taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「最高の人生の見つけ方」

2008-06-12 23:03:41 | 映画


 「最高の人生の見つけ方」を観ました。
 今年 7本目です。

 久しぶりで 本当に良い映画を 観ました。

 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの
 共演ということで この2人が最高でした。
 傲慢でやりたい放題してきたであろう 億万長者の
 エドワード(ジャック・ニコルソン)と
 45年間 自分の夢を捨て ただ家族のために
 真面目に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)
 本来なら知り合うことなどないはずの2人が
 「余命6ヶ月」という接点で 徐々に意気投合し、
 最後を迎える時までにしたい事をリストにして
 一つ一つ実行していきます。

 それはエドワードが富豪だからできる
 夢のような出来事ですが、カーターが妻の思いをも 
 振り切って エドワードと旅に出て行く気持ちが
 わかるような気がしました。
 妻や子供達は見舞いに来ても 多分「余命6ヶ月」の
 父親にどう対応したらいいか わからなかったのでしょう。
 あまり眼も合わさずに 会話も弾まずに お互い
 気を使っているのはわかりますが、
 こういう状況になってみると 同じ境遇の者だけが 
 心安らかに語り合えるのではないか と思いました。

 そしてエドワードはカーターによって
 「今一番にしなければならないこと」に気づき、
 カーターは「家族」の元に帰っていく。

 人生最後のときに 素晴らしい友人にめぐり合い
 友情と大きな愛を感じることができた2人が
 羨ましいぐらいです。

 「人生の喜びを見つけたか?」
 「他者を幸せにすることができたか?」
 私も この2つを頭の隅において 生きていきたい、
 そう思いました。

 秘書のトマス(ショーン・ヘイズ )が
 飄々として適度なユーモアを交えて エドワードを
 支え 最後まで2人の気持ちを尊重したラストシーンが
 印象的でした。

 決して お涙頂戴の映画ではなく
 さらりとした 後味のよい映画です。