広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

正月の融雪

2010-01-03 19:18:16 | 秋田のいろいろ
今日は時々青空がのぞく天気だったが、今年の正月は雪がよく積もった。普段なら、前の住宅や企業の人たちが歩道の除雪をしてくれる場所でも、不在や休業のため雪がそのままの場所も多く、正月の雪道はいつも以上に歩きにくい。
そんな場合でも頼りになるのが融雪装置(ロードヒーティング)。

更新工事が一段落し、先日から供用されている、二丁目橋付近の竿燈大通りの歩道。
融かしている途中だが、しっかり作動している(先方の白い部分は交差する車道)
加熱せずに地中熱を使って融かす方式だからだと思うが、今回のように大量に降った場合は融けるのに時間がかかり、それまでの間ざくざくのシャーベット状で歩きにくい場合がある。
秋田市中心部の場合、加熱して融かすほど雪が降ることは少ないし、ランニングコストの問題もあるから、仕方ない。これでも積もったままよりは歩きやすいし。

西へ進んで山王十字路付近、融雪装置がまだ更新されていない区間。
路面が見えていない場所も多い
なぜか等間隔で融け方に差が出ている。作動はしているが、二丁目橋と比べると明らかに雪が融けておらず、歩きにくい。二丁目橋とここで雪の降り方に差があるとは思えないから、融雪装置のせいだ。古い装置なので能力の限界なのか、老朽化しているかなのだろう。

この付近の車道は、秋田中央道路地下トンネルと竿燈大通りの合流点になっている。トンネルから出てくる車がスリップしないためなのか、合流点の地上部分も数十メートルだけは融雪が入っているようだ。
車が向かってくるのがトンネル出口

続いて、すぐ近く、いまだに更新工事が続いている、通称新国道(県道56号線)の歩道。
う~ん
左側の工事箇所は、配管を埋めただけで舗装やブロック敷はされていないが、融雪装置は既に作動している。新しいだけに効きも抜群で完全に路面が見えている。
でも、そこはまだ柵で囲われており、歩行者は右側の1車線をつぶした仮歩道を歩かなければならず、そこは雪がたっぷり。
シートで覆われていても、雪が消えているので作動しているようだ
看板を見ると、2社が融雪工事をしている。作業時間(夜間もやるか)や国の交付金の番号が異なっているが、どういう分担なんだろう。
このポストに投函する人はいるのか?
※周辺のオフィスのためのポストだから、工事と関係なく正月に投函する人は少ないと思われる。後ろの商工会館駐車場から回り込んでの投函は可能。
工区の南側の一部では、
舗装前ながらも、歩行者が通れるようになっていた
これは歩きやすいし、気が利いている。こういう柔軟な配慮はうれしい。
さらに先では、積もった雪を除雪作業中
工事をしている業者の人と、その委託を受けたと思われる警備員がたった2人で道をつけてくれていた。この日は元日。本当に本当におつかれさまです。

前も書いたけれど、どうしてこの時期に工事をやっているんだろう。仮に暖冬と予想されたからといっても、11月下旬以降の秋田において「暖冬で雪が降らないだろうから工事をやっちゃおう」というのは、あまりに無謀な賭けだ。もっと早く着工できないのか。
よく知らないが、議会の承認とか国の交付金の手続上、ずれ込むのかもしれない。とはいえ、秋田において雪対策は重要事項。特に市街地空洞化・高齢化といった社会状況もあわせれば、町中の歩道を歩きやすくすることは大事。
それに、これは「工事する/しない」の問題でなく、「工事をいつするか」だけの問題ではないだろうか。少し気を遣って、前倒ししてくれれば解決できるんじゃないだろうか。

県職員・県議会議員・県知事といった皆さんは、雪の中、苦労して歩かされる人がいて、仕事とはいえ元日から除雪作業に追われている人がいたことを知っているのだろうか?

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