すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

ERIC FISCHL

2007年06月15日 | アート・絵画




母親はアルコール中毒だった。ぼくの家庭は、母親の病気を治そうと固く結束していた。そして、母親の死という悲劇が、ぼくたちをバラバラにした。病んだ親を持つということは、とても大きな問題だ。母親を救うことができなかったのは、自分の責任のように感じる。ぼくの作品はどれも自伝的なものではないけれども、作品のトーンはどれも少年時代と関係している。ERIC FISCHL




 
ぼくと同じ世代に属しているアーティストはみんなひどい絶望感を味わってきている。ぼくらは、まさにアメリカン・ドリームにはめられたんだ。その実体は、イメージと商品の契約にすぎない。アメリカン・ドリームの大部分は、視覚の産物なんだ。あれはまやかしだ、つまり完璧にできすぎてるってことだ。ぼくは、何年か前にフェニックスで父親の家の近所を散歩して、憂鬱になった。ひっそりした、ほんとに静まりかえったなかに、車寄せの車、色のついた砂利とサボテンのある芝生、ランチ・スタイルの家が並んでいるんだよ。歩きながら、何もかもがいかに“完璧”であるのか目の当たりにして、ぼくのなかに息づく感性が、こんな環境にはとても耐えられないということを痛感したんだ。ERIC FISCHL


http://www.ericfischl.com/

エリック・フィッシュル

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2 コメント

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Unknown (かめのこタワシ)
2007-06-15 20:29:03
他の作品は、ラインがハッキリしてて、光が当たってる肌や、陰のラインなんかが、妙にインパクトがあるのに対して、プライベートに絡む絵はまた、極端にデイープ一面(・・;)アーテイストって言うひとは、表向きと違って、紙一重の道化師なんでしょうかね(汗)
ど~も、文面が下手でごめんなさい(汗)
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Unknown (tago)
2007-06-15 23:30:10
ちゃんとしてる方はみんな地味で真面目ですよ、すごく。
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