『帰ってきた』中国駐在人事部長の戯言

中国の人事は驚きまくり!更に色々「超ありえないんすけど~」状態だった・・・所に又帰ってきてしまった!!

停電

2010-01-06 01:39:05 | 上海
「写真はいったい何やねん?」

暗やみの中で怪しく笑う女房の顔である。

今日は中国全体が寒波に見舞われ、北京などは40年ぶりの低温ということで最低気温がマイナス18度だったようだ。自分が北京に居た2003~2005年で2度冬を体験したが、最低気温はマイナス13度ぐらいだったはずで、今回は20センチを越える積雪も加わり、なれない雪、凍結道路のせいで交通機関も小学校、中学校などは休みだったようだ。

上海はというとやはり例年まれにみる寒さでマイナス3℃まで低くなったようで、確かに外は顔が痛くなるほどの寒さだった。

こういう日の夜は何が起こるか。皆我先にと全ての部屋のエアコン、電気ストーブをつけまくり、夜に備えて電気毛布のスイッチをいれてテレビを見て一家団欒、子供は風呂で風呂上りに冷えないように更にオイルヒーターまでオンにする。すると大体電気使用のピークを迎えるのだろう。20:00近辺に突然「パン!」というような音がなり、テレビが消え、音が消え、電気が消え、電気ストーブの赤々とした光が消え、暗やみと化す。停電だ。

静けさが10分ほど続き、そして徐々に冷え込み始める。

徐々にひとが動き出して周りを見渡し、となりのマンションからは暖かそうな光がこうこうとついているのを確認する。するとエレベーターが動くことをホールの電気がついていることで確認した住人が次々にエレベーターのボタンを押し始める。そしてエレベーターが各階のそうした人を飲み込んで1Fのガードマンのところへと降りていく。色々なところから携帯電話などでマンションの管理事務所に文句を言っている声が響き始める。文句を言い終わった住人が各階へエレベーターで戻り、大きく玄関のドアをばたんばたんと閉める。そしてまた静けさが戻る。

1時間ほど暗やみに耐えたあと、またも人々は動き始め「まだ治らないのか!」「寒くて凍死する!」などと管理事務所に電話をしているような声が聞こえ始める。

暗やみの中で何をすることも出来ず、2時間ほどたったところで「ぽーん」というような音とともに、明かりが次々とつき始めて電気ストーブが赤々と暖かい光を放ち始める。

何度あっただろうか、この状況。全く管理会社も電力会社も根本的な原因を究明して再度問題が起きないようにしようという改善意識はさらさらない。マンションの住人も文句を言って電気がついた瞬間に改めてマンション管理サイドに調査依頼や改善要求をすることを忘れる。

こういう人たちばかりだ。周りも、会社も。

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