隊長が好きな「相撲」を紹介するシリーズの第145番(回)は、『琴櫻 初優勝で綱取りへ』をお送りします。
11月10日 (日) から「福岡国際センター」で開催されていた一年納めの大相撲九州場所は、24日 (日) に千秋楽を迎えました。
14日目を終えて、優勝争いはともに13勝1敗の大関の二人、琴櫻(ことざくら)(佐渡ヶ嶽部屋)と豊昇龍(ほうしょうりゅう)(立浪部屋)に絞られ、結びの一番で相星決戦が組まれました。
勝負は、琴櫻が「はたき込み」で豊昇龍に勝ち、14勝1敗の成績で、初優勝を果たしました。
「琴櫻」のしこ名の力士が優勝するのは、祖父の元横綱・琴櫻が、昭和48年(1973)名古屋場所で優勝して以来、51年ぶりの快挙です。
これで、琴桜は来年一月の初場所で、“綱取り” に臨むことになります。
さて、場所前に隊長が上げた、琴櫻以外の 注目力士 の結果発表です;
一人目の、新大関の大の里(二所ノ関部屋)。
新大関のプレッシャーに負けたのか、13勝2敗の成績で二度目の優勝を果たした先場所と打って変わって、9勝6敗の成績に終わりました。目の前で、琴櫻の優勝の瞬間を見届けているので、初場所での奮起を期待します。
西大関の豊昇龍(ほうしょうりゅう)(立浪部屋)。
今場所の豊昇龍は、五日目の若隆景戦、十三日目の大の里戦と、土俵際の逆転で勝利を掴み、運をも味方にして、一敗を堅持していました。ところが、千秋楽の大一番、白のエナメルペンキが塗られている“仕切り線”で滑り、優勝を逃してしまいました。
それでも、13勝2敗の成績は、「初場所での横綱へのダブル昇進は可能性として全く排除しない」と、横綱審議委員会で言わしめました。
四人目が、関脇・霧島 (音羽山部屋)。
今場所、13勝以上勝ち星を掴めば、大関復帰の可能性が有りましたが、初日から五連敗。最終的に6勝9敗で終わり、来場所は平幕への陥落が予想されます。調子が良い場所と悪い場所の差が、極端ですね。
尚、琴桜と豊昇龍の “横綱ダブル昇進” が懸かった来年の初場所は、1月12日から東京・両国国技館で開催されます。
==「相撲」バックナンバー ==
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/78f3b57346580c1da454bb49641a52d9
1番~130番 省略
131番 2023/11/28 『霧島 二度目の優勝で綱取りへ』
132番 2023/12/30 『令和五年の総括』
133番 2024/1/10 『元日の両国・相撲部屋巡り』
134番 2024/1/14 『令和六年初場所の注目力士は』
135番 2024/1/29 『照ノ富士、四場所ぶり九度目の優勝』
136番 2024/2/13 『しゃべくり007に、角界レジェンド五人が出演』
137番 2024/3/11 『令和六年春場所の注目力士は』
138番 2024/3/27 『尊富士 110年ぶりの新入幕優勝』
139番 2024/5/13 『令和六年夏場所の注目力士は』
140番 2024/7/16 『令和六年名古屋場所の注目力士は』
141番 2024/8/4 『照ノ富士 悲願の10度目優勝』
142番 2024/9/9 『令和六年秋場所の注目力士は』
143番 2024/9/25 『大の里、二度目の優勝で大関昇進決定』
144番 2024/11/9 『令和六年九州場所の注目力士は』
番外編 2024/11/22 『訃報:北の富士さん』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます