趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

初秋の庭木と草花

2008-09-15 | 庭木
    
 
        朝夕秋の気配を感じる冷気が肌に心地よい季節となった。
        庭のあちこちで、秋の訪れを告げる庭木や草花が目に入る。
         1)紫式部  2)白花筑紫萩 3)タマスダレ 4)枸杞
         5)秋海棠  6)シロバナマンジュシャゲ
     

  
   <ムラサキシキブ> 紫式部
   木では珍しい紫の実を結ぶ。
   紫式部にゆかりを求め、ロマンを感じる人もいるが、
   残念なことに「源氏物語」には見られず、紫式部を
   記念した名でもなさそう。江戸時代初期の名は
   実むらさき、玉むらさきや山むらさきなど。
  
            <白花筑紫萩> 西日本に多い萩。
              万葉集に萩の歌は142首、その多くは大和で詠まれたとみられ、
              本種の可能性が高いと指摘する学者もいる。
              マメ科のため、やせた乾燥地にも育つ。
              数日前から蕾がほころび、白い花が開きはじめた。
              9月9日朝撮影。





         上の3点は9月15日の午後撮影。

  
        この夏水をやっても水はけが悪く、水を吸収しないため、
        思い切って鉢を割り、根を捌き、一回り大きい鉢に植え替えた。
        植え替え後、8月24日撮影。

     
   <タマスダレ> 寒さに強く、暖地では葉をつけたままえ越冬する。有毒。

     
      

       
  <クコ>=枸杞 
        夏の終わりに充実した枝の葉腋から淡紫色の小さい花をつける。
        花はあまり美しいものではないが、晩秋には長さ1㌢ぐらいの
        楕円形の実をつけ、赤く熟して美しい。
        しかしこの木が有名なのは、滋養強壮の働きから、薬膳料理に
        欠かせないため、一時ブームとなり、万能薬のように騒がれた。
        (枸杞茶)(枸杞酒)。 ナス科の有刺低木で、繁殖力は旺盛。

  
 


          <秋海棠>
           秋海棠は、その名で秋を感じさせる。
           中国最初の花の事典である「秘伝花鏡」1688年)は
           <秋色中第一となす>と称えている。
           ベゴニアの類で雌雄異花。
           雄花は大きい2枚のがく片と小さい2枚の花弁を持ち、、
           雌花は花弁を欠く。
           戸外で越冬できる唯一の球根性ベゴニア。
           玄関脇の人目につきやすい場所で、直射日光を浴びながら、
           毎年よく育ち、花を付けるが、日焼けして葉の色が悪い。
         
              



    
<シロバナマンジュシャゲ> ヒガンバナとショウキズイセンの雑種。
      上の3点はいずれも9月15日撮影。<ご参考>に掲げた昨年の
      画像と比較して花の数が少ない。この夏前、玄関先で見苦しいため
      黄変した葉を抜き取ったため花付きがよくなかった。
      シロバナマンジュシャゲの右手前に開花の近いアカバナが見える。

      

<ご参考> 昨年9月21日のブログの記事。

   毎年9月という月は、とくに山野草の花の少ない月で、我が家の庭でもめぼしいものがありません。
   今日はお彼岸の中日で、折りよく紅白のヒガンバナが満開で、これを目玉にしました。

   彼岸花は日本中に分布していますが、人里近くの道端、墓地、田の畦などに群生します。
   彼岸花はもともと日本列島に自生していた植物ではなく、古い時代に中国から渡来して
   きたそうです。
   彼岸花は種ができないので、地下の球根が増殖してよく増えます。
   彼岸花は強烈な赤が印象的。
   まれに白い花が栽培されて、シロバナマンジュシャゲと呼ばれますが、
   素性はヒガンバナと近縁のショウキズイセンの雑種です。
   よく見れば、花形は似ていますが、色はすこし黄色味をおび乳白色です。
   
   
   
    画像をクリックすると拡大します。
    乳白色のシロバナマンジュシャゲまたはシロバナヒガンバナ。9月21日撮影。
 
         
         9月21日撮影。

             
             9月21日撮影。
       
    
    乳白色の彼岸花が先に開花し、数日後に赤い花が開花。

           

               
              画像をクリックすると拡大します。
                これは鉢植えの彼岸花です。9月25日撮影。



  彼岸の中日から1週間経ち、最初に開花した乳白色の彼岸花はすっかり枯れて、
  そのあと開花した真紅の花も盛りを過ぎて、この数日前から庭の同じ場所に
  黄色のショウキズイセンが咲きはじめました。
  ヒガンバナそっくりですが、ショウキズイセンとかショウキランと呼ばれている、
  ランでもスイセンでもないヒガンバナのなかまです。 花は画像のとおり大型です。

    
    黄色の花はショウキズイセン。 9月29日撮影。
        
        ショウキズイセン。 9月29日撮影。

  ショウキズイセン。 9月29日撮影。

       画像をクリックすると拡大します。
       ショウキズイセン。花はヒガンバナより大型です。 9月29日撮影。


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