
つゆのあとさき永井荷風
1931年5月に脱稿、「夏の草」という仮題であった。
同年の「中央公論」10月号に「つゆのあとさき」として掲載された。
2019年2月18日
こちらの方が後に届いたのですが
谷崎先生の少年の王国より読みやすそーなので
こちらを先に片付けることにしました
Wikiに内容のほとんどが書かれていて なんじゃーと思う
でも 筋より 言い回しにこそ 醍醐味があります
![]() | つゆのあとさき |
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メーカー情報なし |
君江
主人公、20歳。親の勧める縁談を嫌い、17歳で家出。元芸者の友人・京子を頼り、(小石川諏訪町で)私娼となる。昨年春に池之端のカフェーで女給となり、清岡の勧めでまもなく銀座に移ってきた。
清岡進
君江がカフェーに出て以来の愛人で小説家、36歳。流行作家となり芸者遊びやカフェー遊びばかりしている。内縁の妻(鶴子)はそうした進にあきれ、離縁を考えている。父親は帝国大学で漢文を教えていたが既に隠居している。
松崎
君江が私娼をしていたころからの付き合いで、好色な老人。実は法学博士号を持ち、もと高級官僚だったが疑獄事件のため失職したという人物。矢田君江の客で、自動車輸入商の支配人。
京子
君江の友人。元は牛込(神楽坂)の芸者で、川島という男の妾になるが、川島が横領で逮捕されたため私娼になる。のちに富士見町(九段)の芸者になる。
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