過疎地域の村からの無責任な世捨て人の呟き

限界集落の村でクラシックギターを勉強しながら日頃感じている疑問を発信します。賛否両論あると思いますが議論しましょう。

固定資産税

2015-10-20 07:46:34 | 日記


昨日の記述にコメントを頂きました。存じ上げない方のお名前が有り、ネット検索をやってみましたがはっきり言ってコメントの趣旨が理解できませんでした。出来ましたら無学なブロガーにも分かり易く、更に具体性を持ってこのブログの方向性なり、ブロガーの考え方なりをご指摘いただければ尚有りがたかったと思いました。

主題に移りますが、昨日の某新聞の特集記事の中に、ブロガーの家での相続すべき子供たちに対してどう対応したら良いかという話を1昨年した事の答えになりそうな記述が有りました。子供たちは「要らない」と答えました。

ご存知の通り、我が国は凄まじい速度で過疎化と高齢化が進んでいます。ブロガー個人で言えば預貯金と言われる物も、ましてや投資も出来ていません。いわゆる貧乏な99%の、更に貧乏な一員です。財産と言えば家を含めた若干の土地だけです。それでも年間の固定資産税は馬鹿になりません。
御多分に漏れず、子供たちは非同居でうち一人は嫁いでいます。子供達には全く縁が無い資産です。これを相続すると当然固定資産税が掛かります。

ある都会在住の方にe県の過疎地から固定資産税の請求が来たそうです。それが昭和13年に無くなられた叔父さん名義の土地で、本人のお父様が税を払いつづけていたそうです。その間、相続に関わる人が増え、処分を行政に相談したところ、38名の同意書が無ければ処分できないとのことで、最終的に35人の同意書を持って裁判が行われ、弁護士費用諸々で130万円ほどの費用をかっけて自分名義にし、それからの処分と言う事になったそうです。掛かった費用は固定資産税の100年分だそうです。

過疎と高齢化と日本の農業環境から見て、農地・山林はおろか、経済状況や環境によっては住宅さえ売れません。物件が移動しないのです。ブロガーは近隣の大地主さん達の中で、それこそ一家をあげて貧乏と戦ってきました。其れのご褒美としか思えないのですが、相続すべき土地を持たないで済んだことは今の世の中で良かったと思っています。近隣の方々の家族構成は一人暮らしか、かなりご高齢のご夫婦です。当然考えて手は打ってあると思いますがこの記事に有るような事態に誰が陥るか分かりません。

記事の冒頭に、閉店したパチンコ屋に今も固定資産税が掛かっていると有りますが、天変地異や鳥獣害の為、高齢の方が今まで通りそこで収入を上げて行くことは不可能と言わざるを得ません。つまり営農しようがしまいが税金は掛かってくるということです。

自治体の収入の半分を占める固定資産税の見直しは何処の自治体もやっていません。天変地異による被災が有っても、現況のままで、営農出来る状態に復帰はしません。自治体にお金が無いのです。

市役所に相談したら矢張りブロガーの場合は相続放棄を進められました。つまり未来永劫ブロガー名義の土地家屋で有り続けるそうです。でも最近F軒k市で空き家を狙った恐らく放火だろうと言われている火事が相次いでいます。幾ら名義者は亡くなったといえ、行政は何もしてくれない限り、今後こういう事件は頻発しそうな気がします。

ブロガーの場合は前に”ド”がつく貧乏であるため相続放棄で逃げられそうですが、もし、沢山の財産を地方にお持ちで、現在の生活の中で多くの預貯金をお持ちの方々、多分大勢いらっしゃると思いますが、一度この記事をお読みになった方が良いと思います。何故かと言えば、子々孫々にはこれから起こるであろう経済変動により、耐えられない税としての公的な出費を強いることになりかねません。

でも、所詮は貧乏人の戯言です。ブログタイトルの趣旨とみて頂いて御笑読下さい。



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