8月20日は「交通信号の日」。※おととしの記事
また、2011年2月8日から秋田県警察本部長だった石田高久氏(51)が警視庁生活安全部長へ異動(秋田県警本部長より警視庁の部長のほうがエライのか)し、後任に17日付で警察庁長官官房付の志村務氏(50)が着任した。
石田氏はいわゆる「警察官僚」で前職は警察庁の交通規制課長だから、信号機や標識に関しては専門だったはず。一方、志村氏は運輸省旅行業課補佐官、国交省自動車交通局貨物課長、同省航空局安全企画課長などを歴任し、今月から警察庁へ出向。「国土交通(旧運輸省)官僚」だったわけで、警察分野は今回が初めて。
今まで警察とは無関係だった人が、いきなり県警のトップになって制服を着て本部長訓示などをすることになるわけであり、そう考えると、官僚ってすごいとは単純に思ってしまう。
そんなわけ(?)で、秋田県の信号機の話題。(いずれも秋田市内で撮影)
まず、以前コメントで教えていただいたものから2題。
八橋地区の旧国道の押しボタン式信号
いつの間にか、縦型・薄型LED式に交換されていた。
車両用信号機は、
正面もしくは遠目では、一見普通(「押ボタン式信号」の表示板も更新したのかな)
暑くてボーっと歩いていたので、気づかずに通り過ぎるところだったが、思い出して横から見ると、
フード(庇)の長さが!
上の赤灯のフードは長く、下の2つは極端に短い。
昨年青森駅前で見たものと同じ仕様。
この長さが異なるフードは、最近の小糸工業(2011年8月以降は「コイト電工」)製の信号機だけに見られるものらしい。
秋田県警では、県内のエリアごとに信号機のメーカーを揃える傾向があり、特に最近(LED化以降くらいから?)は秋田市内では同社製の信号機はあまり設置されていないように感じる。(昔は多かった)
歩行者用信号機の銘板を見ると「2011年7月」製造だから、小糸工業としての再【21日訂正】最末期製のようだ。歩行者用のフードは、秋田県標準の長いタイプ。
秋田市内では珍しいタイプと言えそうだ
最近の秋田では、信号機の更新がわりとよく行われている。
近年は、強風で倒壊したり節電(LED化)が求められたりで、更新のペースを上げているのかもしれない。
最近更新された車両用信号機の裏面
信号機裏面には、メーカーが取り付ける銘板があるが、上の写真ではその上に「SD」「12」というシールが貼られている。(銘板を見ると2012年5月製とあった)
こちらは「NS」「12」(銘板は上のほうにあって見づらい)
このシールは、信号機の製造メーカーと製造もしくは設置年(年度?)を示しているようだ。
「SD」は「信号電材」、「NS」は「日本信号」。「12」は「2012年(年度?)」だろう(役所が西暦を使うとは珍しい)。
メーカーと製造年は銘板には表示してあるものの、高い位置にある車両用信号機では、下から肉眼で判読するのは難しい。
そこで、簡単に識別できて管理しやすいよう、シールを貼ることにしたのだろう。他県では既にやっているところがあるようだけど。なお、歩行者用信号機には貼られていない。
その一環で、今年度は南大通りの信号機も更新された。
2009年の記事で紹介したように、南大通りは街路灯などとともに信号機本体も緑色の製品が採用され、街並みに統一感を醸し出していた。
(再掲)南大通りの緑色ボディの信号機(製造時期によって緑色の色合いは異なる)
2009年頃には、一部の信号機がLED式に更新されたが、後継のLED式(上の再掲写真の右側)も緑色の製品が設置された。
そして今回は、車両用・歩行者用とも残っていた電球式の信号機の多くが、LED化された。
だけど、その信号機は…
グレー!
緑の柱にグレーの信号機。歩行者用信号機もグレー。
なぜか汎用のグレーのボディの信号機が取り付けられてしまった。
県警の方針が変わったのか、発注ミスか何かか…
街をトータルでコーディネートしようとして、今まで緑色の信号機を設置していたであろうに、こんなことになってしまうとは残念。
先に車両用の一部が更新済みの交差点では、緑の柱に緑とグレーのボディが混在している
もちろん、信号機は安全に人や車両を通らせるのが役目であり、ボディの色などどうでもいいこと。色違いは特注で高価になるなどの事情もあるのかもしれない。
だけど、今さら変えろというわけにもいかないが、配慮してほしかった。
ゆくゆくは、県内各地の茶色など色付きボディの信号機が順次更新されていくわけだが、それも全部グレーになってしまうのだろうか?
国土交通官僚の新県警本部長さんがこの信号機をご覧になったら、どう思われるだろうか。(って似たようなことを前本部長着任時にも書きましたが…)
※その後の信号機の話題
※南大通りの信号機の2013年度の更新はこのようなもの
また、2011年2月8日から秋田県警察本部長だった石田高久氏(51)が警視庁生活安全部長へ異動(秋田県警本部長より警視庁の部長のほうがエライのか)し、後任に17日付で警察庁長官官房付の志村務氏(50)が着任した。
石田氏はいわゆる「警察官僚」で前職は警察庁の交通規制課長だから、信号機や標識に関しては専門だったはず。一方、志村氏は運輸省旅行業課補佐官、国交省自動車交通局貨物課長、同省航空局安全企画課長などを歴任し、今月から警察庁へ出向。「国土交通(旧運輸省)官僚」だったわけで、警察分野は今回が初めて。
今まで警察とは無関係だった人が、いきなり県警のトップになって制服を着て本部長訓示などをすることになるわけであり、そう考えると、官僚ってすごいとは単純に思ってしまう。
そんなわけ(?)で、秋田県の信号機の話題。(いずれも秋田市内で撮影)
まず、以前コメントで教えていただいたものから2題。
八橋地区の旧国道の押しボタン式信号
いつの間にか、縦型・薄型LED式に交換されていた。
車両用信号機は、
正面もしくは遠目では、一見普通(「押ボタン式信号」の表示板も更新したのかな)
暑くてボーっと歩いていたので、気づかずに通り過ぎるところだったが、思い出して横から見ると、
フード(庇)の長さが!
上の赤灯のフードは長く、下の2つは極端に短い。
昨年青森駅前で見たものと同じ仕様。
この長さが異なるフードは、最近の小糸工業(2011年8月以降は「コイト電工」)製の信号機だけに見られるものらしい。
秋田県警では、県内のエリアごとに信号機のメーカーを揃える傾向があり、特に最近(LED化以降くらいから?)は秋田市内では同社製の信号機はあまり設置されていないように感じる。(昔は多かった)
歩行者用信号機の銘板を見ると「2011年7月」製造だから、小糸工業としての
秋田市内では珍しいタイプと言えそうだ
最近の秋田では、信号機の更新がわりとよく行われている。
近年は、強風で倒壊したり節電(LED化)が求められたりで、更新のペースを上げているのかもしれない。
最近更新された車両用信号機の裏面
信号機裏面には、メーカーが取り付ける銘板があるが、上の写真ではその上に「SD」「12」というシールが貼られている。(銘板を見ると2012年5月製とあった)
こちらは「NS」「12」(銘板は上のほうにあって見づらい)
このシールは、信号機の製造メーカーと製造もしくは設置年(年度?)を示しているようだ。
「SD」は「信号電材」、「NS」は「日本信号」。「12」は「2012年(年度?)」だろう(役所が西暦を使うとは珍しい)。
メーカーと製造年は銘板には表示してあるものの、高い位置にある車両用信号機では、下から肉眼で判読するのは難しい。
そこで、簡単に識別できて管理しやすいよう、シールを貼ることにしたのだろう。他県では既にやっているところがあるようだけど。なお、歩行者用信号機には貼られていない。
その一環で、今年度は南大通りの信号機も更新された。
2009年の記事で紹介したように、南大通りは街路灯などとともに信号機本体も緑色の製品が採用され、街並みに統一感を醸し出していた。
(再掲)南大通りの緑色ボディの信号機(製造時期によって緑色の色合いは異なる)
2009年頃には、一部の信号機がLED式に更新されたが、後継のLED式(上の再掲写真の右側)も緑色の製品が設置された。
そして今回は、車両用・歩行者用とも残っていた電球式の信号機の多くが、LED化された。
だけど、その信号機は…
グレー!
緑の柱にグレーの信号機。歩行者用信号機もグレー。
なぜか汎用のグレーのボディの信号機が取り付けられてしまった。
県警の方針が変わったのか、発注ミスか何かか…
街をトータルでコーディネートしようとして、今まで緑色の信号機を設置していたであろうに、こんなことになってしまうとは残念。
先に車両用の一部が更新済みの交差点では、緑の柱に緑とグレーのボディが混在している
もちろん、信号機は安全に人や車両を通らせるのが役目であり、ボディの色などどうでもいいこと。色違いは特注で高価になるなどの事情もあるのかもしれない。
だけど、今さら変えろというわけにもいかないが、配慮してほしかった。
ゆくゆくは、県内各地の茶色など色付きボディの信号機が順次更新されていくわけだが、それも全部グレーになってしまうのだろうか?
国土交通官僚の新県警本部長さんがこの信号機をご覧になったら、どう思われるだろうか。(って似たようなことを前本部長着任時にも書きましたが…)
※その後の信号機の話題
※南大通りの信号機の2013年度の更新はこのようなもの
また歩行者は日本信号のままのようです。
今で言いますと、北海道内での、コイトフラット縦設置は珍しくないこと。
秋田では、中古を転用した先で、ストレートを新規に使ったりしていますが、あまり法則性はないようにも感じます。
バスと鉄道の事なら詳しですが。正直信号機はあまり詳しくありません。縦日本信号は切り込み2線ありますが、縦京三は切り込み線が無くツルツルした感じです。プレイトは日本信号は真ん中、京三はコイト丸型と同じ位置。私が温泉行った時見た丸型縦信号は京三という事でした。小樽と岩内にある丸型の事でしたが京三製でした。
特に最近の信号機メーカーごとの構造やデザインの違いについては、まったく詳しくありません。
メーカーの識別は銘板の表示に頼っているので。
急にすみません。北海道道2号線国道453号線の地図の写真の画像を見ればわかると思います。三協高分子製ではありません。私が温泉に行く時に見つけました。
ところで縦日本信号丸型 縦京三丸型のボディ違いって何ですか?
見た目そっくりですしレンズも同じです。
残念ながらそちらの分野の知識がなく、意識していないのです。
OEMだったり、途中で部品交換されて、本来とは違うレンズになってしまったケースもありそうですが…
個人的には昔の小糸の濃い色のレンズが好きでしたが、秋田では減少中です。
信号機以外の照明なんかも同じことで、電球式(というか「電球」そのもの)が製造中止になりつつあるでしょうから、LEDへ移行せざるを得ないのでしょう。
雪対策がいっそう必要になるわけです。
画像のように薄型設置の赤だけ長い仕様では北海道では信号電材と日本信号2箇所とコイト2箇所?と京三1基存在します。北海道は他の県内と違って本当はまとめて電球式設置ですが、2011年後半になってからは完全LED設置に移行したようです。
秋田でもそうですが、3大メーカーのはずの京三製作所はあまり多くない感じですね。むしろ信号電材のほうが多いようです。
横型信号機で多く設置しているのは信号電材
縦型信号機で多く設置しているのはコイト
電材の縦型はコイトに比べとても少ないです。
1灯信号機で多く設置しているのは京三
薄型LED1番コイト2番電材3番日本信号
厚型LED自体少ないし点在設置です。コイト15基?日本信号11基ぐらい
厚型電球1番コイト2番京三3番日本信号
丸型1番京三2番日本信号
それにしてもコイトの薄型LEDとコイト厚型電球は大変多かったです。北海道内でどこに行ってもコイトが見られます。おまけにコイトは他のメーカーに比べレンズやフードボディが違います。
やはり、誤発注でしょうか。一目現場を見れば気づかないほうがおかしいですが…
どんな業界にせよ、それぞれの立場とかしがらみとかあるでしょうけれども。なんとも。
南大通りを整備した時は、市、県警、ライフライン、地元などが協力して、統一感のある街並みにしたのでしょう。
当時の人々の思いを忘れずに、いつまでも残して美しい街にしていってほしいものです。
茶色はどんな風景にもマッチしますものね。それ以外の色を採用するとなると冒険になりそうですが、それはそれでいい場合もあるかもしれません。
>オタチさん
少数の色違い発注も可能でしょうねぇ。ゆうちょ銀行前の銀色のはそこ1か所だけがその色ですし。
秋田県にも超薄型が出ましたか!
通称「コイト」だから「KO」でしょうか? もし、パナソニックナントカ製が設置されたら「PA」?
そのPA(笑)の前身製も更新ですか。
20日付でも新たな発注が出ていましたが、続々と更新されますね。
1つ目の灯器...現在は更にモデルチェンジしており、ミミ(灯器上下(横型は左右)の端の部分)が一体型になったものがあります。既に横手市(何故か短い庇)や由利本荘市で見つけています。更に由利本荘市にフラット型が遂に登場しました。コイト電工銘板。何故かステッカーは「KO」「12」 ...コイト電工で「KD」ではないのでしょうか?? 「こ」・・・。。
緑色の塗装については他の場所と同時発注したからでしょうか・・・? しかし一部だけ塗装も可能だと思うので違うでしょうか。。
入札情報によると土崎の超レア物が遂に交換されるようで。s49年松下製です。
これは完全に発注ミスだと思います。施工者(工事業者)は、設計書(発注者作成)に基づいて資材等を確保しますから、この設計書に色等の記載が無かったのでしょう。
しかし、施工者も周囲を見ればわかるはずなのに・・・工事には変更契約なるものがありまして、工事中に正当な理由がある場合には、資材等の規格等について変更できます。ですので、これは施工者にも責任はあると思います(普通気づくよね)。
周囲に気を配らずに計画・施工している典型的な例だと思います。こういった事例は、設計者として遺憾に思うところです。
私も南通りのグリーンの統一感は好きな一人です。こういった細かいことの積み重ねが都市計画及び市街地活性化の一翼を担うのに・・・。前にも歩道のブロック舗装で書きましたけど、統一感って大事ですよね。
余談ですが、公共物(ガードレールや街灯等)の茶色は、景観色として用いられおり、国土交通省発注の工事ではほぼ100%、県及び市町村発注工事では必要に応じて使用されています。要は、汚れにくく、目立たないためですね。私は、白色のガードレール等が経年変化で錆びて汚く見えるよりは、茶色に統一すべきだと思ってます。