隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film134 『恋する惑星』

2018年11月14日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画 」を紹介するシリーズの第134作品目は、『恋する惑星』をお送りします。

 

 


『恋する惑星』 (原題:重慶森林、英題:Chungking Express)は、1994年7月に公開された香港映画(言語:広東語)です。日本での公開は、1995年7月。上映時間:100分。

 

尚、「隊長のブログ」で紹介した香港映画一覧は、こちらをご参照下さい

 


脚本・監督は、香港出身のウォン・カーウァイ (王家衛) 。

 

ウォン・カーウァイ 監督映画の記事一覧は、こちらをご参照下さい  。

 

撮影:クリストファー・ドイル(Christopher Doyle)、アンドリュー・ラウ(劉偉強)。

 

クリストファー・ドイルの 映画作品一覧は、こちらです

 

出演者は、トニー・レオン (梁 朝偉) 、金城 武、フェイ・ウォン (王 菲) 、ブリジット・リン (林 青霞) 、ほか。

 

この作品が公開された当時、日本では殆ど無名だった金城武さん。本作の日本でのポスターや予告動画では、「カネシロ・タケシ」とカタカナ表記で、紹介されています。


尚、金城武さんが出演する映画の記事一覧は、こちらをご参照下さい

 

トニー・レオンさんが出演する映画の 記事一覧は、こちらです

 

フェイ・ウォンさんは、「アジアの歌姫」  で、取り上げています。

 


あらすじ:麻薬取引で追われている金髪のかつらを被った女ディーラー (ブリジット・リン ) と、失恋した警官223号 (金城武) が、ふとした事で出会います。

 

一方、スチュワーデスの恋人とすれ違いが続く警官663号 (トニー・レオン) は、警官223号が立ち寄るファーストフード店の店員フェイ(フェイ・ウォン)と出会います。

 

この二組の関係を軸にして展開する物語です。

 


感想:金城武は何か国語も操ると云われていますが、この映画でもバーで金髪女に、広東語、英語、日本語、北京語で話しかけるシーンがありました。彼の演技力も光っていました。

 

 

(ブリジット・リンと 金城武『恋する惑星』のワンシーン)

 

『天使の涙』では、レオン・ライ(黎 明) が、殺し屋役でしたが、この映画では、金髪女性が女殺し屋です。ウォン・カーウァイ、当時の香港の猥雑さを殺し屋を登場させる事で、表現しているのでしょう。

 

ボーイッシュな髪形の、フェイ・ウォンの美貌にも注目です。

 

フェイ・ウォン『恋する惑星』のワンシーン)

 

『天使の涙』にも登場する、旧・啓徳空港、懐かしい気分で観ていました。

 

音楽も最高です。

 

フェイがカリフォルニアに旅立つという設定で流れる “ママス & パパス” の 『夢のカリフォルニア』  と、

 

フェイ・ウォン自身が歌う 『夢中人』 が、特に良かったです。

 

 

 

 

 


==「映画」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~120  省略

Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519

Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28

Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df

Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee

Film125 2018/4/9  『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c

Film126 2018/5/1  『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a

Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2

Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577

Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b

Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44

Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3

Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0

番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5

Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2 

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街歩き 第75回 『炭団坂と坪内逍遥旧居・常盤会跡』

2018年11月14日 | まち歩き

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散歩する「街歩き」シリーズの第75回は、『炭団坂と坪内逍遥旧居・常盤会跡』をお送りします。


隊長の自宅から徒歩5~6分の東京都文京区本郷四丁目にあるのが、「炭団坂(たどんざか)と坪内逍遥旧居・常磐会(ときわかい)跡」です。


 「炭団坂」は、本郷台地から菊叛の谷へ下る急な坂である。名前の由来は「ここは炭団などを商売にする者が多かった」とか「切り立った急な坂で転び落ちた者がいた」ということからつけられたといわれている。

 台地の北側の斜面を下る坂のためにじめじめしていた。今のように階段や手すりがないころは、特に雨上がりには炭団のように転び落ち泥だらけになってしまったことであろう。

 この坂を上りつめた右側の崖の上に、坪内逍遥が明治17年(1884)から20年(1887)まで住み、『小説神髄』や『当世書生気質』を発表した。(文京区教育委員会)


階段を1/3程上がると、右上に見えてくるマンションが、「坪内逍遥旧居・常磐会跡」です。


途中の踊り場の崖の前に、平成6年3月に文京区教育委員会が設置した案内板が、立っています。


司馬遼太郎の『街道をゆく 本郷界隈』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc の「第十七章 一葉」の項で、樋口一葉とこの炭団坂が描かれています。


階段を上り切り振り返ると、一葉の時代はさぞ急な坂道だったのだろうと感じられます。坂下には、「樋口一葉の菊坂旧居跡」もあります。


今はマンションになっている「坪内逍遥旧居・常磐会跡」ですが、確か数年前までは、「日立本郷ビル」という日立の研修所が建っていたと記憶しています。この建物の斜め前には、「真砂図書館」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fcbb21e9ffb2fd03b97f50c9145e57a9 があります。


平成13年3月に文京区教育委員会が設置した案内板によると;

 坪内逍遥(1859~1935) は、本名雄蔵、号は逍遥、または春迺舎おぼろで、小説家、評論家、教育家である。明治17年(1884) この地(旧真砂町18番地) に住み、『小説神髄』(明治18年~19年)を発表して勧善懲悪主義を排し写実主義を提唱、文学は芸術であると主張した。 

 その理論書『当世書生気質』は、それを具体化したものである。門下生・嵯峨の舎御室は「逍遥宅(春迺舎)は東京第一の急な炭団坂の角屋敷、崖淵上にあったのだ」と回想している。

 逍遥が旧真砂町25番地に転居後、明治20年には旧伊予藩主久松氏の育英事業として、「常磐会」という寄宿舎になった。俳人正岡子規は、明治21年から3年余りここに入り、河東碧梧桐(俳人)も寄宿した。また舎監には内藤鳴雪(俳人)がいた。

 ガラス戸の外面に夜の森見えて清けき月に 鳴くほととぎす 正岡子規(常磐会寄宿舎から菊坂をのぞむ)


前述の司馬遼太郎の著書の「第十五章 真砂町」の項で、この場所と坪内逍遥、正岡子規、夏目漱石などについて語られています。


マンションに沿った崖の上この小径、愛犬グリフィン⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ae769630b7f1af0a3c75863db4bf2e2d の大好きな散歩道でした。


        


===「街歩き」バックナンバー===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~60回  省略

第61回 2018/3/30 『小石川七福神巡り「毘沙門天」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81fdf1b86abe14c9a5f6c11afbe8a1ce

第62回 2018/3/31 『小石川七福神巡り「大黒天」「布袋尊」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/abfa63fbad721434be839ddccbeb0100

第63回 2018/4/2  『小石川七福神巡り「弁財天(女)」「寿老人」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/045e651e5f48a43c0dec0e6d80c5e1c1

第64回 2018/4/4  『小石川七福神巡り「弁財天(男)」「恵比寿」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/665edd886b1250f1b6d36a83f17992e5

第65回 2018/4/7  『御朱印巡り「麟祥院」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/409bcc9fb53107fc6a5240f7b7e3c817

第66回 2018/4/12 『小石川後楽園』(その1) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/085e5dae722af6a8ec88c994c5c592ba

第66回 2018/4/13 『小石川後楽園』(その2) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e62975e97124e028fe1901dc9bc1e325

第67回 2018/4/19 『御朱印巡り「湯島聖天 心城院」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9a1e9513a164681f199c155ba041c222

第68回 2018/4/22 『東京十社巡り「王子神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fdf36fb5459e096924547e1f27649953

第69回 2018/4/29 『御朱印巡り「鷺宮八幡神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65beed11a6c52f0d3552ef37040eaec9

第70回 2018/5/5  『東京十社巡り「亀戸天神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a28edd4cac7bec4099397170750e3ce5

第71回 2018/7/17 『御朱印巡り「駒込法成寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2245cdf60c78cf3b98663cb71ebb592c

第72回 2018/8/25 『御朱印巡り「浅草寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/20b32bc01dad3652208c4c01f1011672

第73回 2018/8/30 『御朱印巡り「浅草神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f9679cf5297172ddb1542e075917483f

第74回 2018/11/4 『御朱印巡り「護国寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ad427cf5efacb32ac5971a0460aca4f1

 

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