかったので(その時々の気分でしかありませんが・笑)最後までシッカリ観れました(笑)

まず若手のキャストが何気にいい感じ。
主役のエリシャ・カスバートって『24』でブレイクしたんですってね~
一人オッサンがいますが(汗)悪役です

さて、物語は、6人の男女が地図にも載っていない小さな町に迷い込み、、、一人、また一人と殺されていく―っていうパターンなので(笑)ありがちなんだけど、“蝋人形”っていういかにも気味悪い題材と、“狂気の双子”っていう演出がなかなか上手かったせいか、王道ながらも引き込ませました~
また、6人が一か所に纏まっているわけじゃーないので、バラバラな場所で残酷な目に遭っていく様が何気に新鮮。「あの人たちはどうなるの?!」っていう興味もあって飽きさせませんでしたね。
 
コチラは恐怖の蝋人形館
・・・・・こざっぱりしていて普通ーーーの建物に見えるけど、中には蝋人形がドッサリ。
その蝋人形がねぇ~一見すると普通なんだけど、実は普通じゃーないのよ。

    
     以下はネタバレ気味です

どの辺までネタばれしていいのか分からないんだけど(汗)、言っちゃうと、、、

本物の人間が蝋人形にされちゃっているわけなのよ調子こいてもっと言っちゃうと、、、町の人全部が、、、って感じなわけよ。
 
でね、そんなこととは露知らず迷い込んじゃった6人が、犯人達の餌食になるのは当たり前のことで、、、
犯人達ってのは、蝋人形にお住まいの狂気の双子なんですな。見た目はそんなに怖さはないんだけど、、、心が壊れちゃっているんですね。

で、、、まず、カーリーの恋人ウェイド(ジャレッド・パダレッキ)が犠牲に、、、
これは怖かったっ  生きながら蝋人形にされるのよぉ~悲惨だよぉぉぉ~
 
主役のカーリーも酷い目に遭いますぅ~ い・痛い・・・かなり痛い目に遭うんですぅ~
カーリーってニックと双子なんですね。でも、あまり折り合いが良くないの~
だけど、恐怖の町で協力して生き残りをかけて戦うんですな。一応≪双子狂気の双子≫って感じで韻を踏んでいます(いないか・笑)
また、脇役の仲間はねぇ~
首をチョン切られたりヒェ~、頭蓋骨を鉄パイプが貫通したりグロッ、、、殺され方が色々で恐ろしかったですぅ~
 
で、、、一応お話の筋は納得できる範囲内で通っていたし、犯人達の狂気、そして末路も暗示的で面白かったと思いますぅ~

残酷だし、グロイし、怖いことは怖かったんだけど、不思議とそんなに後引く怖さじゃーないので、ホラーが苦手な方でも観れそう・・・かな。
 
さてさて、ゴールデンラズベリー賞をもらっちゃったパリスですが、個人的にはそんなに悪くなかったと思います。
ちゃ~んと脇役に徹していて、演技だってキチンとしていたと思うな。
有名だから色々叩かれるんだろうけど、いい仕事していたよ~
それにあの死に方、、、かなりビックリあんな悲惨な最期をよくやったよ~
                                        (3点)

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レッドクリフ PartⅡ―未来への最終決戦―

2009-04-11 07:22:10 | 映画【ら行】

『レッドクリフ PartⅠ』にボーボー燃えたので超ベリベリ楽しみにしていました~
【story】
西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明(金城武)の奇策で曹操(チャン・フォンイー)軍を撤退させた孫権(チャン・チェン)・劉備(ユウ・ヨン)連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る―
     監督 : ジョン・ウー

【comment】
鑑賞後、1番最初に思ったことは、
『PartⅠとPartⅡに分けないで、ちょっと位長くてもいいから、一気に一本の映画として観た方が良かったかもなぁ~』
ということでした
 
今回も私はきっと「再び燃えたっ~と熱く叫ぶに違いないと思っていたのに、何でこんなにテンションが低いのでしょうか。
PartⅠのラストで、「さあ~いよいよ最終決戦じゃ~い」と意気込み、PartⅡ公開までの5か月間、興奮をキープし続け(スゴイ持続力・笑)、また今度も、脳天を突くド派手な戦闘シーンを観て鳥肌立てる気満々だったので、後半まで戦いらしい戦いがなかったことに、まず退屈さを感じたのかもしれません。
それから、スッカリ虜になった劉備軍の関羽(バーサンジャブ)・趙雲(フー・ジュン)・張飛(ザン・ジンシェン)が、早い段階から不自然に途中退場してしまい、後半まで姿さえ見せず、戦いでも活躍の場が期待よりも少なかったことにガッカリしたのかもしれません。
前作で、怒涛の興奮を味わい、血を滾らせ、半分涙目になりながら見つめた英雄たちの不在で、今回は妙に冷静で、高揚感が湧いてこなかったのでしょう。
 1番贔屓の趙雲
で、、、そうなってくると、「このエピソードって必要なの?」と、冗長に思えるシーンばかり多く目についちゃってねぇ~
前作では、「こういう演出も監督さんらしい味よねぇ~」と寛大に受け止められたことが、今回はいちいち余計に思えてイラついてしまって、、、
ああ~ん!!私って何て自分勝手なのかしら?!(自己嫌悪
 
そして、私のダークサイドチックな心は、尚香(ヴィッキー・チャオ)に向いたりして~
高貴な身分(孫権の妹)であるにも関わらず、単身で敵陣に赴き隠密行動する尚香の姿や敵軍の兵士との淡い友情などが詳しく描かれていることに対し、「これはいいからさぁ~趙雲たちを出してよぉ~」って思っちゃって、、、
オマケに、ゆっくりペースで物語が進む分、私が“文句タレ子”に変身する余裕があるものだから、周瑜と孔明の鮮やかな策略を見ても(10万本の矢など)乗り切れず、「団子なんて食べなくていいから」、「小喬似の愛妾はそもそもいらないじゃん」、「また琴を弾くのね・・・」、「あら妊娠してるのに敵陣へ行くの?!メロドラマかい?!」などと、あっちゃこっちゃ余計なことを考えちゃいました~スミマセン
 
でも、そんな風に斜めに観見てしまったら、ジョン・ウー監督の思い描いた赤壁が台無しになってしまうのでしょう。
監督の作品に対する思い、『男たちの結束と女たちの勇気』、そして『愛と信念と友情』を感じ取るには、人間模様に東洋風な趣きや深みを持たせることが必須だったのでしょう。
そういう意味でも主役である周瑜の剣舞や、その妻小喬の茶の湯を嗜む美しく優雅な立ち居振る舞いは魅せられるものでありました。
ですが、、、ですがなんですよ~今回思った以上に女性の活躍が中心に描かれ、愛が前面に出ていた気がしたのは、、、求めるものと違ったと言わざるを得ないかもしれません。
 
ああ~ん、私ったらケチばかりつけていますよね~
PartⅠで馴染んだ世界観を再体験することには喜びを覚えましたし、周瑜と孔明の策略を上手く絡めた脚本の纏まりも良かったですし、最後の“火攻め”の決戦に至っては、視覚的に十分な迫力を味わったことも事実なのに。
まぁ~ラストは思いの外アッサリだなぁ~と思いましたが。あっ!また文句言っちゃった(汗)
 
さて、気分を変えて(笑)、気になる人物をピックアップしま~す。
まずはトニー演じる周瑜。
時々タケちゃんマンに見えたりしましたが(笑)、素敵でした~
 
でも実は、私が好きなのは周瑜よりも曹操だったりして~(笑)
憎たらしい~んだけど何か好きなの(笑)今回は残酷な面だけでなく、優しいところや男の子っぽいところも見えて可愛かったですし、チャン・フォンイーの演じ方が好みでした♪
 
で、、、1番素敵だったのは、愛する(いつのまにか愛するになっている・笑)金城さん演じた孔明ですぅ~
怒涛の戦いの時に、どこに隠れていたのか姿が見えませんでしたが(笑)、前回同様クールな眼差しが素敵でした。
あまり賢そうには見えない孔明でしたが(笑)、金城さん独特の味があっていいのよね~
 

前作は2回連続して劇場鑑賞しましたが、今回はどうしようかなぁ~
これを2回観るんだったら、ヴァンパイア映画にまた行こうかな(笑)とりあえずウキウキするし(笑)

PS.今回も本編が始まる前に親切な説明補足がありましたし、登場人物についての字幕もありました。前作ではしつこいと思いましたが、慣れでしょうか(笑)、今回は気になりませんでした。
点数は、3.5点だと低すぎるし4点にするには燃え足りなかったので (3.8点)

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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

2009-01-27 09:21:12 | 映画【ら行】
『タイタニック』コンビ、11年ぶりの復活だぁ~ってワクワクしている場合ではなさそうな作品だけど、公開日に観て来ました~ (お客さんが6~7人しかいなかった!寂しい・・・)
  

【story】
1950年代半ば、アメリカ。富裕層が集まるコネチカット州の郊外で、フランク・ウィーラー(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)夫妻は、二人の可愛い子どもに恵まれ、美しい家に暮らし、誰もが憧れる理想のカップルだった。しかし、彼らはそれぞれが抱いているヨーロッパでの成功と女優になるという夢―“輝かしい未来”や“完全なる自己実現”のため、大きな賭けに出ることを決意し、パリへの移住を計画するが―
     監督 : サム・メンデス 『アメリカン・ビューティー』 『ジャーヘッド』
     原作 : リチャード・イエーツ

【comment】
あ・あ・あのぉ~個人的にはですね、あんまり面白くなかったです(汗)
ところが不思議なことに、鑑賞後に妙な余韻が残っているのよね~
物語がどうであれ、レオとケイトの演技は迫力があった―ってことかしら?

  
さてさて、この映画が何を描きたかったのか―残念ながら私にはサッパリ分かりませんでしたが、少なくとも宣伝で言っている≪運命の愛≫の物語とはちょっと違うかなぁ~ってのには気付きました(汗)
物語の雰囲気としては、同じくケイトが主演した『リトル・チルドレン』に近いと感じましたが、個人的には、ソチラの方が断然
面白かったです。
 
で、、、困った事に、映画についての感想が全く出てこないくらい何も感じるところがなかったのですが(滝汗)、、、それが何故なのかを考えてみました。
きっと私は、フランクとエイプリルが、満たされないものを抱えながらも、心から愛し合うと同時に憎み合い、本音で喧嘩をして激しくぶつかり合って、、、やがてどうしようもない泥沼へとハマりこんでいく―という、もしかしたら何処かにいるような夫婦の像には見えなかったんですぅ~
何と言ったらいいか、上手く説明出来ませんが、二人は似て非なるもので、最初っから決してお互いを理解し合えない全く別の次元にいたように思えました。
えっとですね、フランクは現実に生きていたけれど、エイプリルは、、、現実には住んでいない人に思えた―とでも言いましょうか。

だから、二人の常軌を逸した派手な喧嘩を見ても、虚しいだけで、まるで噛みあっていないように思えました。
その何とも言えない気持ち悪さが、逆に妙な余韻へと繋がったのかもしれません。
 
さて、フランクですが、彼はエイプリルも子どもたちも彼なりに愛していたと思いました。
自分の仕事に嫌気がさし、何の生き甲斐も見い出せず、軽い気持ちで浮気なんぞをしていましたが、、、
フランクは、エイプリルと何度も話し合おうとしたり、家族を愛おしく思う表情を見せたり、自分の事を妻に褒められればその気になったり、仕事で認められれば野心が芽生えたり、、、いたって普通の男性に見えました。
気になったのは、「この人、妻にコントロールされ過ぎじゃない?」ってことで、その辺は少年っぽいレオのおかげで自然と成り立っていたと思います。

一方エイプリルですが、私としては、彼女が一体何者だったのかがサッパリ理解出来ず、不思議なものを見るように彼女を見つめ続けました。
簡単に言えば、自分は特別だと思っていたエイプリルが、結婚生活に閉塞感を感じ、精神的にどんどん壊れていった―ってことなんでしょうが、、、
個人的にはしょーもない人間に思えちゃってねぇ~
彼女は、「自分」「自分」・・・と、自分のことしか考えられず、夫も子どもも「自分」の枠に嵌めようとコントロールしていて、思い通りに事が運べば情熱的に夫と子どもを愛することが出来るけど、思い通りに行かなければ全身でキレまくる―っていう病的な女性に思えました。

だから、私としては夫のフランクが可哀想でねぇ~
彼がどんなに必死に夫婦の関係や家族の生活を立て直そうと声を荒げて頑張っても、多分エイプリルには届かなかったのではないか?って思いました。
 
ところで、映画には精神を病んだ男性が登場します。
「この男性ってどんな役割があるんだろう?」って不思議に思いました。
最初フランクとエイプリルは、この男性と上手く付き合おうと一生懸命歩み寄りますが、2度目に会った時は、フランクは彼の態度や言動に対して正攻法でキレまくります。
病気の男性に正攻法で攻めても何にもならないのに、フランクは怒りをぶつけてしまうんです。
で、、、ふと、フランクは、自分の妻に対しても正攻法で向かっていってもダメだったんじゃーないかなぁ~って思ったんです。
私は、エイプリルは明らかにどこかの時点から心が病んでいたように思いました。
彼女が最後にとった行動も何を考えていたのか、、、全く理解出来ません。
彼女は一体あれでどんな未来を思い描いていたのでしょうか?それとも絶望的な虚しさが引き起こした衝動でしょうか?
いや、、、正攻法で考えても答えは出ないのかもしれません。
エイプリルにはエイプリルの世界があって、彼女はそこから出られなかった。
レボリューショナリー・ロードでも、憧れのパリでも、世界のどこでだって、彼女は“自己愛”と“虚無感”が作りだした架空の世界を求めて、ずっともがき続けたことでしょう― 
                         レオとケイトの演技に  (3点)
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レッドクリフ PartⅠ

2008-11-07 19:17:05 | 映画【ら行】

『三国志』には詳しくありませんが、チラホラ知ってはいるので、例によって「諸葛孔明って素敵~的なミーハーな認識程度はあります(照)
で、、、智に長けた孔明を金城君が、そして孔明に勝るとも劣らない知力と仁徳のある周瑜をトニー・レオンが演じるんだもの・・・この私が見逃すはずがないっニカッ

【story】
西暦208年、後の「魏」の曹操(チャン・フォンイー)は、勢力を伸ばして数々の戦いを制し、ついに皇帝から「丞相(現代の首相)」の地位を得て巨大な勢力を握った。
ゆくゆくは自らが天下を掌握する野望のために、残すは劉備(ユウ・ヨン)と孫権(チャン・チェン)の制圧のみ。
若い皇帝を脅して劉備と孫権の征伐に大義名分を得た曹操は、巨大な軍隊を率いて戦いに臨む。
一方、軍師・孔明(金城武)や猛将・関羽(バーサンジャブ)・趙雲(フー・ジュン)・張飛(ザン・ジンシェン)を有する劉備軍は、一旦曹操軍に敗北するも降伏を拒み、孫権軍と同盟を結んで80万の曹操の兵に対して5万の兵で立ち向かおうと決心する。
戦略を練るのは、劉備軍の孔明と孫権軍の司令官・周瑜。
周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)に想いを寄せ、彼女を奪わんと密かに企む曹操の私利私欲に塗れた戦いに、結束して知恵と勇気を振り絞る両軍。
所謂『赤壁の戦い』が始まろうとしていた―
    
     周瑜          孔明         孫権         曹操         
    
    小喬      尚香(ヴィッキー・チャオ)  甘興(中村獅童)       趙雲     
            *孫権の妹         *孫権軍の武将        
【comment】
      大興奮~ 
           アジア人の血が騒ぎに騒いじゃった(笑)
いや~普段は西洋かぶれな方で(笑)、アジア物に対してクールな目線でいるんだけど、、、この映画には燃えたっボォー

しょっぱなの劉備軍の戦いからアドレナリンがドクドクで、何だか涙まで滲んじゃってねぇ~
あんな激しい戦いに、何故涙が出たのかよく分からないんだけど(恥)、劉備軍の趙雲の必死の戦いを見ていたら心臓がバクバクで、カッコイイ~趙雲貴方はヒーローよぉ~ってな感じになり、、、
 
関羽の無言で無敵な戦いを見て、その男らしさにグワシッと掴まれ、、、それこそ男だわぁ~関羽その厳しい目で私を叱ってぇ~と、もう何がなんだか分かんなくなっちゃって、、、
 
おまけにホラ、、、孔明が。元々好きな孔明が、徹頭徹尾クールなんだも~んどこでも白い衣装を着ちゃってさぁ~策を練っているんだか、何も考えていないんだか不明ながらも(笑)素敵ぃー
  孔明の隣の劉備もいい味♪
というわけで、最初の戦いから夢中になってしまったわけです、はい(照)
中国お得意の大人数での戦いのみならず、個人の見せ場が素晴らしいのが良かったなぁ~戦いに臨場感がタップリで入り込んじゃったわ~
 
それから、曹操の嫌ったらしさが最高に良かったぁ~ まるで驕る平家みたいなオッサンでねぇ~憎々しさ1000%なんだもの(笑)
  
で、早く来い来いトニーちゃんと待っていると、いよいよ周瑜が登場するわけです。
それが、なかなか全身を写さないでじらすわけですな。真打ち登場のノリで(笑)
で、、、トニーちゃんがハマリ役で、毛利元就の三本の矢みたいなセリフを吐いて徳の高さを見せつけ(三国志にあるエピソードなのかなぁ~)、君主や部下、妻に対する愛の深さも感じさせてくれるわけですよぉ~
 

さて、この映画のいいところは、戦いの『動』だけでなく、そうでない所の『静』の部分もいたって丁寧に描いていて、双方で、有名過ぎる三国志のヒーローたちの特徴を詳らかにしているところです。
三国志オンチな私でも沢山の登場人物の人となりを自分なりに把握出来ました^^・

でも、個人的に感じたマイナス点が一応あって、本作は周瑜が主役で、「赤壁の戦いには、曹操の周瑜の妻に対する執念の横恋慕が関係していた―」という物語展開にしたのだとは分かっていても、ちょっと周瑜&小喬の夫婦愛の描き方がクドカッタなぁ~とは思ったんです。(他にも笛や琴のシーンがクドイとか思っちゃった・汗)
えっと~(汗)もっと詳しく言っちゃうと、夫婦の裸のシーンがクドカッタような気が
 
   (とか言いながら、見つけた写真を張り切って貼る矛盾した私・汗)

本作には少々残酷なシーンもあるけれど、ゲームの『三國無双』などで子ども世代にも馴染み深いお話なので、そこのところがクドクなかったら、、、家の息子にも是非観せたかったなぁ~(だからと言って、それ程いやらしい感じはないと思います。観せちゃおうかな?)
だって、ゲームみたいに槍でバッタバッタと敵を倒していくようなシーンを実写で観たら、子どもも大喜びするはずだわ。
まぁ~ジョン・ウー監督は、『勇気』『友情』『愛』をテーマに作品を完成させたと仰っているので、とっても納得のシーンではありますが。ちょっと愚痴っただけ

 
さてさて、後半にも激しい戦いがありますよ~それがまた「八卦の陣」という戦術でねぇ~迫力はあるし見せ場はタップリだしで大興奮
時々「エキストラの演技が下手っぴだな」とは思ったけど、主要キャストが素晴らしいので気にしないようにしたわ(笑)
物語は、いよいよ本格的な戦いへ―のところで終わるので、もうPartⅡが楽しみで楽しみで、、、4月まで待ち切れません!!『20世紀少年』の時も待ち切れないと思ったけど、それ以上に待ち切れないかも
  

≪余談≫
本編の前に、日本語で『三国志』についての説明がありました。
間違えて吹き替え版に来ちゃったのかと思い、一旦出ようかと思っちゃった(汗)
そして本編には、何度も何度も人物紹介の字幕が出ました。親切は有難いのですが、流石に3度も4度も紹介せんでもいいかなと思いました。
字幕が出ると条件反射で目が行くので、同じ情報に目を向けさせられるよりもちゃんと映像に見入りたかったです。
  ハトも活躍します・笑
この感想を書いた後、2回目劇場鑑賞しちゃった(4.5点)

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レッド・ドラゴン

2008-09-10 19:15:30 | 映画【ら行】
プチ・ノートン祭り~ 第2弾^^・ 手持ちのDVDで鑑賞―
【story】
天才精神科医ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)が、連続猟奇殺人犯であることを見抜き、重傷を負いながらも彼を逮捕したFBI捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)。
しかし、精根尽き果てたグレアムはFBIを辞職し、妻子とともに隠遁生活を送っていた。
そんなある日、元上司のクロフォード(ハーヴェイ・カイテル)が突然現れ、満月の夜に2つの家族を惨殺した殺人鬼“噛み付き魔”の捜査を依頼する。
グレアムは事件解決の糸口を探るため、ガラス張りの牢獄にいるレクター博士と再会することを決意する。
一方、“噛み付き魔”であるフランシス・ダラハイド(レイフ・ファインズ)は、レクター博士を崇拝しており、密かに連絡をとろうとしていた―
  監督 : ブレッド・ラドナー 『ラッシュアワー3』『X-MENファイナル ディシジョン』
  
原作 : トマス・ハリス   脚本 : テッド・タリー

【comment】
ハンニバル・レクターシリーズの4作品を個人的に好きな順に並べると、、、
原作 : レッド・ドラゴン>羊たちの沈黙>ハンニバル>ハンニバル・ライジング
映画 : レッド・ドラゴン≧羊たちの沈黙>ハンニバル・ライジング≧ハンニバル
って感じになると思う。
という事は、私はこの作品がシリーズの中で1番好きーってことみたい♪

で、、、映画『レッド・ドラゴン』を好む1番の要因は、グレアム捜査官、噛み付き魔、レクター博士、そして事件周辺の出来事のバランスがとてもいいせいだと思う。脚本がスムーズでバランスがいいって思ったのかな。
この作品が作られる前の2作で、圧倒的な支持を得た殺人鬼レクター博士を前面に出し過ぎることにブレーキをかけ、あえてグレアム捜査官の苦悩や噛み付き魔の心情を丁寧に描き、上手くレクター博士にエッセンス的役割を持たせることで、この物語が本来もっているサスペンス要素から変に逸脱することなく描き切っていたと思うのだ。
そのためレクター博士は大人しめな印象がしなくもないが、サスペンス物としては非常~に見応えがあり、脚本も演出も豪華キャストの演技も良く、とても完成度が高いと思っている。
 
さて、レクター博士であるが、この物語は『羊たちの沈黙』よりも前の出来事を描いたものなので、冒頭では自由に人肉ディナーパーティーを開いていた。
ところが、グレアム捜査官にシッポを掴まれ獄中に―
そこでは、因縁深いチルトン博士の嫌がらせを受けながらも、優雅に、そして知的に囚人生活を送っていた―
実は、本作でどう~しても馴染めないのがホプキンスの極端な丸顔だ
年齢のせいで仕方がないことかもしれないが、体型もかなりパンパンで、、、何度観ても引いてしまう(汗)
ただ黙って佇んでいるだけで不気味な雰囲気は出してくれているが、正直に言うと、「もう少し体重を絞れなかったのかなぁ~」と思ってしまう。
 
コチラは噛み付き魔のダラハイド。
彼は上唇の部分に問題を抱え、そのせいでコンプレックスを持っていただけでなく、幼い頃から祖母に度重なる虐待を受け、ついには怪物になってしまった哀れな男だ。
彼には変身願望があり、人を殺す事で力を得て、自分が人間以上の存在になれると信じていた。
彼が猛烈に魅せられたのはウィリアム・ブレイクの描いた『レッド・ドラゴンと太陽を纏う女』で、自身の体にその絵の刺青を施し、頭の中で鳴り響く『彼』や『祖母』の声に支配もされていた―
(*ジョニー・デップの『デッドマン』は、ウィリアム・ブレイクに対するオマージュ的作品でした~♪)

レイフ・ファインズの演技は素晴らいと思う。
彼の演技で、この殺人鬼の苦しみも哀しみも狂気もストレートに伝わってきた。
ただ、ダラハイドの容姿が少し美し過ぎたのではないだろうか。
少し上唇に線があるだけで超~美男なので、彼がコンプレックスを抱えて人目を気にして生きてきた人間には見えにくいのだ。
折角の熱演だったのだし、ヴォルデモート卿ほどのメイクはしなくていいから(笑)、レイフの顔をもう少し変形させ、喋り方も特徴を持たせた方が、より憐れさや不気味さが増したと思う。
 
コチラは、ダラハイドが初めて心を開こうとした盲目の女性リーバだ。
リーバは、不思議な雰囲気のダラハイドに惹かれていくが―

彼女の演技は物凄く光っていた。一度観たらなかなか忘れられない表情をしている。

また、脇で出ていた新聞記者のフィリップ・シーモア・ホフマンもいい。
この時の彼を見ると、いつも「太ったレオナルド・ディカプリオだ―」と思ってしまうが
で、ホフマンの憎々しげな演技は良かったのだが、記者の無残な死に繋がる演出は少し唐突だったと思う。敏腕捜査官がいきなりあの作戦に出るのは不自然だ。原作ではどうだったは失念したが、、、もう少し丁寧に繋いで欲しかった。
 
さて、グレアム元捜査官。
『芸術レベルの想像力を持った』グレアムは、他の捜査官が真似できない独自の考え方が出来、犯罪者を追いつめる。
その恵まれた才能である『想像力が支払う代償は恐怖』であり、恐怖の虜になったグレアムは一線を退き静かに暮らしていた。
だが、再び連続殺人の捜査に協力することになる。そして彼は、噛み付き魔だけではなく、人食いハンニバルとも対峙することになる―
祭りの主役ノートンちゃん、、、良いわぁ~
この作品が猟奇的な要素を含みながら、どこか品よく仕上がっているのは、やはりノートンのお陰かな・・・と思う。 いや・・・ホプキンスもファインズもいいけど♪
全編に知的な雰囲気が漂っているのだぁ~ 
想像力と恐怖と機転と勇気のバランスが素晴らしく良いわぁ~
私は、レッド・ドラゴンのノートンが大好きです
 
余談だが、、、
終盤で、グレアムとダラハイドが対決するシーンは物凄く緊張するし好きなシーンだが、グレアムが自分の息子を救うため、息子に「この醜いケダモノ!!」と罵るところはいつも泣きたくなる。
その時のダラハイドの表情を見るととても辛くなるし、、、
息子に変なトラウマが残らないように心から祈ってしまうし、自分の子どもに対してであっても、心ない言葉がどれほど傷を負わせてしまうのか―毎回肝に命じてしまうのだ。
                         (4.5点)
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ルイスと未来泥棒

2008-07-25 11:16:30 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
発明家を夢見るルイスは、幼い頃に母と生き別れて養護施設で育った。彼は一目母親に会いたいという一心で、忘れてしまった記憶を呼び戻すマシーンの開発に熱中し見事成功。科学フェアでの発表の当日、彼の前に未来からやって来たという少年ウィルバーが現れて―
     監督 : スティーブン・アンダーソン
 ~ウィリアム・ジョイスの絵本「ロビンソン一家のゆかいな一日」をディズニーが映画化~

【comment】
夏休みにお子さんと鑑賞するのにピッタリ
な楽しい映画だと思いま~す♪
途中でかなりテンションが高くてブッ飛び気味なので引いちゃう方もおいででしょうが、、、
我が家では大盛り上がりでしたよぉ~愉快なキャラが面白いんだもん

 
赤ちゃんの時から施設で暮らしているルイスは12才。
発明に夢中でヘンテコな物ばかり作るので、今までに124回も養子縁組を断られています。
ある時ルイスは、「もう養子縁組を断られるのは嫌だ!!自分の忘れてしまった記憶を呼び覚ますマシーンを開発してママの顔を知り、本当のママを探すんだ!!」と一大決心します。
苦心の末、マシーンの開発に成功したルイスは、科学フェアでそのマシーンを発表しようとしましたが、未来から来たというウィルバーに、「山高帽の男が、ルイスとルイスのマシーンを狙っていて、タイムマシーンでやって来ている」と告げられます。
俄かには信じられないルイスを、ウィルバーはタイムマシーンで未来へと連れ出して―
 

さてさて、ルイスが訪れた未来の様子はとってもポップで鮮やか まぁ~奇想天外過ぎっていうむきもありますが・・・ユニークな世界は見ていてとっても楽しい
それに、ウィルバーの家族が全員コワレちゃっていて面白いんですよ~
                 
 
この家族のテンションの高さには一瞬面食らって、「どういうノリで観ればいいの~?意味が分からん」的な引きもあったんだけど、、、ギャグがイチイチ可笑しくってウケちゃったので、感性の周波数をピピピと調節してノリノリで楽しんじゃいました~
            
愉快な家族には、  ロボット君      タコの執事さん    カエルのシンガー
なんかもいま~す。

そして、ルイスとウィルバーの家族を陥れようとする悪者さんたちは、
 
    山高帽の男          山高帽のドリス        恐竜君
などなどです。アハハ~遊び心がいっぱいだぁ~って受け止めたいですね♪

で、これはただのブッ飛んだだけのお話でもなくて、しっかりとテーマが描かれています。
     ≪前へ進み続けよう≫
       ≪失敗が成功に繋がる≫

自分を捨てたママ、つまり過去に囚われていたルイスと、マイナス思考や憎しみに取り憑かれていた山高帽の男の心を描き、ポジティブであることの大切さを教えてくれるんです。

ただ一つ気になったのは、ネタばれになりますが、、、
「ルイスは本当のママに会っても良かったのでは?」ってことです。
前向きに生きることとママに会いたいっていう気持ちは別問題だと思うから。
でもそれは、監督さんご自身が養子に出されたという経験から学びとったものなのかもしれません。
ウィルバーの家族が必要以上に明るく脳天気だったのも、監督の気持ちがこめられていたのかもしれませんね。
 

ところで、感想を書いているうちに気付いたのですが、、、
この映画って先日観た『奇跡のシンフォニー』の真逆の物語みたい。
アチラは自分の本当の両親に会いたい一心で奇跡を起こす男の子の物語。
コチラは過去を振り返られない。未来へ、前へ進み続けようと決心する男の子の物語。
どちらも最後でジーンとするのは一緒ですけどね
 未来で人間がシャボン玉の中に入って飛んでた・・・やってみたい(3.5点)

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ラスベガスをぶっつぶせ

2008-06-08 09:55:55 | 映画【ら行】

重なる時には重なるもので、ちょっと多忙な今日この頃。バタバタアタフタ・・・
映画を観賞したり感想を書いたりが今後スローペースになりつつありますが、マイペースでボチボチとやっていきますのでヨロシクお願いしま~す
【story】
マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)は、ある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は、ジル(ケイト・ボスワース)や仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む―
     監督 : ロバート・ルケティック 『キューティ・ブロンド』

【comment】
本作は、90年代にマサチューセッツ工科大学の学生たちが、ラスベガスのカジノで、カード・カウンティングという手法を使って荒稼ぎしたという実話を基にしたベストセラーの映画化だ。
以前TVの情報番組で、その実話なるものを見知ったが、その時は、「天才はいいなぁ~」などと不謹慎な羨望を抱いた記憶がある(笑)

原作はベン・メズリックのノンフィクション小説。
未読だが、その内容は、『MITに在籍するケヴィン・ルイスら数学の天才たちが、イカサマではなく純理論的な方法でラスベガスのカジノで大儲けをしようと考えブラックジャッククラブを結成。
そのメンバーが繰り広げる頭脳的チームプレイで乱れ飛ぶ百ドル札の束。それを監視するカジノや警察との攻防戦。またハリウッドの俳優やNBAのスター選手、NFLのチアリー ダーらとの華やかな交流とハイ・ローラー(カジノで高額を賭けるVIP)になった彼らのセレブな毎日―』というものだそうだ。
何だか派手で面白そう、、、映画よりもスリルがあるかも?!
 
さて、映画の方の物語は、だいぶ原作を脚色していたように思う。
天才たちが挑むギャンブルのスリルと快感にキャッホ~っていうよりも、見た目はパッとしないが天才的頭脳の持ち主ベン・キャンベルを主役とし、ブラックジャックに関わってしまった彼の成長物語の様相を呈していた―

ベンは誰よりも勉学に励む成績優秀な学生で、念願のハーヴァード大医科への入学の切符も手にしていたが、年間30万ドルの学費が工面出来ない―所謂苦学生だった。
必死にアルバイトをしても時給は8ドルでしかなく、学費を捻出するのは至難の業で、頼みの綱の奨学金を手にする確率も限りなくゼロに近い―
う~む。まずここでビックリしたなぁ~
「あんなに優秀でも学費がなければ学ぶ機会を失う可能性があり、自分の力で何とかしようとするのねぇ~親がシッカリとお膳立てする日本の学生って何て温室育ちなんでしょう―」って思ったなぁ~
 
で、ベンの優秀な頭脳と弱みに付け込んでオイシイ話を持ってきたのが、、、ミッキー・ローザ教授だった(教授の名前がミッキー・ロークに酷似しているのが個人的にツボ)。
教授は、優秀な学生たちをコソッと集めて、カード・カウンティングという凡人(私・涙)には理解不能な技術を習得させ、ブラックジャックで荒稼ぎをするノウハウを徹底的に教え込み、自分も儲けをガッポリ手に入れる―というヒモのような存在で、いかにも『嫌な奴で~す』って感じがプンプンした人だ。
 
で、学費欲しさ&憧れの女性ジルの誘惑のダブルパンチで教授率いるチームに加わったベンは、特訓の末ラスベガスデビューする。
ダサイ天才君から、みるみる垢ぬけちゃったベンは、ちょっとセレブな気分を味わいながら順調に学費を稼いでいく。
だが、それと引き換えに、自分の大切な友達を失い、自分の方向性をも見失い、、、、恐怖やドン底も舐めさせられるわけですな―いやはや、、、恐ろしきは金の力よ
物語には恋愛模様や復讐劇などのスパイスも効かせてあり、なかなかメリハリのある展開で、起承転結もシッカリして纏まっていたように思う。
 
でもぉ、、、ちょっと無難過ぎたかなぁ~(それって我儘かしら?・汗)
カード・カウンティングの手法とやらが理解不能どころか、ブラックジャックのルールも分からないためか(汗)、どこにスリルを感じてワクワクしていいの?―ってところもあったし、ベンたちがやっている事は、良くない事であっても違法ってわけではないので、そんなにドキドキ&ハラハラしちゃうって程でもなかったわん。
それに、ケヴィン・スペイシーは流石に上手いんだけど、個人的にはこの教授の存在に必要性を感じなかったなぁ~
本作では、学生は教授の駒のようにされていたけど、純粋に学生たちが主になって、ぶっ飛んだ思考でギャンブルに手を染め豪遊し、ローレンス・フィッシュバーン演じる警備と対決する―的なお話の方が盛り上がった気がするなぁ~
 
さてさて、ベン役のジム・スタージェスは初めて見る役者さんだ。
あまり好みではないが(笑)、いかにも頭が良さそう~に見えてハマリ役だったし、感情表現も上手かったと思う。
憧れの女性ジルは、『スーパーマン・リターンズ』のケイト・ボスワース。
彼女はカジノへ繰り出す度に色んなファッションで登場し、目を楽しませてくれた。

それにしても、、、数学の天才がカジノで大儲け―ってのは実話なのよねぇ~
実際に荒稼ぎしたMITの学生たちが、その後どういう人生を送ったのかが気になるところだ―

 
 (3点)

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ルワンダの涙

2008-05-28 10:23:45 | 映画【ら行】

WOWOWで鑑賞―
【story】
アフリカのルワンダで、フツ族によるツチ族虐殺事件が発生。公立技術学校を運営する英国カトリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート)とそこで働く青年協力隊の英語教師ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、生徒のマリー(クレア=ホープ・アシティ)ら、学校に避難してきたツチ族とともに不穏な状況に直面してしまう―
     監督 : マイケル・ケイトン=ジョーンズ 『ジャッカル』『氷の微笑2』

【comment】
以前、『ホテル・ルワンダ』を観賞した際に、多くのブロガーさんからこちらの作品を
薦めて頂いた。
ルワンダ紛争の悲惨さに打ちのめされた私は、なかなかレンタルすることが出来ずにいたが、この度WOWOWの放送でやっと観る機会を得た―

まず、ルワンダ紛争についてWikipediaから簡単に引用しようと思う。
*1994年、アフリカ中央部にあるルワンダにおいて、フツ族によるツチ族の大量虐殺が行われたこと。100日間で80万人~100万人が殺されたとされている―
 
『ホテル・ルワンダ』は、危機的状況に置かれながらも、1268人もの人間を匿い救った、実在するホテル支配人の目線で描かれている。
彼は、ツチ族の妻を持ったフツ族の人間で、所謂ルワンダ人であり、何とかして家族や人々を助けようと奮闘する姿が胸を打つ作品だった。
映画としては、多分そちらの方がドラマ性が高く、ルワンダで起こったことの概要も分かりやすかったと思う。
一方、今回鑑賞した『ルワンダの涙』は、公立技術学校を運営するクリストファー神父と、英語教師ジョー・コナーという白人の目線で虐殺が描かれている。
何も成す術がなかった無力な白人たちの姿と、とても現実とは思えない程の惨たらしい虐殺が、言葉はおかしいが淡々と描かれていた―
 
虐殺がはじまった時に、学校へは多くの人々が助けを求めてやってきた。
白人の神父と教師がいて、国連の駐留地でもあったその場所は、きっと安全だろうと信じて押し寄せた人々は、結局そこで多くの命を落とすとこになる。実に2500人もの命だ―
何故そのようなことになったのか―
それは、、、信じ難いことだが、フツ族がツチ族を根絶するためにナタで惨たらしく殺している現実を見ていながら、国連は人々を置き去りにして、学校を去ってしまったからだ―
国連が去る際に、ツチ族の代表が国連に対して懇願した言葉は私の胸をえぐり、一生忘れられそうにない。
こんな悲痛な願いが他にあるだろうか?
「退却する前に、どうか我々を銃殺して下さい。ナタで殺されるのは嫌です―」
「せめて子どもたちだけでも銃殺して下さい―」
人々の必死の願いも虚しく、白人のみが乗ったトラックは無情にも学校を後にした。
ダメだ・・・切な過ぎて言いたいことが纏まらない。文字を打つ度に涙が溢れてしまう―
 
本作は、実際に虐殺が行われた学校で撮影が行われ、虐殺から逃れて生き残った人々が映画の製作などに携わったそうだ。
起きたことを真摯に伝えようとする思いが痛いほど感じられる。
また、本作の原題は、『SHOOTING DOGS(犬を撃つ)』だ。
これは、国連の行為を皮肉った胸に突き刺さる言葉といえる。
国連がルワンダに駐留した目的は、あくまでも『平和監視』のためであり、『平和維持』ではなかった。
そのため、国連が攻撃された危険時のみに武器の使用が許可がされおり、ツチ族がどんなに大量に虐殺されるのを目の当たりにしても、国連は一切手出しをしなかった。
それなのに、散乱したツチ族の死体に食らいつく犬に対して、「衛生面」から犬を撃とうとした国連の行為を指すのがこの原題であり、これは虚しいを通り越して滑稽でしかなかった。
何のための駐留だったのか、、、、、複雑な事情があったとしても無力過ぎるし、感じた憤りのやり場がなかった―
 
主役となった神父と教師は、最後は別々の運命を辿る。
だが、それはただそうだっただけで、この物語ではさして重要ではないと思う。
ルワンダで、ジェノサイドが起こり、100日で100万人も殺された。
老若男女を問わず、乳児でさえもナタで惨たらしく叩き殺された。
それを見ながら、多くの白人は何もしようとしなかった―
ただその事実を世界に向けて知らしめてくれたのだと思う。
観る者がきっと何かを感じてくれると信じて―

ルワンダ紛争の犠牲になった方々に哀悼の意を表するとともに、世界の至る所で起きた(起きている)悲劇に対し、無関心でいることなく生きていきたいと思う―
                                                                               (3.5点)

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リトル・チルドレン

2008-03-21 08:12:12 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
郊外の住宅地で夫と娘と暮らすサラ(ケイト・ウィンスレット)は、その生活にうんざりしていた。ある日、彼女は主婦たちの憧れの的であるブラッド(パトリック・ウィルソン)と話す機会を得る。主夫である彼とサラは意気投合し、お互いの子どもを連れて会うようになり―
     監督 : トッド・フィールド
    ~トム・ペロッタ原作のベストセラー小説を映画化~
    *第79回アカデミー賞 主演女優賞・助演男優賞・脚色賞ノミネート

【comment】
かなり惹き込まれた―

タイトルの『リトル・チルドレン』とは、自分の置かれている現状に満足できない、所謂≪大人になれない大人たち≫のことだそうだが、、、
私は、人はいつまで経っても成長過程であり、何らかの焦燥感や渇望を抱えていてもいいと思っている。ただ、現状に感謝する心も併せ持っていさえすれば。
大切なのはどう成長の階段を上り生きていくか、、、ではないだろうか。
で・・・まだまだヒヨッコの私としては、映画に共感できる部分が多々ありドキドキした― 
                                    (えっ?もしかしてヤバイかな?・汗)

 

さて、本作の主な登場人物は、皆ある種の孤独と渇望に苛まれていた―
*サラ : 裕福な家庭で暮らしていたが、圧倒的な絶望感を抱いている。
一人娘に対してはどうしても冷たく接してしまうし、コッソリ変態サイトを覗き奇行に耽る夫にもウンザリだ。
文学の素養のある自分は、周りの平凡な主婦たちとも違っている(と、思いたい)。
*ブラッド : 2度の司法試験に失敗し、ドキュメンタリー製作者として成功している妻(ジェニファー・コネリー)に代わり主夫をしている。
必ず試験に合格すると信じている妻からのプレッシャーか、それとも道を見失いつつある自己嫌悪からか、勉強をサボって地元警察のラグビーチームに参加したりしている。
*ロニー : 性心理障害があり、未成年者に猥褻行為を働き服役していた男。
街の住民から疎まれ執拗な嫌がらせを受けるが、そんなロニー(ジャッキー・アール・ヘイリー)を母親だけは溺愛していた。
*ラリー : 元警官で、今は自称ロニーから『子どもを守る親の会』のリーダーだ。
警官だった時、少年に誤射したことによるトラウマから立ち直れずに家族も失ってしまう。

 

これらの登場人物が2つの物語を紡ぎ出す。
サラとブラッドの激しい不倫関係&ラリーのロニーに対する執拗なまでの敵意
だ。
まず・・・激しい不倫
についてだが、、、
サラの気持ちもブラッドの気持ちも分からなくはなかったなぁ~(えっ?ヤバイかな?・汗)
不倫は、文字通り倫理的に良くないとは思うが、自分の人生に虚しさを感じていた時、タイミング良く出会っちゃったんだから、二人がそんな関係になるのも仕方がなかったような気もした。
二人の関係は所詮『絵に描いた餅』だったのだろうが、一瞬でも『本物極上フルコース』に思えたんだろうなぁ~
後半、二人の関係において、男女の違いを如実に表していた部分があったが(サラは娘を抱き締め、ブラッドは妻を呼ぶ)、そこにも何だか心を擽られて、虚しいようなホッとしたような・・・不思議な感覚を抱いた。
そして執拗な敵意
だが、、、
これは妙に切なかった。
ロニーは、どうしても同世代の女性を愛せず、子どもに対して性的興奮を持ってしまう。
彼が母親と住む家にはビラが貼られ、落書きされ、怒鳴りこみもされてしまう。
いくら罪を犯したとはいえ、その仕打ちには胸を痛めてしまった。
そんなロニーに対し、ラリーは徹底的に嫌がらせをするのだ。
それは多分、自分への苛立ちからだろうなぁ~
ロニーを見張ることによって、警官でなくなった自分、家族に見捨てられた自分の絶望感を誤魔化そうとしたんじゃーないかな・・・
それがまさか大きな悲劇を生むとも知らずに―


 

2つの物語は、あまり関係がないようでいて微妙にリンクし、最後にはそれぞれの結末を迎えていく。
それがいいか悪いかは別にして、彼らの心情の密かな襞は決して安易なものではなく、ほんの僅かでも自分なりの成長をしたのではないか・・・と思わせた―

本作には、フランス作家フローベルの『ボヴァリー夫人』がキーワードとして何度も登場する。
未読なのが残念なほどに、サラの心理とかぶっているところが多いようだ。
『田舎の医者シャルル・ボヴァリーの妻、エンマ・ボヴァリーが、平凡な生活から抜け出そうと無謀な恋に走り破綻に陥る』様を描いたというその物語を読んでみたくなった―

  大事な時にスケボーだなんて・・・男って男って・・・子どもね  (3.5点)

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リーピング

2008-03-06 19:08:20 | 映画【ら行】

レンタルで鑑賞―
【story】
“奇跡”と言われる現象の真相を科学的調査で暴く大学教授キャサリン(ヒラリー・スワンク)は、不可解な出来事が起こる小さな町ヘイブンへと向かう。そこでは、ひとりの子どもが死んだ後、川の水が血の色に変わっていた。町の人々は、謎めいた少女ローレン(アナソフィア・ロブ)が神の怒りを町にもたらしたと信じているが―
     監督 : スティーブン・ホプキンス

【comment】
本作はコチラでの上映がなかったけれど(多分)、TVCMが印象的だったので、『イナゴ少女』の不気味さに恐れおののいていた。
(イナゴがキモイし・汗)
でも、最近ホラー系に強くなってきたのでレンタルしちゃった~
勝手な先入観で、『いたいけな少女が悪魔に魅入られ、蛇を体に巻きつけイナゴを操るのかな・・・・』(なんとなくエクソシスト系映画のノリ)と想像していたけれど、ちょっと違って、≪旧約聖書の十の災い≫をモチーフにした映画でした~
だから、この画像も『イナゴ少女』というキャッチコピーも変よね

で・・・物語は、、、
キャサリンは牧師だったが、5年前に最愛の夫と娘を亡くしてからは信仰を捨て、大学で、『奇跡と言われる出来事はみんな科学で証明出来る―』ということについて研究していた。
ある日、ルイジアナ州のヘイヴンという街から人が訪ねて来て、「ある少年が死んでから川の水が血の色に染まったので調べて欲しい―」と依頼を受ける。
何でもその信仰深い街では、亡くなった少年の邪悪な妹のせいで災いが起こっているという噂で持ち切りだそうなのだ。
キャサリンは、「どうせ有害廃棄物の影響で水が濁ったんだわ」くらいの気持ちで、同僚のベンと共にヘイヴンに赴き調査を始めるが、たちまち街では、≪十の災い≫通りの不気味な出来事が次々と起きる―
  

≪十の災い≫―度々映画に取り上げられるそれは、私の感覚にビシバシ刺激を与える。
それはもう条件反射のようなものなので、「う~面白いゾ、わ~興味深いゾ、ひ~ゾクゾクだゾ~~~」となってしまう。
そういえば、悪魔がどうしたとか神の怒りがどうの・・・という話
は好きだったわん。
で、結構惹き込まれて鑑賞出来た。あ~観て良かった

≪十の災い≫は、旧約聖書の出エジプト記に記載されていて、古代エジプトで奴隷状態にあったイスラエル人を救うため、エジプトに対して神がもたらしたとされる災いのこと。
 1.水を血に変える
 2.蛙を放つ
 3.ぶよを放つ
 4.虻を放つ
 5.疫病を流行らせる
 6.腫物を生じさせる
 7.雹を降らせる
 8.蝗を放つ
 9.暗闇でエジプトを覆う
 10.長子を皆殺しにする
なんだけど、この災いがヘイヴンという街でジャンジャン起きちゃうんですね~

何故ヘイブンに災いが?本当にローレンという12才の少女のせいなの?
このままだと一体街はどうなってしまうの?―って感じで見入りました~
ありがちで古典的な匂いはしたけれど、それなりに不気味な雰囲気がツボでした~

 

ヒラリー・スワンク演じるキャサリンは、夫と娘を亡くしたことで神を信じることを止めてしまうんだけど、その亡くなり方こそが驚愕で、、、「ありえない!!」ってもの。
とにかくそれから意固地になって神を否定し続けたキャサリンは、川が真赤だろうが、蛙が降ってこようが、突如ディナーに虻が湧こうが・・・「全部科学で証明するわ~」っていう姿勢でいるんだけど、、、少女の住む家に冥界の神(ローマ神話のケレス)のシンボルを見た時から、「これはもしや・・・」と思い始めて追い詰められていく。
「ローレンという少女は街の人々が言うようにサタンではないか?」って―

 

で・・・この可愛い女の子がサタンと疑われるローレン。
ほとんどセリフがなく、怯えた表情や不気味な表情で佇んでいるだけなんだけど・・・
この子って存在感があるようでついつい見いっちゃいました~
ローレン役のアナソフィアちゃんは、先日観た『テラビシアにかける橋』では活発な女の子を演じていたし、『ジャンパー』にも出ていたけれど、本作でもいい雰囲気を出していて、つくづく色んな役が出来そうな楽しみな子だなと思いました~

 

さて、どんどん災いに見舞われる街を救うため、キャサリンはサタンの化身と思われるローレンを殺すことを決意するんだけど・・・本当は何が起こっていたのかは・・・観てのお楽しみで~す

なかなか真面目に≪十の災い≫を映像化していたと思うし、10億匹ものイナゴは噂以上に気持ち悪かったです
何が何なの~と観る者の気持ちを煽るし、ラストもなかなか上手い終わり方じゃ~ないかな。ありがちだけど―
        怖いというより不気味系映画かな   (3.5点)        

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