すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

西村賢太デビュー作「けがれなき酒のへど」 2004年7月 『煉瓦』30号

2022年12月22日 | 書籍
西村賢太 買い直し 読み直し

キンドル書籍と平行して 電子書籍に無いブツは
紙書籍で買い直していくしかない

日曜日 西船橋BOOK OFFで「小銭をかぞえて」の綺麗な文庫本が
安価で入手できたが 読む順番を 出版順序に従いたくて
アマゾンから届く新潮文庫『暗渠の宿』を待ち

「けがれなき酒のへど」
(『煉瓦』30号、2004年7月、『文學界』2004年12月号に転載)

同人誌から一般誌への移行は
「雨滴は続く」に詳細あり
2003年夏、同人雑誌『煉瓦』に参加して小説を書き始める。
2004年、『煉瓦』第30号(同年7月)に発表した「けがれなき酒のへど」が『文學界』12月号に転載され、
同誌の下半期同人雑誌優秀作に選出される。同年に『煉瓦』を退会。

自分が初めて読んだのは11年前

内容は 恋人欲しい欲しいので風俗で会った女子で人選
目当ての女子が来てくれないので変わりの女
こいつが最悪のホテトル嬢 糞女がのらりくらり

やっぱり本命のソープ嬢を指名して待つ
ソープ嬢はサラ金借金持ち女 
恋人になって欲しいから ソープに通い指名し続ける
体は求めない プラトニックラブを格好つけてムリして続け
店外デートにこぎつけ
当然 女子の態度も徐々にヨロシクない方向に変を

プレゼントを色々要求される
お菓子のイットウカンを小さいサイズを買っていくと
「ダメ。買い直し」と命ぜられる
二人の話のやり取りは食い違いつつも我慢
「・・・・・・・・女の子はそういう見きわめは、相手に感じたキャラクターによっていくらでも対応を変えちゃうんだよ」

最終的に借金全部肩代わりしてやると 
藤澤清造 本出版資金から 
90万捻出して 借金80万+当面の生活費10万を工面してやる

待ち合わせホテルでラスト会合 
女にキスをされ服を脱がされ
女の口臭と髪の毛の脂悪臭
マンコの匂いは夏場に貝類が腐ったような
許容範囲をはるかに超えるとてつもない匂い
早々に暴発 

女がシャワーを浴びてる時に 女の免許書見ようかどうか迷い
結局見ないでおく 

女が店に挨拶に行って戻ると出て行き
やっぱりバックレられる スリリングな過程
やけ酒
やけ風俗でさらに 悶々
やけ酒

その話を 古書店のおじさんに打ち明け バカにされ
後輩に打ち明け バカにされ 
焼けになって 二人で行く予定だった旅行費用を
風俗と酒に使いまくり 
へどを吐く







  • 『暗渠の宿』(2006年12月 新潮社、2010年1月 新潮文庫)
    • けがれなき酒のへど(『煉瓦』30号、2004年7月、『文學界』2004年12月号に転載)
    • 暗渠の宿(『新潮』2006年8月号)
 
 

















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