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又しても記事消失!
昨日の日曜日の沖縄二紙の社説が「クラスター爆弾廃絶」に関してだったので、本日は「クラスター弾廃絶の是非」でエントリーしたが、原因不明で消失してしまった。
書き直す元気も同時に消えうせたので論旨を箇条書きで記録しておく。
①クラスター爆弾を知らずに触れた子供たちを例に出して、クラスター爆弾を「悪魔の爆弾」として禁止する条約に日本が合意したことには反対。
②不発弾はクラスター弾に限った事ではない。
③人を殺す武器・兵器に「人道的」なものはない。
④「クラスター弾の是非論」はもっと根源的な「兵器の是非」、「軍隊の是非」、「国防の是非」という議論を避けたガス抜きに過ぎない。
⑤周囲を海岸線に囲まれた日本の近隣には、クラスター弾どころか原爆まで持った中国、北朝鮮、ロシアがあり、何れも「クラスター弾禁止条約」に合意していない。
⑥専守防衛という特殊な国防をせねばならぬ日本だからこそクラスター爆弾は日本の国防に最も有効である。
*
クラスター弾の不発弾に触れて爆発し、足を失った子供たちの動画を見せられると個人的感情としては「悪魔の兵器」など即時廃棄すべきだと思うだろう。
だが、一国の指導者たるものが個人的感情で国防を判断したら国を滅ぼすことにもなりかねない。
国の運営と個人的感情は厳しく峻別すべきである。
何百万という人類の滅亡よりも、自分の小指のけちな痛みのほうが心配なものだ。
byウィリアム・ハズリット
【おまけ】
暴発による被害は何もクラスター弾に限らないと書いたが、沖縄は米軍がばら撒いた「鉄の暴風」のお陰で、今でも不発弾どころか、つい最近まで読谷村には「弾薬庫前」というバス停があったという。
嘘かまことか、当時の恋人達は、・・・♪あなたと私の合言「葉弾薬庫前」で逢いましょう♪・・・だったとも。
さて、不発弾には慣れっこの沖縄県民だが、不発弾があるとの通報を受けた県職員が職務に忠実だったのか、越権行為をしたのか自ら不発弾回収に直行して三発を回収して県庁内の資料室にそのまま一時保管していた。
県庁所在地が人里はなれた山の中にでもあればともかく、実際は東京で言えば銀座通りともいえる国際通り界隈にあり、
近くには那覇市役所や「パレットくもじ」という観光客も大勢集まるショッピングモールも近くにある。
県庁内に回収した不発弾持ち込む/瀬長島沖で3発を発見
2002年2月16日
県庁の漁政課の職員が15日午後、豊見城村瀬長島沖でボーリング調査中、海底から五インチ艦砲弾三発を発見、回収し、そのまま県庁内に持ち込んだ。県では那覇署に引き取りを依頼、那覇署が陸上自衛隊に照会したところ、三発のうち一発が持ち運びできない状況であることが判明した。安全措置を取った上で不発弾は県庁十階に保管されている。16日にも関係者が集まり、処理方法について話し合う。
那覇署によると、三発のうち二発は持ち出せるが、残り一発については信管の状態で持ってはいけない状況だという。自衛隊が土のうを積むなど立ち入り禁止措置を講じるなどの安全措置を施し県庁内で保管している。
で、事の顛末は?
やはり当時の記事でどうぞ。
県庁不発弾持ち込みで県が謝罪 2002年2月20日
県庁職員が県庁内に五インチ艦砲弾を持ち込み、うち一発が未処理となっている件で、県は20日午前、県庁内で会見し、24日に行われる処理作業について説明した。
冒頭、天願貞信農水部長が「二度とこのようなことが起きないよう職員に不発弾処理マニュアルの周知を徹底したい。県民の皆さまに多大なご迷惑をおかけした」と謝罪した。
作業は不発弾が現在保管されている県庁十階の海区漁業調整委員会室で24日午前10時から行われる。避難開始が同9時、交通規制開始が同9時55分から。避難場所は那覇高校。県道42号県庁前通り、県道39号パレットくもじ前などが交通規制される。避難対象は県庁から半径230メートル以内に住む429世帯1200人、760事業所。持ち込んだ職員の処分などについて同部長は「関係法令などに照らして厳正に対処したい」と述べた。
職務怠慢が多い公務員の中で、この職員自ら海底から不発弾回収とは・・・・ちょとやりすぎだと思うが、
この職員にどんな処分が下ったか、その後の職員の様子は報じられていない。
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