広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

イギリストースト2014.7

2014-08-01 00:21:14 | ランチパック
先日の続きで、工藤パンイギリストースト。
6月から発売中の「富良野メロンクリーム」など、今までと同じような期間限定派生商品も何種類か並んでいた。
それ以外に、今まであまり例がなかった派生商品があった。「トーストしてある」「半面ずつ塗り分け」「調理パン扱い」といったのがキーワード。

まず、購入しなかったけれど、7月から「イギリストースト 青森県産りんごジャム&いちごジャム」が発売されている。
パッケージには「キティちゃん」とは今は言わないか、「ハローキティ」が描かれていて、サンリオとのコラボ商品。
イギリストーストでは、ご当地アイドル「りんご娘」や青森放送とコラボしたものを過去に発売しているが、その相手がハローキティとは唐突。
いつの間にか開設されていた「弘前経済新聞」の7月11日付「「イギリストースト」にハローキティバージョン-青森県産リンゴでコラボ(http://hirosaki.keizai.biz/headline/79/)」で理由が分かった。
工藤パン営業部の人の話で「ハローキティがイギリス出身ということで、イギリスつながりでコラボできないかと打診した」「ハローキティの身長はリンゴ5個分、体重は3個分。青森らしい設定もコラボが実現した要因なのでは」とのこと。

「青森県内と東北地方の店舗で取り扱っている。」とあるけれど、秋田県内では今のところ未確認。
あと、「現在は5種類のイギリストーストを販売。」とあるけれど、下記の通り、それどころじゃない。もっとたくさん出ていますよ。

この「りんごジャム&いちごジャム」は、それぞれのジャムがパンの半面ずつに塗り分けられている。弘前経済新聞によれば「同社では初の試みとなった。」。
発想としては、秋田のたけや製パンのアベックトーストと同じ。
ただし、アベックトーストでは、いったん剥がして片方を半回転させて、再度貼り合わせれば、2つ味が混ざったものを楽しめるわけだが、イギリストーストはパンが山型であるため、それをやると不格好になってしまう。

ほかにも、「半面ずつ塗り分け」の商品が出ていた。公式サイトには一切出ていないが、7月発売。【8月1日追記】8月1日にホームページが更新され、掲載された。7月21日発売だったそうだ。(なぜか「新商品」シールがあるのとないのが混ざっていたけど…)
イギリストースト 青森県産りんごジャム&秋田県産ジャージーミルク 323kcal
県を越えたコラボだ。
【8月1日追記】8月の新商品紹介のホームページによれば、ジャムはふじ、ミルクは花立牧場のジャージー牛乳。

他にもあって、宮城県産ブルーベリージャム&山形県産ラ・フランスジャム、岩手県産山ぶどうゼリー&福島県産白桃ジャムとかいうのだったはず(うろ覚えです)
色が分かりづらいけど半分ずつ分かれている。アベックトーストより丁寧に塗ってある?
たけやでは、マックスバリュ東北と共同で似たようなものを使ったパンを出していた。そういう原料の供給・流通ルートがあるんでしょう。

いずれも、パッケージには各県の夏祭りの写真が出ていて、裏面には日程が記載されている。
竿燈の写真
日本興亜秋田ビル(近々マンションに改装されるとか)の向かい側の車線で、肩で上げている四十間堀町(しじっけんぼりまち)の差し手と竿燈がメインの写真。

【8月2日追記】秋田駅前のザ・ガーデン自由が丘西武秋田店で、りんごジャム&ジャージーミルクと山ぶどうゼリー&白桃ジャムの2つが売られていた(110円)。期間限定で竿燈のパッケージになるたけやアベックトーストと並べられていて、夏祭りムードあふれる売り場だった。(ザ・ガーデン自由が丘でイギリストーストが発売されるのは、初めてかもしれない)【8月4日追記】その後、4日には3種類揃って108円で売られていた。
【8月3日追記】秋田市のマックスバリュ茨島店では、3種類とも売られていた(108円。見切りで86円)。りんご&ミルクは売り切れ。
一方、イオン秋田中央店やいとく新国道店では、扱っていない模様。
【8月10日追記】夏祭りが終わったためか、10日前後になると、ザ・ガーデン、マックスバリュ茨島店とも、置かなくなっていた。
【8月22日追記】イオン秋田中央店では、8月19日の「火曜市」の各種菓子パン98円セールの1つとして、ブルーベリージャム&ラ・フランスジャムが売られていた。入荷は1度きりのようで、在庫がなくなると、また見なくなった。

【8月12日画像追加】
 岩手県産山ぶどうゼリー&福島県産白桃ジャム 312kcal
「ゼリー」と「ジャム」の違いがよく分からなかった。
(以上追記)

次は5月発売。
イギリスあんトースト 小倉あん 577kcal
明らかにイギリストーストの仲間ではあるが、商品名が「イギリストースト」ではなくて、間に「あん」が入っている。「あん」の書体がかわいい。
以前、「イギリストーストラスク」や「イギリスレーズントースト」があったけれど、それと同じような、「亜種」的な位置づけなんだろうか。

パンは黄色っぽくて、表面に焦げ目が少々
ホームページでは「イギリスパンに粒あんを挟み、溶かしたマーガリンを付けて焼き込みました。」とあるように、焼いた(トーストした)状態で売られているイギリストーストなのだ。
イギリストーストとしては初めてではないだろうか。(売っているパン全般でも、トーストしたのって珍しい)
人によっては、普通のイギリストーストでもトースターで焼いてから食べるけれど、そういう人には余計なことをした商品かもしれない。焼いていなければ、イギリストーストならではのグラニューのジャリジャリが楽しめたかもしれないし。

あんこはたっぷり
焼いたのが冷めたような違和感などはなく、おいしかった。個人的には焼く手間が省けるし。強いて難点を上げれば、マーガリンがしみているので、手がギトギトになること。

今は「小倉あん」しかないようだが、あえてそう名乗っているからには、将来は別の「あん」も発売される可能性があるということだろうか。


「イギリスあんトースト」と同じ考え方の商品として、「イギリスフレンチトースト」というのが、昨年秋頃から出ていた。前出ていたのは「カスタード」とか「チョコクリーム」で、フレンチトーストとの組み合わせが斬新で、食べてみたかったが機会がなかった。
また、イギリストーストのパンにツナやタマゴを挟んだサンドイッチ風のものも出ていて、これは菓子パンばかりだったイギリストーストにおいて、初の調理パン(惣菜パン)系だろう。

現在は、惣菜パン系のイギリスフレンチトースト2種が発売されていた。
6月発売の「たまご」と、7月発売の
イギリスフレンチトースト ハムマヨ 267kcal
こちらは「フレンチ」の書体が「イギリストースト」と同じ。考えてみれば、ものすごく国際的なネーミングだ。
ツルツルして焼き目があるのがフレンチトーストらしい

中にはハムと白いドレッシング状のもの
ホームページでは「イギリス食パンにハムとフレンチオニオンソースとマヨネーズ風ドレッシングを挟み、フレンチ液をつけて焼き上げました。」とある。

期待して買ったが、一方で、袋入りパンのフレンチトーストなんてたかが知れているという気持ちもあった。
ところが、とてもおいしかった。
まず、フレンチトーストとしてのおいしさ。
僕はフレンチトーストはあまり食べないけれど、パンが妙にふかふかしていたり、芯があったり(津軽弁や秋田弁で言う「しない」「しんない」)することがあるが、これは卵がうまく浸透させてうまく焼いているようで、いい塩梅。
また、コショウだろうかわずかにスパイシーな味もした。

そして、中のハム。
薄切りだけど、なかなか質が良さそうなもの。生ハムっぽいと言っては、言い過ぎかな。

今まで食べてきたフレンチトーストとは少々違って、こういうフレンチトーストもあるのかと感心させられたイギリスフレンチトーストだった。これはぜひ、また食べたい。
【8月1日追記】8月からは「ハムタマゴ」が新発売。


ということで、イギリストーストはかなり熱心に商品開発をしている。
派生商品を1つずつしか出していない、たけやアベックトーストだって、コラボ商品とか、アベックフレンチトーストとかできるのではないでしょうか。


ところで、秋田では、たけやなどのお盆用の装飾菓子が7月中旬から店頭に並び始めている。
工藤パンでも、ホームページでは7月から掲載されているが、弘前のスーパーではまだ並んでいない店のほうが多かった。これも地域差なんだろうか。
コメント
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