すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

みずうみ

2019年02月14日 | 書籍

みづうみ

川端康成(1899年(明治32年)6月14日 - 1972年(昭和47年)4月16日)

1954年(昭和29年)、
雑誌『新潮』1月号(第51巻第1号)ー12月号(第51巻第12号)に連載(全12回)、
翌年1955年(昭和30年)4月15日,新潮社より単行本刊行。
大幅な加筆訂正、連載第11回の後半と第12回の全文が削除。

翻訳版は月村麗子訳(英題:“The Lake”)
スペイン(西題:El lago)
韓国(韓題:湖水)
フランス(仏題:Le lac)

・桃井銀平 34歳。  元高校の国語教師 ストーカー
・玉木久子      銀平の元教え子
・水木宮子 25歳   銀平にストーカーされる女 老人の愛人
・水木啓助      水木宮子の弟
・町枝 15歳     銀平にストーカーされる女
・水野        水野啓助の友人。町枝の恋人。
・やよい       銀平の従姉(母の兄の娘)。銀平よりも2歳年上
・恩田信子      玉木久子の同級生で親友
・たつ        水木宮子の家の女中。
・さち子 17歳    たつの娘
・有田音二(爺)   水木宮子のパトロン

川端康成初体験
元高校教師 の女への執着心と妄想と幻想とストーカー行為
ストーカーされてる側の女子の行動や言動
なかなかキモチ悪いと云えばキモチ悪いし 変テコで 純文学的である
純文学を現実世界に持っていくと 水野君に突き飛ばされたりする
久子の親友の恩田さんと宮子の女中のたつが イイ感じのお節介を焼いてくれる
町枝と水野君の恋人同志の会話もキモチ悪いが 昭和20年代~30年代はこーゆー感じなのかな

美的な官能的な関心と、悪への関心とが、桃井銀平といふ奇怪な男の中で、あわただしく手を携へて、彼をして神出鬼没せしめる。この男の妄念にみたされた目に映る世界には、何一つ不可能なものはない。現実の障壁を完全に取去つた幻妖な物語世界が出現する。
— 三島由紀夫「川端康成著『みづうみ』


映画化された「女のみづうみ」
は内容がかなり変わっていて監督・吉田喜重の料理法がオモシロ過ぎる
シュールでスタイリッシュで 主役はあくまでも岡田茉莉子
1966年(昭和41年)8月27日封切。
水木宮子:岡田茉莉子
水木有造:芦田伸介
桜井銀平:露口茂
北野:早川保
町枝:夏圭子
はるみ:益田紘子
はるみの母:益田愛子



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