隊長のブログ

中国上海に2003年12月から2008年1月まで駐在。趣味はヒップホップダンス、ジャズダンス、旅行、映画、スポーツ観戦。

本と雑誌 39冊 『司馬遼太郎 「街道をゆく 本郷界隈」』

2018年05月04日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第39回は、『司馬遼太郎街道をゆく 本郷界隈」』をお送りします。


作家・司馬遼太郎の『街道をゆく』は、「週刊朝日」の連載として1971年に始まり、司馬さんが亡くなる1996年まで、25年にわたり続きました。


こうして残されたのが、書籍にして全43巻を数える大紀行『街道をゆく』です。


その第37巻目が、隊長の地元「本郷界隈」です。旅の時期は、1991年5月中旬、6月上旬、11月上旬。
  

構成は;

第一章  鴨がヒナを連れて
         この章では、森鴎外や東京大学の成り立ちを取り上げています。

第二章   縄文から弥生へ
         縄文時代の貝塚を発見した19世紀のアメリカ人、エドワード・S・モースのことなど。
     「弥生式土器発見の地」に関しては、こちらをご覧ください⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2839f0165062adf748ffb9c39d658fdd

第三章  加賀屋敷
     本郷の東大敷地が加賀藩の上屋敷だったことを改めて紹介しています。
     「赤門」をはじめ「東大の門」に関しては、こちらをご覧ください⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/780ae83bc27114fcd10db69f110a1817

第四章  〝古九谷〟と簪(かんざし)
     東大構内から〝古九谷〟と思われる古い陶磁器が出土したことなど。 

第五章  水道とクスノキ
     「本郷給水所公苑」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4fe9bdb9e7df0641759c2479d3a4aced
     樹齢約600年、高さ25メートル、直径3.3メートルに及ぶ「本郷の大楠」の紹介、など。

第七章  見返り坂
     享保年間に歯磨き粉の「乳香散」で繁盛した「かねやす」。「本郷もかねやすまでは江戸の内」と川柳に詠まれました。

現在は洋服店になっています。

 

第八章  藪下の道
      明治期には菊人形展でにぎわい、夏目漱石『三四郎』にも描かれた「団子坂」にまつわる話。 

第九章  根津権現
     今は、「つつじまつり」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/13ab6556ca46cbe05e5751a96ac40795 で賑わう「根津権現(根津神社)」について。 

第十章  郁文館
         私立校「郁文館中学校・高等学校」にまつわる話。 

第十一章 無縁坂
         森鴎外の小説「雁」に出てくる「無縁坂」のこと。 

第十二章 岩崎邸
         岩崎弥太郎と「旧岩崎邸庭園」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5729611c2651987ee1d05353d9aca0e2 

第十三章 からたち寺
        「からたち寺」と呼ばれた「麟祥院」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/409bcc9fb53107fc6a5240f7b7e3c817

第十四章 湯島天神 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/87584188e1ce0a47fad76e5a475d696a     

第十五章 真砂町
         坪内逍遥。「真砂図書館」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fcbb21e9ffb2fd03b97f50c9145e57a9 のこと。

第十六章 給費生
         正岡子規について。 

第十七章 一葉
     樋口一葉のこと。その名は、炭団のように人が転がり落ちるからとも、炭団を商う人がいたからとも云われる「炭団坂」。 

第十八章 福山坂
     備後福山藩丸山中屋敷(江戸の藩邸)の藩校「誠之館(せいしかん)」。その後身が、隊長が卒業した小学校⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/afa2834577b65935d793b8f894b88d12 です。

第十九章 追分
         本郷の東京大学の西辺を北上している本郷通りと、旧白山通りが枝分かれしている分岐点が、江戸時代以来、追分といわれてきました。
     本郷通り沿いには、隊長が卒業した中学校⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb41553788cbd7cc28ec992ade640ceb が、旧白山通り沿いにはドラマのロケにも使用された「西片町教会」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/959bfb25b87bd966937a95d75447bf86 が、あります。

第二十章 水戸家
     本郷とその周辺に水戸徳川家の藩邸が二つありました。ひとつは、上屋敷跡地の「小石川後楽園」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/085e5dae722af6a8ec88c994c5c592ba で、現東大農学部構内になった向ヶ岡の中屋敷です。

第二十一章 傘谷坂の雨
      現在の「サッカー通り」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3dab70818cdee20ffa66c2ad8c63b0bd の一部が、「傘谷坂(かさだにさか)」と呼ばれていました。

第二十二章 朱舜水
      「小石川後楽園」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/085e5dae722af6a8ec88c994c5c592ba の造成にも関わった明の遣臣・朱舜水(しゅしゅんすい)。 

第二十三章 近藤重蔵
           西善寺に墓のある、北方探検家・近藤重蔵(1771~1829)について。

第二十四章 秋帆と洪庵
      本郷大円寺に墓のある、西洋砲術家・高島秋帆(1798~1866)と、高林寺に墓のある将軍の侍医(奥御医師)・緒方洪庵(1810~1863)について。

第二十五章 最上徳内
      蓮光寺に墓のある、北方探検家・最上徳内(1755~1836)について。

第二十六章 漱石と田舎
           小説「三四郎」と「坊ちゃん」から夏目漱石の都会(東京)感、田舎感の考察。

第二十七章 車中
      三四郎が郷里熊本から東大に進学するために上京する車中での出来事。

第二十八章 三四郎池
           江戸初期に造られた名庭園「育徳園」の池。漱石の小説「三四郎」にちなんで「三四郎池」と呼ばれるようになりました。


読了して感じた事:司馬遼太郎さんが旅をした1991年頃の「本郷界隈」は、2018年の今日でも大きな変化はありません。東京の他の街より、歴史の重みが、まだまだ残っている地域ではないでしょうか。


隊長が読んだ『街道をゆく 本郷界隈』は、朝日新聞社の朝日文芸文庫。発行日は、1996年7月1日。価格は、520円+税。


尚、この本に登場する舞台となる『湯島・上野の地図』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9fdabfdb3c1862b9510c1fe9ecfc6690

『本郷・東大前の地図』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/edb91db8e9d2ad38e4623ec3b984727c

『本郷・春日の地図』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/01350f793d004d68686db8f749544c32 です。

 

 

===「本と雑誌」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~25冊  省略

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

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