田口頼和の公式ブログ|陶芸日記

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粘土の基本!陶芸の粘土の種類を解説します

2024年02月20日 | 陶芸日記
おはようございます。
田口頼和です。

陶芸の粘土は、種類や特性によって使い分けが必要です。それぞれの種類の粘土を知り、どのような作品に向いているかを理解することで、より効率的かつ良質な作品を作り出すことができます。以下に、主な陶芸の粘土の種類とその特性、使い分けのポイントを紹介します。



粘土の種類
・赤土
・白土
・黒土
・グロス土
・スリップ

粘土の特性

赤土:熟成すると非常に硬くなるため、削ることが困難。吸水性が高く、乾燥が早いため、割れやすい。焼成すると、茶色から赤褐色になる。

白土:吸水性が低く、柔らかいため、割れにくい。細かい質感があり、彫刻などの精密な作品に向いている。焼成すると、白色からクリーム色になる。

黒土:吸水性が低く、熟成すると硬くなるため、削ることが困難。高温で焼成すると、非常に硬くなるため、磁器などの作品に向いている。

グロス土:高温で焼成すると、非常に光沢がある。絵付けに向いており、色がよく出る。

スリップ:液状の粘土で、模様や模型作りに向いている。高温で焼成すると、固まるため、陶器の装飾に使用される。

陶芸講師
田口頼和


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